かなり遅めの投稿ではございますが、ウマ娘のも並行でやっているので…許してくだちぃ(黒髭)。
あ、そうだ。(唐突)
終盤が少し病み回です。^o^
また抑止の件は多めに見てください、何でもしますから!(何でもするとは言ってない)
ヒノカミ神楽、竈門家が先祖代々嫡男に受け継がれる厄災を祓う神楽で耳飾りと共に次代に継承されている。そしてこのヒノカミ神楽は始まりの呼吸、日の呼吸の型でこの呼吸の痕跡がほぼ無い大正の世で唯一、鬼の祖である無惨に対抗できる方法と言っても過言はない。…けれどもこの対抗手段、担い手がいなければおしまいというなんとも微妙なものなのだ。そこに関しては無惨の選択は間違いではないと言えよう……。炭治郎の存在を見誤ったことや禰豆子を余興で鬼化させたというしくじりのせいで最終的に自分を消滅させてしまうのは頭無惨故のお約束なのであろう…笑。
けれどもこれは俺たちがいない場合のみでしか当てはまらない。それを豪語したのが弥太郎氏たちだ。
「考えればかなりこちらが有利ですよね。特に弥太郎さんと結さんの能力は上弦の鬼と無惨を簡単に殺すことができますよ、多分。」
そう言ってメガネをくいっと上げながら、久々の登場である佐川京一郎こと京ちゃんがドヤ顔をする。
「多分て…。」
「だって僕、非戦闘員ですし。確約なんてできませんよ。殺す武器は作れますけどね。」
「おっかないし身も蓋もないぜ、京ちゃん…。」
それに突っ込む俺と弥太郎氏。
「確かに僕らじゃ決め手にかけますよね。僕の場合は暗殺が主体ですし…。」
「僕はどちらかというと援護射撃がメインなので論外だね。アッくんがこの中じゃ2人に近いかもね。」
「そう思うでしょう?実はアレ、長期戦が難しいんですよね。善逸君や獪岳君の所みたいに死ぬほど鍛える育手の出身なら別なんですけど…。」
「でも彰英、ほかの雷の呼吸のやつより機動力あるけど?」
「それはまぁ…、剃と鍛えた分早く動けるし、全集中の常中もマスターしてるからできるけど…。スピードが落ちてくるんですよ。」
「なるほど……。だから遊撃戦や短期決戦をするのか…。」
「そうなんですよー。ただの雷の呼吸なら大丈夫ですけど…、剃も同時にやってしまうので足に負担が…。」
「だよなぁ…。」
そう言って弥太郎氏は一息つけてこう言った。
「なら明日から俺だけで炭治郎のいるところへ向かおう。時透兄弟は後の3人、そして獪岳引き入れは結さんでいきましょう。」
「待ってください、僕も炭治郎君の所の方に行きます。」
「俺…1人?」
組み合わせでボッチになってしまった…、解せぬ。
「この中で結さんが一番強いじゃないですか…。それに説得ならあなたの方が一番適任かと…。」
「いや、弥太郎氏も強いじゃん。まぁ、やるけどさぁ(´・_・`)。」
「結さん、直死の魔眼って実はデメリットが大きいのご存知ですか?」
「……へ?」
実のところ、直死の魔眼のデメリットすら知らないのだ。…正直考えてもナルトの写輪眼のように体に負担が掛かるくらいしか思い当たらないし、その負担すら感じないので不思議に思っていたのだ。!
「その目を使うとかなり脳に負担がかかったりするのにその様子だと…。」
「マジで?脳に負担かかるの?」
「まぁ、そうですね。他にもこの社会がいかに脆弱であるかを絶望して目をくり抜こうとするという事例もありますよ。」
春君も畳み掛けるようにこう言った。
「…。」
「恐らく、転生する時のギフトみたいなものでしょう。直死の魔眼単体だと機能しない、だから丈夫で状態異常に強い体を転生元から送られたと考えても不思議ではありませんね。」
「て、転生元?」
京ちゃんの言う転生元という言葉に違和感を覚える。
「おや?会ったことないですか?この世界に来る前に僕や春君、他の3人も自称神様に会ってるんですよ。」
「…は?」
「言いたいことは分かりますよ。…恐らく結さんは会わないで転生したみたいですね。」
「…まじかよ…。」
「それに僕らが生前以上に得意分野の知識や能力が上がっているんです。音楽、特に邦楽に至っては知らない曲はないと言っても過言ではないです。」
「……そういえば…ギターも急激にひきやすかったり、三味線も…。」
「それに結さんの作った料理、抗精神安定や思い出付与と言ったものも入ってますよ?」
「嘘でしょ?」
「全て事実です。僕も生前よく食べていた料理を結さんが作ってくれると…生前や今世の子供時代を思い出すんです。」
「それ、わかるよ!僕もこれで涙腺崩壊しちゃったなぁ^o^」
「ここの料理を食べて泣く人がいるのはご存知のことかと思いますが、それがアレです。」
「…知らず知らずのうちにそんな能力を…。神様だって殺せるとか言ってるけど…感謝だな。」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
↓
↓
〜一方、●●●●〜
くしゅん!!
…風邪かな?
