狩人達と魔術師達の運命、それからあらゆる奇跡の出会い 作:Luly
裁「なの?」
「英雄王…!」
ブーディカさんを救いに来た私達…なんだけど。そこで出会ったのがイスカンダルさんの幼年期の姿のサーヴァント───“アレキサンダー”と、彼から先生と呼ばれていたおじさん───こちらもサーヴァント。名乗りは確か“ロード・エルメロイ二世”。…どこかで、聞いたような。
「ん~と…君がマスターさん、だよね?悪いんだけど、ネロと一対一で話をさせてくれないかな?」
「……どうします、ネロさん」
「…構わぬ。話がしたいと言うならばそれに応じるのみよ。」
「…ネロさんはこう言ってる……ならこちらからひとつだけ条件をつけさせて」
「うん?」
「対話には参加させない───けれど、万が一のために護衛として一騎、ネロさんの側に。」
「あぁ…うん、それくらいなら構わないよ。」
…ということで、条件付きでネロさんとアレキサンダーの対話が成立する。私がカルデアから喚ぶのは───
「お願い、“佐々木小次郎”!」
ギル曰く、かつてメディアさんの守護をしていたイレギュラーのアサシン。ギルにとってはそこまで驚異じゃなかったらしいけれど…
「……さて、と。そっちは任せたよ、先生。」
「任された───さて。英雄王。貴様には私の用事に付き合ってもらおうか。君たちは───そうだな。」
エルメロイ二世が何かのカードを掲げると、突如私達は壁と壁に覆われた。
「そこでしばらく待っていると良い。用事が終われば出してやる。」
「貴様───雑種の分際でマスター達に何をするつもりか!」
「なにもしない。私の用事を邪魔されたくなかっただけさ。」
上空からギルとエルメロイ二世の声が聴こえる。壁と壁に挟まれる場所、複数に分岐する道、外が見えない程高い壁───
「───ルーパスちゃん、壁を壊してみて!」
「え、ええっ!?…わかった、やってみる!」
嫌な予感がする。激痛の原因とは違う、途轍もなく嫌な予感……!
「大タル爆弾セット!離れて、起爆するよ!」
その言葉に私達はタルから距離をとる。十分に距離をとったのを確認して、リューネちゃんがクナイを投げた。
ボンッ
そんな音と共にタルが爆発する。その爆発で壁が壊れ、奥が見えた。
「……やっぱり……迷路…!」
奥にあったのは同じような壁。その先も入り組んでいる───
グニャ…
「っ!」
壁が液体のように曲がり、その穴を埋めた。
「え……え?先輩、これは……」
「……同じだ。」
「同じ……?」
「同じだ───“迷”のカードと。でもなんで───此処にあるの?」
迷───巨大迷路。意思を持ち、不正を許さない───でも、あれはアニメとかの存在なはず。あるはずがない、とは言わないけど。預言書っていう前例もあるし。
「……疑問はあと。此処を抜けなくちゃ。」
「でも…どちらにいけば良いのでしょうか。」
「……マシュ、カルデアとの通信は?」
通信が繋がれば召喚できる可能性はあるけど───
「……だめです。通信、途絶しています。」
「……そう。フォータさん」
〈………申し訳ありません。マスターにも繋がらず、召喚も不可能です。……私達は、この迷路で完全に孤立しています。〉
なら、攻略するしかない…か。
「……行こう、みんな。待ってても始まらないよ。」
「あ…はい。」
私達はとりあえず移動を始めた。
side 三人称
「さて…と。」
「貴様…」
「安心するがいい、英雄王。私が作ったその結界の中にいる限り、私と貴様がどれだけ激しい戦闘をしようと、彼女らに被害はない。私が消えるか、私が結界を消すか───あるいは、彼女らが自力で結界を突破するか。そうすれば結界は消える。」
エルメロイ二世はギルガメッシュを睨みつつ、そう告げる。
「…結界、か。」
〈大変だ、ギル!リッカちゃんの───いや、それだけじゃない!マシュやルーパスちゃん、リューネちゃん、ミラちゃん───全員の反応がほぼほぼロストした!通信も全く繋がらない!!恐らくは、そこのキャスターの仕業───〉
「…で、あろうな。騒ぐな戯け。常に平常心を保つが良い。」
〈……あ?お前……ロード・エルメロイ?〉
通信先から聴こえる六花の声。その声に、エルメロイ二世が反応する。
「知り合いか?六花よ。」
〈あぁ、ちょっとばかしな。俺はロードじゃねぇが、結界に関してはロードよりも技術が遥かに上だってんで聞きに来たロードがいるんだ。それが“ロード・エルメロイ二世”。魔術協会“現代魔術科”学部長。そん時は確か結界素体の展開式を教えたか?〉
「結界素体?」
〈結界の素体───結界魔術の基礎基盤。固有結界は例外として、あらゆる結界を構築するのに必要な初期術式だ。基盤がなけりゃその機構は動かねぇ───当然だがな。んで、エルメロイが得意としてたのは情報断絶系の結界だから───あぁ、なるほどな。ロマン、こっちからの観測は無理だ。〉
〈六花君!?〉
〈情報断絶───内部に誰がいるかを隠すことが出来るんだ。それは視覚的にも、聴覚的にも、魔力的にも───全ての情報を断っちまう。結界の破壊はできるが、どうなるかね。〉
「…そうか。」
〈結界は術者に任せておいた方がいいぞ。結界を外から壊そうとすると内部の存在が酔う可能性がある。〉
六花の言葉にギルガメッシュはエルメロイ二世を睨み、構える。
「貴様が何を思うか知らぬが、我に歯向かうか。」
「かつて王が挑んだ果て───挑ませてもらおう、英雄王!!」
軍師と王が、此処で衝突する───
“迷”を使ったのは特に意味ありません。
弓「ないのだな…」
セプテム修正後に召喚するサーヴァントは?
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剣士、剣士、魔術師
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魔術師、騎兵、剣士
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槍兵、狂戦士、弓兵
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暗殺者、剣士、剣士