将来を誓い合った恋人   作:アッシュクフォルダー

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第十八話 龍馬と犬

結城龍馬は望月穂波と一緒に、ドッグランに来ていた。

穂波が買っている犬と一緒に走るのだが、

龍馬は、どちらかと言うと、猫派である。

 

(結城龍馬自身は、黒い猫を飼っている為)

 

「龍馬くん、本当に大丈夫なの?」

 

「俺も、ただ家に引きこもってばかりじゃ、

流石にマズイ事位わかっているからな。

それに、俺は穂波を支えてやりてーんだ」

 

「龍馬くん…優しいんだね」

 

「…しばおが俺に懐くんだが」

 

しばおは穂波の飼っている犬の名前。

その、しばおが、龍馬に異様に懐くそぶりを見せていた。

 

「龍馬くんって、犬は好き?」

 

「猫ほどじゃねーけど、まぁ、好きな方だ。

モフモフしていて、カワイイのは、嫌いじゃねーぜ」

 

「龍馬くんって、クールでカッコイイってイメージだけど、

そう言う部分もあるんだね」

 

「ったく、茶化すんじゃねーぜ」

 

すると、向こうから、声がした!

 

「あっ、穂波ちゃん!」

 

「みのりちゃん!」

 

「この子は?ダチか?」

 

「うん。龍馬くんは、会ったことが無かったね」

 

「花里みのりです!よろしくお願いします!」

 

「結城龍馬だ」

 

「サモちゃん、連れてきました!」

 

と、みのりは、飼っている犬である、サモちゃんを連れて来た。

 

こうして、犬との、ふれあいの時間が始まった。

 

「龍馬くん、しばおと遊んでみる?」

 

「あぁ。どうも、しばおって犬は俺に懐いているな…」

 

と、龍馬は穂波からのアドバイスを貰いつつ、

しばおと遊んでいた。

 

彼は彼なりに、しばおとふれあっていた。

 

その後。みのりは龍馬に質問するのだった。

 

「咲希ちゃんから聞いていたけど、龍馬くんって、

テニス選手でしたよね?テレビや雑誌で、見たことあるって、

言っていました!」

 

「昔の話だ。世界的に有名なテニスプレイヤー、

結城龍馬は、もうどこにも存在しないんだ。

俺はその成れの果てだ」

 

「龍馬くん…」

 

「そ、その…!なんか、ごめんなさい!」

 

「気にするな。昔のことを思い出しても、意味はねーんだ」

 

「…龍馬くんはね、咲希ちゃんのコーチをやっているんだ。

自分はもうテニスをしない!って言いつつ、

口頭で咲希ちゃんにテニスを教えてくれているんだ」

 

「穂波…まぁ、テニスを教えている時が、

ある意味、俺が輝いているかもしれねー

もう、テニスはしねーが、テニスを口で説明して、

教える事位なら、いくらでも、出来るぜ」

 

「そんな、龍馬くんは、咲希ちゃんの専属コーチをやっているの」

 

「せ、専属コーチって、凄すぎる!」

 

「大したことねー咲希の奴が、教えて欲しいって、

駄々こねて、仕方がなく、教えているだけだ」

 

「でも、龍馬くん、文句言いつつ、面倒見がいいんだよね」

 

「あぁ、それは否定も固定もしねーぜ」

 

何がともあれ、龍馬は穂波とみのりと会話をしながら、

犬とのふれあいを楽しむのだった。

 

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