狩人達と魔術師達の運命、それからあらゆる奇跡の出会い   作:Luly

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セプテム修正後に召喚するサーヴァントは?

(4) 剣士、剣士、魔術師
(2) 魔術師、騎兵、剣士
(4) 槍兵、狂戦士、弓兵
(0) 暗殺者、剣士、剣士

アンケート回答ありがとうございました。

裁「召喚“されちゃった”って……」


幕間 束の間の休息…?
第107話 召喚されちゃった


特異点から帰ってきた次の日。

 

「おい、起きろリッカ。」

 

「ん~……あと5分……」

 

「んな物語とかで典型的な返ししてんじゃねぇよ…いいから起きろ、もう覚醒してんだろ。」

 

「……うん。」

 

私は素直に身体を起こす。

 

「……おはよ、お兄ちゃん。」

 

「おう。朝飯作っとくから風呂入るなりシャワー浴びるなりしてこい。」

 

「はーい…」

 

私はお兄ちゃんが用意してくれてた着替えを持ってお風呂場の方にいく。着替えって言ってもカルデアの制服魔術礼装だけど…え、なんでお兄ちゃんが女の子の服持ってるのかって?お兄ちゃん、たまに女装してるから。自分用の服とは別に私やアドミスさん、フォータさん用の服も常備してあるんだって。あとついでに言うと魔術礼装はお兄ちゃんも開発に関わってるみたい。洗濯は男女別で分けてるらしいけど。

 

 

 

閑話休題

 

 

 

私はお風呂から早めに上がる。お兄ちゃんを長い間待たせるのも悪いから…

 

「…上がったよ、お兄ちゃん。」

 

「おう……とりあえず、髪は乾かせ。あいつにも言われただろうよ、髪は女の命だろうが。」

 

「うん……乾かしてもらってもいい?」

 

「別にいいが……なんだ、今日はやけに甘えてくるな?」

 

「いつも自分で乾かしてるけどたまには誰かに任せてみたい、って感じかな。」

 

「単純に気分の問題か…?相変わらず女子の考えはよく分かんね。」

 

そう言いながらドライヤーとヘアアイロン、櫛や簪…色々なものを取り出して準備するお兄ちゃん。

 

「前と同じでいいか?」

 

「ん、お願い。」

 

はいはい…って言いながら私の髪を乾かし、髪の流れを整えてくれるお兄ちゃん。数分後、いつもの髪型になった。

 

「これでいいんだろ?」

 

「うん、ありがと。」

 

「へいへい…いつも思ってたけど、お前はセミロングが好きだよな。」

 

「私は髪が長い方が好きなんだよね…お兄ちゃんは?」

 

「俺もどっちかと言うと長い方が好みだがな。まぁ、そんなの人それぞれだしな。その人に合う髪型ってもんがあるだろうし。」

 

「確かに。」

 

「…ま、お前とあいつらに関してはどんな髪型でも似合いそうだけどな。」

 

「あ、ありがとう…なのかな?」

 

ちなみにお兄ちゃんの言う“あいつら”っていうのは私の友達の事。明確に誰とは言ってないけど何となく分かる。

 

「…さて、朝飯食うか。清姫、あんたも食うか?」

 

部屋の中の魔力反応のある場所に声をかける。するとその場所に清姫さんが現れた。…そっか、昨日一緒にこの部屋で遊んでたと思ったのにいなくなってたのは霊体化してたからなんだね。

 

「良いのですか?安珍様に作ったものでしょう?」

 

「基本的に俺は少し多めに作るからよ。その方が急な来客に対応しやすいしな。あとここにいるのはリッカな。いまここに安珍はいないだろ。ほらさっさと食え。俺は洗濯してくる。」

 

そう言ってお兄ちゃんはお風呂場の方に向かった。お兄ちゃんの部屋は私達のいる場所を基本として他のお風呂場とかは全部異空間の方にあるんだって。構造全部教えてもらって頭の中に叩き込んだから私は迷わないけど…普通は迷うよね?

 

「…食べよっか、せっかく準備してくれたし…」

 

「そう…ですわね。六花さんがいないのに食べるのも変な感じですが。」

 

「この時間だとお兄ちゃんは朝御飯食べ終わってるよ。じゃあ、いただきます」

 

実際お兄ちゃんって06:30くらいには朝御飯食べ終わってるからね。お風呂から上がって戻ってきたときも何か洗う落としてたし。

 

「……っ、美味しいですのね。六花さんは料理するのがお上手なようで。」

 

「私より上手だよ?…女子としてはちょっと凹むけど。」

 

「ちょっとなのですね。」

 

「慣れた」

 

「慣れてしまったのですか…」

 

だって前からだもん慣れるよもう…

 

「……ん、ごちそうさまでした。」

 

「おっと、朝飯終わったか。」

 

「……遅くなかった?」

 

「他作業してたからな。…言っとくが別に変なことはしてねぇぞ?」

 

「大丈夫、そこは心配してないから。」

 

「いえ、した方がいいと思いますが?そこは流石に。」

 

「だってお兄ちゃんだし。お兄ちゃんに対して恋愛感情なんてないし、そもそも数年前から女の子として認識してる事多いからね。」

 

「…喜んでいいのか悪いのか。もうこれ分っかんねぇな。」

 

やれやれ…ってお兄ちゃんが呟いたところで天井のスピーカーからマイクの入る音が聞こえた。

 

 

〈我が声を聞け!!8時だョ!全員集合!!〉

 

 

……ギル?