「噂じゃないそこは?」
式ちゃん、…そうかもね。
「さ、対策を練りましょう?あの子達がハッピーエンドを迎えられるようにね。」
そうだね!よーし!やったるで〜!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「とりあえず俺達はすぐに竈門家の保護に向かいます。…手遅れになる前に行きましょう。」
「それもそうですね。それではまた1ヶ月後に会いましょう!」
そう言って2人は炭治郎達が住む雲取山の方へと向かって行った。…俺たちも準備を終わらせ、扉に鍵を閉めて、張り紙をする。
「よし、これでOKっと。…んじゃ行きますか。」
一息つけて、俺の担当である獪岳や善逸のいる雷の呼吸一門の元へと向かうのであった。
_____________________
〜東京府旧西多摩郡雲取山、弥太郎視点〜
サクサクと少し硬めの雪化粧の地面を歩く。少し水分を含み、凍った雪の音に郷愁を感じさせながら目的地へと向かう。
「…久々だな、この雪の感覚。東京はあんまり降らんし。やはり大正時代、100年前だと気候も違うみたいだな。」
「ですね。…故郷を思い出します。」
「今度またみんなで里帰りしよう。ちょうど酒造拠点も建設が終わったらしいし、見学や流通網の確認もあるし。」
「いいですね!…この任務、失敗できませんね。」
「失敗はしないさ、…いざというときの奥の手はある。」
「…奥の手?」
「来るべき時に話そう。…それに磯野くん、俺に何があっても彼らを守れ。それが君が優先すべき任務だ。」
「…わかりました。」
冷たい風と曇天の空が今回の任務の不安と難易度の高さを物語るのであった。
さて、今回の任務について説明しよう。俺たち食堂紬のメンバーは3つの作戦に分かれて、保護及び引き抜きをする。その中で俺たちは竈門家の保護と鬼舞辻無惨の撃退のため、竈門家に接触を行うのが今回の任務内容である。童磨の時にも触れているが、死亡イベントがかなり前倒しで起きていることが今回の任務が組まれた要因である。おそらく、俺が抑止力に目をつけられているからだろう。歴史の修正、変わってしまった事象を直すための力が働いているのが容易に想像できる。ならば流れに逆らうのも悪くないだろう。
先ほども述べたが竈門家は無惨にとってトラウマである日の呼吸を神楽として継承している一族。その種を断絶させれば己の外敵はいなくなるという算段を立てたのではないかと考えている。
そのため今回の目的は
ということだ。
それが可能なのが俺なのである。結さんは切り札でリーサルウェポン、あくまでもトドメを刺すのは結さん。それに…このイベントも避けて通れない。…無惨を殺してしまえば抑止の剪定対象世界として処理をされる。…夢の中で双子の幼女姿のガイアとアラヤにびっくりしたがキチンと釘を刺されたので姿に関しては何も考えてなかった。
加えて無惨を殺すに当たり、約1100年分の恐怖を植え付けなければ気が治らない。そう提言したらお館様は
「もちろん、いいよ。(菩薩のような笑み)」( ^∀^)
とGoサインをいただいた。それに…もう一つの能力を使う良い機会だ。
「…顔怖いですよ?」
「すまない。…じゃあ行こうか。」
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無事目的地である竈門家に到着すると中から炭治郎が出てくる。ちょうど炭焼きをしようとしているところなのか、まだ小屋からは煙が上がっていない。
「あれ?お客さん…ですか?」
少し顔を顰めながらこちらに声をかける。
「どうして疑問に思うんだい?」
「えっと…信じてもらえないでしょうが、匂いで…。その後ろに背負っているの、武器…ですよね?…ほんのり血の匂いがします。…それも腐った油を煮詰めたような…。」
「…なるほど。通りで警戒する訳だ。…今度はこちらからだ。信じてもらえんだろうが俺たちは鬼狩り、で君たちを保護しに来た。」
「嘘…ではないようですね。」
「……そう言ってもらえると助かるよ、竈門炭治郎君。」
「!!」
「すまないが君らの素性は調べさせてもらった。」
もちろん嘘である。恐らく匂いで感づいたのか直ぐに嘘だと遮られる。警戒しているからか語気も荒げている。
「…嘘だ!どうして俺の名前と家族を知っている!まるで俺たちをすでに知っているような態度を取れるんだ!」
「…今は答えられない。それは…君が思っているよりも根深くて……この件が解決するまでは誰にも話せないんだ。」
何かを察したのか先ほどよりも警戒を薄め、若干だが態度を軟化させる。
「見ず知らずの人間が君や家族のことを知っているといえば誰だって警戒するのは当たり前だ。真っ当な反応だよ。」
