鬼滅の料理人   作:ゆっくりカワウソ

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 はじめましてゆっくりカワウソです\\\\٩( 'ω' )و ////
初投稿ですので、至らぬところがあると思いますがよろしくお願いします^o^

※お詫び
 今回、時代設定にて誤りがあったのでここでお詫び申し上げます。
まず炭治郎が最終選別を受けたのが1914年から1917年(大正4〜7年)と某作品投稿サイトで推定されているので、そこから6年を引いたところ……何とまだ明治であったことが発覚したのです(・Д・)第一飯から第二飯のあたりは炭治郎が鬼殺隊の最終選別の約6年前を書いていたので矛盾がどうしても生じてしまうのです_| ̄|○
 なので一部大正となっていたところを明治(末期)や明治に因んだ小ネタを盛り込んで訂正するつもりです。ちなみに第三飯ではちょうど大正元年になるように調整しておきます。

 ご迷惑をお掛けいたしますがよろしくお願いします。
また第一飯の今世のところは21歳(かまぼこ隊入隊後)の語りなので基本大正のままにいたしますのでよろしくお願いします_:(´ཀ`」 ∠):



チャプター1:原作開始前編
第一飯 鬼殺の料理人☆爆☆誕☆ー前編ー


 食事は人の身体を作り、心を形成する。思い出の味、嫌いな味、美味しい味、そしてお袋の味。命を燃やして生きゆく人生の中でこれらの味はその人間の拠り所となり、優しき記憶として蓄積される。それは例え2度と食べれない味だとしても思い返すたびに心の中でその味は再現される。これらの理念は俺にとっての美学でもあり信念でもある。

 さてここでこの理念を垂れ流しにしている俺について紹介しよう。俺の名前は灘 結月(なだ ゆうつき)、21歳独身。平成生まれ大正育ちのちょーっと変わった経歴(?)の一般料理人である。俺の経歴について語るならここでは長すぎるので端的に。まず俺はいわゆる転生者である。

 …ただし現代日本から近代日本への転生というなんとも奇妙なものなのだ。前世(現代)にいた時は料理人をしており、30代で店も経営していた。ある日俺は店の客だった男に心臓を一突きされそのまま絶命。享年36歳である。ちなみに彼女もいない重度のアニメオタクである。

 今世では幼少期に割烹で花板(料理長)をしていた男、通称親父に拾われ9歳まで日本料理の真髄を叩き込まれ、10歳で二番(副料理長)を任されるようになった。

 そんな俺の転機はそれから4年後の14歳の時だった。当時俺は親父に頼まれ、割烹近くにある金物屋で新しい刃物や鍋を新調しに行っていたときだった。金物屋にて話し込み、調理場にもどったときにはもう夜になっていた。…そう、血が滴るような月夜が不気味に割烹を照らしていたのだ。

「ただいま戻りました。…親父?皆んな?…どうしたんだよ。今日は休みじゃ……え?」

 中は…あの赤い月のように真っ赤に染まり、そこには今まで苦楽を共にした仲間たちの骸が横たわっていた。首や腹は食いちぎられ、絶望と苦痛に満ちた表情をした顔が転がっていた。そう…、そこには両親に捨てられ孤児になった俺を本物の親父のように育ててくれた男の骸もー。奥からニチャニチャと咀嚼音が鳴り響く。

(嘘だと言ってくれ…これはまさか…)

「あぁ?なんだそこにもいたのか。これは…食いがいのある味の染みただなぁ。」

(鬼…しかも…これは)

前世で見たアニメや漫画の中で随一の死亡率の世界、鬼滅の刃の世界に俺が転生したのをはじめて知ってしまったのだ。育ての親と仲間の死、そして絶望的にハードな世界への転生……、そして何故か…こんな能力まで目覚めてしまった。    

 

           

直死の魔眼
 

 

「え?」

 本来見えないはずの線が鬼の体に見える。…その鬼の死の線、つまりそこ切ったら死ぬよって言うウィークポイントだ。それになんだか鬼の動きもスローに見える。

(やってやる、まずは…)

鍋を鬼に投げつけて注意を引き、包丁を手に取り懐へ飛び込む。

「わざわざ食事が出向くとは!板前のかg」

「あぁ、吐き気がする。」

「!?」

「直死、俺の前に立つんじゃねぇクソ野郎。」

死の線に沿って、魚を丁寧に切るようにして腹を捌く。腕と脚は鮪の頭を落とすように力強くぶつ切り、首を〆るように包丁を突き刺し叩き切った。鬼殺隊が持つ日輪刀でなければ再生するはずの体がいくらたっても再生しないことに鬼は不安を露わにしていた。

