狩人達と魔術師達の運命、それからあらゆる奇跡の出会い 作:Luly
裁「マスター?」
…んにゅ…
裁「起きて、マスター。」
んぅ…
裁「…起きなさそうだね。……あれ?珍しい、マスターがウインドウ開きっぱなしで寝てるって……」
……すぅ
裁「“デデデ大王”……一人称は“わし”……これって、一体…?」
「「「「疲れた……」」」」
私、ルーパスちゃん、リューネちゃん、ミラちゃんが同時に呟いた。
ローマへと帰ってきて。凱旋で街を回ってきたんだけども……思いっきりもみくちゃにされて……特にミラちゃんは小さい上に軽いから目を離すとすぐに人の波に流されてどこかにいってるっていう…マシュは盾で捌ききってて、スピリスさんルルさんガルシアさんの3匹は避けきってたけど。ちなみにルーパスちゃんはシンプルな白色のワンピース、リューネちゃんは黒のブラウスに紫色の…なんだっけ。えーと……キュロットパンツ、だったかな?確か。ミラちゃんは浴衣みたいな感じ…そんな衣装になってる。
「大丈夫ですか?相棒。」
「……」
「…大丈夫じゃなさそうですね。相棒って人が多いの苦手でしたっけ?」
「いや…苦手でもないけど。もみくちゃにされすぎて疲れた…お酒の匂いとか結構したし…」
「そういえば、相棒はお酒苦手でしたね。」
「そうなんだよね…少しくらいならなんとかなるんだけど…本格的には無理。というか匂いが好きじゃない。」
そういえばルーパスちゃんって未成年だっけ……ルーパスちゃん達の世界でどういう分け方なのか知らないけど。
「貴様達は民達にとって勝利の女神のように見えるのであろうよ。特にマスターはその勝利へと導いた指導者のようにも映っていたであろうし、リューネ、ルーパス、ミルドは敵であろうとも決して殺さず、無力化するだけに留める何者へも慈悲を与える女神のように見えたのであろう。もっとも、そのような神など数少ないがな。」
「基本的にルーパスちゃんとリューネちゃん、ミラちゃんの三人が自分で判断して動いてくれるから私ほとんどなにもしてないよ…?」
「女神、か。島で会ったあれのように思われるのは少しな…」
「あれは別であろう。」
「そうか…」
「それにしても先輩、お疲れのようではありますが嫌そうでもありませんでしたね。」
「そう…?まぁ、お祭りは嫌いじゃないから…」
〈まぁ、まんざらでもなかっただろう?それが勝利の美酒ってやつさ。〉
「ふむ。魔術師殿、まるで味わったことのあるような口ぶりだな?」
〈ボクは想像力豊かな方だからね。お陰で色々な目にもあったけどさ…〉
そうなんだ…
「ふん、美酒とはよいことをいうではないか。成人せぬ者もいる故、ここでは出さぬがな。」
〈そうしてくれ。みんなが成人するときを楽しみに……って、そのときまで君はいないか…〉
「さて、どうであろうな。」
そんな会話の最中に───
「皇帝陛下に申し上げます!特別遠征軍、首都ローマへと帰還いたしました!」
「おお!あの者達が帰ってきたか!」
あの者達…?
「将軍、両名ともご健在!兵達も損失はありません!」
「あい分かった。あの者達はこちらへ来るか?」
「はっ!じきにこちらへと顔を出す、とのことです!」
「そうか…うむ、さがってよいぞ。」
その人が下がって少しして、二人の姿が見えた。
「…む。すまない、ネロ・クラウディウス。待たせてしまったかな。」
「■■■■■───」
「よくぞ戻った、“荊軻”に“呂布”よ!」
荊軻と呂布───多分、サーヴァント。
「リッカ、紹介しよう。こやつらは余の客将で、暗殺者の荊軻と無双の呂布という!」
「荊軻───中国末期の刺客。始皇帝を暗殺しようと試みるも失敗。呂布───中国後期末期の武将。」
「───へぇ。まぁ、その話はまたあとにしようか。それよりも───」
荊軻さんはミラちゃんに視線を向けた。
「───そちらのただならぬ王気を放つ御令嬢、将来はさぞ名の知れた女王かとお見受けしますが如何に?」
その問いに、ミラちゃんは首を横に振った。
「この世界で私を知る者はいない。同様に、私が知る者もこの世界には伝わっていない───私は別世界の人間。別世界の───ただの、王女。」
「……ん~…将来の女王、か…今のうちに刺したい、が全く隙がないね。下手を打ったらこっちが殺されるのが分かるほど隙がない。」
ちょっと今物騒なこと聞こえたような……それにしても隙がない、って?今の状態でもなの?戦闘中はともかく、今の普通の女の子って感じの状態でも……?
