バドレックス、ブリザポスとレイスポスを新たに仲間に加えたサトシ達。ダンデとサイトウは仕事が入ったため、サトシ達と別れてカンムリ雪原から去っていった。バトルコロシアムに連れて行きサトシのポケモン達に紹介していた。
サトシ「皆、新しい仲間のブリザポスとレイスポス、それからバドレックスだ。」
バドレックス「カムイ。」
ブリザポス「バシロォース。」
レイスポス「バクロォース。」
サトポケ『『『『よろしく!』』』
サトポケの皆はバドレックス達を大歓迎した。
セレナ「皆喜んでるわ。」
サトシ「ミュウツーもありがとな、ブリザポス達のために畑を作ってくれて。」
ミュウツー『気にするな、私にできることをしたまでだ。』
ピピピー!
サトシ「ん?」
スマホロトム(サトシ)『ハイパークラスの対戦相手が決まりました。』
アルセウス「どうやらハイパークラスの対戦相手の通知が来たようだな。」
ハルカ「ハイパークラスになるとこうやって対戦相手を決めるんだ。」
マオ「相手は?」
サトシ「お、デンジさんだ!」
マーマネ「デンジさん!」
ヒカリ「デンジさんも参加してたんだ。」
ラングレー「デンジさんって確か・・・。」
ケルディオ『前にゴウカザルの話で出ていた人?』
ノゾミ「うん、シンオウ地方最強ジムリーダー、強いよ。」
シンジ「あの男がな。」
サトシ「よーし!絶対に勝つ!」
次の対戦相手がデンジと決まり、サトシ達はシンオウ地方に向かうこととなった。
一週間後
ハイパークラスのバトルをデンジと行うためバトルコロシアムの留守をアルセウスに任せてサトシ達はシンオウ地方の東に位置する<太陽の街>とも呼ばれているナギサシティにやって来た。
サトシ「着いた。」
ヒカリ「ここがナギサシティよ。」
マーマネ「すごいよ!一度ここ来てみたかったんだ!」
カキ「確かにマーマネが好きそうな所だな。」
特にマーマネは興奮していた。
マオ「正に都会って感じ。」
スイレン「あそこに大きな建物があるよ。」
サトシ「あれはナギサタワーっていうんだ。」
ヒカリ「このナギサシティのシンボルなの。」
ノゾミ「町中にある屋上のソーラーパネルはあれで管理されていて、太陽エネルギーを電気に変えてるんだって。」
ラングレー「へえ~。」
ハルカ「すごいかも。」
サトシ「これ全部デンジさんが1人で作ったんだぜ。」
リーリエ「え!?これを全部ですか!?」
マーマネ「やっぱりすごい!」
これらを全て作り上げたデンジに驚きを隠せなかった。だがシンジだけは少し不服だった。
ノゾミ「どうしたのシンジ?」
シンジ「いや、本人がまともに変わったとは思えなかったからな。」
サトシ「そういえばシンジ、デンジさんのやり方に憤りを感じてたっけ?」
シンジ「ああ。そいつ本人がバトルを怠ってチャレンジャーにジムバッジを配布していたせいで一部は喜ぶのもいたが、多くのトレーナーから非難されることもあった。俺もその1人だがな。」
ヒカリ「でもサトシがオーバさんとバトルしたお陰でデンジさんも改心してくれたのよね。」
ケルディオ『前にシンジとの関係やゴウカザルのことを話してくれた時にも言っていたね。』
ハルカ「そういえばサトシ、今回はどんなメンバーでいくの?」
サトシ「それは見てのお楽しみだ!」
???「そいつは楽しみだな。」
???「また痺れる熱いバトルを期待してるぜ。」
全員「え?」
そんな彼らに青いジャケットを着た黄色い髪の男と真っ赤なアフロヘアーの男が声をかけた。
サトシ「デンジさん!」
ヒカリ「オーバさんも!」
デンジ「やあ。」
オーバ「久しぶりだなサトシ君、ヒカリちゃん。」
マオ「この人がデンジさん?」
マーマネ「本物だ!✨」
デンジ「よろしく。」
リーリエ「オーバさんと言えば、シンオウ四天王の!?」
オーバ「おう、よろしくな。」
デンジとオーバと出会ったサトシ達は雑談をしながらハイパークラスのバトルが行われる場所に移動していた。
デンジ「サトシ君、まさかこうしてまた君とバトルできる日が来るとは思わなかったよ。」
サトシ「俺もです!」
デンジ「今回のバトル、あの時のジム戦以上の熱いバトルをしよう。」
サトシ「はい!」
ケルディオ『サトシ気合い入ってるね。』
ヒカリ「またデンジさんとバトルできるからね。」