「な、再生しないだとぉ!?」

「なんだ…死なないのか。」

死なない鬼に苛立ちを覚えた俺は鬼をなぶろうと違う包丁へと持ち替えた。

「知ってるか?包丁を司る神様は恋愛の神様と言われてな、なんでも胃袋を掴むって言われてる。」

まろび出た臓器から胃を取り出した。苦痛に悶える鬼へこう囁いた。

「今から言うのはその神様の名だ。その名を口にすれば夜明けまでは何もしないし、逃してやろう。そこにいる鬼狩り様の盾になってやる」

「気付いていたのか?」

 1人の盲目の大男がこちらに入ってくる。原作では柱の1人として鬼殺隊を支える人物、悲鳴嶼行冥である。実の所、直死の魔眼に目覚めた瞬間から気づいていたのである。

「…南無、少年よ。これは…。」

「…今このクソ鬼に包丁の神様の名前を言わせるところです。」

狂気で笑う顔に鬼は泣きながら名前を教えてくれと叫ぶ。

「名前は滝布都慈ノ神(たきぶつじのかみ)だ。早く言え。」

「滝布都慈ノ神!!ほら!助けてー」

「あぁ、なんとも無様な鬼だ。主人の名を口にするとは。」

「へ?」

鬼は気付いてないようだ。鬼にとって禁忌の言葉、自分の主人の名前を。

そこからは簡単だった。鬼は許しを乞うように慌てるが原作の蹴鞠鬼の朱紗丸と同じように口から手が生え、鬼の体を潰しつくした。

その後、隊士や隠が殺された人間を運びだし、血や汚れを綺麗にし始めた。

「よく生き残っていたものだ…。名を聞こう。」

「灘 結月、ここで板前をしていた。…この通り親父も、女将も他の奴らも殺されて、鬼をいたぶった…人でなしだ。」

「お前は人でなしではない。いささかやりすぎかもしれぬが、親を殺されたのだ。怒りに身を任せるのも無理はー。」

「なら…あんたはこんな化け物を生け作りみたいに捌いた俺をどう見る。いやどう思う。」

「…私ほどではない。私は鬼を殴り殺したのだからな。」

「そうか…。」

「…その異様な雰囲気、どこでそれを身につけた。」

「え?」

「死を纏っている、君は一体。」

ここで言えることはただ一つ。あの名言をー。

「俺の目は人の死の線が見えるのさ。できるのに気がついたのはさっきだよ。な 死を纏ってると言うならこうも言ってやるさ。

 

生きているなら神様だって殺してみせるさ。

 

そう思うだろ、鬼狩り様?」

「そうか……、君はどうしたい?私のように鬼を狩る修羅となるか、それともー」

「何を今更言うのさ。…鬼狩り?大いに結構だ。親父からもらった名前とこの命、そして俺と共に料理の道を歩いたあいつらの思いと味を…絶対途絶えさせねぇ。それに俺は……、理不尽は大っ嫌いだ。…ツケを奴らに払わせたいのは俺も同じだからな。…よろしく頼むよ、鬼狩り様。」

 こうして俺は花の呼吸の育手を紹介され、見事藤襲山での7日間の試練を無傷で突破し、…とんとん拍子でお館様直属の料理番兼鬼殺隊食堂亭主…兼鬼殺隊最終兵器

終柱(ついばしら)として今世を生きるのであった。

 

 

ー取得トロフィー&フラグー

・異世界転生in鬼滅の刃

・直死の魔眼

・覚醒!ー伝説の夜明けー

・岩柱との出会いー鬼殺隊入隊ー




大正(明治末期)こそこそ次回予告^o^

 この後、お互い自己紹介をして悲鳴嶋にお礼をするために好物を聞いた灘少年は次回会う時にご馳走すると約束したらしいよ( ^ω^ )
やったね、灘君本領発揮だね!!(=^▽^)σ
 ちなみに灘君や割烹のみんなを食べた鬼は生前、食で散財しまくった華族のドラ息子で食材を取り扱う板前の腕や内臓を好んで食す…いわゆる偏食自称食通鬼と成り果てたんだって。
 次回、鬼殺の料理人☆爆☆誕☆ー後編ー出汁薫る釜飯御前
ぜひお楽しみに!
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