望月穂波は結城龍馬にテニスのコーチをお願いしたいと頼むだった。
「穂波からの誘いを断るわけにはいかないから」
「フフッ、優しいね。龍馬くん」
「おいおい、よせよ…俺はもう…」
すると、穂波の前に、
花里みのり、桐谷遥がやって来た。
「この人が…結城龍馬さん?」
「私!テレビで観たことあるよ!世界的に有名な、
テニス選手だよね!?」
「私も。彼の顔は、度々、目に入っているし」
「昔の話だ。世界的に有名で、
将来を有望視されていた、結城龍馬って、
テニスプレイヤーは、もう世界中のどこにもいない。
俺はその成れの果てだ」
「えっ?」
「まぁ…いい。結城龍馬だ」
「初めまして。桐谷遥です」
「花里みのりです!よろしくお願いいたしますっ!」
「おいおい、同い年だろ?
別にタメ口でもいいぞ?」
「じ、じゃあ…龍馬くん!よろしくね!」
「あぁ。よろしくな」
「今日はテニスの指導、よろしくお願いいたしますっ!」
「よろしくね。龍馬コーチ」
「コーチって…まぁ、咲希を指導したことはあるが、
自信はねぇが…わかった。
やるからには、とことん、やってやるぜ?」
(何だろう…咲希にしろ、みのりにしろ、
遥にしろ…俺と同い年なのに、明るい未来を背負っている。
俺みたいに、ただただ、死を自ら選びかねない状態になっている、
俺には、あの子達が眩しく感じる)
テニスの指導をした後…
「おい、疲れたか?実は栄養ドリンクを作ってきたぞ?
疲労回復に役立つぜ?」
と、結城龍馬のテニスの先輩に当たる、人物が考案した、
栄養ドリンクである。
特製栄養ドリンク
これを、穂波なりにアレンジした。
■DATA
スポーツ後の体力回復、肝臓・腎臓の機能回復に良いとされる。
レモンやしょうが、ハチミツを入れている。
後は、穂波が独自に考えながら、作っていった。
1すべての材料をぶつ切りにする。
2ぶつ切りにした材料をミキサーに入れる。
3「弱」で約1分~1分30秒ミキシングする。
望月穂波は、このレシピを基に、特製栄養ドリンクを、
みのりと遥と、自分の為に三人分用意するのだった。
「お、美味しい!」
「穂波が作っただけであって、美味しいね」
「元々は先輩考案のレシピの材料で、
実際作れば、ゲテモノ同然の、栄養ドリンクだが、
穂波がアレンジして、美味しくしてくれたんだ」
「フフッ、作って良かった!」
「フッ、次も頼むぜ?」
「あっ!龍馬くんの事!私知りたいです!」
「私も穂波の幼馴染って聞いて、
何だか、気になるな」
「何が聞きたい?」
「そうだね…あっ、テニス選手だった頃の話!聞きたいな!」
「しょうがねぇな…」
と、龍馬は思い出話を、遥とみのりにするのだった。