カキ「ところで俺達今何処に向かってるんだ?」
ノゾミ「方角からしてナギサジムだけど・・・。」
オーバ「着いて来れば分かるさ。」
それからサトシ達は歩道に設置された"動く歩道"で進んだ。それはとても快適であり、思わずサトシはホウエン地方のラルースシティを思い出していた。そのルートはナギサジムを通り過ぎ、街のシンボルのナギサタワーの横も通り過ぎた。そして、その先には丘の上に建てられた立派な建物があった。
サトシ「すっげー!」
ピカチュウ「ピーカ。『ほえ~。』」
ヒカリ「こんな建物、前に来た時にはなかったのに。」
デンジ「最近完成させたナギサスタジアムだ。あそこが今回の俺達の舞台だ。」
オーバ「最初は完成記念のエキシビションマッチを俺と行う予定だったんだが、サトシ君とのハイパークラスのバトルの通知が来たから最初のバトルをサトシ君に譲ったってわけだ。」
デンジ「さ、早く入ろう。」
ナギサスタジアム・ドーム内
スタジアムに入るとサトシとデンジと別れた皆は観客席に移動した。そこには彼ら以外にもこのバトルを見に来た多くの人で賑わっていた。
ハルカ「すごい人の数。」
ラングレー「ポケモンリーグと同じくらいね。」
オーバ「今回はデンジがバトルするからな。それを見たくて集まったんだろう。」
マーマネ「でもさっきから周りから視線を感じるんだけど。」
カキ「そりゃオーバさんがいるからな。」
オーバ「気にするなって!男は堂々と構えてりゃいいんだからよ!」
マオ「女の子もいるんですけど;」
シンジ「全くこの人は。」
ノゾミ「まあオーバさんらしいけど。」
実況『さあナギサスタジアムにお集まりの皆様、テレビの前の皆様!長らくお待たせ致しました!ポケモンワールドチャンピオンシップス、ハイパークラスのバトルがまもなく始まります!では本日の対戦者のご登場です!』
時間となり、バトルフィールドからスモークが立ち上がり2人のトレーナーが姿を現した。右側にサトシとピカチュウ、左側にデンジが登場し、バトルフィールドのモニターにも2人の顔が映し出された。それと同時にPWCS公式審判員を務める《ドローンロトム》が飛んできた。
実況『本日の対戦カードは現在ハイパークラス27位!シンオウ地方最強電気使い、我らがナギサジムのジムリーダーデンジ選手!対するはハイパークラス99位!アローラ初代チャンピオンにしてフロンティアブレーン、マサラタウンのサトシ選手!』
サトシ「デンジさんは強い、全力でいくぜ!」
ピカチュウ「ピッカ!『勿論!』」
デンジ「サトシ君はあの時よりも強くなっている、油断はできないな!」
ドローンロトム『これより、ポケモンワールドチャンピオンシップス、ハイパークラスのバトルを始めます!使用ポケモンは4体!交代は自由!どちらかのポケモンが全て戦闘不能になり次第、試合は終了となります!両者ポケモンを!3…2…1…GO‼︎』
デンジ「行け、レントラー!」
サトシ「ヌメルゴン、君に決めた!」
ポーン
レントラー「レント!」
ヌメルゴン「ヌンゴ!」
実況『デンジ選手はレントラー、サトシ選手はヌメルゴンを出してきました!』
観客席
オーバ「ヌメルゴンか。スピードはレントラーより劣るが、耐久力はある。」
セレナ「ヌメルゴンとレントラー。サトシがシトロンとジム戦した時のこと思い出すな。」
ドローンロトム『それでは!Battle Start!』
デンジ「こちらから行くぞ!レントラー、ライジングボルト!」
レントラー「レーント!」
サトシ「ヌメルゴン、竜の波導!」
ヌメルゴン「ヌーンゴ!」
ドカーン!
実況『ライジングボルトと竜の波導が相殺!パワーは互角だ!』
デンジ「バークアウトだ!」
レントラー「レント!」
サトシ「ヌメルゴン、我慢だ!」
ヌメルゴン「ヌンゴ!」
ドカ!
サトシ「パワーを解き放て!」
ヌメルゴン「ヌーンゴーーー!」
ドカーン!
レントラー「レント!?」
デンジ「レントラー!?」
実況『ヌメルゴン、レントラーのバークアウトを我慢で倍返しだ!』
デンジ「(流石に分が悪い。)レントラー、戻れ!」
シュルルーン!
実況『デンジ選手レントラーを戻しました!次なるポケモンは何でしょう!?』
デンジ「行け、ロトム!」
ポーーン!
