ポケモンハンターJの逮捕から数日が経ち、サトシ達は今日もヨロイ島にて修業を続けていた。そして今日、サトシとシンジはマスタード師範に呼び出しを受けていた。
サトシ「マスタード師範、俺達に何の用なんだろな?」
シンジ「さあな。だが悪いことじゃないことは確かだ。」
不思議に思いながらもマスター道場の試合場に足を運んだ。
マスタード「待ってたよん、2人共。」
サトシ「マスタード師範、俺達を呼び出してどうしたんですか?」
シンジ「何か重要なことでも?」
マスタード「実はチミ達にウーラオスについて教えようと思ってね~。」
サトシ「ウーラオスの?」
マスタード「ウーラオスにはキョダイマックスの可能性を秘めているんだ。」
サトシ「え!?」
シンジ「ウーラオスにもキョダイマックスの姿があったのか。」
マスタード「だけどダイキノコの風味が苦手でダイスープを飲めないんだよん。」
サトシ「じゃあどうすれば?」
マスタード「ヨロイ島で採れる”あるもの”をスープに入れれば飲んでくれるようになるんだけども・・・。」
シンジ「”あるもの”?」
アルセウス「恐らくそれは”ダイミツ”と呼ばれるものだ。」
そこに擬人化したアルセウスがやって来て説明した。
サトシ「アルセウス!」
シンジ「そのダイミツというのは?」
アルセウス「この島で採取できる粘り気が強いげんきのかたまりと同じ効果を持つ蜜だ。だがその入手は困難で手に入れた者は少ないらしい。」
マスタード「その通りよん。でもそれはポケモンが関係しているから、そのポケモンを調べれば見つかるかもしれないよん!頑張って探してねー!」
マスタードはそう言い残してその場を去った。
シンジ「どうする?」
サトシ「取り敢えず皆と相談してみよう。闇雲に探しても時間がかかる。」
アルセウス「よし、全員に呼び掛けるぞ。」
サトシ達は道場の外で先程マスタードとの話をした。
リーリエ「ウーラオスのキョダイマックスですか。」
ハルカ「どんなのか見てみたいかも!」
ケルディオ『問題はそのダイミツだよね。』
カキ「そうだよな。」
マーマネ「ミツといえば植物だから森にあるんじゃない?」
マオ「だとしたら・・・。」
ラングレー「集中の森ね。」
ヒカリ「じゃあ早速行こう!」
サトシ「その前に二手に分かれた方がいいだろう。」
スイレン「どうして?」
シンジ「ダイスープにはダイキノコがいる。」
ノゾミ「あ、そっか!ダイミツを折角見つけても肝心のダイスープがないといけないもんね。」
アルセウス「ではダイミツを探すグループとダイキノコを探すグループに別れよう。」
セレナ「サトシとシンジはダイミツを探す方でいいわね。」
ケルディオ『後はどうする?』
アルセウス「私的にはこのメンバーだな。」
ダイミツを探すグループ:サトシ、シンジ、ヒカリ、ノゾミ、セレナ、マオ、リーリエ
ダイキノコを探すグループ:ハルカ、ラングレー、カキ、マーマネ、スイレン
カキ「ダイミツの方が多いな。」
サトシ「アルセウス、何でこのメンバーなんだ?」
アルセウス「そのうち解る。」
アルセウスがはぐらかすように答えたため、解らなかった。
ラングレー「まあ、悪くないメンバーだし、いいんじゃない?」
マーマネ「じゃあ行こっか。」
ピカチュウ『見つけたらここに集合だね。』
サトシ「絶対見つけようぜ、ウーラオス!」
ウーラオス(連撃の型)「ウラ!」
シンジ「これでお前もまた強くなれるな。」
ウーラオス(一撃の型)「ラオス!」
集中の森
集中の森にやって来たサトシ達は先ずどうするか模索していた。
サトシ「さて、森に来たのはいいけど・・・。」
ピカチュウ『どうやって探す?』
シンジ「ミツに関係するポケモンだと言ってたな。」
リーリエ「この辺りのポケモンですとドレディアとカジッチュですね。」
ヒカリ「カジッチュ?」
マオ「りんごに似たポケモンで、ガラル地方では片思いの人に送ると恋が実るっていうロマンチックな噂話があるの♪」
セレナ「素敵!///」
ノゾミ「兎に角、その2体を見つけてミツを分けてもらうしかないね。」
ケルディオ『問題はお目当てのミツを持ってるかだけどね。』
慣らしの洞穴
同じ頃カキ達もダイキノコを探しており、順調に集めていた。
カキ「これで3つだな。」
マーマネ「もう少し集めてから道場に戻る?」
ラングレー「そうね。」
ハルカ「早くウーラオスのキョダイマックス見てみたいかも。」
スイレン「うん!」
アルセウス「(だが、肝心のダイミツはシンオウなら誰もが知っているあるポケモンが持っているがサトシ達は気づけるかな?)」