「いつ何が起こるか分からないから、瞬時に対応できるように警戒し続けてるからかな?戦闘装備じゃなくても武器さえあれば大体なんとかなるし。もっとも、何も武器がなかったとしても簡単に落とされるつもりはないけど。」
「…なるほど。随分と気の強い御令嬢だ。そちらの金色の鎧の御仁は?」
「英雄王ギルガメッシュ。人類最古の王よ。」
「なるほどなるほど。人類最古の王に全く隙のない王女ときた。ん~…暗殺が楽しみだ………っと、すまない、今のは忘れてくれ。君達と共に戦えることを嬉しく思うよ。えっと…」
「…あ、藤丸 リッカです。趣味はゲームで、座右の銘…みたいなのは“みんな違ってみんな良い”、です。」
「マシュ・キリエライトです。クラスはシールダー。未熟者ですが、よろしくお願いします。」
「■■■■────」
「暑苦しいな…華はそれなりにいる故、幾分かマシであるが…」
〈余のことか?分かっているではないか!〉
「黙れキメラボイス───と言いたいところであるが貴様はルーパスに叩き直されておったな。そして華とは貴様ではない。ルーパス、リューネ、ミルド、そしてマスターとマシュ、無銘に森の精霊のことよ。」
ちゃっかりジュリィさん抜かれてる……聴こえてないみたいだけど。
〈なんと───!余がいるだけでも華やかになるであろう!?撤回せよ──!!〉
「ま、まぁまぁ……その辺で、ね?こっちのネロさんに聞こえちゃうから……!」
〈───むぅ。〉
「……それにしても私が華、か…なんか久しぶりに言われた気がする。」
「ほう?マスター、貴様恋人でもおったのか?」
「違うよ、ただの友達。言っておくけど女の子だからね?」
「百合、というのもあるであろう?」
「あるけどそう言う関係じゃないよ…私に色々なコーディネートとかデザインとか教えてくれた子と、あるゲームだけ異様に上手な子が言ってたの。…数ヵ月前に、コーディネートを教えてくれた子は行方不明になっちゃったんだけどね。」
「む……すまぬ、聞かれたくないことを聞いてしまったか。」
「大丈夫、話してない私が悪かったし。……元気にしてるといいけどなぁ…」
まぁ今の状況だと元気にしてるかどうかなんて分からないんだけど。
「…よし、皆の者、聞くが良い!我らはガリアを奪還し、連合の本拠地の場所をも掴んだ!ならば───決戦の時よ!明日、我らは連合の本拠地へと攻め入る!」
決戦───このローマにいるのも、もう時間は少ない、か。
「我らに勝利をもたらすべく、力を貸してほしい!!」
「「「「「───おぉ────!!」」」」」
その夜は、宴が開かれた。…明日も、頑張らなくちゃ。
……ぅん?……ルーラー?
裁「あ……起きた?」
ん……ふぁぁ……
裁「……ねぇ、マスター。これは…?」
ん~?…作るストーリーの原案だよ。ルーラーも知ってるでしょ。私は原案を作ってから反映すること。
裁「そうだったね…」
セプテム修正後に召喚するサーヴァントは?
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剣士、剣士、魔術師
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魔術師、騎兵、剣士
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槍兵、狂戦士、弓兵
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暗殺者、剣士、剣士