「…そう、ですか…。どうぞ中へ、貴方達は危険な人ではないと思います。」
「そう言ってもらえるのは幸いだ。…俺は湯沢弥太郎、こっちは磯野春だ。よろしくな、炭治郎君。」
「磯野です、よろしくお願いします。」
↓
↓
中に通してもらい、母親である竈門葵枝が白湯を出す。すでに炭十郎は死んでいるようで、家の中には居ないようだ。
「申し訳ございません、今うちには茶葉がないもので…。」
「とんでもない。お気持ちだけでもありがたいです。それとこれを、私たちの会社で作っている食品です、お口に合えばよろしいのですが…。」
「ありがとうございます。…まさか鬼狩り様が実在するとは思ってもみませんでした。」
「そう思うのも無理はない…。現に我々鬼殺隊は秘匿組織、裏の稼業と言っても過言ではありません。」
「…その仮面もですか?」
俺の仮面について触れる。…本当に嫌な性だ。
「いえ、ただ単に私だけです。実を言うと私、女性と話すのが苦手なのでこのお面はいわば命綱なのです。…特にあなたのような美人の方とだと尚更…。」
「そんな…美人なんて…。」
めちゃ照れてる…、そんな顔しないでよ。照れて仕事できないジョノィコォ。(泣)
「で、では本題を。単刀直入に言います。竈門さん、私たちはあなたたちを保護しにまいりました。とある人物にあなたたち家族が狙われる事態が発生したため私たちがきました。生活の保証はこちらで守ります。今は一刻も早く避難を…。」
「…できません。ここは亡き主人が残した場所、子供たちは避難させても私は残ります。…炭治郎や下の子たちにも帰る場所が必要です。」
「…責任をもって貴方達家族の居場所を守ります。……今ここで貴方達を見捨てられません。」
「…母さん。この人たちは嘘を言っていないよ。それに…この話…本当みたい。」
「…炭治郎…。」
「…この場所も、あなた方の生活も…幸福も未来も全てを俺たちは守る所存です。……信頼しろとは言いません、ですがー。」
俺たち様子に炭治郎ママンは決心したようだ。
「湯沢さん……わかりました。……ですが時間をください。支度をいたしますので…。」
「!!ありがとうございます!……鬼殺隊及び竹取産業はあなたたち竈門家をお守りします!それとご準備が終わりそうであればお申し付け下さい。車もこちらで手配いたします故。」
彼らとの話し合いも終わり、準備が終わるまで俺たち2人は竈門家でお世話になることになった。
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準備には約3日ほどかかったがその間は俺たち2人も家事や家の修理、子守をしながら竈門家の面々と親交を深めていた。
「なぁなぁ、鬼の兄ちゃん。」
「鬼じゃないんだけどな。なんだい竹雄くん。」
「俺たちの行く町ってどんなとこなんだ?麓のところより大きいの?」
「そうだなぁ…、多分大きいよ。それにいろんな店もあるし色んな国の人もいるぞ。」
「すげぇ!なぁなぁどんな国の人がー。」
「ちょっと竹雄!湯沢さんが困ってるじゃない!」
「大丈夫だよ、禰豆子さん。…そうだなぁ、アメリカ人や中国人、ロシア人にイギリス人と海から超えてきた人も多いぞ!」
「すっげぇ!」
「…でも外国人って…。」
「あぁ、大丈夫だよ。警察も常駐しているし、各国の自警団もいるから不届きものはいないし、日本語話せる人も多いから安心して暮らせるよ。」
「そう、なんですね。少し安心しました!」
禰豆子も安心したように胸を撫で下ろし、これからの生活に期待を込めた顔をしていた。
「磯野さん…、ありがとうございます。色々と手伝っていただいたり…その…学校や職場の件も…。」
俺たちは炭治郎たちの学校や母親の職場の斡旋、居住環境についての説明を行った。それに感謝してだろうか、かなり俺たちを信用しているよだ。
「いえいえ、むしろ働かせるようなことになったのは申し訳ない。働くのは僕らだけで充分なのに…。」
「いえいえこちらも。」
「そんなそんなこちらが。」
会話がループしているのでとりあえずここでの話を終わらせ、持ってきた食糧で夕食を作った。
「わぁ!!ねぇこれなぁーに?!」
炭治郎の妹の花が俺の作った料理を指差す。
「これは清国の鳥雑炊だ。米も節約できて美味しいし、鳥と生姜、卵が入っているから栄養満点だ。そしてこっちが大根に干し椎茸、里芋とコンニャクの煮物だ。それにこっちは水と割って飲む甘い梅の飲み物だ。」
もちろん食材の全ては竹取産業製、食品問屋で大人気の品々だ。この光景には炭治郎も涎を流す。
「…うまそう……。」
「いっぱい食えよ、炭治郎も。お前も成長期の男なんだ、食わなきゃでかくはなれんぞ!」
「…では遠慮なく…、いただきます。」
「「いただきます!」」
