ヤバァイほど。
まぁ、そんなこんなで14話目。
現在、響が亮介に月に行かないと話してから六日後、月移住計画実行日……、
月見城月見兵団会議室。その中にいるのは兵団団長 綿月直輝、団長代理副団長 ケルム・ストロ、副団長兼特攻隊長 ファルム・ストロ、副団長兼戦闘員 清水亮介、特別戦闘員 北川 響。
都の中でも有名人中の有名人である。その五人はあることについて話し合っていた。
「今朝、大量の妖気をレーダーが感知いたしました。もしかすると今日のうちに攻めてくる可能性も低くありません」
「くふはははは、妖怪たちがなんだ? 来たらつぶせばいいだろう? 兄ちゃん」
「そう簡単なものでもない。どうやら妖怪たちはわれらの街を囲うように配置いているらしく、とても一人でさばける状態じゃないんだ」
ケルムはホワイトボードに図を張り付け、説明する。そんなケルムを見て、亮介がいう。
「いくつかに分かれるってことか?」
「そうだ。俺とファルム、直輝さん、響に亮介の三つに分かれて攻撃をする。これが俺の一番の作戦だ。どうですか、直輝さん?」
「いいんじゃない? 特に指摘する点はないし、しいていうなら僕のところを少し多めに人がほしいかな?」
「そこは配慮します」
「……ひとつ追加だ。戦線を張るところだが、俺らの組は緑囲山方面においてくれ」
「そこは俺からも頼みたいと思っていたところだ。ここで一番強いのはお前らだからな。頼む」
「おう、任せろ」
「なら、意見はない。さっそく戦線に行かしてもらう」
響と亮介は席を立つ。それに合わせたのか、それとも自分のタイミングかほかの三人も立ち上がる。
「幸運を祈るよ。死なないでね、君たち」
「「「「応!!」」」」
○月見城廊下……、
戦線に向け移動している響と亮介。そんな彼らの前に現れたのは、
「依姫に豊姫? どうしたんだ?」
依姫と豊姫であった。亮介も意外だったらしく、少し驚いている。
「響、お前が戦線に出るっていうのは本当なのか?」
「ああ、そうだがなんだ?」
「……大丈夫なのか? 私はお前が死ぬのは耐えられないぞ……?」
下を向き響に自分の疑問をぶつける依姫。そんな様子に響は、
「あほか、お前?」
「んな!?」
馬鹿にした。依姫は反論しようとするが、
「俺が死ぬか。最低限負けても何とかして生き延びるさ」
「……絶対、絶対に帰ってこいよ!?」
「はいはい」
できず、受け流される。そんな様子を見ていた亮介は複雑な気分になる。響は月に行く気がない。これだけで依姫は笑えなくなるのだから。
「どうしたの~? あなたらしくもない顔して~?」
豊姫がのんきに聞いてくる。亮介葉そんな気持ちを振りはらい、笑顔を作った。
「なんでもないさ。豊姫は俺の帰りを待ってくれるのか?」
「もちろん~。待つわ~」
「そりゃどうも帰るよ、絶対」
「ええ、よろしく頼むわ」
最後の言葉だけ伸ばさずに言う。豊姫はそれだけ真面目に言っていると思った亮介は笑顔を見せ、響に話しかける。
「そろそろだぜ?」
「ああ、じゃあな依姫、豊姫。また月で」
二人の戦士が出ていくのを依姫たちは見届ける。また会えると信じて……。
○対妖怪特別戦線、緑囲山前……、
「「「「「「「「亮介副団長、響さん、よろしくお願いします!!!!!」」」」」」」」
この移住計画ではロケットを三回にわたって飛ばす事になっている。一回目は食料などを二回目は一般人と城の住人など、三回目は兵たち。三回目だけは一か所に集まらず、おのおのの基地の地下にあるロケットを使用し、月に向かう。
