東方雲狼劇   作:鏡狼 嵐星

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今回場所を変える回数が多いです。そこはご了承下しあ。
余談ですが、なんか塾で夏休み八時間勉強しろとか言われました……。意味分かりません。
……そんなことはまあ置いておいて13話目どうぞ。


月移住計画

都一決定武道会から一年近くたったある日の午後四時ごろのこと……、

 

「「月移住計画ぅ~?」」

 

「そうよ」

 

永琳から重要な話があると聞かされて永琳に部屋に来た響と亮介は驚きの声をあげた、。

 

「月なんかに済んでどうするんだ?」

 

「上の命令でね。「穢れがある地上で暮らすより月で暮らしたほうがいい」っていうことで月に街を作ったの。この街そっくりにね」

 

「すっげ~~~~~~~」

 

月に移住する理由は簡単で、『妖怪という穢れがいるから』である。月の上に陣取る人物たちは、穢れがいるから人は長生きできないという考えを持っており、月に移住すれば長生きできると考えた結果らしい。

 

「それっていつ?」

 

「一週間後よ」

 

響は知らされていなかったからか、おどろきの顔をする。それもそうだ、引っ越しするといわれるのが明日だといわれるようなものだ。

 

「早くね?」

 

「仕方ないわ。最近妖怪たちが動き出した、という情報が多いのよ。だからなるべくはやめてるのよ」

 

確かに最近妖怪たちが活発に動いているという情報が多々あることを知っている響はう~むと唸る。

 

「おーけー、理解した。……少し出かけてくる」

 

「え? 待ちなさい、まだ話が……」

 

「まあ、待ちんしゃい。響も響で何かあるんだろうに」

 

部屋を出ようとする響を止める永琳をさらに止める亮介。そんな亮介に響は口を少しだけ動かして、部屋をでていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

○ 現在、緑囲山内部の洞窟内……、

 

「お~い。千秋いるかー?」

 

「……」

 

洞窟内に厳しめになった妖怪たちの監視をすり抜け、入ってきた響。千秋は家の近くにある岩の椅子に座っており、うんうんうなっていた。

 

「おい、千秋!」

 

「ひょえ!? し、師匠ですか……。驚かさないでください!」

 

そんな千秋に話しかけ、理不尽にも怒られる響。その顔にはおまえのせいだろうと言いたげだ。

 

「何に悩んでんだ? なんかあったのか?」

 

「え、あ、えっと……」

 

響の質問に持っているぼろ紙を握りしめ、あたふたする千秋。そんな千秋の様子を見かねて、響は言葉を出す。

 

「そのぼろ紙見せろ」

 

あたふたしている様子を気にもせず、持っているぼろ紙を奪い取る響。その紙の内容も見て、目を見開く響。

 

「おい、千秋。これ、いつにもらった?」

 

「……今朝にこの山の主からもらいました。その紙に書いてある通りに『人妖大戦』参加要請です」

 

ぼろ紙に書いてあったのは、〈六日後、人間の都市に総攻撃をかける。そのため猿飛 千秋は参加を要求する〉と殴り書きであった。

 

「六日後、か……」

 

一週間後に月に移住するつもりの人たちと六日後に攻め込むつもりの妖怪たち。今の人間たちがいくら科学に特化しているといっても無傷で妖怪を撃退できるかといわれるとそうではない。

おそらく攻め込まれてしまえば、被害は甚大なはずだ。

 

「……千秋。俺の話をよく聞け」

 

「は、はい」

 

「お前はこの戦いに参加するな。変わりは俺が用意しといてやるから、遠くに逃げろ」

 

その言葉を聞いた千秋の顔は表情が困った顔で固まった。その静寂が壊れるまで少し時間がかかった。

 

「どういうことですか、逃げろだなんて!? 師匠はどうするんですか!?」

 

「何言ってんだ。俺は戦うに決まってんだろ。妖怪とな」

 

「ふざけないでください!! 師匠が戦うなら私も戦いm「少しは聞け」……」

 

「言ったろう。戦いに参加するってことはお前が敵になるってことだろう。もしそうなら俺はお前を切ることになる」

 

その言葉を聞いた千秋は何とも言えないという顔をする。そんな顔を見て今日はフッと笑い、手を千秋のほうに向ける。

 

「『鏡の世界へと続く道(ミラーウィッシュ)』」

 

その瞬間、千秋の足もとに大きめの鏡が現れる。ただの鏡ではなく移動用の鏡が足もとにである。

 

「!!」

 

「悪いな千秋。俺の最初の弟子として、お前を殺すわけにはいかないんだ。また会えりゃいいな、じゃあな」

 

「師匠ぉぉぉぉぉーーーーーー……」

 

鏡の奥に涙を含んだ顔で落ちていく千秋を見守る響。その鏡の先はこの大陸のとても一週間では探せない距離のどこか。そんな弟子との別れに涙ひとつ見せず、響は次にやることを始める。

 

「さて、妖力を少し混ぜてと……『鏡映虚影(ミラーフェイク)』」

 