皆が一口ご飯を食べ、目を見開き、口々に美味しいと喜ぶ。俺は笑顔を見せ、結さんの料理の方がうまいと説明する。
「これよりも美味しいものを出す人がいるのですね!」
「そうだ。うますぎて昇天するほどだ。」
「そんなにですか!?」
禰豆子は目を輝かせ、炭治郎もごくりと喉を鳴らす。
…そんな平和な……夜になるはずだった。
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「!!来た!磯野くん、彼らを寝室に!」
ドス黒く、熟成された悪の気配を感じる。…ちょっと漬物みたいな表現なのはお約束である……鬼滅の料理人的に(メタ)。
「ラジャー!皆さんとにかくこの奥に!」
「は、はい!!」
皆が奥の寝室に避難し、扉を閉めて鬼の面を被り準備を済ませる。…さて、やりますか…。鬼にトラウマを与える鬼のお仕事。いざ出勤、ワルイゴハイネガァ( ꐦ ・᷅ὢ・᷄ )。
3回ほどノックがされた後、外にいる人物がこちらに声をかける。
「夜分遅くに申し訳ない。道に迷ってしまったので中に入れて欲しいのですが?」
「はいはーい。」
声が関俊彦なので無惨、はっきりわかんだね。声に返事を返し扉を開けると…いたよ。正直ここまで間抜けだとは思わない。…ここで俺が待ち伏せしているとは思ってなかったのかと少し頭を抱えそうになる。…まぁ、そりゃ千年も生き続けりゃ綻びも出るな…多分。w
「…こんばんは。」
「こんばんは、旅のお方。そんな青い顔してさぞ寒かったでしょー。」
「私の顔がそんなに病的か?」
引っかかった…。まさかこんなのにキレるなんて……、人骨も食ってるのにカルシウム足りないのか…。
「そんなまさか。寒いと誰でもそうなりますよ。それが、人間ですから。」
後ろを向き、隙を作るふりをすると擬似餌にかかった魚のように喰らい付こうとする。が…、
「バーカ。」
この拳は衝撃を生み、荒波に揉まれた古酒のように柔らかく、そして…海を司る烈火の竜神が如く苛烈な一撃を無惨に直撃。そのまま吹っ飛んでゆく様は爽快そのものである。
「あっ、がっ!?」
「ふぅ、スッキリするぜ。さぁ、お仕置きの時間だ覚悟しな?俺は…俗に言う酒呑童子…。」
「貴様ぁ、なぜ私に攻撃を当てられる!!」
「さぁ?天は俺に化け物退治の力を与えたらしいな。もっともその俺が化け物たちに化け物って言われるぐらいだ、皮肉もおまけでつけたようだな。」
触手で更に攻撃を仕掛けるが、刀で受け流し斬りつける。
懲りずに無数の触手を仕掛けるので沖縄で陽気で宴で剣の舞を踊る様に全て切り落とし、更に煽る。
「おや?完璧な存在ではなかったのか?その程度だとは思わなかったぞ、鬼の王よ。おー、怖い怖い。w」
「殺す!」
逆上し、こちらに無数の化物を這わせて攻撃する。
「見せてやるよ。…恐怖を、俺の…借り物の力を…。」
少し距離をとりながら、詠唱を始める。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
体は創造でできている。
血潮は夢で心は思い
幾多の創造を超え、作成
ただ一度の破棄もなく、ただ一度の完成もなし
担い手はここに孤り
筆をとり、音を紡ぎ、零から壱を作り出す
我が魂を等価に満たして混ざり
新たなる良きものを生み出す
ならば、我が生涯に後悔はあらず
そう、この体は無限の創造でできていた。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
無限の創造、これは抑止たちから勝手に授けられた能力。無限の剣製の上位互換のもので想像し、創造したものを作り出し、顕現させる力。物だけでなく身体能力や異能を使うことができ、写輪眼や魔眼のようなものも出現できる。固有結界能力もあり、風景は一面の水面に真っ青な空か満点の星空。
一見チート能力だが、この能力には使用条件がある。回数制限と展開できる時間帯だ。今世では例外を除いて生きている間で3回までの使用制限、使用できる時間帯は日の入りから日の出までの夜の間のみとなっている。ただし、精神世界内や夢の中での使用は例外で使用制限が解除される。
記念すべき初能力解放、さて何にしようか?
「…私をここまでコケにするとは…、下等な人間風情が!」
斬撃が放たれたのでここで一度能力を使う。
「やっぱりこれ使いたいよね!
かの光の御子の即死の槍を防いだ盾だ!正義の味方、この力を借りるぞ!」
全ての斬撃を防ぎ切り、思い描いた武器を出現させて攻撃する。簡単にいなされているので弾幕で一度リンチにしますか^o^。
「金ピカ王、やり方を真似させてもらうぞ!全ては人の描いた想像と創り出す創造が作り上げた物。ならばそこには人種も身分も関係ない!