アルセウスは何やら知っている顔をしていたが誰もそれに気づくことはなかった。
一方サトシ達はドレディアとカジッチュを集中の森で隈なく探していた。
サトシ「見つからないな。」
シンジ「いるのはモロバレルやモンジャラばかりだな。」
ケルディオ『ん?』
ピカチュウ『どうしたの?』
ケルディオ『あそこにいるのって・・・。』
ケルディオが向いている方向を見ると黄緑色の体、頭に葉っぱを生やした一体のポケモンが周りをキョロキョロしていた。
チュリネ「チュリ。」
ヒカリ「あれは・・・。」
サトシ「チュリネだ。」
リーリエ「ドレディアの進化前、ですね。」
ノゾミ「でも様子がおかしくない?」
チュリネ「チュリィ、チュリィ。」
シンジ「何て言ってる?」
ケルディオ『”お母さんどこー?”だって。』
ピカチュウ『まだ小さいからはぐれちゃったんだね。』
マオ「可哀想。」
チュリネ「・・・・。!ちゅれれれっ。」
するとサトシ達に気づいたチュリネはマオの元に走り出しくっついてきた。マオはそんなチュリネを優しく抱っこして頭を撫でる。
マオ「よしよし。」
サトシ「マオ、俺達が親のドレディアを捜してくるからそのチュリネを頼んでいいか?」
マオ「任せて。」
シンジ「そんなことしている場合じゃないと思うが。」
ノゾミ「でもドレディアが見つかったらミツもゲットできるから一石二鳥じゃない?」
シンジ「それもそうか。」
サトシ達は迷子のチュリネのために目的のミツもかねてドレディアを捜しだし、マオはセレナやケルディオと残りそこで待機することになった。
数分後
サトシ「あ、いた!」
ピカチュウ『やっと見つかった。』
集中の森の奥に一匹のドレディアを見つけた。
ドレディア「ドレ?」
ヒカリ「ねえ、もしかして迷子のチュリネを捜してる?」
ドレディア「ドレ!?」
サトシ「今俺達の仲間と一緒にいるんだ。」
リーリエ「一緒に来てくれますか?」
ドレディア「ドレ!」コクッ
早速ドレディアを連れてチュリネが待っている所に戻った。
チュリネ「チュリィ!」
ドレディア「ドレィ!」
何とかドレディアを連れて来たサトシ達は元の場所に戻り、再会を果たしたチュリネとドレディアはお互い喜び合った。
セレナ「良かった、無事に出会えて。」
ケルディオ『どっちも嬉しそうだね。』
ドレディア「ドレ、ドレドレィ。」
ピカチュウ『"娘を見つけてくれてありがとう"だって。』
ヒカリ「どういたしまして。」
ポッチャマ「ポチャ。」
マオ「もうはぐれちゃダメだよ。」
アマージョ「アッジョ。」
チュリネ「チュレィ。」
ドレディア「レイア。」
ケルディオ『"お礼にこれを受け取ってください"って言ってるよ。』
ノゾミ「これってドレディアの花のミツ?」
リーリエ「ありがとうございます!」
シロン「コーン!」
ミツを渡したドレディアはチュリネと共に森の奥へと帰って行った。
シンジ「これで目的の一つは手に入ったな。」
サトシ「ウーラオスの好きな濃厚なミツだといいな。」
マオ「アタシが味見してみる。」
マオが一口ぺろりと舐める。
セレナ「どう?」
マオ「うーん、粘り気があるっていうよりサラリとしてるね。」
リーリエ「ということは・・・。」
ノゾミ「違ったみたいだね。」
ヒカリ「でもチュリネがママと会えて良かったと思うな。」
ケルディオ『次はカジッチュか。』
ピカチュウ『聞いた話だと見つけにくいポケモンだよね。』
サトシ「兎に角捜すか。」
次のミツを求めてカジッチュの捜索に移った。それからしばらく経ち、
サトシ「うーん、やっぱ見つからないな。」
シンジ「ま、簡単に見つかれば苦労しないだろうな。」
サトシ達は現在カジッチュを見つけるのに難航していた。
セレナ「本当にこの森にいるのかしら?」
リーリエ「その筈ですけど・・・。」
マオ「あ、あれ!」
マオが突然声を上げて指を刺す。その方向を見るとりんごに緑の尻尾と目が生えたポケモンがいた。
カジッチュ「カジチュ。」
ケルディオ『カジッチュだ!』
ヒカリ「あれが!」
カジッチュ「カーリ!」
カジッチュはサトシ達に気づいたのか転がって逃げ出した。
ノゾミ「あ!?逃げた!」
セレナ「待ってー!」
カジッチュを追いかけるサトシ達。だが途中で見失ってしまった。
サトシ「おっかしいな。」
ピカチュウ『確かにこっちに逃げたはずだけど。』
シンジ「まだ遠くに行ってないことは確かだ。」
ノゾミ「あるのは木の実の木だけだね。」
マオ「でもなんか気になるなー。」
カサカサ、カサカサ
リーリエ「おや?」
ヒューン!ストン!
