東方雲狼劇   作:鏡狼 嵐星

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オリキャラ登場~!! このキャラ地味に重要です。
遅れに遅れましたね。テストの点数などおらぁ知らん!!
では11話目どうぞ。


響の常識覆し

~響side~

 

そのあといろいろ彼女が語りだしてその話をまとめてみたところ、

 

「……つまりあんな妖怪にもう襲われたくないし、自分も強くなりたい。けど自分みたいな弱い妖怪を強くしてくれるような奴が親友がいない。だから自分を助けた俺に師匠になってくれと?」

 

「はい!」

 

「……とにかく君のことのついて教えてくれない? そうしてくれないと答えられない」

 

「はい! 私は猿飛 千秋といいます。こんななりでも一応鬼ですよ?」

 

彼女の容姿は……いっちゃ悪いがロリだ。身長は140ぐらいで腰まである長い水色と藍色の中間のような色の髪、何もかもを見抜きそうな漆黒の目。そして彼女の額には一本の角が生えていた。本当はほかの妖怪化と思ったよ。いやだって鬼って強いイメージあるじゃん。こんな叫び声上げてたような子が鬼とは思わないよ。

 

「……で、師匠になってもらえますか?ウルウル」

 

おいおい、その顔やめろ。涙目と上目づかいとか罪悪感しかしないよ。……ハア。

 

「べつにかまわないぜ」

 

「ほんとですか!? 「ただし!」え?」

 

「いくつか条件がある。一つ目、俺の好きな時間に修行の時間を設定させてもらう。二つ目、俺のだす修行に弱音を吐かないこと。……今んとここれぐらいだな。これを破れば即刻師弟関係はやめだ」

 

「もちろんです!」

 

……ほ~、体中から妖力がにじみだしてる。やる気はあるし、今だけの感情移入でこれだけの妖力が出るってことは結構素質はある。それに鬼だしな、なかなか強くなれるんじゃないか?

 

「……一応聞いとくが、本当に俺でいいのか? 俺は人間だぜ?」

 

「かまいません。ていうかさっきの強さはそんじょそこらの妖怪なら簡単に倒せるでしょう? 人間やめてるレベルですよね」

 

ひどい言われようだな。確かに人間じゃないが、人間でギリおさまるレベルには設定してるがしかたないか。

 

「じゃあ、修行をお願いします」

 

「いきなりやる気満々だな。そう、だな。この籠の中に満タン薬草を取ってこい。制限時間は一時間でこいつをつけろ」

 

おれは鏡からかつての俺と亮介のトラウマともいえる代物をとりだす。……なるべくこいつは見たくねえけどしかたがない。

 

「なんですかこれ? リストバンドとサポーター?」

 

「見りゃあわかる」

 

そういいおれは二つづつあるリストバンドとサポーターをじめんに落とす。すると、

 

ドォォォォォォォォォォォォン

 

「え? え? ク、クレーターができた!?」

 

おお、驚いてる、驚いてる。実を言うとこのふたつ、スサノオ師範の修行に使っていた特殊な修行道具。恐ろしいほどの重量を持つ道具だ。

 

「コイツは俺特製の修行道具。重量はひとつ、三百キロで両手両足それぞれつけてもらう」

 

「……マジですか?」

 

「ああ、いくら弱いといっても妖怪、しかも鬼だ。これぐらいはしてもらう。実際俺は師範にこれの倍近い量を普通に付けられてたからな」

 

おうおう千秋の顔が青白くなっていくぜ。確かに最初はえらいなんてレベルじゃないが、一線越えれば恐ろしい勢いで成長できるからいい修行法だとおもうけどな。

 

「さて、俺を師匠にしたんだ。それなりの覚悟をしてもらうぜ? 千秋」

 

「今更になってすごい後悔してきました……」

 

「なんだ? 早速弱音か?」

 

「違います! 自分の心を確かめてただけです~」(顔怖い~。きれいな顔が台無しですよ~)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あれから一時間が経過したとこだ~よ。

 

目の前で汗だくになり息しか聞こえないくらいばてている千秋。きれいな青色の髪もボサボサだ。

 

「おいおい、俺より早くばてるってどういうことだよ。お前妖怪だろ、しかも鬼だろ」

 

「師……師匠……は……なん……で……わた……しより……おお……くおもり……を持っ……てるの……に疲……れて……無いん……ですか」

 

「その鍛え方を尋常じゃないほどやらされたんだ、体力あるに決まってんだろ。それにしても息切れっ切れっだなお前。強くないとは思ってたがなさすぎだろうに」

 

「師……師匠が……異常……なんで……すよ」

 

それにしても途中で倒れると思っていたが、ちゃんと薬草集めきってるし時間も守れてるし予想以上にやるみたいだな。鬼ってこともあるんだろうがいいやつに出会った。

 

「次は……そうだな、一~二週間五ぐらいに来るから。そのおもりをつけて十キロ走りこみ十本、筋トレ五セット、瞑想三時間しとけよ、毎日」

 

