将来を誓い合った恋人   作:アッシュクフォルダー

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第二十二話 ダブルス指導

テニスコートにて。

 

結城龍馬は望月穂波を通じて、

宵崎奏と朝比奈まふゆに出会った。

 

奏は身体の重さから、テニスをやり始めていた様だ。

 

その場には、日野森志歩もいた。

 

「今日はよろしくお願いします。龍馬くん」

 

「あぁ。ただ、俺は教えるだけだぞ?」

 

「ダブルスの練習試合だったよね…

出来るかな、テニス」

 

「あぁ、俺が教えてやる」

 

「よろしくね、結城さん」

 

「あぁ」

 

と、龍馬は奏に対して、ラケットの握り方や、

軟式の為、軟式テニスのラケットの持ち方を、

教えるのだった。

 

「なるほど…!」

 

「それじゃあ、実践してみよっか」

 

「そうだね…まふゆ、わたしとペアを組む?」

 

「うん、わかった」

 

今の、まふゆは爽やかな優等生モードだが、

龍馬は、何か違和感を覚えていたが、あえて何も言わなかった。

 

「結城さんは、世界的にも有名なテニスの選手なんだよね?」

 

「あぁ。だが、昔の話だ。

世界的に有名で将来を有望視されていた、テニスプレイヤー、

結城龍馬は過去の遺物だ。俺はその成れの果てだ」

 

「…!?」

 

と、まふゆは、何かを感じ取ったが、あえて何も言わなかった。

 

「だが、俺は穂波に、それに他の奴らに支えながら、

こうして生きている。だが、俺は別に生きているうちに何かしてー

って、訳じゃねーけどな」

 

「…!!!!」

 

と、まふゆの瞳が一瞬だけ暗くなった。

 

「ワリィ、喋り過ぎたな。さて、練習試合をする。

俺が審判をする」

 

こうして、穂波と志歩のペア、まふゆと奏のペアで、

ダブルスの練習試合をした。

 

結果は、志歩と穂波ペアの勝ちだった。

 

「まずまずだな…」

 

「お疲れ様。みんな頑張っていたね」

 

「うん。まふゆの足手まといになったかな…?」

 

「そんなことないよ?奏も頑張っていたよ?」

 

「それなら、よかった…」

 

「みんなで、お弁当にしませんか?

わたし、作って来たんです」

 

と、穂波がお弁当を作って来たようだ。

まるで、運動会のお弁当の如く、絢爛豪華な三段重ねの弁当である。

 

「穂波…これ、全部、穂波が作ったの?」

 

「咲希ちゃんと一歌ちゃんにも手伝ってもらって、

思ってよりも、ボリュームが膨らんでいて…」

 

「作り過ぎたって訳か…」

 

「うん。でも、丹精込めて作ったから、食べて欲しいな」

 

「わかった」

 

「それじゃあ…いただきます」

 

みんなで、穂波たちの作った、お弁当を食べた。

 

(美味しい)

 

と、みんな美味しく味わうのだった。

 

「龍馬くんは、苦手な食べ物は無いの?」

 

「食べ物に文句はねーが、

好きな食べ物なら、グレープジュースだ」

 

「龍馬は、それをよく飲んでいるね」

 

「好きだもんね?飲みすぎ注意だよ?」

 

「あぁ、わかっているぜ?」

 

と、みんなでお弁当を食べた。

 

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