リーリエ「あいた!」
シロン「コン!」
サトシ「リーリエ!?」
セレナ「大丈夫!?」
リーリエ「はい。」
ピカチュウ『今何か落ちてきたけど・・・。』
ケルディオ『・・・あ!皆後ろ!』
後ろを振り向くとカジッチュがいた。
カジッチュ「!チュゴリーン!」
カジッチュは再び転がって逃げた。
ヒカリ「また逃げた!」
マオ「あれ?ちょっと待って。リーリエの頭、なんかしっとりしてない?」
ノゾミ「え?」
リーリエ「あ、本当です。」
サトシ「もしかしてそれ・・・。」
セレナ「カジッチュのミツね!」
シンジ「さっき落ちた拍子で付いたんだな。」
ピカチュウ『兎に角、これで目的達成だね!』
サトシ「今度こそウーラオスが好きなミツだといいけど。」
マオ「リーリエ、ちょっとごめんね。」
リーリエ「はい。」
マオはリーリエの頭から指でミツを少し取ってペロリと舐めた。
ケルディオ『今度はどう?』
マオ「うーん・・・粘り気があるというより、ジュースみたいで違うかも。」
シンジ「またハズレか。」
ノゾミ「そういえば、花や果実のミツは甘いけど粘度が低いって聞いたことがあったっけ?」
ヒカリ「そうなんだ。」
ピカチュウ『振り出しに戻っちゃったね。』
サトシ「ん?」
フシデ「フー。」
ふとサトシはゆっくり自分達を横切るフシデに目が留まった。
ケルディオ『フシデだ。』
サトシ「懐かしいな。」
マオ「そういえばサトシのペンドラーもフシデの時にゲットしたんだっけ。」
サトシ「ああ。初めて会ったのはヒウンシティの下水道でパイプに挟まってたんだ。助けたんだけど警戒されて体当たり喰らったけど何とか落ち着かせることができたんだよな。」
ピカチュウ『特性の毒のとげがあるのにね。』
ヒカリ「ホント無茶するわね。」
リーリエ「でもそこがサトシらしいです。」
サトシ「まあその後フシデが体内で作った毒にやられて倒れちゃったけど、デントに解毒してもらったよ。」
シンジ「?おい、今何て言った?」
サトシ「え?デントに解毒してもらったって・・・。」
シンジ「違う、その前だ。」
サトシ「?フシデが体内で作った毒にやられて倒れちゃったって・・・。」
シンジ「ふ、そういうことか。」
サトシ「?」
ヒカリ「シンジ?」
ノゾミ「何か分かったの?」
シンジ「ああ。目的のミツを持っている可能性があるポケモンがな。」
マオ「本当!?」
リーリエ「そのポケモンというのは?」
シンジ「ビークインだ。」
ヒカリ「ビークイン?」
シンジ「ビークインは体の巣にミツハニーが集めたミツを蓄える習性がある。」
ノゾミ「あ、そっか!フシデが体内で濃厚な毒を作るように、ビークインも体内で植物のミツを蓄えて自分の物質と合わせて作ってる!」
リーリエ「そのミツなら濃厚で粘り気が出るのですね!?」
シンジ「まだ可能性の話だがな。」
ケルディオ『でも可能性があるなら賭けるしかないよ。早速ビークインを探しに行こう!』
サトシ「そうだな。あれ、待てよ?」
セレナ「どうしたのサトシ?」
サトシ「もしかしてアルセウスがこのメンバーにしたのって・・・。」
ヒカリ「あっ!」
ノゾミ「ビークインはシンオウのポケモン!」
マオ「それにシンオウ出身や行ったことのある人もいる!」
シンジ「成程、つまりダイミツを持っているポケモンを知っていたからということだな。」
サトシ「アルセウスも粋な計らいをするな。」
ケルディオ『まあいいじゃん、目的に一歩近づけたんだから。』
リーリエ「だとしたらハニカーム島ですね。調べたところそこにミツハニーとビークインが多くいるよつです。」
サトシ「よし!」
ハニカーム島
サトシ「さて、来てみたけど・・・。」
ピカチュウ『肝心のビークインがいないね。』
シンジ「いるのはミツハニーばかりだな。」