さぁ鬼の王よ!たんと人の創造の真髄を食らいやがれ!(物理)」
ボロボロになった無惨の血液の回収は怠らない。アナザーゲートオブバビロンから血の回収と保管を行う。その間にナルトの木遁分身を生み出し、回収した容器をカバンに詰め込み、珠世さんのところへと駆け出した。もちろん追いかけようとするので無惨だけしか聞かない無限ループの呪いをかけて足止めをする。
「……湯沢…さん?」
そんな時だった…、この抑止たちはハッピーエンドを望まなかったのだと思えたことが起きたのだ。
なんと炭治郎と禰豆子が外の様子を見に家から出てきたのだ。中から磯野くんが出てこないってことは恐らく頭突きされたのだと想像する。
「!?しまった!」
「!がぁぁ!!」
それを逃さない無惨は禰豆子を自分の触手で貫いたのだ。恐らく無惨の血液も大量に入っているため鬼化は不可避である。
「禰豆子!!」
「炭治郎!!すぐ離れろ!俺が助ける!!!」
炭治郎が駆け寄り、禰豆子を抱き上げようとするのを阻止して、直ぐに木遁分身を出して治療を行う。鬼化による細胞の変異のためか傷口はすぐに塞がるが同時に鬼化による瞳孔の変化や飢餓状態による攻撃をする。
「くそっ!どうにかして理性を戻させないと…分身の俺じゃ本体みたいに力を使えない…。炭治郎!」
「は、はい!」
「今すぐ家の中の俺の鞄に入っている竹筒で猿轡を作れ!紐も入っているからすぐ作れる!早くしろ!」
「はいっ!!」
炭治郎すぐに家の中に入り、猿轡の作成を行う。その間にも禰豆子は体を変容させ、大人の姿へと変える。
「くそっ!」
すぐに離れたが間を詰められ攻撃される。どうにか攻撃を受け流すがオリジナルよりも強さは劣化しているようで、受け流すのも精一杯だ。次第に攻撃技も洗練されていっているようで的確に体を掠め始める。
「おい俺!早く無惨をどうにかしろ!俺じゃ役不足だ!!」
「わかっている!!……少し早いが月読と五行封印を掛ける!それまで禰豆子を押さえ込め!」
「了解!禰豆子!お前は人だ!絶対に、絶対に人なんかを食うな!!」
「そうだ禰豆子!」
炭治郎も来て、禰豆子を抑える。
「やめろ禰豆子!お前は…お前は化け物なんかじゃない!」
暴れる禰豆子を抱きしめて涙を流しながら話しかける。
「禰豆子、ごめんな!!お前に我慢ばかりさせて…。俺は!お前にー。」
「落ち着け、禰豆子。」
「!!」
分身の俺に写輪眼を投影させ、幻術をかける。先中でもチート級とされるうちはシスイの瞳術である「別天神(ことあまつかみ)」で幻術をかける。
「お前は禰豆子、人間だ。人は食わず守る物。鬼は殺し、人を守れ。…思い出せ、君の名を…君の守るものを。」
「ぐぅぅぅ!………まも…る…もの…。」
先ほどまでの獣のような唸り声ではなく、言葉を放つ。次第に悲しげな顔になり、目にいっぱいの涙を浮かべる。
「いっぱい…いっぱいあるよぉぉ!!」
「そうだ、君にはいっぱい守るものがある。…抗え、鬼の本能に負けるな。争え、君は鬼ではない…人だ。さぁ…目を覚ませ!禰豆子!」
炭治郎の迫る触手に反応し、炭治郎を守るように触手を殴りつける。
「!!お兄ちゃんに手を出すなぁ!!!」
触手の先っぽから炎が噴き出し、無惨の体に燃え上がる。火だるまになった無惨は言わずもがな、熱く燃え上がる焔に苦しみの叫びを上げる。
「禰豆子、吹っ飛ばせ!俺に任せろ!」
「!うん!!」
もう一度振りかぶり、拳を振り下ろすと轟音と共に無惨の体は吹き飛ぶ。ならばそこに薪木を焚べてやろう。
「木遁挿し木!」
幾重もの木の杭がめり込み、そこから木の根が広がり、体を食い散らかす。血を飲み、凶悪な姿になる枝は更に無惨の体を喰らう。
「月読・無間地獄」
貫いた木から内部を食い尽くす犠牲者たちの姿の餓鬼が出てくる幻と食い尽くされる体感時間を激遅にする。叫びながら体の制御が効かなくなる。…焼きが回りましたね、無惨さん。w
ついでに5年ほどはまともに話すことができないので引きこもりになるのは間違いない。…具体的に言うと赤ちゃん言葉になり、配下は全て無惨でちゅね遊びをすることになる……、ザマァ( ˊ̱˂˃ˋ̱ )まぁ他にも色々と仕掛けているけどねw。
「さぁさぁ最後だ!お前は今から5年はパワハラも活動も自尊心崩壊の呪いをかけてやる!」
最後は意外にチート級な封印術。かの蛇でオネェ口調なくじらボイスのあの人が主人公にかけた封印…、印を結び、更にアレンジを効かせ掛ける。そう、名付けるなら、
指の腹を押し当てると衝撃と共に火が消え、そのまま地面に倒れる。
「全く、こいつは…仕上げはお母さんをしないと去らんのかい。」
某犯罪都市の死神な小学生名探偵が持つ、蝶ネクタイ型変声機とVRゴーグルを出し、無惨の血を吸わす。これで無惨なりきりセットを作成。…すごいよね、これだけで一時的ではあるけど無惨の指揮系統の乗っ取りができるのだ。やばいよやばいよ、これ想像だけで造れるのは本当にやばいよ(語彙力低下)。
「おっおっ、すごい!ちゃんと無限城や他の鬼たちの様子がわかるぜっ!…さて、磯野君みてたよね?」
「痛てて……、大丈夫です。…先ほどは申し訳ございません。」
「何、問題ない。…物事はそううまくいかないものだが挽回するチャンスもある。…頼むぞ、君の演技力が頼りだ。」
これから言う原稿を渡すと、噴き出し、俺に目を細めてちょっとした小言を言う。
「全く…、笑わせてくれますよ。ここまでやると無惨の評価駄々下がりですね。」
そう言って息を整え、原稿を読み上げた。
「こうべを垂れ跪け、拝聴せよ。今宵、日の呼吸の剣士の系譜を根絶やしにした。実に喜ばしいことだ。………
だってぼくちん、こわかったんだもん!あのひのけんちがねー!ぼくちんのことおいつめたの!あのたまよままもね!ぼくちんをなぐさめてくれなかったの!いちゅもおっぱいちゅっちゅっさせてくれなかったの!だからみんなにたまよままをころちぇっていったの!……だからぁ、こくしぼぉ。ままになっておっぱいちゅっちゅしゃしぇて!あかざもぉ、ぱいぱいのませてぇ!あとなきめぇ、ぼくちんをむかえにきちぇー!おっぱいもちゅっちゅしゃしぇて!
