(アニメ最終章も始まってるらしいですね……これはもう完結とアニメ最終回が
間に合わないな…と思ってます)
今回は三部作でやります!
予定は邂逅、戦闘、少しイチャラブ回の構成で行こうかなと思ってますw
読んでいただけたら幸いです!
「どんなに元気を落っことしても、葛飾亀有欠伸を一つー。」
「…結さん、浅草は台東区だから違うよ?こち亀は葛飾区ですよ?」
「あっ、…てへっ(*ノω・*)テヘ♡」
「そ、そんなことより…人混みが…。」
「疲れたぁ!疲れたぁ!」
「おぉ、よしよし。…ゆ、結さん…、どこか…人のいない場所に…。」
「お、おう。」
お上りさんになっている俺こと灘結月は春くん、炭治郎、禰 豆子とともに珠世さんの元へとお使いの最中だった。なんでも響凱の家があった場所に体に良い薬草の群生地があり、山菜探しをしていた3人兄妹*1が見つけたのがきっかけである。傷や打ち身、火傷や腹痛、頭痛にもよく効き、なおかつ中毒性のない超万能薬草だったのだ。
「結さん、絶対に忘れずに珠世さんに渡してください!私も講演を終わらせたら絶対に向かいます!」
あの頃よりも大人っぽくなり、姉のカナエ姐さんとはまた別のベクトルで妖艶な美女となったしのぶでもこの薬草に目を輝かせて少女のように興奮していた。…あぁ…好きっ(混乱)。
…こほん。
そんなこんなで珠世さんのいる浅草の隠れ家へと向かう俺たちだったが、炭治郎が早々に人混みにダウン。路地裏でのくんずほぐれつな現場を見たのが致命傷だった模様。なお恋人同士でやるABCのAであることだけ言っておこう。
「…カナヲとの握手会は大丈夫なのに?」
「あっ、それは別です。(食い気味)」
「あ…(察し)。」
実のところカナヲは都玲専女学院に進学し、アイドルとなって活躍している。まだ日が浅くファンもいないがそこはカップリングの定めなのかは知らないが、炭治郎がガチ恋勢としてカナヲのファンに。
一緒に同行していた磯部くんも、
「あそこまでのガチ恋もとい命懸けで応援するのは…見たことないですね。」
と言うほどだ。
とりあえず炭治郎をつれて、原作でも出てきたうどんの屋台へと向かう。
着いた途端に禰 豆子は屋台の椅子に座り、炭治郎は椅子に寄りかかりながら店主に声をかける。
「す、すみません。ここで食べるので…や、休ませてください…。」
「お、おう。あんたここらは初めてなのか?やけにやつれてるが…。」
「え、えぇ。」
「こいつは山の方に住んでるから人混みに慣れてないんだ。…店主、あんたのおすすめは?こうも出汁の匂いが良いと腹が減るんでな。」
「おっとそいつは悪いね。ウチのオススメは山かけうどんだ!ズズッと食えて腹に溜まる。何より自信ありだ!それにあっさり食いたいなら今の時期なら素うどんだな!」
「そうかい。じゃあ、素うどんと付け合わせでとろろ昆布を頼むよ。炭治郎と春くんは?」
「俺は山かけうどんで!」
「僕は煮込みうどんで。」
「ねずこはねぇ、いらないっ!」
「おいおい、小せぇのに食わねーのか?飯時だろう?」
「この子は訳ありでな、食わないんだ。代わりにー。」
「金平糖!おいしい!」
「この金平糖は薬みたいなもんでな、1日に必要な栄養が詰まっている。…難病なんだよ。」
「…そうかい。…治るのか?」
「もちろんだ。…もう一年くらいはかかるがな。」
「そうか。」
主人と話していると炭治郎は何かを感じ取ったのか鼻を押さえる。嫌悪感丸出しの炭治郎は落ち着かない様子だ。そう、無惨と邂逅する場面の際に発した言葉だ。
「な、なんだこの匂い!腐った油が…いや違う…、腐り切った油を煮詰めた酷い匂いがする!あの時の、禰豆子を鬼にしたやつがこの近くに!」
「…炭治郎、落ち着ー。」
「また誰かが…急がないと!」
炭治郎は俺の静止を振り切り、何処かへと走って行った。
「あのデコ野郎…、あとで3枚に下ろす…。…あれ?春くんもいない…。店主。」
「お、おう。」
「この子を頼む。頼んだうどんは食うから戻ったら作ってくれ。」
「…わかったよ。気をつけてな。」
急いで炭治郎を探したが、幸いなことにすぐに見つかった…。しかも…、原作同様に鬼舞辻と邂逅していた。
(あれが……、……不思議だ。俯瞰して見れているのに…憎しみが湧き出る。親父を…あいつらの死に間接的ではあるが関わっている…あいつに…。)
落ち着け、…今は炭治郎と共にこの場から離れること。とにかくここを乗り切るための策をー。
「あっ!いたでやんす!オヤビンに炭治郎!」
「「「!?」」」
声をかけてきたのは…牛乳瓶底メガネの書生風の矢部くん…みたいな格好をした春君だった。…ここは乗るしかない、このビックウェーブに!
