東方雲狼劇   作:鏡狼 嵐星

3 / 60
最近、勉強が難しくなってきた。少し大変だよ……。

{}はテレパスだと思ってください.
では、どうぞ。


二章 古代〜月の都〜
転生した二人に起きたこと


「……ん、ここは?」

 

そういいつつ、体を起こす。すると、見たこともないような大草原が広がっていた。隣には白目をむいている清水もいた。

 

(俺らは転生したってことだよな?なら、俺らの体は……!?)

 

よくよく見た清水の体には……黒い犬耳ともふもふしてそうな黒い尻尾が生えていた。

 

かくいう自分も背中の違和感を感じ、見てみると……紫色の蝙蝠型の翼がはえていた。さらにその爪は銀色のような瑠璃色をしていた。

 

 

「なんだこr{お~い、響。聞こえるか~?}ゼウスさん!?」

 

ゼウスさんの声が聞こえ、あたふたする俺に対して

 

{あわてんでよい。お主にしかこの声は聞こえておらんからのう}

 

「そうなんすか……今の状況を教えていただけますか?」

 

{もちろん、そのために来たのじゃ。まずお主らの状況からじゃの。まずお主は「雲外鏡」という妖怪じゃ}

 

「雲外鏡?鏡の妖怪……ですよね?」

 

{そうじゃ。鏡の妖怪のなかでも最強クラスの妖怪じゃ。そしてお主の能力は『鏡を創造し、あらゆるものを写し操る程度の能力』じゃ}

 

「? 簡単にいえば、鏡をつくって、写したものをどうにかする感じですか?」

 

{後半が違う。写したものを実体化させて使ったり、頭で考えていたものを鏡に写し出したりできる感じじゃの}

 

(ただのチートだ・・・!)

 

「次はもう一人のほうじゃ。……名前なんじゃったかの?」

 

「あぁ、言ってませんでしたね。あいつは清水 亮介です」

 

{そうか、亮介か。まぁよい。あやつは狼男じゃ。そして、あやつの能力は『どんなものでもゼロにする程度の能力』じゃの}

 

(こっちもチートだった……!)

 

{お主の要望にはすべて答えた。あとお主ら二人とも顔かえておいたぞ」

 

「うえ?」

 

{要望の師範じゃが、三時間後ぐらいに送れるからの}

 

「ちょ、まって! ……行っちまった」

 

ゼウスさんの気配が消えたのがわかった。

 

 

それにしても顔変えたってどういうことだ? ……鏡を創って見てみるか。手に力をいれてみる。すると、鏡ができる。

 

「お、勘でやったらで、き……!?」

 

そして、鏡に写った姿に驚愕した。銀色に近い紫銀色の首辺りまで伸びている髪、ほっそりした顔、目や鼻とかはかわっていないが、別人になっていた。

 

「めっさイケメンだ。なにこれ?」

 

興味本意で清水の顔をのぞく。髪の色や輪郭はほとんど変わっていないものの、ニキビとかが消え、イケメンといえる顔であった。

 

(……俺変わりすぎじゃね?)

 

そんなことを思っていると、

 

「んお、ここはろこらぁ?」

 

「ん?起きたのか?清水?」

 

「おう、……!? ここはどこだ!? てか、誰!? まさかの響!?」

 

「あぁそうだよ。ラージ○ン二頭狩りを拒否った清水 亮介くん」

 

「まじで響!? 変わりすぎだよお前!? ていうか、なんでそんなに変わってんの!? それにここどぉこ!?」

 

「それについて、説明してやるから……」

        ・

        ・

        ・

 

 

三時間後……

 

「……理解できたか?」

 

「うん、わけわからん。まったく理解できん」

 

「……これで五回目だぞ?いいかげんに理解しろよ、バカ」

 

「まずさ、俺はお前が東方を知っていたことが一番の驚きだよ。そういうの全然興味なさそうなお前がさ」

 

「そこかよ!? 普通は転生したほうが驚くだろ!? 完全にお前は変わらないな!! てめぇのためにやったのに、この2次元オタク!!」

 

「褒め言葉だ。ドヤァ」

 

