魔界の大魔王(笑)として転生したが、ドラクエ世界ではなく恋姫†無双の世界に転生したのはおかしいんじゃないかな!?   作:てへぺろん

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他の小説に力を入れていましたが、ぼちぼち投稿しておこうと思います。


それでは……


本編どうぞ!




野生の袁紹が現れ、仲間になりたそうに見つめて来る

 「「………………………………………………ッ!」」

 

 

 かつてないほどの緊張感が辺りを支配されていた。

 

 

 ここは幽州ミルドラースが住まう居城の謁見の間にての光景である……

 

 

 「な、なぁ……白蓮も袁紹も少しは落ち着きって!」

 

 「そ、そうよ。そんなに睨み合って……少しは落ち着いたら……」

 

 「「二人は黙っていろ!!!(くださりませんか!!!)」」

 

 「「ひぃ!!?」」

 

 

 怒号が響き、張遼と賈駆は身を縮めてしまう。二人だけではない、他の連中もこの空気に恐れを感じている……この根源は誰であるのか。赤毛で特徴がないことが特徴的な公孫賛と螺旋ドリルの自信家こと袁紹が何故かこの場に居る。互いに嫌悪感丸出しで相手を睨みつけ、一触即発の状態となっていたのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「(……どうしてこうなった?)」

 

 

 話は少し前まで遡る……

 

 

 ------------------

 

 

 「ミルドラース様、霞、華雄と私を含む警備隊はたった今、見回りから帰って参りました」

 

 「うむ」

 

 

 ミルドラースがのんびりと休んでいる(やることが無くて暇)ところに趙雲が入室し、城下町一体の見回りのご報告へと訪れていた。当然のようにミルドラースの傍には公孫賛が控えており、趙雲の報告を満足そうに聞いていた。

 

 

 「だそうですミルドラース様、霞と華雄それに部下の者達が増えたことにより一層見回りも順調にいっているみたいですね」

 

 「うむ」

 

 

 董卓達が公孫賛の元に身を置くことになったことで、彼女を慕う者達も元に養うことになった。経済的には負担が増えたがミルドラースの存在自体が最強の防衛装置として働いており、この幽州で不届きなことをするものなどほぼいない状態である。そのため民達は安全に暮らしていける保証が生まれ、作物も奪われることもなく大陸一安全な場所ではないだろうかと言われても納得がいく。それでも小さな事件は起こるので武勇に優れた張遼と華雄は部下達と共に城下町を見回っている。趙雲もこうして二人の監督であるために時々共に出向くこととなっている。基本はミルドラースの護衛であるが、呂布をも倒してしまった彼に護衛など必要なのかも疑わしいことであるが。

 

 

 平和なのは良いことだ。こうしてのんびりできるのもこの肉体と力のおかげだな。野党も恐れて近づかぬ禁断の魔王の地……幽州とどこかでそう呼ばれているかもしれないな。俺のせいで……恐怖は時として暴力になり、扱い方によっては希望にもなる……か……魔王になったことを喜ぶべきだな。

 

 

 突如として魔王の肉体へなってしまったどこの誰かもわからないミルドラース、初めは恐怖され敵意を向けられて内心ショックを受けて落ち込んだ。そんな時に公孫賛と出会い彼女はミルドラースを受け入れ、城へと招いた。そこからが人生を変える転機となった。異形の姿は人々から恐怖を生み出し、人間は異物を個人で、または群衆で、時には国家ぐるみで排除しようと躍起になる。それが人種差別だったり、戦争にも繋がっていく。ここはゲーム恋姫†無双の世界だが、元は三國志の時代がモデルで厳しい環境に命が軽く見られる時代だった。そんな中で民たちは明日まで生き延びられるか不安の中で生きていかなければならなかった。そんな時に神にも等しい力を振るい、賊を打ち滅ぼし日常に平穏を持ち込んだ存在が現れたらどうなるか?

