アニポケ 2年後の物語   作:鉄壁拡散

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豊穣の王!バドレックス!

ジンダイに会うためにサトシ達はフリーズ村へとやって来た。

 

サトシ「ここがフリーズ村か。」

 

シンジ「ああ。この村でジンダイさんと待ち合わせをしている。」

 

カキ「なあ、これ何だ?」

 

カキは馬に跨ったポケモンのような何かが足りない木像を見つけた。

 

マーマネ「ポケモンの像かな?」

 

ノゾミ「見たことないね。」

 

リーリエ「後で村の人に聞いてみましょう。」

 

気になりつつサトシ達はジンダイとの待ち合わせ場所に向かった。

 

 

 

ジンダイ「よく来たな、少年達よ。」

 

サトシ「お久しぶりです、ジンダイさん。」

 

サトシ達はフリーズ村にある母屋でジンダイと遭遇し、再会を喜んだ。

 

ジンダイ「ヨロイ島での修業で更に逞しくなったようだな。」

 

サトシ「はい。」

 

シンジ「いい経験になりました。」

 

ピカチュウ『僕も喋れるようになっちゃった。』

 

ジンダイ「定期連絡で聞いてはいたが本当のようじゃな。それにしてもポケモンハンターJの件は大変だったそうだな。」

 

サトシ「俺もあいつが生きているとは思いませんでした。」

 

ヒカリ「でも皆で力を合わせて何とか倒せました!」

 

ハルカ「今頃どうしてるのかな?」

 

サトシ「あいつがそう簡単に罪を償うとは思えないけどな。」

 

ピカチュウ『そうだね。』

 

シンジ「同感だ。」

 

ケルディオ『でもこれでサトシとの因縁も終わったんだし、結果オーライでいいんじゃない?』

 

アルセウス「今は掴み取った平和を喜ぶべきだ。」

 

ジンダイ「うむ、彼らの言う通りだ。」

 

リーリエ「そういえば、ジンダイさんは何故カンムリ雪原に?」

 

ジンダイ「実はこのカンムリ雪原の奥に定めの遺跡という場所があってな、そこで新たなレジのポケモンを見つけたのだ。」

 

サトシ「新しいレジ!?」

 

ジンダイ「そうだ。電気タイプのレジエレキと、ドラゴンタイプのレジドラゴだ。」

 

ハルカ「レジエレキ?」

 

ヒカリ「レジドラゴ?」

 

ラングレー「レジ系ポケモンにドラゴンタイプがいたのね!」

 

ジンダイ「今から外に出て見せるとしよう。付いてくるがいい。」

 

一旦サトシ達はジンダイと共に外に出て2体のレジポケモンを拝見することにした。

 

ジンダイ「行くぞ。出てこい!」

 

ポーン

 

レジエレキ「レジエレーキ!」

 

レジドラゴ「レジドラーゴ!」

 

サトシ「すげー!」

 

シンジ「これがレジエレキとレジドラゴか。」

 

マーマネ「カッコイイ!」

 

マオ「初めて見た。」

 

 

スマホロトム

『レジエレキ エレクトロポケモン 電気タイプ

 

全身が電気エネルギーを作る器官。体のリングを外すと秘めた力が解き放たれる。』

 

『レジドラゴ 竜玉ポケモン ドラゴンタイプ

 

全身がドラゴンエネルギーの結晶。全てのドラゴンポケモンの力を持つと言われている。』

 

 

スイレン「強そう、2体とも。」

 

カキ「俺は今、ダイナミックフルフレイム級に感動しているぅぅ!」

 

ケルディオ『ジンダイのレジロック達に新しい仲間ができたんだね。』

 

サトシ「ああ。・・・ん?」

 

その時サトシは母屋の近くに何か落ちているのを見つけてそれを拾いあげた。

 

サトシ「これは・・・。」

 

セレナ「木でできた、王冠?」

 

ジンダイ「わしも気になっておったのじゃが誰かが拾いに来ると思ってそのままにしておいたのじゃ。」

 

ケルディオ『ねえそれ、さっきの木像の奴じゃない?』

 

ノゾミ「言われてみれば・・・。」

 

アルセウス「よく見れば欠けた跡があるな。」

 

サトシ「なら戻した方がいいな。」

 

ピカチュウ『それがいいね。』

 

早速サトシ達は先程見かけた木像があった場所に戻り拾った木彫りの冠をくっつけるとピッタリとはまった。因みにまた壊れないように修正した。

 

サトシ「やっぱりこの木像のだったんだ。」

 

アルセウス「何かの拍子で壊れてしまったのだな。」

 

???「カムゥ カムンリ。」

 

一同「ん?」

 