スピンロトム「ロトーーー!」
サトシ「ロトムか。しかもスピンロトム。」
ヌメルゴン「ヌンゴ。」
観客席
ヒカリ「デンジさん、ロトムゲットしてたんだ。」
スイレン「そして今はスピンロトム。」
ケルディオ『タイプは電気と飛行。』
カキ「スピードでヌメルゴンを翻弄する気だな。」
オーバ「さあサトシ君、どうする?」
サトシ「ヌメルゴン、一旦戻れ。」
シュルルーーン!
実況『おっとサトシ選手もヌメルゴンを戻しました!次なるポケモンは!?』
サトシ「ルカリオ、君に決めた!」
ポーーン!
ルカリオ「ヴォル!」
デンジ「ルカリオか。」
サトシ「気合い入れていくぜルカリオ!」
ルカリオ「ヴォル!」
デンジ「ロトム、エアスラッシュ!」
スピンロトム「ロトトトトトーーー!」
シュシュシュシュシュ!
サトシ「バレットパンチで弾け!」
ルカリオ「ヴォルルルルルルル!」
実況『ロトム、エアスラッシュを連続で放つがルカリオはバレットパンチで打ち消した!』
サトシ「波導弾!」
ルカリオ「ヴォーーール!」
デンジ「10万ボルト!」
スピンロトム「ロトーー!」
波導弾と10万ボルトが衝突しあうもこれも相殺され土煙が舞って見えなくなった。
サトシ「ルカリオ!波導でロトムの位置を探れ!」
ルカリオ「ヴォル!」
だがルカリオは波導でスピンロトムの位置を探り当てた。
ルカリオ「ヴォル!」
サトシ「見つけたな!バレットパンチ!」
ルカリオ「ヴォーーール!」
スピンロトム「ロトーー!?」
デンジ「今だ!電磁波!」
スピンロトム「ロトーー!」
ルカリオ「ヴォル!?」ビリビリ
サトシ「しまった!?」
実況『ルカリオ!ロトムの位置を探り当ててバレットパンチを決めました!しかしロトムもただではやられず電磁波でルカリオを麻痺させた!』
観客席
スイレン「ああ!」
マオ「ルカリオが!」
カキ「ここで電磁波か。」
マーマネ「流石にキツイね。」
リーリエ「今のルカリオは麻痺状態、技を出しにくくなりました!」
デンジ「ロトム、祟り目!」
スピンロトム「ロトーー!!」
ズギズギズギッ!!!!!!!!!!
ルカリオ「ルヴォァァァァ……!?!?!!?!?!」
サトシ「ルカリオ!」
観客席
ケルディオ『今の技は!?』
オーバ「あれは祟り目だな。」
シンジ「状態異常の時に使うと威力が倍になる。」
ノゾミ「ルカリオが接近したのを狙って電磁波を使って痺れさせて祟り目で大ダメージを与える。デンジさんもやるね。」
ハルカ「サトシ、大丈夫かな?」
セレナ「信じましょう、サトシを!」
ラングレー「そうね!」
ヒカリ「サトシならどんな困難でも乗り越えてきたんだから!」
サトシ「ルカリオ、大丈夫か!?」
ルカリオ「ヴォル!」
麻痺状態に苦しみながらもルカリオは力を振り絞って立ち上がった。
デンジ「ルカリオはもう限界みたいだね。だったら次で決める!ロトム、止めの祟り目!」
スピンロトム「ロトーー!」
サトシ「負けるなルカリオ!渾身の起死回生だ!」
ルカリオ「ルヴォォォォ‼︎ルヴォォルァァァ!!!!!!!!!!」
ルカリオとスピンロトムが正面から激突する瞬間、2体は背中合わせにすれ違った。ルカリオが一瞬フラッとしたが、スピンロトムが先に倒れた。
スピンロトム「ロ、、、ト」メガグルグル
ドローンロトム『ロトム、戦闘不能!ルカリオの勝ち!』
実況『決まった!先に白星を上げたのはサトシ選手です!』
観客「「「「わああぁぁぁぁあ!」」」」
観客席
ハルカ「やった!」
ケルディオ『先ずはサトシが1勝だ。』
ノゾミ「最後の起死回生が勝負を分けたね。」
オーバ「起死回生は自分の体力が少ない程威力が上がる。かなりギリギリだったな。」
カキ「だがルカリオはさっきのバトルでかなりダメージを受けているうえに麻痺状態だ。」
シンジ「それにダメージを受けているレントラーやまだ出ていない2体もいる。油断は禁物だ。」
デンジ「戻れロトム。」
シュルルーーン
デンジ「ありがとう、ゆっくり休んでくれ。さあ、次はお前だ!エレキブル!」
ポーーン
エレキブル(デ)「レキブルウゥゥ!」
サトシ「エレキブルか!」
観客席
ヒカリ「出た!デンジさんのエレキブル!」
マーマネ「デンジさんもエレキブル持ってたんだ。」
ラングレー「厄介なのは特性の電気エンジン、ピカチュウじゃ相性悪いわね。」
サトシ「ルカリオ、一旦戻って・・・。」
ルカリオ「ヴォル!」
サトシ「ルカリオ?」
サトシは一度ルカリオを戻そうとしたが、ルカリオ自身はそれを拒んだ。
サトシ「最後までやりたいのか?」
ルカリオ「ヴォル!」コクリ
サトシ「・・・分かった。全力で行くぞ!」
ルカリオ「ヴォル!」
実況『サトシ選手!ルカリオで続けるようです!』
デンジ「行くぞ、エレキブル!」
エレキブル(デ)「レキブル!」
サトシ「ルカリオ、波導弾!」
ルカリオ「ヴォーーール!」
デンジ「エレキブル、雷パンチ!」
エレキブル(デ)「レキブル!」
ドカーン!