サトシ達は以前ダクマがウーラオスに進化するために挑んだ水の塔の近くにある真ん中に大きな木がある六角形の島・ハニカーム島へとやって来た。だがビークインがおらずミツハニーばかりが見つかるばかりだ。
ケルディオ『空から見たらこの島、ビークインの下半身の巣みたいな形だったね。』
ヒカリ「うん。」
ノゾミ「だからハニカーム島っていうのかな?」
マオ「どこにいるんだろ?ビークイン。」
リーリエ「おや?」
サトシ「どうしたリーリエ?」
リーリエ「今、真ん中の木が揺れたように見えました。」
セレナ「あの木が?」
真ん中に聳え立つ木に注目する。
ケルディオ『そういえば、木の上から濃厚な甘い匂いがする。』クンクン
ピカチュウ『確かに。』クンクン
サトシ「もしかしたらここに・・・。」
シンジ「かもしれんな。」
セレナ「どうする?」
ピカチュウ『揺らしてみる?』
サトシ「そうだな。」
ケルディオ『僕に任せて。』
ケルディオが木に近づきサトシ達は少し離れる。
ケルディオ『でぃ!』
ドーン!
そして二度蹴りで蹴りを入れて木を大きく揺らした。
……ゴゴゴゴゴッ!!!!!!!!!!!!
サトシ「うわぁ!?」
マオ「な、なに!?」
ノゾミ「地震!?」
シンジ「いや、ただの揺れではないぞ!」
ヒカリ「・・・っ!見て!」
セレナ「え!?」
リーリエ「き、木が!?」
目の前の木が赤い光の柱を出していた。その光が空まで届き、その辺りを赤く染めた。そして光の発生源からとんでもないものが出てきた。
ダイマックスビークイン『ビー!ビー!ビー!ビー!』
サトシ「ビークインだ!」
マオ「しかもダイマックスしてる!?」
ピカチュウ『ここパワースポットだったんだ!』
ダイマックスビークイン『ビー!ビー!』
ケルディオ『"ダイミツを求める者達よ、私と戦い勝利してみよ"だって。』
ヒカリ「バトルしようってことね。」
サトシ「いいぜ!売られたバトルは買うのが礼儀!」
ピカチュウ『望むところだよ!』
シンジ「ここは俺達2人でレイドバトルだな。」
ノゾミ「大丈夫なの?」
サトシ「もうシンオウの時の俺達じゃないぜ!」
シンジ「あの時はいがみ合っていたが、今は違うぞ!」
セレナ「頑張って!」
サトシ「頼むぜピカチュウ!」
ピカチュウ『任せて!』
サトシ「ゴウカザル!君に決めた!」
ポーン!
ゴウカザル「ゴウキャ!」
シンジ「エレキブル!ドダイトス!バトルスタンバイ!」
ポーン!
ドダイトス(シ)「ドダー!」
エレキブル『へ、やっと出番か。』
サトシとシンジはダイマックスビークインにピカチュウとゴウカザル、エレキブルとドダイトスで挑んだ。
サトシ「先ずは動きを封じる!ピカチュウ、エレキネット!」
ピカチュウ『エレキネット!』
シンジ「ドダイトス、ハードプラント!」
ドダイトス(シ)「ドーダ!」
ダイマックスビークイン『ビー!』
ピカチュウとドダイトス(シ)はダイマックスビークインの動きを封じるためにエレキネットとハードプラントを放つがダイマックスビークインは大量の虫を発生させて2体の技を打ち消した。
マオ「今の技は!?」
ケルディオ『ダイワームだね。虫タイプのダイマックス技で、相手の特攻を下げちゃうんだ。』
サトシ「ゴウカザル、火炎放射!」
シンジ「エレキブル、雷!」
ゴウカザル「ゴウーキャ!」
エレキブル『雷!』
だがサトシとシンジはその隙を逃さず、ゴウカザルとエレキブルが火炎放射と雷をダイマックスビークインにぶつける。だがダイマックスビークインは直撃したにもかかわらずピンピンしていた。
サトシ「やっぱりダイマックスしているからあまりダメージが入らないか。」
シンジ「こっちもダイマックスした方がいいが、タイミングを考えると下手にはできないな。」
ダイマックスビークイン『ビー!』
ノゾミ「防御指令!」
リーリエ「防除を上げてきましたか!」
シンジ「ドダイトス、ストーンエッジ!」
ドダイトス(シ)「ドーダ!」
ドン!ドン!ドン!ドン!