木像に木彫りの冠を戻した瞬間聞きなれない声がサトシ達の耳に入った。何かと思い辺りを見渡すと木像と似た姿のポケモンがいて、サトシ達に付いてこいと言っているかのように奥に去っていった。

 

マオ「今のって・・・。」

 

カキ「ポケモンか?」

 

マーマネ「木像のポケモンに似てたね。」

 

スイレン「うん。」

 

アルセウス(あ奴は、まさか。)

 

ピカチュウ『さっきのポケモン、付いてこいって言ってたよ。』

 

サトシ「行ってみよう。」

 

サトシ達は正体を確かめるべくそのポケモンの後を追った。

 

 

奥へとやって来たサトシ達は大きな冠のような頭をしたポケモンと対面した。

 

???「カム カムゥ。」

 

ノゾミ「大きい頭。」

 

セレナ「なんて言うポケモンかしら?」

 

リーリエ「本でも見たことがありません。」

 

アルセウス「やはりお前か。」

 

???「カムゥ。」

 

サトシ「アルセウス、知ってるの?」

 

アルセウス「ああ、こやつは・・・。」

 

ピオニー「おお、さっきの連中じゃないか。」

 

サトシ「ピオニーさん。」

 

セレナ「シャクヤちゃんは?」

 

ピオニー「いや~まんまと逃げられてしまったよ、あ~はははは!」

 

ケルディオ『あははって;』

 

マーマネ「それでいいの?;」

 

するとピオニーはサトシ達の後ろにいるポケモンの存在に気付き、硬直した。

 

ピオニー「・・・。」

 

ピカチュウ「ピーカ?『どうしたんだろう?』」

 

ポッチャマ「ポチャ?『さあ?』」

 

ピオニー「あ・・・頭でけぇ!?!?」

 

カキ「アンタの声もでかいよ!」

 

???「ンム ムイ カム カムゥ。」

 

ピオニー「な、なんだぁ?」

 

謎のポケモンはピオニーを見ると彼の前に近づき強力な念力を放った。

 

ピオニー「てょわわわぁ~ん。」

 

ハルカ「え!?」

 

ヒカリ「ぴ、ピオニーさん!?」

 

ピオニー?「・・・、ふむ、やはり強靭な肉体である。すまぬが少々借りさせていただこう。」

 

ラングレー「ピオニーさん?」

 

サトシ「いや、あのポケモンがピオニーさんを通じて喋ってるんだ。」

 

ピオニー?「その通りだ、人の子よ。」

 

ピカチュウ『君は一体何者?』

 

バドレックス「余はバドレックス、豊穣の王と呼ばれし者だ。」

 

ジンダイ「バドレックスじゃと!?」

 

シンジ「知ってるんですか?」

 

ジンダイ「ああ、このフリーズ村の御伽話に出てくる存在だ。」

 

バドレックス「お主達に礼を言わせてほしい。」

 

リーリエ「お礼ですか?」

 

バドレックス「そうだ。余の像を元に戻したこと、至極感謝である。」

 

マオ「あの像を?」

 

バドレックス「遥か昔、余はこの地の王として君臨していた。草花を生やし、畑に実りを与え、人間から崇められていたのだ。」

 

ノゾミ「そうなんだ。」

 

バドレックス「しかし長い時を経て人々は余の存在を忘れ去ってしまったらしい。」

 

シンジ「だからジンダイさんは御伽話って言ったのか。」

 

バドレックス「毎年余への捧げものも今やなくなって久しい。余にとって信仰は力の源・・・嘗ての勢いを失い、我が愛馬にも逃げられてしまった。」

 

サトシ「木像のお前が跨ってた奴のことか。」

 

バドレックス「しかしお主達が余の像を直してくれたお陰で・・・人の肉体を介し思いを伝えられる程度には力が戻ったのだ。」

 

スイレン「良かった。」

 

バドレックス「慈悲深い人の子達よ・・・お主達に頼みたいことがある。」

 

ケルディオ『頼みたいこと?』

 

サトシ「俺達にできることならいいぜ。」

 

バドレックス「すまない。人々が本当に余を忘れてしまったのか確かめたい・・・村の人間に豊穣の王を覚えているか今一度尋ねてほしいのである。自ら尋ねたこともあったが御伽話扱いされたり、騒ぎになったこともある故・・・頼んだであるぞ。」

 

アルセウス「サトシ、私からも頼む。」

 

サトシ「分かった、このまま放っておくわけにもいかないしな。」

 

セレナ「ええ。」

 

ジンダイ「わしも今一度調べなおす必要があるな。」

 

こうしてサトシ達はバドレックスに力を貸すことにした。

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