 結果、恐怖は希望となり、希望は光となり人々の生活を照らした。誰しもが成しえなかった偉業を成しえた異物は形を変え、神として崇められるようになったのはおかしなことではないのだ。ただ本人がそれを知らないだけで周りがミルドラース様と褒めたたえるのは当然といえる結果となった。これが今の幽州の現状である。

 

 

 月はメイド服(何故か倉庫にあった)でせっせと働いてくれて俺にも怖がらずに接してくれて癒される。それに比べて詠は俺にまだ警戒心があるのか態度が硬い……仲良くなりたい。霞は意外と俺に慣れてくれて俺のお口さえ言うことを聞いてくれたらお話相手になれたのにな。華雄は脳筋だけど部下に慕われているみたいで見ていて和む。俺とは霞ほどではないにせよ仲良くなったのが嬉しいことだ。桃香や恋達が旅に出ても少々寂しくなったが、賑やかさは失われないここでのんびりするのも悪くないな……暇だが。

 

 

 暇だと内心は思っていても顔には出ないが、こんな殺伐とした時代にこうして暇な今を喜ばしく思っているミルドラースだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「た、たいへんです趙雲殿!!」

 

 

 そんな暇な今を壊される。扉をノックせずに慌てた様子で入って来た一人の兵士、ミルドラースがその場に居ることを知らなかったのであろう。顔色がみるみる真っ青になり、懇願するように頭を地面にこすりつけて許しを請う。

 

 

 「も、もも、もう……申し訳ございません!ミルドラース様!!大変失礼をいたしました!!多大なる不敬をこの身を持って自害しミルドラース様に捧げます!!!」

 

 

 おぃいいいいいいい!!!折角暇だと思っていたのにこれかよ!!?自害やめて!!こんなことで自害されたら後味わるくなっちゃうから!!!白蓮止めてくれよぉ!!!

 

 

 小剣を取り出して自らに突き刺そうとする兵士を止めようとするが体が言うことを聞いてくれないのは平常運転なので、すぐ傍にいる公孫賛に訴えかけるように視線を向ける。それに気づいた彼女はすぐさま兵士に止めるように言い放つ。

 

 

 「よせ!ミルドラース様はお前の行いを望んでいない。さぁ剣をおけ」

 

 

 その言葉にハッとして兵士は突き刺そうとしていた手を止めた。

 

 

 うぉおおおおおおおお!!?白蓮よくやったぞ!上出来だ、でかした、ワンダフル!!!初めて白蓮が役に立った気がするぜ!!!

 

 

 ミルドラースはこの時ほど公孫賛を凄いと思ったことはない。内心大絶賛だ。

 

 

 「ミルドラース様はこう言っている……私に止めを刺せと。ミルドラース様に不敬を働いたことは許せない。だが自らの手で苦しんで逝くよりも私が楽に逝かせてやれとのご通達だ。だから安心するがいい」

 

 

 違うわぁああああああバカたれ!!!俺そんなこと伝えてない!お前なんでポンコツになってんだよ!!?ここは言葉で通じずとも目で通じ合うところじゃないのか!!?俺の感謝の気持ちを返しやがれ!!!

 

 

 ミルドラースの意思とは裏腹に公孫賛はゆっくりと剣を引き抜き兵士を逝かせようと近づこうとしたが、それを阻止したのは趙雲だ。

 

 

 「むっ、なんだ星?」

 

 「白蓮殿、主はもしや止めようとしているのでは?」

 

 

 星お前……なんて理解力のある奴なんだ!俺は感動したぞ、星……お前がナンバーワンだ!!!

 

 

 意思を見抜いてくれたこの時の趙雲はその真名の通り星々のように輝いて見えた。

 

 

 「主よ、この者を許すと言うことで良いので?」

 

 「うむ……!」

 

 

 趙雲の問いかけにミルドラースはいつも通りの生返事、だがこの時だけはいつも以上に気合が入っているような気がした。

 

 

 「おお……不敬を働いた私を……お許しになると!?ありがとうございますミルドラース様!!この命、より一層ミルドラース様にお使い致します!!!」

 

 

 「ふむ、そうだったか……不敬を働いた者でも罰することなくお許しになるミルドラース様は流石です!ああ、ミルドラース様は素晴らしい!ミルドラース様はなんとお優しいのですか!ミルドラース様ミルドラース様ミルドラース様ミルドラース様ミルドラース様!!!

