へたくそ感満載です。
それでもよい方はどうぞ。あと少し三人称をしばらく使っていきます。
いままであった「都一決定武道会」のなかでも異例中の異例の事が起きる。
普通に戦っても二十分かかるはずの戦いで、初参加のチームが優勝候補のチームを五分で倒してしまったこと。
しかも、参加者の二人の少年は何の功績もあげていないただの少年たちのはずだからである。
そのチーム「雲剣狼拳」は他のチームも五分足らずで倒していく……。
「……。予想以上に軽かったな。もう少し歯ごたえあるかと思ったが」
「だな~。おもろくないな~。これなら決勝楽ちんじゃね?」
決勝三十分前……。 のんきにしゃべる決勝進出組「雲剣狼拳」。合計九十六組の中でも圧倒的に勝ち上がってきた超新星。
トーナメント方式のうえに、シード権がないためこの大会は一回戦でも強者と当たる確率も低くない。
しかも、九十以上の組が戦うため新星が残る確率は皆無といっていい。だが、その確率は彼らの前では関係ない。
彼らと戦った二十四組はどの組も五分以内にたおされている。しかも、ほぼ全員一撃で。
優勝候補もちらほらいたし、能力持ちが大半だったが、関係なく瞬殺される。ほぼの人たちが彼らの優勝で間違いない、と思っているだろうが……。
規格外は存在するものである。
彼らの影に隠れたもう一つのチーム。「
時間も平均的で、与えた攻撃も特に目立ったところはない。ただ、能力を使ってない上にほぼノーダメージたおしている。
彼らがあまりにもとびぬけすぎていたため、目立たなかったもう一つの新星。
二人とも仮面にマントをつけているため、顔はわからないが女性である。
扇子を使い優雅に戦う仮面の姉「ルッチャー」、剣を使い力強く戦う仮面の妹「リィーリィ」
「お姉様、決勝はやはり彼らになりました」
「くすくす。彼らなら少しは楽しめそうですね、リィ―リィ」
一方、観客席では……
?「フフフ、いよいよ決勝ね。彼らはどんな戦いを見せてくれるのかしら?」
不気味に笑う女性の声の人物が一人いた。
○
《いよいよ始まりました、決勝戦!! 敵を圧倒的に倒し、のし上がってきた超新星「雲剣狼拳」!! こちらも新星、「月の黄光」! 圧倒的ではないものの実力を示してきたチーム!! けた外れの新星二組はどんな戦いを見せてくれるのか? 楽しみだ~!》
気楽そうに出てくる「雲剣狼拳」と落ち着きながらでてくる「月の黄光」。が、両者とも緊張感が伝わってくる。
剣を抜き構える剣士の響とリィーリィ、扇子を持ち直すルッチャーとこぶしを相手に向ける亮介。
緊張が走る……四人が気をうかがう。そして、いきなり火ぶたは切って落とされる。
《では……始め!!》
「そらぁぁぁぁ!!」
「はぁぁぁぁぁ!!」
まず最初に動いたのは響とリィーリィ。キンキンと刀の打ち合う音がする。
「なかなかやるな。リィーリィとかいったか?」
「そちらこそやりますね……だが、私には勝てない!!」
リィーリィはそのまま響を押し出し、遠くに飛ばす。
「くっ」
「お姉様!!私は向こうでやります!!」
そのままリィーリィは走っていく。
「……くすくす。あいかわらず私の妹はせっかちね。あなたはどうなの?」
「俺もたぶんせっかちだぜ。ルッチャーさん!!」
亮介は拳を構え、彼女に突進しながら拳をふるう。その攻撃は彼女の扇子に当たる。
「ん~、確かに強いわ。力が強いだけじゃなくしなやか」
「うほー、受けとめられるなんて思ってなかったぜ」
そう言い亮介は離れる。以外に本気でやったのに受け止められびっくりしたからだ。
「なんかしかけでもあんのかい?」
「別にないわ。あなたの力が強いことはわかってたことだから、私の能力で無効化したのよ」
「能力?まじかい。こりゃてこずんぞー」
○
一方、剣士組は……
「ふう……、なかなかの腕力だな。女子とは思えん」
「ほめられたと、うけっとておくわ」
構えながら、会話をする二人。
「じゃいこうか、『鎖断 銀蠱毒』」
銀色の刀身に白色の光が宿り、剣をふる。すると、銀透明の斬撃がいくつか飛び交う。そして、触れた地面がジュウと音を立て溶ける。
「くっ!? 毒か!?」
ジャンプしてよけるリィーリィ。が、
「残念、違うんだな!!」
響は後ろに回り込み、剣をふるう。リィーリィはそれを自分の剣で弾く。
「これは、俺の魔力を特殊な形状でまとわした斬撃だ。そんなこともわかんないのかい?」
(ま、ほんとは俺の鏡で写した毒をコピーしてのせただけだがな)
余裕そうな表情をする響を睨めつけるリィーリィ。
「……少しあなたをなめていました。本気でお相手いたします」
そういうと、剣が赤く光る。さらに、大量の霊力が放出する。
「『纏い スサノオ』!!」
そのまま剣を振りかぶり、響に上からたたきつける。
「うおおお!?」
