東方雲狼劇   作:鏡狼 嵐星

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もう少しで修学旅行だな~。楽しみだよー。
4話です。
では、どうぞ。


物理の修行と妖力増加の修行

スサノオによる修行が二十五年ほど経過したころ……

 

「はぁぁぁぁぁ!!」 ガキィン!!

 

「そぉぉぉぉりゃぁぁぁぁ!」バァァァン!!

 

「おらおら!!どうしたどうした?もっと来いよ!!」

 

響は剣を持ち、亮介は素手で、スサノオは片手に剣を持ちながら二人を相手にしていた。

 

 

「くっ、なら!『境移剣(きょういけん) 妖虚転急襲剣(シルムガ・バハムート)』」

 

響は手にした柄が黒、鍔が赤、剣身が銀色であり、そのサイドに三対の角のような刃をつけた腕ほどの長さの剣をふるう。

 

すると、その剣が重なり幾つにも増えたようになる。普通に見ればよけきれないぐらいのりょうだ。それが、スサノオを襲う。……だが、

 

「まだまだ甘い!! そうりゃ!!」

 

そういい、左手の剣を振り上げ、響の剣をはじき、そのまま響の体ごと吹っ飛ばす。そのまま木に叩きつけられる。

 

「ぐう!?」

 

すると、横から亮介が割り込む。

 

「次は俺だ!! 『魔獣鬼(まじゅうき) 剛牙爪鋼鉄拳(デストロイヤー)』!!」

 

拳に妖力を押し込み、能力を使って相手との距離をゼロにして放つ。一発で地面に巨大なクレーターができる威力だが、

 

「ふん、おぅらぁ!!!!」

 

剣を持たない右手で、その拳に自分の拳を入れる。すると、

 

「!! くぅぅぅぅおわぁ!?」

 

亮介の拳が押し返され、そのまま地面にたたきつけられる。

 

 

「よし、このあたりで終了だ!! お前らなかなか強くなったな!!」

 

「……また負けたぁ~~~~!」

 

亮介はそのまま寝ころび、愚痴を言う。よくよく見ると彼はほぼ無傷である。

 

「しゃあないだろ、師範は戦闘神だぜ? ここまでやれるだけましだろ?」

 

そこに吹っ飛ばされていた、響が歩いてくる。彼も傷はそこまでない。

 

「そうさ。おれも結構力出してるぜ? 受け身もうまいし、それに、一時間ぐらいぶっ通しでやってんのに息あんま切れてねえじゃねえか」

 

「……あんな体力つけを十年間続けてたんですよ? そりゃ、体力も筋力もけた違いになりますよ」

 

あの体力つけを一か月に十キロづつ増やされた上に、十年したのだ。バケモン並の体力もつくだろう。……バケモンだったな。

 

「ふむ、……響の剣術も亮介の拳術も俺が教えられることはもうないし、ここらのやつらなら余裕で倒せんだろ」

 

考え込んだような顔をしながら言う。そして、

 

「よし! 少し神界へ行ってくる! お前らしばらく自主練してな!」

 

「「えっ?」」

 

そういいながら、スサノオ師範は消える。

 

「「……」」 しばしの沈黙。

 

「「個人でやろうか(ぜ)」」 そういい、それぞれがそれぞれの修行場へ行く。

 

 

~亮介side~

 

「そぉぉぉぉりゃぁぁぁぁぁ!!!」 ドォォォォォォォォン!!

 

木をおもいっきり素の状態で殴る。真ん中に穴ができ、木が折れる。

 

「はぁはぁ……」

 

……俺は昔からあいつとはいろんなことを競い合ってた。

 

俺はこの二十五年で拳術、つまり拳による戦い方を学んだ。今の俺は響とほぼ同じ実力だ。だが、俺はそこが不満だ。

 

向こうにいたときと最初のほうは俺はあいつよりあきらかに強かった。そして、勉学はあいつのほうがよかった。けれど、今は違う。力はほぼおなじ。つまり、今あいつのほうが、競い合いに勝ってるってことだ。

 

昔から俺らは頼り、頼られる関係だった。まぁ、初めはささいなことだったが。……今は、あきらかに俺が頼るだけの側になってると思う。

 

今、あいつに勝っていることが見つからない。だが、俺は負けたまんまなのはいやだ。プライドが許さない。せめて、戦いであいつに勝つ!!

 

「……ふうっ」

 

顔では落ち着いているだろうが、心はあせっている。正直俺はあいつには全部に勝ちたい。ただ、それは無理だ。だが、

 

「あいつに力で負けてたまるか……!」

 

絶対に負けん。負けんぞぉ!!