デンジ「ワイルドボルト!」
エレキブル(デ)「エッキブル!」
サトシ「ルカリオ、躱せ!」
ルカリオ「ヴォ・・・ヴォル!?」ビリビリ
サトシ「ルカリオ!?」
エレキブル(デ)「レッキブルゥゥ!」
ルカリオ「ヴォーーール!?」
ルカリオはエレキブル(デ)のワイルドボルトを躱そうとしたが痺れ効果で隙ができてしまい直撃してしまった。
ルカリオ「ヴォ・・・ル。」メガグルグル
ドローンロトム『ルカリオ、戦闘不能!エレキブルの勝ち!』
観客席
ケルディオ『ルカリオが!?』
カキ「さっきの痺れは痛かったな。」
オーバ「これでイーブンだ」
シュルルーーン
サトシ「ありがとうルカリオ、よく頑張ったな。もう一度頼むぞヌメルゴン!」
ポーーン
ヌメルゴン「ヌーンゴ!」
実況『サトシ選手、再びヌメルゴンを投入!』
サトシ「ヌメルゴン、竜の波導!」
ヌメルゴン「ヌーンゴ!」
デンジ「躱して雷パンチ!」
エレキブル(デ)「レッキブルゥゥ!」
ヌメルゴン「ヌンゴ!?」
サトシ「ヌメルゴン!?」
ヌメルゴン「ヌン・・・・ゴ!?」ビリビリ
観客席
ヒカリ「あ!ヌメルゴンまで!」
マーマネ「雷パンチで麻痺状態なっちゃった!」
オーバ「運はデンジに向いているようだな。」
デンジ「戻れ、エレキブル。」
シュルルーーン
デンジ「行け、レントラー!」
ポーーン
レントラー「レント!」
観客席
ハルカ「またレントラーを出してきた。」
ラングレー「でもどうしてこのタイミングで?」
デンジ「レントラー、エレキフィールド!」
レントラー「レントーー!」
レントラーは咆哮を上げると体から大量の電撃を放出するとバトルフィールドが黄色に輝き、地面に大量の電気を帯びた。
観客席
セレナ「エレキフィールド・・・。」
ノゾミ「電気タイプの技を上げるフィールドにしてきたね。」
オーバ「いや、デンジの狙いはそれだけじゃないぜ。」
マオ「え?」
デンジ「ライジングボルト!」
レントラー「レーーントーー!」
ドゴーン
ヌメルゴン「ヌンゴ!?」
サトシ「ヌメルゴン!?」
観客席
ケルディオ『ライジングボルトの威力がさっきと違う!?』
シンジ「ライジングボルトはエレキフィールドの上にいると威力が増す。」
リーリエ「エレキフィールドはこのための準備だったのですね。」
デンジ「さあサトシ君、この状況をどうするかな?」
サトシ「・・・悪いけど、エレキフィールドの対策は万全だ!」
デンジ「なに?」
サトシ「ヌメルゴン、雨乞い!」
ヌメルゴン「メーゴーン!」
ザアアアアーーーーー!
バリバリバリバリバリバリ!
