あとやっと二桁です。これからもがんばります。
一方こちらは永琳、依姫、響側……、~響side~
豊姫と亮介が部屋を出て行ったあと……、座った状態で俺らはそれぞれ飲み物を飲みながら話し合っていた。
「それじゃ、永琳。俺の仕事の説明をしてくれ」
「ええ、まずは私の助手をしてもらうわ。ほかは何かできる? あなたができることをしてほしいのだけど……」
そうだな……、能力を応用してみるか? いや、俺の鏡を操る方ならまだしも理解力の方はあまりおおやけにはしたくねえからな。助手以外か、何がある? ……そうだ!!
「じゃあ、料理とかなら得意だが?」
スサノオ師範と修行してるときは、俺が料理担当だったからな。最低限まずくはないと思うし、少し自信もあるからな。
「そうね、一回みんなに食べさせて頂戴。それで決めるわ。依姫、あなたの意見は?」
「え!? あ、えと、別に問題はないぞ!?」
おいおい、なんであわててんだよ?
「どうした? 依姫。顔真っ赤だぞ、風邪か?」
「な、なんでもない/// 話をつづけてくれ///」
ふ~ん。なんでもないならまあいいか。
「それじゃあ永琳、話をつづけて」
「……朴念仁ね、完全に」
永琳が小声でなにか言ったが何て言った?
「まあいいわ。とりあえずそんなものよ。早速手伝ってもらっていいかしら?」
「ああ、それじゃあ行くか。依姫はどうすんだ?」
「わ、私はトレーニングをしておくよ。行ってくれ」
「そうか」
「隣の部屋よ。ついてきてちょうだい」
「あいよ」
○
……あ、ありのまま今目の前で起こったことを全て話すぜ!! 永琳に言われた通り隣の部屋に入ったんだが、さっきの部屋と比べ物にならないほど広いうえに、三階まである真っ白い部屋があったぜ! 永琳にきいたら、「あら、まだ半分も見てないわよ」っていわれたぜ! 元の世界では小さい家に住んでたから、スケールでかすぎて怖いぜ!
「……さっきからどうしたの? 無表情のまま固まってるわよ」
「あ、いや、なんでもない」
とりあえず落ち着け、俺。よくよく見れば人も結構いるじゃん。まあみたとこ三人ほどだけど。
「それじゃああなたにはまず、この本を暗記してちょうだい」
そういい永琳が近くの棚から持ってきた本は、軽く千ページはある本を渡してきた。……いやいやいや最初の仕事が暗記て。しかも普通暗記できないくらいに分厚い本だぞ?
「私が今までの研究やここまでの薬の知識、基本事項もまとめた本よ。最初は一万ページくらいあったのだけど、さらにまとめたわ。それを今日以内に暗記しなさい」
……マジで? 何いちゃってるのこの人? 数ページ読んだけど、すでにわけわからん。しゃーない理解力変えるか。理解力向上、記憶力と読解力レベル8へ。(普通の大人がレベル2、響がレベル3ぐらい)
さて、読むか。
~永琳side~
響に渡した本は、私の今までの研究を全て書き込んだいわば私の人生みたいなもの。普通なら読むのにも1年かかるものだけど、彼なら読むのに1カ月、記憶するのに3カ月ぐらいでできるでしょう。まあ、1回読んだだけじゃ、分からないも事も多いことだし、しばらく時間をあげようかしら?
「じゃあ響、いきなりだけど休暇をあげるわ。それを暗記したら、言ってちょうだい」
まあ、最初から彼を使えるとは思ってないし、早くできたらできたで……、
「いや、すぐ終わる」
「え?」
そういうと響は本を持ち、バララララとすごい勢いで本をめくり始めた。このスピードなら、すぐ終わるのでしょうけど勢いで文字が線に見えて読めないのだけど……。
「おし、暗記完了」
本を閉じ、こちらに渡してくる。……さすがに今のはむりでしょ。
「……ならいくつか質問していい?」
「いいぞ」
そして10問ほど質問をしたのだけど、質問をいった瞬間に答えられた。あの一瞬で記憶したのなら、もしかしたら私よりも頭いいかも……。
「どうやってしたの? 今の」
「ん? 秘密だ」
「あら、けちね」
「別にいいじゃないか。秘密があって悪いのか?」
「いいえ、悪くないわ。ただ気になっただけよ。なら研究の手伝いを早速してもらおうかしら」
「おう、どんとこい」
○ ~side out~
「永琳先生、薬の薬草がいくつか足りません」
「え? ……困ったわね。だれか暇な人いる?」
「俺暇だぞ。薬草を取りに行けばいいんだな?」
「あら、ならよろしく頼むわ。これ地図とバッグよ。これいっぱいに入れてきてね」
「……あのさこのバッグ、でかくね? 大きいキャリーバッグ並じゃん」
背中に背負える型だが、すごくでかい。薬草ともなると結構な量になる。
「それぐらいあったほうがいいのよ。それと私の使いだと言えば扉は開けてくれると思うわ。まあ、それ以前にあなたを止める人はいないでしょうけどね」
「……がんばりま~す。いってきま~す」
響は研究所を出て、外の森に入り、草やツタを押しのけ薬草を探す。ただ彼が実力者だと知らぬ妖怪たちは彼を絶好のえものだと思い込むため……。
「ウガァァァァァァ!!」
「はいはい、『
妖怪が襲ってくる。そんなときに使うこの技『槍突 金剛石鏡槍』。妖怪が襲ってきたときに、使う響の技で霊力の消費量も少ない。鏡を付けた手のひらからキラキラした巨大なとげを吹きだす。そしてそのとげが木のように枝分かれし、妖怪を突き刺す。
「グアァァァァ!?」
「はい、乙。バーカ、バーカ」
下べろを出しながらからかう。妖怪たちは霊力が詰まった槍を喰らい朽ちていく。それを見守り、薬草回収をつづけようとしようとした時。
「キャァァァァァァァ!!」
「……」
いきなり聞こえて女の子の悲鳴。場所からして遠くないしそのあとで、グオオオオと妖怪の声も聞こえた。
「はぁ~、しかたね。行くか」
進む無為を変え、声がしたほうへ向き、走り出す。間に合うかな?