……以上だ。おっぱいチュッチュ、必ず果たせ。青い彼岸花よりも最優先させよ。…早く私を連れて行かないか!早くチュッチュしたいの!」
VRと変声機を無惨に投げ捨てると琵琶の音と共に無惨ごと居なくなる。
「…あのぉ…。」
ドン引きした炭治郎が俺たちに近づく。
「なぁ、炭治郎。もしお前の成り代わりがあんな発言したら、炭治郎の評判はどうなる?」
「……考えたくないですが……、地に落ちます。」
「そうだ。俺たちはそれをあいつにしたんだ。…考えただけでも気持ち悪い…オエッ。」
「…ゲホッ…オエッ…ぼくを労ってくださいよぉ…。」
「すまんすまん。…流石は役者だ。」
「…磯野さん…役者さんだったんですね!」
「あ、うん。…一応ですけど…、あんなのはもう2度と演じたくないですよ。」
「だからごめんて。」
そうこうしているともう時期夜明けになりそうになったので無惨の呪い(従属の呪い)を解くために
「禰豆子、炭治郎。今からやることは信じられないかもしれないが止めないでくれ。…必ず君たちの命は保証する…だから…この刃に刺されてくれ、禰豆子。」
「!!湯沢さんっ!何を!!」
「…なるほど、…ルールブレイカーですか…。…まさか湯沢さんの力って…。」
「磯野君…これについては後で答える。…時間がない…答えを聞きたい。」
答えは…彼女の中に既にあったみたいだ。
「…お兄ちゃん……私は…大丈夫だよ。」
「禰豆子……。」
「わかっているでしょ?…湯沢さんが嘘ついてないこと。それに…湯沢さん、悲しい顔してるでしょ?…その刀……死なない細工になっているんですね?」
「無論だ。…君はしばらくは鬼のままだが、鬼としての本能や習性、呪いを無くすためにこの刃で君を刺す。…この刃は体を傷つけるためにあるのではなく自分の不利益な厄災のみを断ち切るもの。…要は縁切りの剣だ。…いいんだな?」
「…はいっ。」
「やっぱり…君の覚悟と心は炭治郎ゆずりだな……。全ては悪い夢、君に良き明日と未来へと。…
眩い紫色の光が辺りを包み込んだ。
…結論から言おう。禰豆子の鬼舞辻の呪いの解呪と太陽克服に成功した。…ただ……副作用というものが出てしまったのだ。
「にいちゃっ!お母ちゃん!」
「禰豆子、随分と昔の姿になったな…。」
「…禰豆子…。」
2人して抱きしめながら小さくなった我が子と妹を憂うのであった。…そう副作用というのが戦闘時以外は幼い子供の精神性になるというものだ。鬼能力である体の伸縮はできるようだが本人の精神性に釣られてか、幼い頃の推定4歳児の精神性と容姿になっている。すぐさまスライディング土下座をかまして、謝罪をする。
「も、…申し訳ございませんでしたぁぁぁ!!」
…やっぱり竈門家は優しいなぁ…、すぐに許してくれた。
「そんな!謝らないでください!」
「そうです!炭治郎から聞きました!…あなたがいなければ……私たちは死んでたはずです。……禰豆子も生きてますし…なんとお礼をしたら良いか…。」
ふわりと俺を抱きしめる炭治郎母に内心心臓をバクバクしながらもどうにか対応をする。そうこうしていると禰豆子が俺の裾を引っ張り、鬼のお面を外す。
「ゆ、ゆ、ゆざぁさん!」
「なんだい禰豆子。…それにその呼び方はやっちゃんでいい。」
「あいっ!」
「いいお返事だ。」
じっと桃色に変色した目でこちらを見つめ、先程とは比べ物にならないくらい咲き誇るような笑顔を見せてギュッと俺を抱きしめた。
「やっちゃん、あいがとお!」
……この笑顔で俺は救われた気持ちになった。…じんわりと心が温かくなり、…込み上げそうになる。
「……生きててくれて…ありがとうな…。」
この気持ちに耐えることは…出来なかった。…涙を流しながら…ただ…生き残った彼らに感謝と…、…謝罪しか出来なかった。
_____________________
〜〜それから2日後、産屋敷邸with珠世さん〜
「以上が今回の任務の報告とさせていただきます。」
今回の任務はかなり特殊な事例のため珠世さんたちも同行しての報告会となった。…予想通り、無惨にしたことについて突っ込まれた。
「うん、ちょっと待って。…竈門家のことについてはまず最悪の事態が防げたのは良いとして…問題はー。」
「…や、弥太郎さん…!…その…無惨の性癖改変…あ、だめ…お腹がっ!」
笑いを堪えようと珠世さんがうずくまる。恨みが大きいからか耐えることができなかったみたいだ。
「た、確かに私もこの報告を読んだ直後は腹筋が痛くなるほど笑ったよ。……無残の件、私と珠世さんにとっては胸の空く思いになったよ。…ただ…今日、君たちにとって都合の悪いことを聞くよ。…君たちは何者なんだい?」
「…なるほど。俺たちが鬼の手先であると言いたいのですか?」
