将来を誓い合った恋人   作:アッシュクフォルダー

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第八話 二人でお見舞い

結城龍馬は幼少の頃から、

テニスを毎日、コツコツと、練習と努力を積み重ねて、

やがて、テニスの超新星と、呼ばれるようになった。

 

小学生の時に、望月穂波と、出会い、

やがて、現在は婚約者になったのだった。

 

中学の時、アメリカの学校に転校することになり、

穂波達と、別れることになった。

 

そんな彼は、中学時代から、テニス界で活躍するようになり、

全米のテニス大会を総なめするほどの、実力にまで成長するのだった。

無実の罪で、テニス賭博の疑いの濡れ衣を着せられ、

アメリカの警察に捕まり、

米国からの追放を受けるまで、彼は服役しているのだった。

 

そして、国家からの追放を受けて、

永住権の権利も、はく奪されて、

日本に強制的に帰国した。

 

その後、龍馬は、数年ぶりに日本に帰国。

将来を誓い合った、望月穂波と、再会するのだった。

 

現在、身元を隠しながらも、望月穂波の家に居候している。

 

今日は、月に一度、待ちに待った、デートの日。

 

「穂波、待ってたぜ」

 

「龍馬くん!おはよう!

もう、大丈夫だよ、下に降りるね」

 

愛らしい足音が、聴こえてきた。

目を向けると、かわいらしいワンピースに

身を包んだ、穂波が、龍馬の前に現れるのだった。

 

「今日は、どこに行く?龍馬くん?」

 

「そうだな…久々に、穂波の友達に会いに行きたいな」

 

「じゃあ、行こっか!病院に!」

 

「病院?あぁ、あの子の事か…咲希だな」

 

二人は、天馬咲希の病室へと、向かうのだった。

 

「ほなちゃん!えっと、隣にいるのは…?

龍馬くん?」

 

「よく覚えていたな」

 

「龍馬くんの話が聞きたいな!

ほなちゃん、何か知ってる?」

 

「うーん、龍馬くんの話か…

どれも、変わった話だったり、個性的な話だったりするからな…」

 

「まぁ、一言言って、退屈はしなかったな」

 

「そうだったの?」

 

「海外のメディアは、連日、俺を取り上げていた

それくらい、有名になったこともあったが、

今は違う、俺はスター選手の成れの果てさ」

 

「でも、龍馬くん、また、テニスやるの?」

 

「やらないな…もはや、テニスなんて、したくないんだ」

 

「どうして?」

 

「何でもだ」

 

「そっかー

じゃあ、試合を観に行きたいな!」

 

「知り合いに、言ってきて、話を付けてやるからな

まぁ、いつかは、試合に連れてってやるさ

でも、俺は、しないけどな」

 

「そうなんだ…」

 

「まぁ、テニスで心残りになったことは、ある、

でも、もう、捨てたんだ

今は…未来を見るしかないんだ

例え、それが、受け入れられない、現実だったとしても」

 

「なんか…ネガティブになってない?」

 

「そうか、俺もまだまだだな」

 

龍馬は、寂しそうに、咲希と穂波に、別れを告げて、

先に帰るのだった。

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