ハニカーム島でビークインからダイミツをゲットしたサトシ達。マスター道場でダイキノコを探して別行動を取っていたメンバーと合流した後、アルセウスにメンバーセレクトの理由を聞くとアルセウスは"よく分かったな"という顔をした。
カキ「つまりダイミツを持っているポケモンを知ってて選んだのか。」
サトシ「ああ、シンジが気付かなかったら一生探し回ってたぜ。」
シンジ「だがお前がフシデのことを言ったお陰で答えにたどり着いた。お手柄だったぞ。」
ラングレー「それで肝心のダイミツは?」
サトシ「ああ、これだ。」
サトシ達は手に入れたダイミツを見せた。
ハルカ「これがダイミツ?」
マーマネ「甘くて美味しそう。」
スイレン「こっちも集めた・・・ダイキノコ。」
ミツバ「皆~~、ダイスープができたわよ~。」
そこへミツバがカキ達が集めたダイキノコで作ったダイスープを持ってやって来た。
ミツバ「ここにダイミツを入れて。」
サトシ・シンジ「「はい。」」
2人がダイスープにダイミツを入れた後、ミツバがしっかりかき混ぜてウーラオス専用のダイスープが完成した。ミツバは丁寧にスープ皿に盛り付けてサトシ達に渡した。
サトシ「さ、ウーラオス。」
シンジ「お前達の好みに合わせたダイスープだ。」
ウーラオス(連撃の型)「ウーラ。」
ウーラオス(一撃の型)「ラオス。」
2体のウーラオスは早速ダイミツ入りのダイスープを口にした。するといつかのラプラス達の時みたいにキョダイマックスの力が溢れてきた。
ウーラオス(連撃の型)「ウラォーースッ!!!!!」
ウーラオス(一撃の型)「ウゥーーラォォーース!!!!!」
ヒカリ「やった!」
リーリエ「これでキョダイマックスできますね。」
ハルカ「楽しみ!」
皆が期待の眼差しをする。
ケルディオ『サトシ、早速バトルする?』
サトシ「ああ。前にウーラオス同士のバトルをしようって話をしていたからな。」
シンジ「今度は負けないぞ。」
サトシ「俺だって!」
言い出すや否や直ぐに道場奥のバトルフィールドに移動した。
スイレン「始まる・・・もうすぐ。」
ノゾミ「そうだね。」
ラングレー「今度はどんなバトルになるのかしら?」
ヒカリ「私は何度も見てるけどね。」
アルセウス「何度バトルしてもお互い切磋琢磨しながら高みを目指す。それがあの2人だ。」
カキ「俺も負けてられないな!」
審判「これよりマサラタウンのサトシとトバリシティのシンジのバトルを始めます!両者ポケモンを!」
サトシ「ウーラオス、君に決めた!」
ポーン!
ウーラオス(連撃の型)「ウラォーースッ!!!!!」
シンジ「ウーラオス、バトルスタンバイ!」
ポーン!
ウーラオス(一撃の型)「ウゥーーラォォーース!!!!!」
マーマネ「どっちもかっこいい!」
マオ「連撃の型と一撃の型、どっちが強いんだろう?」
マサル「連撃の型は連続攻撃が得意としているけど・・・。」
マリィ「一撃の型も一撃必殺を得意としているから分からんけん。」
ケルディオ『そこはトレーナーの実力次第かな。』
審判「それでは始め!」
サトシ「ウーラオス、ビルドアップ!」
ウーラオス(連撃の型)「ウーラー!!」
シンジ「こちらもビルドアップだ!」
ウーラオス(一撃の型)「ラォォーース!!」
サトシ「インファイト!」
シンジ「連続で瓦割り!」
ウーラオス(連撃の型)「ウラララララララ!」
ウーラオス(一撃の型)「ラォス!ラォス!ラォス!」
最初はどちらもビルドアップを行った。その後インファイトと瓦割りのぶつかり合いが続き、両者一歩も譲らない攻防戦となった。
シンジ「ウーラオス、暗黒強打!」
ウーラオス(一撃の型)「ウゥーラォッス!!!!!」ダッ‼︎
サトシ「こっちは水流連打だ!」
ウーラオス(連撃の型)「ウララララ!!!!」ダッ‼︎
一撃の型は悪タイプの力を高めて右の拳に集中させて一気に間合いを詰めて叩き付けようと接近した。対する連撃の型も両手両足で川の流れるような構えをとると、素早い連続の格闘技を繰り出そうと距離を詰めた。バトルフィールドの中央で二つの技がぶつかると2体のウーラオスは一度距離を離して呼吸を整える。
セレナ「2人共凄い。」
スイレン「うん!」
マーマネ「ウーラオスのバトルスタイルを完全に把握してる。」
マスタード「トレーナーの育て方次第で成長の速さも違うということねん。」
マサル「って、マスタード師範!?」
マリィ「いつの間に!?」
ピカチュウ『神出鬼没だなこの人;』
いつの間にかマスタードが現れて周りをドン引きさせた。
サトシ「さて、準備運動はここまでだな。」
シンジ「そうだな。」
シュルルーン
2人はウーラオスのモンスターボールを取り出すと、ウーラオス達をボールに戻した。すると2人の右腕についているダイマックスバンドに光が灯り、大気中のガラル粒子が集まる。そのガラル粒子はモンスターボールに注がれ、2人の手のひらで巨大化した。
サトシ「"デッカく行こうぜ"!!……ウーラオス、キョダイマックス!!!!!」バッ!!