おそろしい勢いでふっとばされ、壁にたたきつけられ、ドオオオンと大きな音を立て壁が崩れれ彼がうもれる。
「ふう、少しやりすぎましたね。死んでないといいんですが」
そういい近づくリィーリィ。勝ちを確信したのか、少し笑顔だ。だが、響が埋もれていたがれきが動く。
「……はあ、ほんとは使う気なかったんだがなぁ」
ガラガラと音を立てほぼ無傷の響が出てくる。
「馬鹿な!? あれをくらって無傷!?」
リィーリィは驚愕の顔をしている。
「悪いが俺の能力を使わせてもらった。『
彼が一瞬ゆらぎ、響の前にあった透明の壁が爆散し消える。
「能力!? おなたは能力をもってないんじゃ……」
「だれがんなこと言ったんだよ? 俺の能力は『鏡を操る程度の能力』さ。元々使う気はなかったんだが」
そういいながら、響は力を開放する。人間になっているため、妖力ではなく霊力が出てくる。
(なんだこの霊力の量は!? さっきまでこれほだの霊力なんてなかったのに)
纏いを使っているリィーリィは、桁違いの霊力が出ているのにそれと変わらないほどの量が出てくる。響本人はそのことを気にもせず、ぼろぼろの剣を見ながらいう。
「やっぱり模造品の剣じゃ無理があるか」
「模造品の剣?」
「ああ、これただのコピーものなのよ」
剣を捨て、手のひらにこぶしをくっつける。そこから最初と同じ形の剣を抜く。同じ型といっても別物の剣が。
「魔鏡剣 ラグナシア」
切れ味も霊力の量もさっきの剣と桁違いの銀色の剣。三対の角のような刃をつけた相手を切り裂くだけに特化したような刀だ。
「楽しもうぜ『
響の背後に等身大の鏡が作られ、そこに響が入り込む。そして鏡が一回転すると鏡が四つに増える。もちろん響も四人にだ。
「!!」
「「「「いくぜ、死ぬなよ?」」」」
響がいる四つの鏡はリィーリィの周りを縦横無尽に駆け回り、そのうちの一枚がリィーリィの正面に入り、足を狙い切りかかる。
「くそっ」
ジャンプして避けるリィーリィを二枚目の鏡が横から剣を振りぬく。
「そ、りゃ!」
それを受け止めつつ、鏡を真っ二つに切る。……が、割られた鏡の破片がリィーリィを襲う。
「グッ!?」
ところどころに刺さり、血が吹き出る。そこに三枚目が上から切りかかる。
「ぐあっ!?」
剣で受け切ったものの、地面にたたきつけられる。そして……
「ゲームオーバーだぜ。リィーリィよぉ」
四枚目の鏡から出てきた響に、首元に剣を当てられ、終わりだと告げられる。
「くそっ、まだ負けてなっ!?」
抵抗しようとするが、地面に押し付けられる。
「もう無理だぜ? おとなしく降参しなよ」
地面に寝かせられ、首元に剣を押し付けられるリィーリィ。なすすべはない。
「……私の負けだ」
降参を宣言するリィーリィ、それを聞いた響は表情を緩める。
「おう、そうか。ならいいんだ」
そして、その言葉を聞くや否や、彼女の体を起こし、刀をしまい、残りの鏡の三人の響を消し、さらにリィーリィの傷を鏡に映し、傷を治す。
「何を!?」
「ん? 戦わねえならわざわざこんなことする必要はねえよ。≪戦わなくていいなら戦わない、戦わなきゃならないなら極力殺さない≫さ」
自分の傷を治しながらいう。ただリィーリィは不可解な点があった。
「……もしこれで私がお前に切りかかったらどうする気だ?」
「そん時はそん時だ。俺はこの思念は曲げねえつもりだし、それを汚されたのならそれ相応の覚悟があると考えさせてもらう。それにな、あんたのような戦いを知った人が負けを認めたなら、そんなせこいことはしないだろ」
「まあ、確かにそうだな。……私の負けか、今まであの技を使えばまけなかったのだがな」
「あのな、強い技ってのはな、威力が強いことをいうんじゃねえ。相手をどれだけ負けに近づけるかが重要、だよ」
「……!!」
真剣な顔つきで言う響に、少したじろぐリィーリィ。
「……あんたは強い。おれはあんたみたいな人が強いのはうれしいぜ」
さっきの顔つきとは違い、少しほほ笑んだような顔をする。
「お、おう/// あ、ありがとう……」
「ん? どうした? 変な動きして?」
「な、なんでもない///」
響VSリィーリィ 勝者 響
作「こんにちは読者の皆様、作者の鏡狼でございます! 今回からあとがきにちょっとした 話を入れようと思い、書かせてもらってま~す」
響「……何してんの、鏡狼? あと、あとがきとか読者とか何の話?」
亮「おほー、ここどこだー?」
作「来たな、主人公のお二人さん! 今回からここに参加してもらうぜ」
響「何の話してんの? 主人公?」
作「いいの、いいの、気にすんな。ゲストやら招いて、ラジオみたいなのすんの」
亮「何それ、面白そう」
作「では! なるべく面白く書けるように頑張ります! では、また~」
((誰に手を振ってるのだろうか……))