今回は、街を守る壁の入り口が狙われやすいとふんだため、わざと扉を開け広々と戦う方法をとることになっていた。その壁の内部にある基地。千人近く集まっていた兵士たちにあいさつされる。
「おおう、元気いいな」
「頑張って育てた俺の部下たちだ。戦力としてはある程度信用していいぜ」
全員が体中に武器をつけている戦士たち。ぼちぼち強いやつたちもいるみたいだ。
「さて、お前ら!! 今回はいつも鍛えてきた力を使う機会だ。全員本気出せよ!!」
亮介が一声かけると兵士たちが一気に活気づく。名kにはもう武器を構えている者もいる。
「響、お前は今回どうするんだ?」
「とにかく前線に出て、戦う。頃合いを見てお前に近づくよ」
「そっか」
軽く言葉を交わし、一番前に立つ。しばらくすると一発目のロケットが上がる。そしてその音を合図とするように、ドドドドドッと巨大な音と土煙が見える。
「来たぞッ!! 気合い入れろお前らァ!!」
「「「「「「「「「「おおっ!!」」」」」」」」」」
まさに魑魅魍魎。人の形を含め、様々な形の妖怪が大量に攻め込んでくる。それを迎え撃つ人間たち。
「オイッ、女ミテエナ奴ガイルゾ!! ツブセ!!」
妖怪の何匹かが響に襲い掛かる。今日はそんな妖怪たちに薄く笑いかけ、
「『
妖怪たちに向け剣を振りかざす。恐ろしいほどに増えた剣たちが妖怪たちを襲う。グシャと気持ち悪い音を立て崩れていく。
「誰が……誰が女だゴラァァァァァァァ!!!!」
青筋が切れたといわんばかりに妖怪たちに問答無用に襲い掛かる響。そんな響を見て、兵士たちがドン引きする。
「と、とりあえず自分が戦えると思うやつに狙いを定めろ! 勝てねえ奴に戦いを挑んでも意味ねえ!」
亮介は、とにかく兵士たちを戦わせようと命令を出す。その命令に気づき兵士たちも動き始める。……それでももっとも前線は響である。
「『
妖怪たちを大量に削り、味方の指揮を上げる亮介。そんな中二度目のロケットの音が上がる。あそこには普通の人を含め、兵以外の人たちが乗っている。
「行ったみたいだな。これで思いっきり集中できr「亮介副団長!!」なんだこんな時に!?」
「どうやら町の人数が足りないみたいなんです! 町に取り残されてるみたいで……」
「んだとぉ!?」
町の中に無力な人々がいる。その時点で町の中に妖怪を入れるわけにはいかなくなったわけだ。
「くそっ、これじゃあじり貧だ……」
そう思っていたところに追い打ちをかけるかのごとく、少し離れたところで轟音が響き渡る。音のほうを見てみると、壁の一部に巨大な穴が開いている。妖怪たちが開けた穴のようだ。そこから妖怪たちがぞろぞろと入ってくる。
「まずい、響!!」
前線にいる響を呼び止める。
「なんだよ? 清水」
「町の中に人がいる上に妖怪たちが流れ込んできてる! まずい状況だ!」
「なんだと?」
響は町の中に目を向ける。そこは火の海と化しかけていた。
作「よっす、おら作者。今回のゲストは永琳さんです」
響「毎回毎回よくそんなあいさつできるな」
亮「それが鏡狼です」
永「なんか変な人ね」
響「俺の知るなかで最も変な奴だ」
作「ひでぇな。変人だけどもさ」
亮「認めてんじゃん」
永「響達の知り合いってことは強いの?」
響「いや、知らん。戦ってるとこ見たことないから」
作「ふふふ、私はある能力を持っているのだ!」
亮「ナ、ナンダッテー!?」
永「どンな能力なの?」
作「えっとですね、ゴニョゴニョ、なんですよ」
永「え、本当? やりたい放題じゃない」
亮「どんなの? どんなの?」
作「おっしえなーいwww」
響「だと、思った」
永「なんとも、ねぇ。鏡狼はあとで教えると言っていたわ。また教えてもらいなさい。次回 は直輝予定よ」