鏡を創造し、そこに想像した千秋の像を映す。そしてその像は外へと出てくる。目がうつろな点以外は千秋そっくりの容姿の少女が響の前に立つ。

 

「よし、お前には千秋の代わりをやってもらうぞ。頼むぞ『フェイク』」

 

「了解いたしました」

 

そういったかと思うと洞窟の外へ走って出ていく。そんな様子を見届け、こうつぶやく。

 

「……すまなかったな、千秋」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

○永琳の部屋の中……、

 

いまの時間は午後五時、部屋の中にいるのは永琳、兵団団長の綿月 直輝。二人でソファに座り、紅茶を飲んでいる。そんな時、直輝が話を切り出す。

 

「でさ、なんで僕は呼ばれたんだい? 理由もあんまり聞いてないし」

 

「簡単な話よ。今回の移住の時に兵団が張る戦線から亮介を抜いてほしいのよ」

 

「!! なんでだい? 彼はとてつもない戦力だ。抜くわけにはいかないよ」

 

「わかってるわ。けど彼をあなたたちの娘様たちが気に入っているのよ。もしものことがあったらと思うとね……」

 

亮介の戦線参加か不参加の意見を言い合う二人。その中に一人乱入者が入る。

 

「たぶん、全力で拒否ると思うぜ。亮介は戦い好きだからな」

 

「「!!」」

 

部屋の奥にある一枚の鏡。そこから手が突き出、そこから響が現れる。

 

「……心臓に悪い登場するね、響くん」

 

「便利なんだ仕方ないだろ」

 

そんな登場に突っ込みを入れる直輝。そこへ永琳はいう。

 

「響、あなたも自覚して。依姫たちはあなたたちのことを気に入っているのよ?」

 

「……俺にとっちゃあ、それがどうしたって話なんだが?」

 

その言葉に永琳は何も言えなくなる。そんな永琳に追い打ちをかけるように響は言う。

 

「あと、直輝さん。俺も戦線に参加します。亮介と同じところでよろです」

 

「ちょ、待ちなさい響!! 勝手な行動はt「いる場所まで制限される気はないですが?」……」

 

「それについては僕も反論を言わざるをえないね」

 

「それならこれを渡します」

 

響は懐からぼろ紙を一枚だす。

 

「それは?」

 

「妖怪たちの襲撃情報ですよ」

 

その言葉に二人は目を細める。

 

「これを渡せば、対策を練れるでしょう?」

 

「……おーけー。手を打とう」

 

「ちょ、待ちなさい直輝!?」

 

響はその髪を開けながら渡す。その中には……妖怪の襲撃は一週間後と書かれていた。

 

「旅立ちを一日ほど進めることをすすめるぜ」

 

「待ちなさい!! 誰も許可を下してないw「直輝さんの決定だ、逆らえますか?」……」

 

響は止めようとする永琳を言葉で抵抗できないようにし、部屋を出ていく。

 

「なんでわからないのよ……。依姫はあなたに……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

○亮介と響の部屋……、

 

「ただいま」

 

「おかえり。ん? やけに元気ないじゃんどうした」

 

部屋の中はベッドと少し多めの家具がある単純な部屋の中、亮介はベッドに寝転びながらテレビを見ていた。そんな部屋に響はこう言い放つ。

 

「……俺は月に行かない」

 

「ブフォォ!!」

 

亮介は突然の爆弾発言に吹き出す。固まった表情のまま響に向かって言う。

 

「何言ってんのお前?」

 

亮介の質問にもう一つのベッドに座りながら、響は質問に答える。

 

「このまま月に行っても面白いことなんてないと俺は思う。それに地上に楽しみができたし何より俺は地面の上にいたほうがいい」

 

「……」

 

いつもと違う雰囲気を放つ響にたじろぐ亮介。そんな様子の亮介に響は微笑した。

 

「お前は好きにすればいい。別に行きたかったら月に行けばいいさ」

 

「あと、おそらく月にいくときに妖怪との戦いが起きるはずだ。そこは心得とけ」

 

そういい、ベッドに響は潜る。そして聞こえるかわからない声でお休みとつぶやく。亮介は、響を不思議そうに見つめた。




作「どうも、最近動画を見すぎている作者こと鏡狼です」
響「動画って何の話?」
作「なんでもありません。今回のゲストは豊姫です」
豊「よろしくね~」
亮「今回はどんな題材なの?」
作「豊姫さんは普段なにしてるんですか?」
響(前と同じ質問だし、微妙に棒読みだ……!)
豊「そうね~、動物達と戯れたり~、植物を育てたりかしらね~」
亮「あれ? 依姫と全然違うな」
豊「依姫は、天生の剣術持ちの上に戦うのが好きだからね~。でも、さらに強くなりたいみたいなのよね~」
響「……豊姫の扇子を依姫が使ったらいいんじゃねえの?」
豊「……その考えはなかったわ」
作「チートにチートが加わるかもしれんな。次は、永琳さん予定~。ではまた~」
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