デンジ「なに!?」
レントラー「レント!?」
実況『なんとヌメルゴン!雨乞いでエレキフィールドを無効化した!』
ヌメルゴンが雨乞いで雨を降らせるとエレキフィールドによってバトルフィールドに帯電していた電気が一気に放電して無効にしたと同時にヌメルゴンは雨を浴びて痺れがなくなって嬉しそうにはしゃいでいた。
観客席
ケルディオ『エレキフィールドをこんな風に!?』
オーバ「それにあの様子を見ると、ヌメルゴンの特性は潤いボディか!デンジの奴、1本取られたな!」
ヒカリ「サトシやる~!」
セレナ「・・・ふふ。」
ハルカ「セレナ?」
セレナ「シトロンとのジム戦も同じことがあったなって。」
マーマネ「シトロンとの?」
セレナ「うん、ヌメルゴンとシトロンのレントラーの最後のバトルでもああやってエレキフィールドを消したの。」
スイレン「凄い!」
シンジ「相変わらずあいつの突然の発想には驚かされる。」
デンジ「まさかこうやってエレキフィールドを消されるとは。」
サトシ「デンジさんがレントラーを必ず手持ちに入れていると思っていましたから。」
デンジ「ならばこちらも遠慮なく攻めさせてもらう!レントラー、雷の牙!」
レントラー「レーント!」
サトシ「ヌメルゴン、冷凍ビーム!レントラーの動きを止めろ!」
ヌメルゴン「ヌーンゴ!」
カチコチカチコチ
レントラーの動きを止めようとヌメルゴンは冷凍ビームを放つがレントラーはスピードで攪乱した。
デンジ「悪いけどそれじゃレントラーの動きを止めることはできない!やれ、レントラー!」
レントラー「レントー!」
サトシ「ヌメルゴン、我慢だ!」
ヌメルゴン「ヌンゴ!」
レントラーの雷の牙に対してヌメルゴンは尻尾で受け止めて我慢の態勢に入った。そしてその場で一回転しながら尻尾を振り回し、レントラーを投げ飛ばした。
デンジ「なら発動前に仕留めるだけだ!バークアウト!」
レントラー「レーント!」
サトシ「耐えろヌメルゴン!」
ヌメルゴン「ヌンゴ!」
ドゴン!
デンジ「だったらライジングボルトだ!」
レントラー「レーーントーー!」
ドゴーン!
3連続の攻撃を受けたヌメルゴンは全て耐え抜き、我慢を耐え抜いた証である赤いオーラをその身に纏っていた。
サトシ「今だ、パワーを解き放て!」
ヌメルゴン「メェ……ゴーン!!!」
ヌメルゴンは耐え抜いた我慢の衝撃波を一気に解き放ち、その衝撃波のスピードにレントラーは反応できずに直撃した。
ドガァアアアアアン!!!
バトルフィールドに我慢の衝撃波が響き、大きな土煙を巻き上げた。暫く視界が悪くなっていたが、土煙が晴れてくるとバトルフィールドにはボロボロのヌメルゴンとレントラーが対峙していた。そして、
バタリ!
サトシ・デンジ「「!?」」
ヌメルゴン「ヌ・・・ゴ。」メガグルグル
レントラー「レ、・・・レト。」メガグルグル
ドローンロトム『ヌメルゴンとレントラー!共に戦闘不能!』
実況『ヌメルゴンとレントラーの対決は、ダブルノックアウトで決着!』
観客席
カキ「ヌメルゴン!お前の頑張りに感動だ!」
マオ「いいところまで行ってたんだけどな。」
サトシ「戻れヌメルゴン。」
シュルルーーン
サトシ「ありがとう、ゆっくり休んでくれ。お前の頑張りは無駄にはしない。」
デンジ「レントラー、戻れ。」
シュルルーーン
デンジ「よく頑張ったな。」
実況『さあ、これでお互い残りは2体ずつ!益々目が離せない!』
サトシ「ピカチュウ、頼むぜ!」
ピカチュウ「ピカチュウ!『待ってました!』」
サトシ「君に決めた!」
ピカチュウ「ピッカ!」
デンジ「ピカチュウで来たか。ならば頼むぞ、エレキブル!」
ポーーン
エレキブル(デ)「レキブルウゥゥ!」
実況『サトシ選手はピカチュウ、デンジは再びエレキブル!電気タイプ同士の対決だ!』
観客席
ヒカリ「来た、ピカチュウ!」
ノゾミ「でもエレキブルには電気エンジンがある。」
シンジ「電光石火とアイアンテールじゃ決定打にはならんな。」
ラングレー「下手に電気技を使ったらスピードを上げてしまうわ。」
サトシ「ピカチュウ、アイアンテール!」
ピカチュウ「チューピッカ!」
デンジ「こっちもアイアンテールだ!」
エレキブル(デ)「レキブルウゥゥ!」
両者アイアンテールを繰り出すが、ピカチュウは小柄な体系を活かして持ち前のスピードで躱してデンジのエレキブルにアイアンテールをクリーンヒットさせた。
エレキブル(デ)「エッキブル!?」
デンジ「エレキブル!?」
エレキブル(デ)「レッキ!」
大丈夫だというようにエレキブル(デ)は気合いを入れた。
観客席
ケルディオ『やっぱり電気タイプに鋼タイプ技はあまり効かないみたいだね。』
リーリエ「苦戦は免れません。」