「いや、そのことについては信用しているし、君たちには感謝しても仕切れない恩がある。…今回の報告の珠世さんの同行、実を言えば珠世さんからの提案なんだ。…木でできた君の分身体について、…そして禰豆子の呪いの浄化。…不明な点が多いのも事実だし、なによりも君の素手で鬼を倒す能力…色々と聞きたいことがたくさんあるんだ。…話してはくれないかい?」
「……みんなや俺たちの過去については皆の同意がなければ話せません。…ですが俺のことについてはお話ししましょう。俺は……人間ではありますが鬼たちみたいに異能を使えます。無惨を追い詰めた技や珠世さんに無惨の血を送った木の分身体、更にこの技もその一端です。」
武装色で硬化した腕を見せると、2人とも目を丸くさせてこちらを見つめる。時間も惜しいので更に説明を続ける。
「ただ俺の能力は鬼、無惨由来のものでなく……この世界を構成する者…地球の意志と自称する者達に強制的に与えられた物です。先ほどの黒色に硬化する技は自前で鍛えましたが、本来であれば人間が覚醒すらできない代物です。」
「その地球の意志という存在とはなんなんですか?…弥太郎さんに求めるもの。」
「…まず地球の意志には大きく分けて2つの存在がいます。1つは人類を守る意志、もう1つは地球という星を守る意志となっています。…この2つの存在は人類や星の危機や存在してはならない未来を剪定するストッパー、抑止力のようなものです。」
「抑止力…あまり聞かない言葉だが…。」
「車輪の留め木で考えてもらえればわかりやすいでしょう。…車輪という危機を留木で食い止める。更に進んでしまった分を戻すという役割持っています。…その役割を代行して行うのが俺のように彼らに力を与えられた人間なのです。そして死後は彼らの元で存在を許されない世界を修正する仕事を強制的に従事させられます。…いわば…高利貸しに勝手に借金を作らされて、挙句の果てには死んでも奴隷として働き続けるようなものですよ。それが俺です。」
「……なぜ、黙っていたんだ。」
普段のお館様からは出ない低い声で俺に問い詰める。
「…あなたは確かにすごいお方だ。若くして莫大な富と地位、更には鬼殺隊当主としても史上稀に見る才覚の持ち主だ。…けれどもこれは俺自身の問題であり、あなたにはどうにもできない。それに俺は抗うつもりですよ。」
「……本当に私には君を…。」
「えぇ。…ただ、もし俺が死ぬときは…忘れないでほしいのです。」
「…どういうことですか!?」
「……恐らくですが、俺は…鬼舞辻を抹殺したあとは…生きていないと思います。」
「…なぜ、そう思うんだい?」
「………勘と…俺の能力の特性です。…鬼舞辻を追い詰めた異能は俺が生きている間で3回使うことができます。…この3回目を使う戦いがこの先あると思うんです。…つまり…3回目を使うときは…自分の命をかけることになるんです。」
「ふざけるな!!!」
「!!!」
お館様は声を荒げ、俺に詰め寄りながら掴みかかる。
「なぜそんなに命を無駄にするんだ!私はー。」
「あなたたちが死んでほしくないからです。」
「!」
「……もう何もかも…俺のことは手遅れなんです。せめて俺の周りの人が幸せであればいいと思うんです。…お館様、他人の俺よりもご子息や娘さん、奥様に沢山の愛情と時間をお過ごし下さい。」
「もちろんそれはわかる!ただ弥太郎、君の幸せはー。」
「……あと約5年。これが俺に残された時間…、これは変わりません。…そんな幸せ…掴めるには時間は足りないし、掴むまでに時間がかかりすぎる。……それに……俺の死が他の皆を救えるならー。」
そう言うと…、……珠世さんが押し倒して馬乗りになり頬を叩きつける。
「馬鹿を言わないで!あなたは人間で、今を生きる人なのよ!あなたの言葉はあなたを産んだ人や救った人、支える人を侮辱しているのよ!」
彼女は…今はいないが子を持つ母であった。……だからなのか…すごく…痛い、…頬も…心も……。
「ふざけないで!なんであの子は…私なんかに殺されて………それなのにあなたは!命を!」
けれども……、
「ふざけるなだと…?こっちのセリフだ!なんのために俺はここにいるんだと思ってんだよ!!俺は、大切なものも全て失ってんだよ!!!それにこの世界に生まれたのはお前たちが幸せな結末をー!」
俺は……この世界に転生した時の願いはただ一つしかない。
「お前らの命を無駄にすることなんて出来ねんだよ!俺1人が耐えればいいんだよ!不必要と言われ、クソみたいな前世で誰にも必要とされず、報われず、望みすらも打ち砕かれた俺の気持ちがお前らに分かるわけないだろうが!!」
…珠世さんを振り解き、今の心の内を吐き出す。…頭の中はゴチャゴチャで…とにかくこの気持ちを吐き出したかった。
「俺なんかに何心砕いてんだよ!もう手遅れの俺なんかに!来世でもこんなふざけた道化師のような役目も嫌なんだよ!でもやるしかないんだよ!お前らが悲惨な未来や無駄死にするような結末を見たくない!……あいつらも……ただ幸せな未来を見たいだけ-。」