サトシ「ピカチュウ、ストーンエッジを足場にして飛べ!」
ピカチュウ『了解!』
ドダイトス(シ)が地面から突き出したストーンエッジをジャンプ台にしてピカチュウがダイマックスビークインの真上にジャンプした。
ダイマックスビークイン『ビーーー!』
サトシ「ゴウカザル、フレアドライブ!」
シンジ「エレキブル、ワイルドボルト!」
ゴウカザル「ゴウーキャ!」
エレキブル『ワイルドボルト!』
ダイマックスビークイン『ビー!?』
サトシ「今だピカチュウ!10万ボルト!」
ピカチュウ『10万ボルト!』
ビリビリビリビリ!
ダイマックスビークイン『ビー!?』
ダイマックスビークインの意識がピカチュウに向いた時、ゴウカザルとエレキブルがフレアドライブとワイルドボルトをヒットさせて、その隙にピカチュウの10万ボルトを命中させた。
シンジ「今だ!」
サトシ「ああ!ピカチュウ!」
ピカチュウ『OK!』
ピカチュウはサトシの呼びかけに応じ、サトシの両手に乗る。そして、サトシは両足を広げて腰を下ろしてピカチュウを打ち上げる体勢に入る。するとサトシの右腕につけているダイマックスバンドにガラル粒子が集まり、集まった光はそのままピカチュウへと注ぎ込まれた。
サトシ「"デッカく行こうぜ"!!……ピカチュウ、キョダイマックス!!!!!」バッ!!
ドン!ドン!ドン!
ドシーン!
ピカチュウがガラル粒子を体内に取り込むと、サトシはピカチュウを思いっきり空へと投げ飛ばした。するとピカチュウは空中で巨大化を始め、長い尻尾が光り、少し丸っこい姿になった。
キョダイマックスピカチュウ「ピィィーーカァァァァ!!!!!」
ヒカリ「出た!キョダイマックスピカチュウ!」
ノゾミ「ちょっとぽっちゃりしてるね。」
ケルディオ『うん、僕達も初めて見た時そう思った。』
サトシ「ピカチュウ、キョダイバンライ!」
キョダイマックスピカチュウ『キョダイバンライ!』
バリバリバリバリ!
ダイマックスビークイン『ビー!?』
キョダイマックスピカチュウが力を上げ始めると、雷鳴が響く。そして一度ジャンプすると、空に向かって雷を撃ち放った。そして、黒い渦の中に入った雷は、そのまま大きな落雷となってダイマックスビークインに降り注ぐ。直撃すると土煙が舞い上がり何も見えない状態になった。
しばらくして土煙が晴れると元の大きさになったビークインが倒れていた。それは勝利を意味していた。
ケルディオ『勝ったみたいだね。』
マオ「やったー!」
サトシは倒れているビークインの元に近づいた。
サトシ「ビークイン、大丈夫か?」
ビークイン「ビー。」
サトシ「そうか。リーリエ!ビークインの手当てするから手伝ってくれ!」
リーリエ「分かりました!」
サトシとリーリエは直ぐにビークインの手当てを始めてあっという間に終わった。
リーリエ「これでもう大丈夫です。」
サトシ「ビークイン、お前とのバトル楽しかったぜ。」
ビークイン「ビー。・・・ッ!ビー。」
ビークインは何かを思い出したのか下半身の巣から六角形でできた物を出した。
サトシ「もしかしてこれが・・・。」
リーリエ「ダイミツですか!?」
ビークイン「ビー。」コクリ
サトシ「マオ!」
マオ「うん!」
マオは早速味見した。
マオ「うん、粘り気があって甘い!」
セレナ「本当!?」
ヒカリ「これでウーラオスはキョダイマックスできるんだね!」
サトシ「ありがとうビークイン。」
ビークイン「ビー。」
シンジ「なら道場に戻って準備しないとな。」
ノゾミ「ダイキノコを探してる皆もそろそろ戻ってるだろうね。」
サトシ達はダイミツを見事ゲットし、マスター道場に帰還した。