オーバ「さあ、どうするサトシ君。」
サトシ「電光石火!」
ピカチュウ「ピッピッピッピ!」
デンジ「ワイルドボルト!」
エレキブル(デ)「レッキブルウゥゥ!」
電光石火とワイルドボルトがぶつかるもパワーはエレキブルの方が上だったためピカチュウが後退してしまった。
サトシ「大丈夫かピカチュウ!?」
ピカチュウ「ピカチュウ!『勿論!』」
デンジ「雷パンチ!」
エレキブル(デ)「レーキブルウゥゥ!」
サトシ「アイアンテールで迎え撃て!」
ピカチュウ「チューピッカ!」
お互い一歩も譲らず引けを取らなかった。
サトシ「こうなったら一か八か!ピカチュウ、やるぞ!」スチャ
ピカチュウ「ピカ!『了解!』」
観客席
スイレン「Zリング!」
ケルディオ『ここでZ技を!?』
カキ「それにあれはサトシとピカチュウだけのZクリスタルだ!」
ハルカ「でもそれだとエレキブルに吸収されるんじゃ!?」
デンジ「Z技か。エレキブル、スタンバイ!」
エレキブル(デ)「レッキ!」
サトシは帽子を取ってピカチュウに向かって投げる。ピカチュウは帽子を受け取ると深く被った。サトシは左腕のZパワーリングを構えるとリングに付いたサトピカZが光り輝く。そしてサトシとピカチュウは、グータッチとハイタッチを交互にやった後、同時に右腕を前に突き出してサトシのZオーラがピカチュウと融合し、ピカチュウの体内でZエネルギーが高まり始めていた。
サトシ「"10万ボルトよりもデッカい100万ボルト!いや、もっともっとデッカい‼︎俺たちの超ゼンリョク"!!ピカチュウ!!・・・1000万ボルト!!!!!」
ピカチュウ「ピィーカァー!!ピィーカァー!!・・・・・・ピアビィーーガァーー!!!!!」
デンジ「エレキブル、全部吸収してやれ!」
エレキブル(デ)「レーーーキブルウゥゥ!!」
七色の電撃がエレキブル(デ)に直撃し、それを吸収しようとした。だが、
エレキブル(デ)「レキ!?」
デンジ「エレキブル!?」
観客席
ヒカリ「エレキブルの様子が・・・。」
シンジ「どうやら電気エンジンでも吸収し切れない程強力だったようだな。」
サトシ「いっけーーーーーー!」
ピカチュウ「ピィーカァーチュゥゥゥゥゥーーーー!」
ドガァァァン!
デンジ「エレキブル!?」
エレキブル(デ)はピカチュウの1000万ボルトは吸収し切れず倒れてしまった。
エレキブル(デ)「レッキ。」メガグルグル
ドローンロトム『エレキブル、戦闘不能!ピカチュウの勝ち!』
実況『エレキブル、Z技を吸収しようとするも耐え切れず倒れてしまいデンジ選手残り1体!』
観客「「「「わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」」」」
観客席
マオ「やった!」
ヒカリ「デンジさんを追い詰めた!」
ケルディオ『問題は最後の1体だね。』
シンジ「ああ。それが何か分からない限り勝ち目はないだろう。」
カキ「オーバさんは知ってますか?」
オーバ「いや、俺も知らないな。俺とのバトルで出すための秘密兵器があるとは聞いてはいるが。」
セレナ「秘密兵器。」
デンジ「エレキブル、よく頑張った。」
シュルルーーン
デンジ「(本当に強くなったな、あの時のジム戦以上だ。それにしても、まさかこいつを使う時が来るとは。)行くぞサトシ君!」
スチャ
デンジが最後のモンスターボールをポケットから出してきた。そのボールは下が白で、もう半分は黒に黄色いラインが刻まれたボール、ハイパーボールだった。
サトシ「あれは、ハイパーボール?」
ピカチュウ「ピカ?『何がいるんだろう?』」
デンジ「本当はオーバ戦で出そうと思っていたんだ、俺の持っている電気タイプで最強と言ってもいい。」
サトシ「デンジさんの、最強のポケモン。」
デンジ「ああ。だからこそ君の相手に相応しいと見た!さあ、出陣だ!」
ポーーン
サトシ「え!?」
ピカチュウ「ピカチュウ!?『ウソ!?』」
観客席
ヒカリ「あれって!?」
マーマネ「まさか!?」
オーバ「おいおい!」
デンジが出したポケモンはその場にいた誰もが驚いた。そのポケモンは4本足で立つ、気高き雷鳴の野獣だった。
ライコウ「ガオオオオオ!」
サトシ「ら、ライコウ!?」
ピカチュウ「ピカチュウ!?」
実況『ななな、なんとーー!デンジ選手の最後のポケモンは伝説のポケモン、ライコウだーーー!』
観客「「「「わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」」」」
観客席
マオ「ウソ!?」
ノゾミ「あれがライコウ!」
スイレン「初めて見た!」
オーバ「デンジの奴いつの間にあんな凄いポケモンをゲットしていたのか!?」
シンジ「正直俺も驚いていますよ、オーバさん。」
