狩人達と魔術師達の運命、それからあらゆる奇跡の出会い   作:Luly

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地味に受付嬢さん動かすの難しいんだよね……

裁「あー……」


第102話 破壊の王

「馬鹿、な……」

 

「全く、あれで生き延びたとか……違うか。死ねなかった、が正しいんだね。」

 

「たかが2人の英霊に、アニムスフィアの末裔に───我等が御柱を退けられるとは……!」

 

「…まだやるの?」

 

ミラちゃん多分結構怒ってない?

 

「……いや、計算違いだ。そうだ、そうだろうとも───なにしろ神殿から離れて久しい。少しばかり壊死が始まっていたのさ。でなければ貴様ら程度に負けるはずがない。」

 

「言い訳など醜いぞ───と、最初から貴様は醜かったな」

 

「…聖杯を渡してください、レフ教授。貴方に出来ることはもうありません。」

 

マシュがそう言う。けど、何か嫌な予感がするからカルデアに接続していつでも呼び出せるように準備する。

 

「───ハッ。ハハハハハハハ!」

 

〈聖杯活性化───何かが来ます!〉

 

「古代ローマを生け贄とし、私は最強の大英雄の召喚に成功している!喜べ、皇帝ネロ・クラウディウス!今こそ真にローマの終焉にふさわしい時だ!」

 

「ローマは潰えぬ!ローマとは世界であり、世界は決して終焉などせぬ!」

 

「いや終焉はあるけどな…」

 

「あるよね~」

 

預言書の主として突っ込ませてもらうと世界の終わりはあるみたいだよ?一応。でも、それは今じゃない。なぜなら、新世界がどうなるか───まだ、決まってない!

 

「ふん、誇りも方向を誤れば愚直の極みだな。ならばその目で見るが良い───貴様達の世界の終焉を!!さぁ、みろ!七つの定礎、その一つを完全に破壊してやるぞ!」

 

〈サーヴァント顕現反応───これは、セイバー…?〉

 

「来たれ!破壊の大英雄“アルテラ”よ!!!!」

 

アル…テラ?聞いたこと……無い、気がする。そんなことを思っていたら、いつの間にかその人が召喚されていた。

 

「───」

 

白いベールに、褐色の肌───それに、なんか枝分かれしそうな剣……剣?

 

「ボールペン……?」

 

「先輩っ」

 

……って、ふざけてはみたけれど。正直、冷や汗と警鐘が止まらない。

 

「さぁ───殺せ!破壊せよ、焼却せよ!その力をもって特異点もろともローマを灼き尽くせ!!はは、終わったぞ、医師ロマニ・アーキマン、所長オルガマリー・アニムスフィア、治癒魔術師ルナセリア・アニムスフィア───そして、結界魔術師藤丸六花!!人理継続など夢のまた夢!いくら貴様らが力を尽くしたとしても、このサーヴァントの前には無駄、無意味、無価値!いまここで、貴様らの最後の希望である最後のマスターたる藤丸立香すらも殺してやろう!」

 

「…」

 

「自らを人間だと言い張るそこのサーヴァント共も一緒だ!ここまで来たことを後悔しながら死んで───」

 

「だまれ」

 

 

「───ゑ?」

 

 

レフ・ライノールが言いきる前に、その身体が真っ二つになった。────マスターを、殺した?

 

「フォーウ───」

 

〈レフ教授を殺した……?英雄王、そのサーヴァントは……?〉

 

「さて、な。1つ分かることは、敵に回すと面倒なことか。」

 

「先輩、聖杯が吸収されて───!」

 

マシュの言う通り、その聖杯はアルテラさんに吸収されていった。

 

「───私は、フンヌの戦士である。」

 

フンヌ…?憤怒?

 

「そして、大王である。」

 

大王───もしかして、匈奴?だったら、この人は───

 

「この西方世界を滅ぼす、破壊の大王である。」

 

その瞬間───私は叫んだ。

 

「───来て、“ジャンヌ・ダルク”!!」

 

〈宝具反応、対城クラスが来るぞ!!〉

 

「お前達は言う。私は、神の懲罰だと。」

 

「マシュ、ジャンヌさん、護りを!!」

 

「「はい、マスター!」」

 

間に合って……!

 

「開け、七色のトビラ───煌めけ、七色の星。開け、六性のトビラ───煌めけ、六性の星。輝け、双璧のヒカリ───紡げ、双璧の極星。輝け、運命のヒカリ───紡げ、運命の微星。」

 

アルは詠唱に入ってる。けど、嫌な予感が消えない───ううん、激痛が収まらない。マリーさんの時と同じ──

 

「分が悪いか……?おい、ミエリ!」

 

「うん!全開には程遠いけど───防御は多い方がいいよね!」

 

レンポくんにミエリちゃん───?