「あ、…。や、矢部!ちょうどよかった!炭治郎の野郎この若旦那に手を上げようとしてんだ!わりぃな、若旦那。どうやらあんたが妹を売った男だと勘違いしてたみてぇだ。」
「…い、いえ。お構いなく。」
「俺たち越後の方で商売やってるもんでな。こいつらぁおのぼりなもんでな!…若旦那、近頃物騒だ。鬼なんてものが出る。大事な家族ちゃんと守ってやれよ?でないとー。」
他の人には見えないように無惨に直死の魔眼を見せる。
「
ガタガタと震え出す無惨。そりゃそうだ。自分の死を簡単に実現できる能力の一部を出せば誰だって恐ろしい。
「おや?顔色が悪いな。今でもまだ肌寒い、体の調子もすぐれないのも無理はない。」
「は、…はぁ。」
「今は豊かな世の中だが風邪で死ぬなんてことは多々ある、医者に行くといい。」
震える無惨の額に手を置く。
「やっぱり、具合が悪いようだ。よかった、
このセリフは暗殺教室の理事長である浅野學峯の言葉から参考に思いついたものだ。この場も煽り文句には打ってつけだ。
「し、心配無用です。…君たちは家に戻りなさい。そ、そうだな。ここは…この人の言う通りに掛かりつけに行くとしよう。」
俺が地雷ワードを言ったにも関わらず、素直に俺の言葉に従った。妻と子供はすぐに家を帰し、踵を返そうとする無惨に何か言いたそうな炭治郎を静止しあいつが去るのを見送る。
「ゆ、結さん!今ここでー。」
「…ふんっ!(ง ˙罒˙)ว )д*)!!」
「ブベラッ!!」
炭治郎の自慢の頭に蹴りを入れた。たんこぶができ、俺の足もジンジンする。…無駄に固い…。
「単独行動はするなって言ったよな?」
「す、すみません。ですがー、!?」
「だから…なんだ?」
炭治郎に威圧する。弥太郎氏のようにはいかないが目を見開き、青い顔をしてこちらを見つめる。
「いいか?ここで騒ぎを起こしたとして、お前はここにいる人たち全員を救えるのか?これ以上被害を出さない鬼殺隊が、あんな小物のために大勢の堅気の人間を巻き込むのか?それにお前も死にかねないんだぞ。お前の守る家族を路頭に迷わす気か?」
「…。」
唇を噛み締めながら俺の言葉に思うことがあったのだろう、首を振りながら否定をする。
「俺だって殺したい。なんせ俺の親父や仲間…割烹にいた同士と言っていいほどの奴らが鬼に食い殺されたんだ。その元凶であるあいつは…。妹を鬼にされた気持ちもわかる。だが今じゃない。そうなる時は来る。今はまだ強くなることを考えろ、わかったな?」
「…はいっ…。…すみません。」
「…分かればよろしい!さてさっきのうどん屋に行くぞ!鬼殺隊の資本は体だ!ちゃんとした飯食って体作ってくぞ!」
「っ!はいっ!」
↓料理人たち移動中、食事中
「へいお待ち!山かけに煮込み、あととろろ昆布入り素うどんね!熱いうちに食いな!」
「「「いっただきまぁーす!」」」
「うんまっ!店主、関西だしでやるとは通だな!」
「お、さすが料理人。鋭いな!素うどんはそれでやらしてもらってるぜ!」
「こっちの煮込みうどんは甘めの関東出汁ですね。濃厚な汁で染み染みなうどん…たまりません!」
「スバっ!ぶべべっ!はふっはふっ!(めちゃくちゃ美味しいです!結さんたちとは違うこだわりがー。)」
