修了式が終わった後、ヘリポートに旅行準備をして集まっていた。
ババババババ…
「来たぞ」
「本当に、オスプレイで来たのね…」
全員見上げて絶句した。何せ軍にしか納品されてないものであるからだ。
着陸したあと、操縦席から出てきたのは、70代ぐらいの男性であった。
「葉山さん。お久しぶりです。」
「大きくなられましたな…さあ皆様方乗ってください。」
「はい!」
後ろのハッチから全員乗り込んだ。
「壁に掛かってるヘッドセットを付けろ!」
と、百之助は叫んで指示する。
「全員付けたな聞こえたら手を上げてくれ」
全員が手を上げたので無線は機能していると判断した。
「これが無いと聞こえないからな…」
『でしょうね』
『あははは…』
『にしても、こんな物どうやって…』
「それは言えないな」
『でしょうね…』
『そういえば思い出したんですが…船坂徳永氏って、南極戦役の生き残りでしたよね?』
と、二水が聞いてくる。
「その通り、そして俺の祖父…船坂景雲もその一人だな。理事長代行もだが。」
『やっぱり…』
「俺の家の連中はマギが使えなくても何故かヒュージと戦えるから世界中の学者たちが紛糾するんだよな…あ、ついでに言っておくと、俺の曾祖父船坂徳永は、まだ生きてるぞ?何時でも戦えるように体鍛えてるし…文香、何歳だったっけ?」
『98歳です。兄上。』
『『『『『『『『『『『『『!?』』』』』』』』』』』』』
「だそうだ…後、家の家で生き残ってる姉上は、一人だけで、百合ヶ丘の卒業生で、レギオンは白襷隊だ。因みに、白襷隊を作ったのは、祖母だったりするんだけどな…祖母は、既に亡くなってるから聞くことはできないな」
『白襷隊って、歴史が長いんですね…』
二水は、歴史が長いことに驚いていた。
『船坂家よりかは短いけどな』
「そう言うなよトミー。後な、俺の親父と、天葉の親父、梨璃の親父は防衛大学校同期なんだ。」
『そうなんですね…』
『自分の父なのに知らなかった…』
「因みに、甲州撤退戦を指揮したのは、俺の叔父で船坂寧次中将だ。近衛軍だけどな…まあ本人にノウハウが無いのに良くやったよ叔父上は、ホントは対人戦専門なのにな」
『甲州撤退戦…』
『激戦だったわね…』
『沢山リリィが亡くなった。』
『死にかけたしな…』
『大変だったな…』
『二度とあの規模の作戦が無いことを祈るわ…』
と、話が重くなってしまった。そこで天葉は、話を変えた。
『甲州撤退戦、から2週間経ったとき、百合ヶ丘中等部は空気が重かったわ、でも…廊下で血まみれの百之助見たときびっくりした。生きてたんだって…そう思った。皆、ライフルの銃口を地面に向けて歩いている百之助を見て固まったわ。教官たちでさえ、声をかけられなかった…夢結が抱きついて…みんな我に返って、急いで病院に搬送した時理事長代行の顔、良く帰ってきたって感じの顔をしてた。』
『そんな事もあったわね』
「俺、自力で帰ってきたのかよ…」
『覚えてないの?』
「済まん…最後に、レストアと刺し違えた辺りから覚えてない…」
『オイオイ…』