{}はテレパスだと思ってください.
では、どうぞ。
転生した二人に起きたこと
「……ん、ここは?」
そういいつつ、体を起こす。すると、見たこともないような大草原が広がっていた。隣には白目をむいている清水もいた。
(俺らは転生したってことだよな?なら、俺らの体は……!?)
よくよく見た清水の体には……黒い犬耳ともふもふしてそうな黒い尻尾が生えていた。
かくいう自分も背中の違和感を感じ、見てみると……紫色の蝙蝠型の翼がはえていた。さらにその爪は銀色のような瑠璃色をしていた。
「なんだこr{お~い、響。聞こえるか~?}ゼウスさん!?」
ゼウスさんの声が聞こえ、あたふたする俺に対して
{あわてんでよい。お主にしかこの声は聞こえておらんからのう}
「そうなんすか……今の状況を教えていただけますか?」
{もちろん、そのために来たのじゃ。まずお主らの状況からじゃの。まずお主は「雲外鏡」という妖怪じゃ}
「雲外鏡?鏡の妖怪……ですよね?」
{そうじゃ。鏡の妖怪のなかでも最強クラスの妖怪じゃ。そしてお主の能力は『鏡を創造し、あらゆるものを写し操る程度の能力』じゃ}
「? 簡単にいえば、鏡をつくって、写したものをどうにかする感じですか?」
{後半が違う。写したものを実体化させて使ったり、頭で考えていたものを鏡に写し出したりできる感じじゃの}
(ただのチートだ・・・!)
「次はもう一人のほうじゃ。……名前なんじゃったかの?」
「あぁ、言ってませんでしたね。あいつは清水 亮介です」
{そうか、亮介か。まぁよい。あやつは狼男じゃ。そして、あやつの能力は『どんなものでもゼロにする程度の能力』じゃの}
(こっちもチートだった……!)
{お主の要望にはすべて答えた。あとお主ら二人とも顔かえておいたぞ」
「うえ?」
{要望の師範じゃが、三時間後ぐらいに送れるからの}
「ちょ、まって! ……行っちまった」
ゼウスさんの気配が消えたのがわかった。
それにしても顔変えたってどういうことだ? ……鏡を創って見てみるか。手に力をいれてみる。すると、鏡ができる。
「お、勘でやったらで、き……!?」
そして、鏡に写った姿に驚愕した。銀色に近い紫銀色の首辺りまで伸びている髪、ほっそりした顔、目や鼻とかはかわっていないが、別人になっていた。
「めっさイケメンだ。なにこれ?」
興味本意で清水の顔をのぞく。髪の色や輪郭はほとんど変わっていないものの、ニキビとかが消え、イケメンといえる顔であった。
(……俺変わりすぎじゃね?)
そんなことを思っていると、
「んお、ここはろこらぁ?」
「ん?起きたのか?清水?」
「おう、……!? ここはどこだ!? てか、誰!? まさかの響!?」
「あぁそうだよ。ラージ○ン二頭狩りを拒否った清水 亮介くん」
「まじで響!? 変わりすぎだよお前!? ていうか、なんでそんなに変わってんの!? それにここどぉこ!?」
「それについて、説明してやるから……」
・
・
・
三時間後……
「……理解できたか?」
「うん、わけわからん。まったく理解できん」
「……これで五回目だぞ?いいかげんに理解しろよ、バカ」
「まずさ、俺はお前が東方を知っていたことが一番の驚きだよ。そういうの全然興味なさそうなお前がさ」
「そこかよ!? 普通は転生したほうが驚くだろ!? 完全にお前は変わらないな!! てめぇのためにやったのに、この2次元オタク!!」
「褒め言葉だ。ドヤァ」
「なんかむしょーにイラつくな、てめぇ……!」
「ちょ、やめて! こぶし構えないで! 顔もなんか怖いから!」
そんなかんじで二人で話していたら、
?「のんきだな、お前ら。これから地獄になるっていうのにな」
「「!?」」
二人同時に後ろを振り返る。そこには、緑髪の笑った顔の少年がいた。なにより特徴的なのは、かついでいる身の丈ほど大刀だ。
?「よお、ゼウスにいわれてきた スサノオってもんだ。よろしくな男と女ぁ」
(ん? 今、聞き逃せないことを聞いたぞ)
「あの、女って誰ですかね?」
「ん? お前違うのか?」
「違いますよ!? 俺、男ですよ!?」
「んお、そりゃ失礼。悪いな」
そういい、頭を下げる。ただ驚いていた顔には解せぬ。
「まぁいいんですが。・・・まさかあなたが師範・・・ですか?」
「あぁ、そうだ。物理系の修行を三十年ほどして来いといわれた」
(冗談だろ!? 戦闘神 スサノオとかまじか~)「なんでスサノオ様ほどの人が俺らなんかの修行に?」
なにか特別な理由があると思ったが・・・
「理由? なに、簡単だ。サボリたかったからだ。仕事が合わなくてめんどくさかったからだ」
「めっちゃ単純だ。神様なのにな。でも、共感できるぜスサノオ様!」
「わかてくれんのか!?こりゃうれしいね。あと様つけんな、師範と呼びな!!……え~と」
「北川 響です。んで、こいつは清水 亮介です」
うん、理解したこの人は清水と同じタイプだな。
「おうよろしくな、響、亮介! よし、さっそく修行だ! 俺は優しくねぇぞ!」
「「はい、よろしくお願いします! 師範!」」
・
・
・
「はぁはぁ・・・しぬ・・・ふひぃ~」
今、俺らは体力をつけるために走っている。・・・ほんの百八十キロの重りをつけながら。
「・・・多すぎんだろ!? いきなりこれか!? しかも山道!?」
いくら妖怪といえど、限界がないとはいえない。とてもこれはやれるレベルじゃないと思う。
「ほらほら、あと十周はやるぞ~」
「まじですか~!?」
そういいながら、前を走るスサノオ師範。俺らの重りの五倍ほどをもっている。さすが戦闘神。ちなみに、今、十周めだ。
(優しくないどころじゃない、ただの鬼畜だ・・・!)
ぜぇぜぇいいながら走る二人を見つめるスサノオ師範。
(ここまで見てて、二人とも才能がないわけじゃねぇ。亮は元からやってたみてぇだが、響は逆のはずだが、成長速度が異常だ。なぜだ?)
「・・・ま、いいや。へへへ、おもろくなりそうだ」
「ん? 何か、言いま、したか?師範? ハァハァ」
「いんやなんでもねぇ。十周終わったら飯だ! そのあと、もっかい十周だ。いくぞ!」
「「ういっす!!」」
ここは空の彼方天空のさらに上の神界。
「ふむ、おもしろいことになっとるのう。しばらくは退屈しなさそうじゃ」
雲の上の城のような場所で、手にタブレットのようなものをもちながら、金髪の最高神がつぶやく。
?「なにか面白いことでもあったのですか? ゼウス様」
「あぁ、天照か。うむ、おもしろいことを見つけての。・・・そうじゃ! あとでお主にも頼みたいこともある」
「なんでしょうか?」
「三十年後にまたいうぞい。ふふふ、またよろしくじゃ、天照」
「はい、わかりました」
「こやつらの観察がこれからの暇つぶしになりそうじゃな・・・」
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何か質問があればコメントで。
あと、響はギリ女性に見えるか、見えないかぐらいなかんじです。
響は東方の知識はキャラの名前と強さぐらいしかわかりません。