「なんかむしょーにイラつくな、てめぇ……!」

 

「ちょ、やめて! こぶし構えないで! 顔もなんか怖いから!」

 

そんなかんじで二人で話していたら、

 

 

?「のんきだな、お前ら。これから地獄になるっていうのにな」

 

「「!?」」

 

二人同時に後ろを振り返る。そこには、緑髪の笑った顔の少年がいた。なにより特徴的なのは、かついでいる身の丈ほど大刀だ。

 

?「よお、ゼウスにいわれてきた スサノオってもんだ。よろしくな男と女ぁ」

 

(ん? 今、聞き逃せないことを聞いたぞ)

 

「あの、女って誰ですかね?」

 

「ん? お前違うのか?」

 

「違いますよ!? 俺、男ですよ!?」 

 

「んお、そりゃ失礼。悪いな」

 

そういい、頭を下げる。ただ驚いていた顔には解せぬ。

 

「まぁいいんですが。・・・まさかあなたが師範・・・ですか?」

 

「あぁ、そうだ。物理系の修行を三十年ほどして来いといわれた」

 

(冗談だろ!? 戦闘神 スサノオとかまじか~)「なんでスサノオ様ほどの人が俺らなんかの修行に?」

 

なにか特別な理由があると思ったが・・・

 

「理由? なに、簡単だ。サボリたかったからだ。仕事が合わなくてめんどくさかったからだ」

 

「めっちゃ単純だ。神様なのにな。でも、共感できるぜスサノオ様!」

 

「わかてくれんのか!?こりゃうれしいね。あと様つけんな、師範と呼びな!!……え~と」

 

「北川 響です。んで、こいつは清水 亮介です」

 

うん、理解したこの人は清水と同じタイプだな。

 

「おうよろしくな、響、亮介! よし、さっそく修行だ! 俺は優しくねぇぞ!」

 

「「はい、よろしくお願いします! 師範!」」

      ・

      ・

          ・

 

 

「はぁはぁ・・・しぬ・・・ふひぃ~」

                          

今、俺らは体力をつけるために走っている。・・・ほんの百八十キロの重りをつけながら。

 

「・・・多すぎんだろ!? いきなりこれか!? しかも山道!?」

 

いくら妖怪といえど、限界がないとはいえない。とてもこれはやれるレベルじゃないと思う。

 

「ほらほら、あと十周はやるぞ~」

 

「まじですか~!?」

 

そういいながら、前を走るスサノオ師範。俺らの重りの五倍ほどをもっている。さすが戦闘神。ちなみに、今、十周めだ。

 

(優しくないどころじゃない、ただの鬼畜だ・・・!)

 

ぜぇぜぇいいながら走る二人を見つめるスサノオ師範。

 

(ここまで見てて、二人とも才能がないわけじゃねぇ。亮は元からやってたみてぇだが、響は逆のはずだが、成長速度が異常だ。なぜだ?)

 

「・・・ま、いいや。へへへ、おもろくなりそうだ」

 

「ん? 何か、言いま、したか?師範? ハァハァ」

 

「いんやなんでもねぇ。十周終わったら飯だ! そのあと、もっかい十周だ。いくぞ!」

 

「「ういっす!!」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここは空の彼方天空のさらに上の神界。

 

「ふむ、おもしろいことになっとるのう。しばらくは退屈しなさそうじゃ」

 

雲の上の城のような場所で、手にタブレットのようなものをもちながら、金髪の最高神がつぶやく。

 

?「なにか面白いことでもあったのですか? ゼウス様」

 

「あぁ、天照か。うむ、おもしろいことを見つけての。・・・そうじゃ! あとでお主にも頼みたいこともある」

 

「なんでしょうか?」

 

「三十年後にまたいうぞい。ふふふ、またよろしくじゃ、天照」

 

「はい、わかりました」

 

「こやつらの観察がこれからの暇つぶしになりそうじゃな・・・」

 

 




コメントよろしくです!
何か質問があればコメントで。
あと、響はギリ女性に見えるか、見えないかぐらいなかんじです。
響は東方の知識はキャラの名前と強さぐらいしかわかりません。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。