「なら…尚更です。」
そう言って……珠世さんは俺を抱きしめた。…頭を撫で、……涙を流していた。
「……愈史郎殿には…どう説明をー。」
「…今はただ…こうしていて下さい。……もし私の息子が………こんな運命に翻弄されるなら…尚更。」
「…あんたは他人だ。…放っておいてー。」
「放って置けるわけないじゃないですか!…あなたのお母さんのことを思うと…いてもたってもいられません。」
……少しだけ……前世の子供の頃を思い出した。…あの頃はこうして…抱きしめてもらったことを…。…心が満たされる感覚も…。
でも…それがかえって苦しくなった。剃で彼女から離れる。
「………、お騒がせしました。…………お休みをいただいてもよろしいでしょうか?…必ず任務には出ます。」
「……私もすまなかった。……ただ、私たちは弥太郎も…生きて幸せになってほしいことはわかって欲しい…。」
「約束はできませんが……、ありがとうございます。挨拶の方は省略させていただきます。……珠世さん、お館様、失礼いたします。」
今はただ…逃げたかった。……この優しさが…すごく…苦しかった。
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「……産屋敷さん、この度はお騒がせしてしまい申し訳ございません。」
「いいえ、私たちもお見苦しいものを見せてしまい申し訳ない。……しかし、弥太郎……彼はあそこまで…。」
「……弥太郎さんは私たちとあなた方を繋いだ恩人であり…私たちを人と言ってくれた人間です。……あんなに悲しい顔は…心が痛みます。」
「……彼は結月たち同様に…私の恩人なんだ。…息子たちと遊んでくれた時や家具を作ってくれた時も……私たちの望みのために…身を粉にしてくれているのも。………前世…か。」
「そう言っていましたね。…もしかしたら何かあるのかも知れません。弥太郎さん含めた6人のことも…。」
「えぇ。……それにしても…地球の意志…か。」
「…人を……なんとも思っていないんでしょうね…。……心を粉々にされても立っている彼を見ると…やっぱり息子を重ねてしまうんです」
「…分かりますよ。………成長した息子たちと彼らを重ね合わせてしまう。…私の一族が犯した罪深さを……。私は……あなたに謝らなくてはー。」
「やめて下さい!…あなたが悪いわけではないのです。あなたも被害者で悪いのは全てあいつです。…共に戦いましょう。いつの日かくる平穏な未来を勝ち取るために。」
「…もちろんです、珠世さん。」
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空を眺めて紫煙を浮かばせる。夕焼けの温かな色は母と父の温もりを連想させる。……泣きたいときは上を向き、涙をこぼれないようにする。……昭和のすき焼きソング、坂本九の曲の歌詞のようにしてみるがやはりダメだった。とめどなく出てくる涙は抑えきれず、静かに首筋へと流れてゆく。
「…煙が…目に沁みる。」
誰もいないのに必要もない強がりを口にする。…タバコの煙さの苦みと渋みは今の心のように…、煙がその場で残り佇むように…空へとゆっくりと舞い上がってゆくのであった。
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〜???、抑止〜
〜???〜
観測者が描く未来は未だ遠い。…ただ、時は進む。進んだ先の未来は…意外にも早く到達するのは世の常である。
〜獲得トロフィー&フラグ〜
・食堂紬が征くフラグクラッシャー
・故郷の幻影〜雪の音色の懐かしさ
・竈門家邂逅〜仲良くなろうよホトトギス
・引っ越し先はウーブンシティ?!〜ト○タさん、拝借しますね^o^
・せっかちはホ○ハッキリワカンダネ〜無惨inしたお!
・煽りまくりの鬼退治
・隠された力〜無限の創造
・抑止の余計なお世話〜禰 豆子の鬼化
・別天神〜君は人で守る者
・うち、でちゅねにされんねん!〜そだてち無惨?!!
・初タッグwith禰豆子
・失敗されし解呪の剣〜ルールブレイカー?!
・幼女禰豆子爆誕〜その笑顔は100億の輝き
・荒れた報告会〜弥太郎の癇癪
・鬼の才女とお館様の誓い
・紫煙と共に流れる涙
・抑止(双子幼女)の悪巧み
・??の静かな怒り
〜大正コソコソ次回予告^o^〜
鬼舞辻に一生消えない傷を残せた弥太郎くんたち!
色々あったみたいだけど当初の目的は大方クリアみたいだから大丈夫みたいだよ( ˊ̱˂˃ˋ̱ )
ちなみに珠世さんに送った大量の無惨の血に興奮と驚きで殺到したのはここだけの話。
さて次回は変態三人衆と言われている大ちゃん、京ちゃん、あっくんが時透兄弟保護の任務の回!料理はできないけど2人のお世話をする3人だが?!
次回、
第十七飯 時透兄弟を救え!ー変態三人衆の珍道中?!
次回もまた見てね(´∀`=)