 

 

 兵士はこれでもかと平伏し、感激の呪詛を撒き散らす公孫賛の姿を見てミルドラースはもうどうにでもなれと思った。

 

 

 「ゴホン、それでお主慌てていた様子だが一体何があったのだ?」

 

 「――はっ!そ、それが……」

 

 

 平伏していた兵士が顔を上げて内容を話し始める……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「いつまで待たせるのです!いつになったらお通ししてくれるのですか!わたくしそろそろ我慢の限界ですわよ?」

 

 「そうだぜ!麗羽様と斗詩を怒らせると鬼のように怖いぜぇ~!!」

 

 「文ちゃん、麗羽さまはともかく私を鬼呼ばわりだなんて……」

 

 「斗詩さん、今わたくしをバカにしたように聞こえた気がしたのですが?」

 

 「そ、それは……気のせいですよ!長旅だったので麗羽さまはお疲れなんだと思います!」

 

 「それもそうですわね。斗詩さんの言う通りですわ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「こりゃ埒があかんわ」

 

 「こうなったら力ずくで黙らせるか」

 

 「それは……いや、ありかもしれんな」

 

 

 何やら人だかりができてその中心にいたのは袁紹とその付き人兼苦労人の文醜と顔良のトリオだった。その対応に数人の兵士達で当たっていたが、話が一向に進まず兵士達では対応できないので張遼と華雄が現状の対応に追われていた。事情を聴いたミルドラースは何故袁紹がここに来たのか理由は不明だが様子を見に行こうとした。しかしもしものことがある可能性があるので公孫賛と趙雲と共に陰から身を潜めて様子を窺っていると不機嫌さを現す袁紹が愚痴をこぼしている様子が見て取れた。

 

 

 「(何故あいつがここに?もしやミルドラース様のお命を奪いに!?許せない!手足を縛り街中を馬に引かせて引きずり回しの刑にしてやる!!!)」

 

 「(白蓮殿、気を静めてくだされ。して主よ如何いたしましょうか?)」

 

 

 どうするかね……霞と華雄ですら対応に困っているな。しかしなんで袁紹達がここに?どちらにせよ俺が出向いた方が早いな。

 

 

 「(白蓮に星よ、供をせよ)」

 

 「(ミルドラース様が望むのであればたとえ火の中水の中、地獄の底の底さらに奈落の奥底よりも深い深淵へでもお付き合いします!)」

 

 「(もしもの時はこの趙子龍が盾となりましょう。主には決して指一本触れさせぬのでご安心ください!)」

 

 

 頼もしい限りだ。セリフだけ聞いていればまともなんだがな……

 

 

 魔界の王は物陰から姿を現す。野次馬の中の一人が魔王の姿を発見すると隣へと伝わっていき王を称えるように人の道が二つに分かれ、先には袁紹達がいる。当然袁紹達もこちらに気づいた様子で文醜と顔良は表情を強張らせる。それとは対照的に袁紹には笑顔の華が咲いた。

 

 

 「ミルドラースさん!」

 

 「……袁紹か」

 

 「袁紹だなんて他人行儀ですわ。わたくしの真名は麗羽ですわよ……?」

 

 「麗羽様なにを言っているっすか!?」

 

 「何をって真名を……そうでしたわ!わたくしとしたことが名乗るだけで真名を預けていませんでした。ミルドラースさん、わたくしの真名を受け取ってくださいませ!」

 

 「麗羽さま……そういうことではなかったのですが……」

 

 

 なにやら真名を貰ってしまった……どういうこと?そんなに親しい仲だったか?月の一件で共に嘘の情報を漏らした真犯人達を捕まえた協力関係にあったけど……本人から聞き出せばいいか。