シンジ「ウーラオス、キョダイマックススタンバイ!!!!!」バッ!!
ドン!ドン!ドン!
ドシーン!
キョダイマックスウーラオス(連撃の型)「ウラォーースッ!!!!!」
キョダイマックスウーラオス(一撃の型)「ウゥーーラォォーース!!!!!」
巨大化したモンスターボールをフィールドに投げるとそれぞれのウーラオスは巨大化を始めた。連撃の型は全身が青と白に染まり、片足立ちの静かな構えを取っている。頭のハチマキのような毛は天衣の様に身体にたなびいているように伸びていた。対して一撃の型は全身が赤と白に染まり、、雄叫びを上げているかのような怒りに満ちた表情を浮かべていた。
カキ「これがウーラオスのキョダイマックスした姿か!」
マーマネ「どっちも迫力あるよ!」
スイレン「かっこいい!」
サトシ・シンジ「「ダイナックル!」」
キョダイマックスウーラオス(連撃の型)・キョダイマックスウーラオス(一撃の型)「「ウーーラーー!」」
先ずはお互いダイナックルをぶつける。その衝撃波が周りに広がる。
マサル「く、なんてパワーのぶつかり合いだ!?」
マリィ「飛ばされないようにつかまってるのがやっとじゃけん!」
サトシ「ダイジェット!」
シンジ「こちらもダイジェットだ!」
キョダイマックスウーラオス(連撃の型)・キョダイマックスウーラオス(一撃の型)「「ウーーラーー!」」
2体のウーラオスは更にダイジェットを発動。2つの竜巻が中央にぶつかり突風が巻き起こる。
ケルディオ『ねえ!なんかあの2人僕達がいること忘れてない!?』
アルセウス「確かにバトルに夢中になって周りが見えなくなってしまっている!」
ヒカリ「もうサトシったら!」
ノゾミ「シンジもやり過ぎだよ!」
サトシ「キョダイレンゲキ!」
シンジ「キョダイイチゲキ!」
セレナ「キョダイレンゲキ!?」
スイレン「キョダイイチゲキ!?」
マオ「初めて聞く技だ!」
リーリエ「ウーラオスのキョダイマックス技ですね!」
キョダイマックスウーラオス(連撃の型)「ウラォーースッ!!!!!」
キョダイマックスウーラオス(一撃の型)「ウゥーーラォォーース!!!!!」
ドカーン!
連撃の型は水流連打のように両手両足を川の流れる構えをとると素早い連続の格闘技を繰り出す。対して一撃の型も暗黒強打のように拳を握り悪タイプの力を蓄えるとそれを突き出し破壊光線のように発射した。二つのキョダイマックス技は先程よりも強力な大爆発を起こした。
ラングレー「あ、相変わらず派手にやるわね。」
ハルカ「どうなったの!?」
フィールドには爆発の影響で土煙が舞っていた。暫くその状態が続いていたが徐々に視界が見えるようになってきた。そこには元の大きさに戻り、息も絶え絶えになっていた2体のウーラオスの姿があった。
サトシ「ウーラオス達はもう限界か。」
シンジ「そのようだ。だったら・・・。」
サトシ・シンジ「「次で決める(ぞ)!燕返し!」」
ウーラオス(連撃の型)・ウーラオス(一撃の型)「「ウーーラーー!」」
お互いの燕返しがぶつかり合いダメージを受ける。背中合わせした状態から再び対峙すると、
ウーラオス(連撃の型)「・・・ウラ!」
ウーラオス(一撃の型)「・・・、ウラ。」ニッ
バタリ
ウーラオス(一撃の型)「ウッラ。」グルグルッ
審判「シンジ選手のウーラオス、戦闘不能!サトシ選手のウーラオスの勝ち!よって勝者、マサラタウンのサトシ!」
サトシ「よっしゃ!」
連撃の型が最初に膝をついたが一撃の型が倒れたことでサトシの勝利となった。
セレナ「サトシが勝った!」
ハルカ「やったー!」
ノゾミ「シンジも頑張ったね。」
スイレン「うん!」
サトシは駆け足で駆け寄った。
サトシ「やったなウーラオス!お前も本当に凄いよ!」
ウーラオス(連撃の型)「ウーラ!」
シンジも自分のウーラオスの元にゆっくり近づいた。
シンジ「いいバトルだったぞ。」
ウーラオス(一撃の型)「ウラ。」
シンジ「今回は負けても今度は勝てるように強くなればいいだけだ。敗北は終わりじゃない。」
ウーラオス(一撃の型)「!・・・ウラ!」
こうしてウーラオス対決はサトシの勝利で幕を閉じた。