「は、はい~」

 

んじゃ、ここはなれて帰るか。薬草は十分だし、文句はないよな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

○ ~side out~

 

ここは街の中にあり、城に向けて続く大きな一本道。そこを、ズルズルズルと巨大な音を立て歩く美男子。音を立てているのは正確には彼が引きずっている巨大イノシシ。

 

「はぁ~、引きずんのつかれんな~」

 

そんなことをつぶやきながら歩く彼。肉を手に入れるために外に狩りに行く狩猟隊がいるが、彼らが撮ってくるえものとは比べ物にならない大きさ。そんな彼を見て町の人々はこうつぶやく。

 

「紫、紫鏡雲剣だ。やっぱりけた違いだな」

 

「響様よ~。やっぱりきれいね~」

 

紫鏡雲剣 響。彼が巨大なイノシシをかかえて帰ってきたというので人が集まってきていた。

 

「響! あんた何してんのよ!?」

 

「え、永琳様だ~!?」

 

八意 永琳があわてた形相でこちらに走ってくる。そんな永琳に響はヘラッと笑いながら答える。

 

「いや~、薬草取り終えた後にこのイノシシが突っ込んできてな。とりあえずうまそうだったからついでに捕まえてみた」

 

「……こんな人の身長の二倍はあるくらいのバケイノをついでで捕まえて来る時点であんたも異常ね……」

 

バケイノ。このあたりで最も強い生き物であり、子供ですら大人を殺せるレベルの茶色のイノシシ。ただし、その肉は最上級の一品で、誰もが一度は食べてみたい一品のひとつである。このサイズになると、ビル一個ノンストップで砕けるレベルになるらしい。

 

「いや、一撃入れたら終わった」

 

そんな、アホなと全員が口をあんぐりあける。永琳は苦笑いしながらほおをかいている。

 

「……なんかおかしいこと言ったか?」

 

「おかしいどころじゃないわよ……。もう、とっと帰るわよ」

 

「あ~いよ」

 

 

 

月見城内部 八意 永琳の部屋前……

 

「お帰り、響。……ってなにそのイノシシ!? でかっ!?」

 

「すごいサイズのバケイノね~。これとってきたの~?」

 

永琳の部屋にいたのは亮介と豊姫。正門からこいつを引きずってきたので音に気づいて出てきたようだ。

 

「いや薬草とって来たついでにちょちょいと潰してきた」

 

「お前、そんなに血の気多かったっけ? それにしてもでけえな」

 

「……。永琳?」

 

「言いたい事は分からなくないけど、響ならできなくないと思わない?」

 

笑いながら雑談をしている響と亮介。そんな二人を見る二人の顔はわけわからないという顔とあきれ顔であった。

 

「ただいまってバケイノ!? なぜ!?」

 

部屋に入ってきて早々に剣を構える依姫。それもそうだ、部屋の中に化け物がいるのだから。

 

「……? もうだれかが倒しているのか?」

 

「おいっす、依姫。肉とって来たから今から焼くぞ。おめえも準備手伝え」

 

「きょ、響!? に、肉!? 何の話だ?」

 

「依姫~、とにかく焼き肉パーティするわよ~。道具準備するの手伝って~」

 

「は、はい、お姉さま。このバケイノいったい誰が……?」

 

「響よ。永琳のおつかいで外に行ってきたときに狩ってきたらしいわ。……ついでで」

 

依姫は驚愕の顔で固まった。依姫ですらバケイノのこのサイズを狩るのには時間がかかる。それをついででやったのだ、驚くのも無理ない。

 

(響も亮介もおそらく本気は出していない。……私よりも明らかに強い助手。面白いじゃない)

 

この街の常識を塗り変えてしまう行動を余裕でとった響。そして一発でこの街最強の兵士に認めさせた亮介。

 

月への移住まで残り一年。彼らはその時どんな行動をするのだろうか?




作「こにゃにゃちわ~。あとがきラジオ開始だよ~。今回のゲストはケルムだよ~」
亮「なんか鏡狼の挨拶聞いたことあるような……」
響「気にしたら負けだ」
ケ「いきなり何なんだ。それにコイツ誰だ?」
響「鏡狼 嵐星。俺らの親友であり変人」
作「変人とは失礼な!? 亮介のほうが変人だろうが」
亮「なんだと!? お前のほうが変人だろうが」
バチバチバチバチ……。
響「下らんことで喧嘩済んなバカども」
ケ「ファルムはこんなやつにやられたのか……」
響「すまんな、こんなやtギャアギャアら……」
ケ「……きょ、響?」
響「いい加減に……喧嘩やめろお前らぁーーーーーーーー!?」
「「ご、ごめんなさーいーーーーーー」」
ケ「……響は怒らせてはいけないようだな……。次回のゲストは依姫様だ。みな、心得ておくように」
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