カキ「俺は今、ダイナミックフルフレイム級に感動しているぅぅ!」
なんとデンジの最後のポケモンはジョウト地方の伝説のポケモンにして三犬の1体ライコウだった。
サトシ「デンジさんの最強の手持ちのポケモンが、ライコウ!?」
デンジ「君も色んな伝説や幻のポケモンを仲間にしているように俺も新しい仲間を手に入れたくてね。俺もまだまだチャレンジャーであって、もっと強い奴とバトルしたいと思ってゲットしたのがこのライコウというわけさ!」
ライコウ「ガオオオオオ!」
相手は伝説のポケモン・ライコウ。普通のトレーナーならここでリタイアするが、サトシは違った。
サトシ「へへ、相手にとって不足はない!」
ピカチュウ「ピッカ!」
デンジ「フッ(笑)!」
観客席
ケルディオ『サトシはやる気だね。』
セレナ「それでこそサトシよ!」
ラングレー「問題はあのライコウとどうバトルするかね。」
ヒカリ「信じましょ、サトシを!」
マオ「うん!」
リーリエ「はい!」
マーマネ「サトシはカプ・コケコにも勝てたもん!きっと勝てるよ!」
オーバ「さあ、どうするサトシ君?」
ドローンロトム『それでは、試合再開!!』
サトシ「ピカチュウ、電光石火!」
ピカチュウ「ピッピッピッピ!」
デンジ「悪いがそれは見切った!ライコウ、神速!」
ライコウ「ガオオォォォ・・・オ!」
ピカチュウ「ピカ!?」
サトシ「ピカチュウ!?」
ピカチュウは電光石火でライコウを攪乱しようとしたが、ライコウは神速でピカチュウを上回るスピードで追い抜き、ピカチュウに蹴りを食らわせた。
サトシ「アイアンテール!」
ピカチュウ「チューピッカ!」
デンジ「雷の牙!」
ライコウ「ガオオォォォ!」
ピカチュウのアイアンテールに対してライコウは雷の牙で迎え撃つ。ライコウはピカチュウの尻尾に嚙みついてそのまま空中に投げ飛ばした。
デンジ「そのまま雷だ!」
サトシ「ヤバい!?最大パワーで10万ボルト!」
ライコウ「ガオオォォォ!」
ピカチュウ「ピーカチュウーーーー!」
ライコウが雷を放つとそれに対抗するようにピカチュウもありったけの10万ボルトで反撃した。だがパワーはライコウの方が上だったため抵抗空しくピカチュウに命中しフィールドに勢いよく落下した。
ピカチュウ「ピッカ。」メガグルグル
ドローンロトム『ピカチュウ、戦闘不能!ライコウの勝ち!』
観客席
ハルカ「ああ!」
マオ「ピカチュウが!」
カキ「さっきのZ技の疲れが残ってたか。」
シンジ「これでお互い残り1体ずつか。」
サトシ「大丈夫か、ピカチュウ?」
ピカチュウ「ピッカ。『ごめんサトシ。』」
サトシ「謝るなよ、お前は十分頑張った。後はあいつに任せろ。」
ピカチュウ「ピカ。『うん。』」
実況『さあサトシ選手も残り1体!次のバトルが泣いても笑っても最後となります!』
サトシはピカチュウを抱えて元の位置に戻ると近くに降ろしたら最後のポケモンが入っているボールを取り出した。
サトシ「待たせたな!最後はお前だ!行くぞ、君に決めた!」
ポーーン!
ドシーン!
ゼクロム「グオォォォォォーーーーーー!」
デンジ「な!?」
ライコウ「ガオ!?」
実況『ななな、なんとーー!サトシ選手の最後のポケモンも伝説のポケモンの1体、ゼクロムだーーーー!』
観客「「「「わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」」」」
サトシの最後のポケモンはゼクロムだった。ゼクロムの登場に再び会場がライコウの時のように歓声で響いた。
観客席
ラングレー「ゼクロム!」
ヒカリ「サトシったら、ゼクロムを手持ちに入れてたんだ!」
オーバ「こりゃデンジも予想外だったみたいだな!」
マーマネ「凄いよ!ライコウとゼクロム、伝説同士のバトルが見られるなんて!」
サトシ「ゼクロム、今日はお前のデビュー戦だ!気合い入れていくぞ!」
ゼクロム「グオォォォォォーーーーーー!」
デンジ「ゼクロムが相手か、面白い!ライコウ、絶対勝つぞ!」
ライコウ「ガオオォォォーーー!」
実況『これは凄いことになってきた!電気タイプの伝説同士のバトル!此は数百年に一度の名バトルだー!』
観客「「「「わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」」」」
デンジ自身も伝説のポケモンであるゼクロムとバトルできるとは思っていなかった。今のデンジの心は興奮で昂っていた。
ドローンロトム『それでは!Last Battle‼︎Ready go!!!!!』
サトシ「ゼクロム、竜の波導!」
ゼクロム「グォオオオオオオ!」
デンジ「ライコウ、雷!」
ライコウ「ガオオオオオ!」
ドカーン!