 

「響ォォォォォ!!負けねぇからなぁぁぁぁ!!」

 

 

~響side~

 

シュッ、シュッ、シュッ。

 

「……」

 

剣を振り続ける俺は考えていた。亮介は別れ際におもいつめていたような顔を一瞬してた。おそらく競い合っていた時期を思い出していたんだと思う。

 

今、俺は純粋に殴りあったら俺の惨敗になるだろう。だが、得意な剣術で戦えばどうか。

 

あいつは全力で戦って勝たないと満足がいかないはずだ。昔からあいつはそうだ。負けず嫌いで、バカみてぇに力を使うことにこだわる。

 

あいつは負けんのは大嫌いだ。ただ、あいつも負けることはある。

 

あいつが力で負けるのは屈辱だとは思う。……だが! 俺だってまけたくねぇ! 勝ってやるよ! 清水!

 

「……負けねぇよ、清水」

 

小声でつぶやく。

 

「おぉぉぉぉい!!! 集合だぁぁぁぁぁ!!!」

 

!! 集合か。さてと行くか。

 

 

 

 

 

 

そして、集合場所にいたのは、スサノオ師範と黒髪ロングのすごい美人がいた。

 

「? 誰ですか? そのひとは?」

 

「あぁ、亮介が来たら説明すr「すんません~。おくれましたぁ~」来たようだな」

 

「あらためて、紹介する。こいつは天照。俺の姉であり、お前らの能力の使い方に教えてくれる人だ」

 

「……日本の最高神様!?」

 

「……師範の姉!?」

 

「何故にそこにつっこむんだお前は!?」

 

「はい、よろしくお願いしますね。響さん、亮さん」

 

清水に対しての天照様のスルースキルがすげぇ。

 

「五年くらいは、姉貴と交代で修業をしてもらうぞ。そのあと二十五年は姉貴の修行だけになるぜ。そのときになったら武術は自主練だかんな」

 

「「おいっす!!」」

 

 

 

 

「では、さっそくそこに座ってください。どんな感じでもいいですよ」

 

「え? なんで?」

 

「……とっと座んぞ、ボケ」

 

そして、二人とも座る。清水は足を延ばして、俺はあぐらをかいて。

 

「では、私の『すべてを見抜く能力』で見させていただきます」

 

そういって、二人をじろじろ見る。すると、

 

「あれ? あなたたち二つ能力を持っているのですか?」

 

「「ゑ?」」 二人でまぬけな声がでる。

 

「響さんが『理解の限界を変える程度の能力』、亮さんは『人に完全に化ける程度の能力』ですね」

 

「二つの能力持ちだった!?」

 

……清水のはともかく、俺のには心当たりがないこともないがなぁ。

 

「う~ん。能力を二つ持つなら、少し修行方法を変えますか。お二人さん、座禅してください」

 

「はい」

 

「りょーかい(まじか)」

 

そして、二人とも座る。清水、苦しそうだな。

 

「そのまま目を閉じ、自分の能力の形をイメージしてください。簡単な形で構いません」

 

「……できましたら、それをどんどんと複雑にしていきながら、それにどんどん集中してください」

 

そして、二人が目を閉じてから十分後、

 

「できた形をなるべくでいいので、イメージしながら体にある筋力ではない何か違う力を体にまとわせる感覚を掴んでください」

 

すると、数分もしないうちに彼らの体にすごい量の妖気がまとわれる。そのまま十分ほどすると、

 

「マジ無理!! 限界だぁ!!」

 

「……同じく……」

 

二人とも一気に汗だくになり、倒れる。

 

「なんな……んですか……これ?」

 

「私が考えた中でもっとも効率よく霊・魔・妖・神、それぞれの力を練る方法です。効率はいいのですが、疲労感が半端ないです」

 

「たし……かに……」

 

「私が担当の時は、これを休憩をいれながら一日に二十回~三十回ぐらいやってもらいます。……ついて来れますね?」

 

「「う、うす」」

 

[姉貴!これ神専用の力の上げ方じゃねえか!大丈夫なのか?]

 

[大丈夫だとはおもいますよ?彼らの力は強いですから]

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(やはり響さんは自分の理解力のことを知っていましたか。亮介さんに与えた能力と一緒に言っておいてよかった。………響さんの理解力を能力として孤立化させる。……何の意味があるのでしょうか?ゼウス様。また、教えてもらいましょう)

 




コメントよろしくです!
[]はひそひそ話です。
【改変】8月4日
技名を少し変えました。人間時と妖怪時で帰ることにしました。では、また。
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