突然老人が現れた。
「やっと見つけた。個性のない人材をやっとだ。やっと見つけた。死ぬ前に会えてよかった。緑谷出久、俺は唯一俺の力を託せる人材を探していたんだ。」
「あなた誰ですか?どうやって入ってきたんですか?」
突然現れた老人に母は恐怖していた。
「俺の術、いや、個性みたいなものだ。悪いがあんたの息子を少し預からせてもらうぞ」
その時は敵かと思った。
「やめてください!出久をどうするつもりですか?」
僕を守ろうと僕とその老人の間に割って入る母。
「俺はうちはオビト」
老人はそう名乗った。
「緑谷出久君、君はヒーローになりたいのだろう。俺がヒーローにさせてやる。どうだ?」
「そんなの信用できるわけないでしょ?やめてください!」
母は断ったが、その時の僕はどうかしてたのかもしれない。でも僕の口はすぐに動いた。
「オールマイトみたいなヒーローになれる?」
「ああ、勿論だ。」
そう老人は答えた。
「出久!」
「お母さんあなたこれから息子さんはどうなると思いますか?無個性と馬鹿にされ幼稚園でいじめられ、いや、小学生、中学生、高校生とずっといじめられるでしょう。いじめられないにしてもこの世に彼がいる限り彼は一生無個性というレッテルを貼られ腫れ物扱いされる。」
老人の言葉に母は黙ってしまった。
「俺ならあなたの息子の運命を変えてやれる。」
母は少し躊躇いながら
「わかりました。話は聞きます。」
「よし!とにかく場所を変えよう」
そう老人が言うと僕と母はその人の目に吸い込まれていた。
「ここは時空間世界だ。ここなら誰も気にせず修行ができるので連れてきた。」
一瞬で何処かわからないところに連れてこられて混乱している僕と母を見て老人は説明した。
「最初に行っておかなきゃいけないことがある。なぜ俺が君の前に現れたかと言うことだ。結論から言うと個性のある人間では扱えないものだからだ。俺の扱うものは個性ではない。俺は人間の体内に存在する身体エネルギーと精神エネルギーでチャクラというものを作ってここに移動してきたワープのような能力を使っている。超常世界になる前はある一部の人間だけだが、普通に使っていたものだ。しかし個性というものが人間に発現して体の構造が変わったのか使えるものはいなくなってしまった。俺はどうにかこの力を後世に残したいと思っていた。そして君が現れた。俺の力、忍術を君に教えたい。」
こうして僕はうちはオビトの忍者の弟子として修行をすることになった。