「お、おう。とりあえず食ってから感想言ってくれや…。」
「……遅いと思ったらこんなところにいたのか…。」
「あ、愈史郎さんお久^o^。」
「「お久しぶりです!」」
「ゆっちゃんこんばんは!」
「!?…まぁ、いい。食べ終わったら行く。早くしろ。」
「ツンツンすんなよ。…食べてけよ、ここの店主のうどんは絶品だぞ?」
「そんなことはわかってる!珠世様とー、はっ!?」
しまったという顔を俺たちは見逃さなかった。
「お、愈史郎兄さん!珠世の姐さんは留守番かい?」
「そ、そんなところだ。それよりもー。」
「ふーん、珠世様と…ね?」
「へー、愈史郎さんやりますね。」
「……。」
「ど、どういうことで?」
「いかがわしいー。」
「それ以上言うとその自慢の舌を切り裂くぞ?」
「すまんすまん。…それで、どうだ。薬草の方は?俺の愛しい人の1人、しのぶのお眼鏡には叶いそうか?」
「それはきてから伝える、早くしろ。…追っ手が来るかもしれんからな。」
「へーい。」
うどんをかき込み、愈史郎や珠世さんの研究施設へと向かうのであった。
〜一方、鬼陣営〜
フラフラと路地裏に迷い込んだ鬼の首魁は酔っ払いたちとのいざこざは…起こさなかった。
「おい…あんた大丈夫か?」
「…お構いなく…。」
「お、おうそうかい…。い、行くぞお前ら、」
そこにいた彼は誰もが一度心配するものであった。顔は鼻水や涎、涙でぐしゃぐしゃに。下腹部は失禁の跡でびしょ濡れになり、それとともに異音を鳴らし、異臭までも漂わせていた。
そう、脱糞もしていたのである。
長年鬼の首魁として君臨した男には屈辱的なものであった。だがそんな恥も外聞も捨て去り、彼は…漏らしていたのだ。
「朱紗丸、矢琶羽、…
「「「はっ。」」」
「今すぐ耳に太陽の髪飾りをした鬼狩りとそこにいた男たちを殺せ。」
呼ばれた3人に自分の見た者を共有する。すでに鬼狩りであることはバレているようだ。
「御意。」
「鬼蔵、失敗は許さない。お前の上弦の鬼としての素養も問われる。」
「御意、必ずや期待に応えましょう。」
「散れ。」
3人がいなくなると、そこには歯軋りをし、子供のように地団駄を踏む鬼舞辻が声を押し殺しながら叫ぶ。その顔は怒りと悔しさで溢れており、人に見せる…どころか部下にすら見せてはいけない顔をしていた。
「許さぬ…許さないぞぉ!殺す!殺す!特にあの青い眼の奴!酒呑童子とともに惨たらしく殺してやる!」
原作には出てこなかった3人目の鬼、鬼蔵。上限の鬼として出た彼は…謎に満ちていた。
結月と炭治郎たちの行く末はいかに!?
→→→中編へ続く→→→
ー取得トロフィー&フラグー
・葛飾ラプ⚪︎ディー
・万能役の元ーその名も
・少し進んだ恋
・ガチ恋勢炭治郎ーウブだけどウブじゃないw
・うどん屋いんしたお!
・腐った油の匂いー原作突入
・咄嗟の機転ー作戦名矢部ンチ君
・直死の魔眼ー殺すのは後にしといてやる
・うどんがうまい!ー愈史郎、ちゃっかりデートする
・一般鬼の首魁脱⚪︎シリーズ
・謎の鬼、鬼蔵ー新上弦の鬼
・鬼舞辻リベンジャー
次回、
第二十三飯、初めてのお使いin浅草ー中編:鬼襲来!謎の上弦の鬼、鬼蔵
今回は大正こそこそ予告はお休み!
次回も見てね!_(:3 」∠)_