サトシ「ドラゴンクロー!」
デンジ「雷の牙!」
ゼクロム「グォオオオオオオ!」
ライコウ「ガオオオオオ!」
お互い一歩も譲らなかったが、最初と比べてパワーはゼクロムが上回りライコウを押し切った。
サトシ「いっけーーーーーー!」
ゼクロム「グォオオオオオオ!」
ライコウ「ガオオォォォ!?」
デンジ「ライコウ!?」
ライコウ「・・・ガオオ!」フルフル
ライコウは首をぶんぶん振って大丈夫だとアピールする。
サトシ「雷撃だ!」
ゼクロム「グォオオオオオオ!」
デンジ「ワイルドボルトだ!」
ライコウ「ガオオォォォ!」
ゼクロムが雷撃で追撃しようとしたが、ライコウはギリギリ躱してゼクロムにワイルドボルトを叩き込んだ。
ゼクロム「グォ!?」
デンジ「よし!」
サトシ「・・・ニッ!今だ!ライコウを捕まえろ!」
ゼクロム「グォオオ!」
ガシッ!
ライコウ「ガオ!?」
デンジ「しまった!」
サトシ「そのまま竜の波導だ!」
ゼクロム「グォオオオオオオ!」
ドカーン!
ライコウ「ガオオォォォ!?」
デンジ「ライコウ!?」
ゼクロムに捕まり、ライコウは為す術もなく竜の波導を諸に受けてフィールドに叩き付けられた。ライコウはなんとか立ち上がったが、息も絶え絶えしており限界を迎えていた。
サトシ「ゼクロム、次で決めるぞ!」
ゼクロム「グォオオオオオオ!」
デンジ「ライコウ、次が勝負だ!」
ライコウ「ガオオォォォ!」
サトシ「ゼクロム、クロスサンダー!」
ゼクロム「グォオオオオオオ!」
デンジ「ライコウ、最大パワーで雷!」
ライコウ「ガオオォォォ!」
ドカーン!
ゼクロムが得意するクロスサンダーとライコウの雷がフィールドでぶつかり合い、会場を揺るがす程の地響きが発生した。そして土煙が晴れるとそこには倒れているライコウと立っているゼクロムがいた。
ゼクロム「グォオオオオオオ!」
ドローンロトム『ライコウ、戦闘不能!ゼクロムの勝ち!よって勝者、マサラタウンのサトシ!』
サトシ「やったぜ!」
ピカチュウ「ピーカチュウ!」
実況『決着ーーー!電気タイプの伝説同士のバトルを制したのはサトシ選手とゼクロムだーーー!』
観客「「「「わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」」」」
観客席
ヒカリ「やった!」
ハルカ「サトシが勝った!」
セレナ「うん!」
ラングレー「これでまたランキングが上がったわ!」
マオ「サトシ、カッコイイ///」
リーリエ「はい///」
シンジ「流石だな。」
カキ「それでこそ俺のライバルだ!」
マーマネ「やっぱり凄いよ、サトシ!」
デンジ「戻れ、ライコウ。」
シュルルーーン
デンジ「よく頑張ったな。」
サトシ「ありがとうゼクロム。」
ゼクロム「グォウ。」
デンジ「サトシ君。」
サトシ「デンジさん。」
デンジ「今日はありがとう、いいバトルだった。」
サトシ「俺もです!またバトルしましょう!」
デンジ「勿論だ。だけど、このハイパークラスのバトルはまだ始まりに過ぎない。」
サトシ「はい、マスタークラスを目指してこれからも頑張ります!」
ピカチュウ「ピッカ!」
ドローンロトム『このバトルを元にpwcsのランキングの変更を行います。』
デンジに勝利してサトシのランキングは99位から64位に上がった。
サトシ「64位か。」
デンジ「それとサトシ君。」
サトシ「はい?」
デンジ「マスタークラスには我らがシンオウチャンピオンのシロナさんもいるぞ。」
サトシ「シロナさんも!?」
ピカチュウ「ピーカチュウ。『シロナさんも参加してたんだ。』」
デンジ「ああ。聞いた話だが、君が勝ち上がってくるのを楽しみにしているらしい。」
サトシ「・・・よーし、益々燃えてきたぜ!頑張ろうなピカチュウ!」
ピカチュウ「ピッカチュウ!『おう!』」
そのことを聞いて更に闘志を燃やすサトシであった。