将来を誓い合った恋人   作:アッシュクフォルダー

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第二十八話 龍馬と咲希と雫

夏の日差しが暑い日が続いていた。そんなある日の事だった。

 

「ねぇーねぇー龍馬くーん!アタシと雫先輩とデートに行こうよー!」

 

「いきなりだな…!」

 

「本当は、しほちゃんと行く予定だったけど、

用事があるみたいで…!」

 

「どうして、俺なんだ?他に一歌や穂波は?」

 

「ほなちゃんも、いっちゃんも用事で…!

ダメ!かな?」

 

と、咲希におねだりされた、龍馬は渋々、引き受けた。

 

「そんな純粋無垢な瞳で俺を見るなよ…眩しいじゃねぇか…!」

 

「一緒に行ってくれるの?」

 

「好きにしろ」

 

「やったー!それじゃあ、この日とこの時間だからね!

この場所で、待ってくるから!」

 

「やれやれだぜ…」

 

後日

 

「雫先輩、遅いなー」

 

「道に迷っているのか?」

 

「そうみたい…」

 

「…俺が探してやる。待ってろ」

 

「えっ?ちょっと、龍馬くん!」

 

すると、数分も経たないうちに、龍馬が雫を見つけ出して、

咲希の元へ…!

 

「凄いよ!龍馬くん!」

 

「本当だわ!道に迷った時、龍馬くんが見つけ出したの!」

 

「そういうのには、慣れてるからな。

ネコを探す時を思い出すぜ」

 

「龍馬くんは、ネコを飼っているの?」

 

「ペロってネコで、ロシアンブルーのだ。

アイツはダチに預けて、元気にしているがな」

 

「一緒に暮らさないの?」

 

「まぁ…色々あるからな…」

 

「そうだったのね…寂しくないかしら?」

 

「ペロが傍にいないのは寂しいが、

だが、アンタ達を観ていると、癒されるぜ」

 

「えっ?そうなの?」

 

「咲希に、それに雫って言ったな」

 

「えぇ。私は日野森雫よ。あなたが結城龍馬くんね」

 

「あぁ。話を戻すが、咲希や雫を観ていたら、

どうも…その…一歌もそうだが…」

 

「癒されるの?」

 

「あっ、あぁ…」

 

「へぇ~いっちゃんの時もそうだけど、

龍馬くんって、意外と照れ屋さんだね!」

 

「そうね。私もそう思うわ!」

 

「…俺もクールじゃねぇな…」

 

咲希や雫の笑顔や心がキレイで眩しい余り、

龍馬は、どうも視線を逸らしていた。

 

「どうして、龍馬くん。視線を逸らすかしら?」

 

「お前らが眩しいだけだ。俺とは違う。

が、まっすぐに生きて欲しい。

ただ、一歌もだが、咲希と雫は、人の痛みがわかる人だとは思うがな」

 

「どういうこと?」

 

「いや、ワリィ、喋り過ぎたな。

純粋無垢で、誰よりも人の心の痛みがわかり、理解し、

それに、包容力が広すぎて、俺には眩しいんだよ…」

 

「アタシといっちゃんと、雫先輩って、

言っちゃえば、ピュアな子って事?」

 

「そういうことだな」

 

「私はそう思ったことは無いけど…?」

 

「アタシも!アタシも!」

 

「自分でそう思っていない部分も良いとは思うがな」

 

その後、結城龍馬は買い物に付き合わされるのだった…!

 

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