 

 

 「えんしょ『「麗羽ですわ!」』……麗羽よ」

 

 「はい!なんでしょうかミルドラースさん!」

 

 「……何故お前がここにいる?」

 

 「ああそれはですね……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ミルドラースさんの元でわたくし達を使ってはくれませんか?」

 

 

 袁紹……麗羽の口から自分を売り込む発言を聞いた。これには俺も影武者?とも思ったが、高飛車な麗羽を真似るなどできる奴はいないと思うと本人の口からそう言ったということになる。後ろの二人も唖然としているな……相談もせずに突っ走って来たみたいだな。麗羽らしいといえばそのとおりだな。さてと……とりあえず場所を移して考えるか。

 

 

 ミルドラースに引き連れられ袁紹達は城の内部へと通された。上機嫌の袁紹と訳も聞かされていなかった顔良と文醜……そして牙を尖らせ嫉妬の目を袁紹に向ける公孫賛、そんな状況を楽しんでいる趙雲に付き添う張遼と華雄のメンバーが一室へと集まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「おーほっほっほっほ!!!

 

 「麗羽様ちょっと静かにしてくれません!?」

 

 「わ、わたしも文ちゃんに……賛成かな」

 

 

 高らかな笑い声をあげる袁紹に気が気でない文醜と顔良は目の前に佇む魔王の視線を気にしていた。しかしそれだけではない……公孫賛から向けられる異様な殺気に当てられては大人しくするのが賢明であるのだから。

 

 

 「そうですわね、わたくしとしたことがミルドラースさん自らに招き入れて貰えたことに興奮してしまいましたわ。ゴホン……お久しぶりですねミルドラースさん」

 

 「うむ」

 

 

 それで?俺の元で袁紹達を使ってくれとはどういうことなの?

 

 

 ミルドラースの口は肝心な時に動かない……気持ちを代弁するように趙雲に視線で代理を頼む……通じるかは別として。

 

 

 「ふむ、袁紹殿よ何故貴殿らは自らを売りに来るようなことを?」

 

 「せやせや、連合軍の偉い方だったお人がなんでうち等のところへやって来たんや?」

 

 「それはですね……わたくしミルドラースさんのお役に立てるならばもっと近くでお役に立ちたいと思いましたの。わたくしはとても優れているのですわ!猪々子さんも斗詩さんもわたくしほどではありませんけど、お役に立ちますわ!さあミルドラースさん、わたくし達をお使いになさってくださいな!」

 

 

 自信満々に劉備や関羽にも劣らない胸を張って主張する。

 

 

 胸デカ!!?じゃなくてだな……凄い自信だ、流石は麗羽なわけだが……お前が統治していた国はどうしたんだよ?情報欲しい……あっそうだ。

 

 

 ミルドラースはちょいちょいと華雄を手招きする。いきなり指名されておっかなびっくりな様子で傍に近寄り、魔王から耳打ちされた。ミルドラースは命令を与えたのだ。すぐにその場から出て行き、しばらく待っているとメイド服の二人が現れ、董卓と賈駆であった。特に賈駆にはこの場に来てほしかったミルドラースは内心華雄を褒めてあげていた。

 

 

 軍師である賈駆はいち早く情報を仕入れることにかけていた。勿論袁紹が居なくなったことで街行く商人たちからの噂話も一つの情報源、そこから彼女が現状を把握し形にする。そして出された結果は……

 

 

 「袁紹が居なくなったことで民たちは大喜びね」

 

 「なぁぁぁぁんですってぇぇぇぇぇ!!!」

 

 

 袁紹が居なくなったことを知った曹操による速やかで迅速な対応で民たちは大いに喜んだのが現実だ。袁紹の今までの政権がどれほどずさんなものだったかよくわかる。しかし本人は納得していないのか不機嫌なご様子だ。

 

 

 「はっ!名門の袁紹()()もこの程度だったと言うことですね。やはりミルドラース様がこの世の誰よりも素晴らしいお方だ!!」

 

