結城龍馬は、星乃一歌、天馬咲希、望月穂波、日野森志歩と
一緒に、五人でデートに出かけることになった。
「ねぇねぇ、龍馬くん!
こんなに、カワイイ女の子達とデートが出来るなんて、
龍馬くんって、幸せ者だね~!」
「オイオイ、よせよ、俺に、そんな趣味はねー」
「五人で遊ぶなんて、久しぶりだね」
「うん、何だか新鮮な体験」
「ねぇ、どこに行く?」
「あっ、気になる、お店があったんだ」
「えっ?志歩ちゃん、
気になるお店って…」
五人が辿り着いたのは…ラーメン屋だった。
「ここは…」
「にこにこラーメンって、お店だよ、
前から気になっていたんだ」
五人は、そのラーメン屋に来店した。
(いらっしゃいませ!五名様ですか?)
「うん、五人」
(テーブル席に、どうぞ!)
「それじゃあ、私は、豚骨ラーメン」
「じゃあ、同じの」
「あたしも!」
「私も!」
「…俺も、同じので」
(豚骨ラーメン入りました!)
こうして、五人で豚骨ラーメンを食べるのだった。
「この店って、美味しいの?志歩ちゃん?」
「安いからね、ラーメン初心者にオススメのお店だよ、
豚骨ラーメンが、600円で食べられるからね」
「へぇ~それって、安いの?」
「普通のラーメンだったら、700円以上は、ザラだよ?
高いラーメンで、3000円」
「俺達が、食っている、600円の豚骨ラーメン、
5皿分じゃねーか」
「でも、値段が安い割には、美味しい」
「へぇ~そうなんだね」
こうして、五人は、別々に会計を済ませて、
ラーメン屋を退出した。
「お昼ご飯のラーメン、美味しかった~」
「うん、これは、満足だった」
「それにしても、ラーメンなんて、いつ以来だ?
初めて食った気がするぜ?」
「龍馬くん、そうなの?」
「テニスやっている時は、カロリーとか、制限したり、
食べ物に、気を使ったりしていたからな、
オーガニックとかに、拘っていた時期もあった、
でも、俺はクレープジュースが好きだが」
「へぇ~そんな部分もあるんだ」
「まぁな、でも今は、テニスは、やらねーから、
事実上、好きな食べ物が食べられる状態だからな」
「そうなんだね」
「あっ、龍馬くんも、私たちのライブ、
観に来てよ!」
「気が向いたらな」
「こうやって、遊んだの、小学生の時以来かな?」
「そうだな」
「小学生時代のアタシ達は、龍馬くんを巡って、
熾烈な争いが、繰り広げられていたからね、
それで、その勝者が、ほなちゃん!
ほなちゃんは、龍馬くんと将来、婚約することを誓ったのだった!」
「オイオイ、勘弁してくれよ…」
「でも、龍馬くんが、私を選んだ理由って、覚えている?」
「覚えているぜ?
俺は…穂波の全部が好きだ」
「えっ、それだけ?」
「他に何がある、俺は穂波に惚れて、告白をした、
それだけのこと、じゃねーか」
「そう…だね…」
「私だって、龍馬くんのこと、好きだし」
「あっ、私も…好き」
「ちょっと!ちょっと!いっちゃんと志歩ちゃんだけ、ずるい!
アタシだって、龍馬くんのこと、好きだよ?」
「だから、俺は穂波しか、愛せない」
「フフッ、龍馬くんらしいね」
「やれやれだぜ…」
4人に振り回されるデートは、始まったばかり。