テニスコートにて。
今日も天馬咲希は、結城龍馬からテニスを教わっていた。
龍馬自体は、精神的にも気持ち的にもテニスをしたくない為、
咲希の専属?テニスコーチをしていた。
「前より上手になっているじゃねーか」
「ホントですか!?龍馬コーチ!?」
「あぁ、これなら、十分試合でも通用するかもな」
「よーし!身体が病弱でも、負けないぞー!頑張るぞー!」
咲希はやる気満々だ!
「よし、今日はとっておきの飲み物を持ってきた」
「えっ…!あの龍馬くんが言っていた、アレ!?」
「いや、咲希が飲みやすそうだなと思って、
フルーツのスムージーにした。穂波特製だ」
「ほなちゃんが!?やったー!」
穂波の作ったフルーツスムージーには、
イチゴとマンゴーが入っていた。
「うーん!美味しい!ほなちゃんに後でお礼を言わないと!」
「おい、少し休憩したら、また練習するぞ?」
「はーい!コーチ!ビシビシやっちゃってくださいっ!」
「あぁ、その意気だ」
その後も、熱心に咲希にテニスの指導をするのだった。
「よし、身体づくりも大切だから、そこも意識しろよな?」
「はーい!」
「練習試合がしたいが、もう一人いたらな」
「そーだね…龍馬くんって、何度言ってもテニスはやらないって言うし…」
「友達がいるだろ?そいつ等に頼めばいいじゃねーか?」
「うーん…アタシのいっちゃんがいいな~
あっ、えむちゃんでもいいな~」
「あぁ、ぜひ、練習試合の時に誘ってくれ」
「龍馬くんって、いかにもコーチって感じだね!」
「そ、そうか?」
「うん!アタシを指導している時、すっごく熱心に指導してくれているから!」
「そ、そうか…咲希の呑み込みが早いし、
俺の指導も気合が入っているかもな」
「また、テニスやりたいんじゃないの?」
「もうやらねーよ。自分はもうテニスをやるような選手じゃねー
テニスだけはな。だが、教えることは、いくらでも教えてやりてー」
「そっかーでも、いつか、龍馬くんのテニスやっている姿、
見て見たいな!」
「あぁ、約束は出来ねーが、その時が来るのか…?」
「ねぇねぇ、実は公園に捨て猫がいるんだけど…
龍馬くんって、ネコ得意?」
「あぁ、ネコを飼ったことがある。黒猫のペロだ。
少し時間がかかるが、実はネコの言葉がわかったりする」
「すごい!龍馬くんって、ネコと心が通わせれるんだ!」
「自慢じゃねーけどな」
「でも、テニスも出来て、ネコの言葉がわかるって、
すごいことだよ!」
「俺に言わせたら、大したことじゃねー」
と、龍馬は照れだしていた。