 

 ここぞとばかりに袁紹を煽る公孫賛……彼女は腹が立っていた。偉大なるミルドラースに対してあの態度はなんなのか!そして何よりも気に入らない……何故かミルドラースを取られてしまうのではないかという不安に駆られてもいた。

 

 

 「んなっ!?た、たしかにわたくしはミルドラースさんよりかは劣りますわ。でもあなたよりは優れていますわよ?ミルドラースさんが居なければわたくしのような派手さもお金もないあなたよりはね!」

 

 「はぁ!!?確かにそうだが……お前よりかは政治はできるさ!!」

 

 「わたくしだってできますわ。今までこなして来たのですから!そうでしょう猪々子さん!斗詩さん!」

 

 「麗羽さまがやっていたことには変わりはないですけど……ねぇ文ちゃん?」

 

 「ああ、麗羽様はこう見えても自分で何かとやりたがるからな」

 

 「ほら!わたくしは如何に派手に行儀を行うか、派手にどう進軍するかなど色々と考えていましたのよ?」

 

 「意気込みはあっても頭が無能じゃ結果は出ないわよね……」

 

 

 賈駆の呆れた表情の意味がよくわかる。話を聞いていた皆は袁紹を残念そうな子を見ているかのような瞳に変わる。配下の顔良と文醜であってもそうだった。

 

 

 「ふん!家柄でしか取り柄がないと言う訳だ。これではミルドラース様に相応しくないな。回れ右してうちに帰ったらどうだ?」

 

 「白蓮殿、名門の袁紹殿には帰る家はもうありませんぞ?」

 

 「おっとそうだったな。星も良いこと言うじゃないか!」

 

 

 おいこらお前らやめろ。白蓮お前なんでそんな攻撃的なんだよ……もしかして麗羽のこと嫌いなのか?史実ではやられちゃったから何かと因縁があるのかもな。それでも星よ、お前は楽しんでるな?白蓮を使って煽るんじゃないよ。

 

 

 煽り魔の発言を浴びせられていた袁紹は顔を真っ赤にして怒り心頭だ。

 

 

 「なんですか公孫賛さん!あなたはわたくしよりも劣っているのは明確な事実ですのよ!?あなたの方がミルドラースさんには相応しくありません。わたくしがこれからミルドラースさんのお傍で手取り足取り支えていきますわ!」

 

 「お前がミルドラース様に仕えるだと!?ふざけるな!!」

 

 「なにがふざけるなですの?わたくしの方がミルドラースさんの良さを理解していますのよ?それにミルドラースさんも地味なあなたよりも派手さが際立つわたくしがご一緒に差し上げた方がいいに決まってますわ」

 

 「なんだと!?お前なんかにミルドラース様の何がわかる!!?ミルドラース様の隣は私だ!!」

 

 「いいえ、わたくしですわ!」

 

 「私だ!!」

 

 「わ・た・く・し!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「「「「「……」」」」」

 

 「ミルドラースさん、白蓮さんと麗羽さん……喧嘩止めないんですか?」

 

 

 どうしてこうなった?んもうわかんねぇ……とりあえず月は可愛いことだけは事実だ。なんかこのままだと内戦でも引き起こしそうでヤバイしどうしようか……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「……よいぞ」

 

 「……えっ?ミルドラースさん今なんとおっしゃいましたの?」

 

 「麗羽、お前を雇おう」

 

 「な、ななな……!!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「おーほっほっほっほ!!!

 

 「そんな……ばかな!!?」

 

 

 満面の笑みで高笑いを城中に響かせる袁紹に対して「敗北」の二文字が相応しいと言える程に地に伏した公孫賛が絶望の表情で硬直していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ……もうめんどくさかったからこれでいいよね?

 

 

 考えるのを止めた魔王は面倒と言う理由で受け入れた。しかしこの日から公孫賛と袁紹との対立が度々引き起り更なる面倒なことになるのであった。

 

 

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