 

「我が司るは炎。精霊の力よ今ここに在る───」

「我が司るは森。精霊の力よ今ここに在る───」

 

「「ここに示すは精霊の力!攻撃の核と対になりしもの!!かつて在ったが何処かへと喪われた伝説の不朽の盾!!」」

 

た、盾!?って思ってたら凄い轟音がした。

 

「圧制者───!」

 

「スパルタクス!?来たの、貴方!?」

 

「無論!この時代の圧制者は既に絶えた!残るは起源なりし圧制者!そして───」

 

そのまま、アルテラさんを見つめた。───まさか

 

「───そして!文明の圧制者を残すのみだ!今こそ、我が愛で世界を包もう───!」

 

 

 

side 無銘

 

 

 

もしも、私に誰かを救う力があるのなら。

 

もしも、今ここで命を散らそうとしているスパルタクスを助けることが出来るのなら───

 

私は、それを迷いなく選びとる。

 

そして、私はその力をもっている。

 

けれど今、私は第一宝具を起動している。

 

第一宝具───“七色七星、六星六性。(セブンスターズ・シックスパターン)極点双星、(ポールスターズ・)微星運命(アルコルディスティニー)”。北斗七星、北極星、死兆星、南極星、南斗六星の力を扱う宝具。“起動せよ”の式句のあとに星を指定することで対応した攻撃に変わるという宝具。今回使うのはミザール───増殖の力をもつ星。攻撃されても増殖を繰り返す、そんな力を発揮する。

 

実は地味にこの宝具は私に負荷がかかる。当然と言えば当然、なのかもしれない。これは虹架さんから受け取った宝具。本来、私の宝具じゃない。まだ、分からないけど───多分、私の宝具は別にある。

 

───第一宝具を起動したまま、彼を救う力を使えるかどうか───

 

───その答は、是。

 

───喪いたくない───

 

護るならば───終わるならば───全員、一緒に───

 

だったら───私がどうなっても構わない。無銘たる私が、消えるよりも───先に!

 

届け───私の、力───!

 

『───全く』

 

不意に、声が聴こえた。

 

『何を無理しているの?』

 

その、声は。

 

『全く───1人で抱えようとしないの。貴女がいなくなったら誰が悲しむと思ってるの?』

 

『貴女は───虹架、さん?』

 

『正解。宝具に刻まれたただの残留思念だけど。』

 

『…』

 

『手伝ってあげるから、無理しないの。…全く、今回の教え子は危なっかしいんだから…直しなね、その無理しようとするの。』

 

『は、はい……』

 

その途端、宝具の負荷が軽くなった。

 

『ほら、起動したら。私のあげた式、覚えてるよね?』

 

私は手をスパルタクスさんに向けた。

 

「行くぞ!我が愛は───」

「虹よ、虹よ───今こそここに幻惑を起こさん。我が声に応えよ、幻惑の影───虹翔の奇術、二十三の式“三稜鏡幻惑之参・空蝉”」

『第一宝具、完全稼働。虹が伝え、星が告げる運命を知るが良い───“七色七星、六星六性。(セブンスターズ・シックスパターン)極点双星、(ポールスターズ・)微星運命(アルコルディスティニー)”───起動せよ、ミザール───その増殖の恐れを。』

 

「爆発する───!!!」

 

なんとか術が間に合った。結果はというと───

 

 

 

side リッカ

 

 

 

「第一宝具、完全稼働。虹が伝え、星が告げる運命を知るが良い───“七色七星、六星六性。(セブンスターズ・シックスパターン)極点双星、(ポールスターズ・)微星運命(アルコルディスティニー)”───起動せよ、ミザール───その増殖の恐れを。」

 

「爆発する───!!!」

 

「“我が神はここに在りて(リュミノジテ・エテルヌッル)”───!」

「“仮想宝具 疑似展開/人理の礎(ロード・カルデアス)”───!!!」

「「“四精霊の加護を受けし聖盾(エレメンツ・プロテクト)”!!」」

 

アルの宝具が私達を覆い、スパルタクスさんの爆発がアルテラさんの宝具を打ち消し、ジャンヌさん、マシュ、レンポくんとミエリちゃんが展開した護りが私達を守護する。

 

そうして、土煙が晴れた時───

 

そこに、アルテラさんの姿はなくて。

 

「───む?何故?何故、私は生きている?」

 

不思議そうな表情をした()()のスパルタクスさんの姿があった。




今日は間に合った……

弓「にしてもどうやって救ったというのだ……」

ん~…まぁ、気にしない方がいいよ

セプテム修正後に召喚するサーヴァントは?

  • 剣士、剣士、魔術師
  • 魔術師、騎兵、剣士
  • 槍兵、狂戦士、弓兵
  • 暗殺者、剣士、剣士
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