小説には関係ないと思います、たぶん。
では、特別編(19話)どうぞ~。
小学校時代に有名だった、正義の悪者『トラッパー』の悪ガキ三人も数年たてば、立派な中学三年生。
「俺らも受験生だな。お目は大丈夫なのか? 勉強」
あの時から四年近くたち、響は容姿と逆に男らしくなり、本人は気付いていないが、女子のような容姿にクールな性格で地味に女子からはもちろん、一部の男子にも人気が多い。
「お前に教えてもらえば万事解決だぜ!」
亮介は変わらずの高身長でツンツン頭のスポーツマンのようになった。豪快な性格と顔が少し濃いことから、響に女子が近付かないのは彼のせいだったりする。
「亮ちゃんはいつもぎりぎりで受かりますよね~。不思議です」
早苗はどんな女子でもかなわないほどのスタイルと性格を手に入れていた。余談だが何回か他校の男子にからまれたことがあるのだが、亮介がぶちのめした。
「それが俺クオリティー~♪」
「俺が受験前一週間みっちり補習したからだろうが」
ドヤ顔で自慢する亮介をあきれ顔で突っ込む響。彼らが通っている中学はここらでも結構上位に入る。亮介は小学校の内容ですら無理だったのだが響が教え込み、なんとか合格させたのだ。
「全く寒いったらありゃせん」
現在の季節は冬。それも12月24日。クリスマスシーズンである。もちろんかえり道は街はカップルだらけになるはずである。そしてそのカップルに混ざりたいと思っている少女が一人。
「きょ、響ちゃん……///」
「何だ、早苗? 顔真っ赤にして?」
早苗は響を誘おうとしているのだが、純粋な鈍感であるため、気付かない。そんな様子を亮介はニヤニヤしながら言った。
「響、この後早苗と二人で出掛けてこいよ」
「はぁ? 三人で行くんじゃないのかよ?」
「俺は別件。家で録画したジョ○ョ第三期とノー○ーム・ノーラ○フと鬼灯の○徹見なきゃ母ちゃんに消されちゃうし、パソコンでロリの画像収集」
そんじゃ、と手を上げて笑いながら走っていく。角を曲がったところで、少し頬をかいている響の腕を早苗は引っ張る。
「と、とりあえず行きましょう?」
「……ま、いっか」
他から見ればお似合いのカップルに見えないこともないが、響の鈍感が足を引っ張っている。そんな様子を角の陰に隠れのぞき見るツンツン頭。タブレットを開き、LI○Eをいじくっている。その題名は『リア充観察隊』
【う~い、リア充観察隊№0参加で~す】
【来たか、№0。すでに№1~4までそろっているぞ】
【悪い悪い、ちょっと遅れた】
【まぁいい。大切なメンバーだからな】
【只今、響と早苗がデートに出かけたぞ】
【ぬわぁにぃ!? 今すぐ他の奴らに連絡だ! 今すぐのぞk……ゲフンゲフン観察だ!】
そんなことを他のメンバーと書きあいながら響と早苗をつける『リア充観察隊』。さてはてどうなる事やr「どうなるだろうな(笑)」ちょ、地の文に入ってこないでもらえますか、鏡狼氏!? とっと次の話書いてください!!「ふぁ~い……」
○
クリスマスムードまっただ中。普通はあまり騒がしくない商店街もにぎやかになっている。赤と緑と白のイルミネーションやサンタの人形が店の前に置かれていて、ピンク色の雰囲気しかない……と思う人は思うのだろうが、もちろん表だけである。端のほうにはどす黒いオーラを出している男子と女子がいることをお忘れなく。後ろから刺されますよ?
「やけに騒がしいよな。もう少しし静かにすればいいのに……あのさ、早苗? なんでそんなにくっついてくるんだ?」
「良いじゃないですか♪」
その中でもさらに目につく緑色の髪を持つ女性に抱きつかれる女性のような容姿の男子。早苗のプロポーションもさることながら響も美男子の中でも飛びぬけているので、妬みのオーラは普通よりも強い。
「ん~、やっぱりあいつら目立つな~」
その少し後ろにいる男子五人組。一人は亮介。他は……説明なしでいいでしょう。(モブキャラです、はい)
「おい、№0! 店に入ったぞ! しかもあの店、カップル感満載だ!」
「だな。よし入るぞ!」
「何が悲しくてあんな店にむさくるしい男だけで……」
「泣くな、№2! 全員同じ気持ちだ!」
場面は少し変わり、店の中。ここは、完全にカップル向けのお店だ。その中でも視線を集めるひと組のカップル。
「結構高いな。〝牛ヒレ肉の甘がらソース ~恋の野菜とともに~″ってなんだよ?」
「そういう料理ですよ、響ちゃん。なんなら頼みますか?」
「いや、いい。おごってやるから好きなの頼め」
「良いんですか? じゃあこれで……」
二人がテーブル席で料理をオーダーしているとき、そこが見えるが、向こう側からは見えないような席でカウンター席に座る五人組。
「いいねぇ、お熱いお熱い。やっぱお似合い」
「「「「くそっ、リア充爆発しろ!!」」」」
含み笑いをする亮介に絶叫する四人。もちろん近くには誰もいない。
「おっ、あいつらの料理着いたみたいだぞ」
亮介が指をさす。響たちの席に着いたのは下にジュース、上にアイスというフロートであった。が、ストローは二つが巻きついて真ん中でハートの形になっている。
「なん……だと……」
そして響は少しためらっていたが、二人とも片方からジュースを吸う。
「ブラックコーヒー!! ブラックコーヒープリ~ズ~~~!!」
「俺はカフェオレで~」
四人が砂糖を吐き始めているが、亮介はミルク入りのコーヒーを頼む。体制は地味に強いようで。
「「「「ブラックが甘い……」」」」
四人ともが愚痴を言い始めたころ響たちは飲み物を飲み終わり、アイスを食べていた。
「響ちゃん!」
「ん、何?」
「はい、あ~ん」
そんなことをすでにブラックが甘いと感じていた四人の前でやったため、全員が砂糖を吐いて、カウンターのテーブルに突っ伏す。
「いいね~、やっぱりおにあいさね。俺も彼女ほしいな~」
終わり方がなんかあれですが、ご勘弁を!
俺の実力じゃこんなものなんです(汗)
ではもう一話も読んでもらえればさいわいです。
では、また。