○ ~???side~
「ハァ……ハァ……ハァ……」
くそっ、逃げ切れない。私が弱いのも悪いけど……、こんな妖怪に……。
「グオオオオ!!」
「えっ!? キャァァァァァァァ!!」
よ、横から……。この、手だけ長いクマのくせに……。くっ、完全に致命傷だ。……ここで、私死ぬのかな? やだなあ、もう少しまだいきたいなぁ。願いがかなうのならもう一度だけ……チャンスが……ほしい……なあ? ……ギャオオオオ!? ……えっ?
「まったくめんどいこともあるもんだ。薬草取りに来ただけなのに……」
そこにいたのは紫がかかった銀色の長めの髪をした女性だった。……いや男の人かな? 分かんないけど私を助けてくれた……?
「時間もったいないから、とっと死ね!! 『
突然その人が叫んだかと思うと妖怪の下に鏡ができ、そこからまるで木が生えるようにいくつもの鏡の枝が生え、どんどん枝分かれしながら妖怪のクマを突き刺していく。妖怪の悲鳴が聞こえる。そして……、
「きたねえオブジェだぜ」
妖怪は息絶え、赤い血の色に濡れて真っ赤な大樹と化した鏡の枝はうそみたいに美しく輝いていた。妖怪を除いて……。
「……見る限り妖怪みたいだな。どうした? 食われようとしてたのか?」
「えっ……? あ、はい。獲物を食べようとしてたらいきなり襲ってきたんです」
「そうか、かわいそうなことされたもんだ。……傷は結構深いな。治るかな?」
彼は一人で言葉をつぶやいたと思ったら、手の上に大きめの鏡がいきなり現れた。……びっくりするなぁ。そして彼はその鏡を私の横腹へ移動させる。……なんで浮いてるんだろう?
「『
? 鏡なんて使って何する気……、あれなんか体が楽に……。!!
「傷が治ってく!? なんで……」
「俺の能力さ。『鏡を操る程度の能力』っていってな。鏡と写したものを少しだけ形を変えられるんだ。あんまり重症だと無理だがある程度は治せる」
す、すごいな、私は自分の能力すら知らないよ……。あれ? でも、
「あなた人間ですよね?」
「そうだが?」
「なぜ私を助けるんです? 人間にとって私たち妖怪は穢れの対象でしょう?」
「……。俺はな、そういう考えが大嫌いなんだよ。妖怪だから穢れだ、とか俺にはそういう考え自体が浮かばないね。妖怪だって生き物だろ?」
「ほんとにそう思ってるんですか?」
「もちろん」
「……なら私の、猿飛 千秋の師匠になってください!!!!」
「……はい?」
作「あとがきラジオが始まりまする。今回のゲストはファルムでする」
フ「よろしくだ!! くふははは!!」
響「相も変わらず元気そうだな」
亮「それがファルムのいいところじゃないか?」
フ「それにしても亮介、すごいな! 副団長、つまり俺と同じだ。だが負けんぞ!」
亮「お前になんぞ負けるか。俺に一撃与えるかしな!」
作(ちなみに響はここではそのことを知っています)
響「そうだぜ、ファルム。せめて亮介に決定打を与えられるぐらいにならないと」
フ「もちろん、私はおまえを倒すのが生きがいになりそううだ」
作「おめえら~喧嘩するならよそでやれよ~」
フ「もちろんだ! あと次回のゲストは俺の兄貴だよろしくな!」
作「お前が言うのかよ!?」
響「……いったな。じゃあまた次回」
【改変】8月4日
技名を変更いたしました。