 

「あー…もうそろ8時か。……どこで拾ってきたんだか。結構昔の番組だろそれ。」

 

1985年とかだっけ?ちなみに私は1999年生まれ、お兄ちゃんは1996年生まれだから全くって言っていいレベルで知らない。

 

「……行くか、管制室。」

 

「うん…」

 

私とお兄ちゃんは管制室に向かった。あ、清姫さんは私の部屋の方に向かった……

 

 

「おーす…」

 

「うむ、間に合ったな。」

 

管制室に到着すると私達以外のメンバーは揃っていた。

 

「マスターも着いたことだ。特異点攻略の締め───英霊召喚を始めるぞ!!」

 

あー……そういえば、前回召喚までが特異点攻略、みたいなこと言ってたね

 

「んで、今回は召喚の指定とかあるのか?」

 

「うむ、今回はだな…」

 

…?ルーパスちゃんの方を見た?

 

「ルーパス・フェルト、リューネ・メリス───この2名を召喚の触媒として用い、英霊召喚を行おうと思う!!」

 

…………

 

「「「「はい………?」」」」

 

 

えっと。纏めると……

 

 

強い力を持つルーパスちゃん達

あちらの世界の住民はこちらの世界の住民よりも強いのではないか

ただし並行世界へ干渉する術は未だ確立されていない

ルーパスちゃん達を触媒として用いればあちらの住民を召喚することができるのではないか

可能性は低いだろうが賭けてみる価値はあるはず

ルーパスちゃん達と同等、もしくはそれ以上ならば大きな戦力になり、逆に力がそこまでない者であっても様々な後方支援ができるだろう

 

 

……ってことらしい。

 

「そう簡単にうまく行くだろうか……」

 

そう言うのはリューネちゃん。少し心配そうにしながら私の隣に立っている。

 

「……っていうか、そもそもの話、生きた人間を触媒として使えるの?」

 

「記録上はマスターそのものを触媒として顕現しているサーヴァントもいる。そして自分自身を触媒として過去の自身を喚び出すなどという者もいたのだ。故に不可能ではないであろうな。」

 

「そう…」

 

ギルが言うなら本当なんだろうけど。

 

「準備は出来たな?サークルを回せ!」

 

〈へーい…サークル展開、アカシックレコード接続確立……〉

 

お兄ちゃんの手でサークルが回る。あ、呼符はいつも通り。

 

〈霊基パターン確認!該当クラス───セイバー!〉

 

「セイバーか…誰だろうね。」

 

〈顕現します!〉

 

サークルが光を放ち、人影が現れる。

 

───む?ここはどこだ?

 

……竜人語?

 

……む!琉音ではないか!!カムラの里の誇りたるツワモノがなぜここにいる?

 

“琉音”って確か……リューネちゃんの事だよね?

 

「───よりにもよって、里長が召喚されるとは。」

 

当のリューネちゃんは頭を押さえてた。

 

里長、説明はあとでする。今は名を名乗ってくれないか。

 

む?構わんが……俺は“フゲン”だ!見慣れない者達よ、よろしく頼む!

 

こ、こちらこそ……?

 

とりあえず日本語じゃ分からないだろうから私も竜人語で対応する。すると笑いながら後ろに下がっていった。

 

「まさか、里長が召喚されるとは。」

 

「里長って?」

 

「そのままだ。カムラの里の長。そういえば里長は百竜夜行のモンスターを一撃で撃退できていたな…」

 

というか里長がここにいてカムラの里の守護は大丈夫なのか…?ってリューネちゃんが呟いてた。

 

「ルーパスに変わり、次を回せ!ガチャは目押し力が命よ!」

 

〈目押し力はスロットじゃね?呼符確認、サークル展開開始───〉

 

再度サークルが展開して回転し出す。

 

〈顕現反応───確認!クラス、バーサーカー!!〉

 

「バーサーカーかぁ…」

 

その呟きを聞いていたら、新しい人が召喚されていた。

 

……あぁ?どこだ、ここは。

 

「大団長だ……」

「大団長です……」

 

あ、ルーパスちゃんとジュリィさんが知り合いみたい。

 

おっ?そこにいるのは5期団だな。んで……他は見慣れない顔だな。

 

は、初めまして…?

 

大団長、日本語使ってあげてください。リッカさんはともかく、他の人たちが分かりませんよ。

 

ジュリィさんがそう言った。

 

日本語………ちょっと待てな。……こう、だったか?」

 

え………

 

「おい?俺の言葉が分かるか?」

 

「え、あ、はい。」

 

「そうか。…通じるってこたぁ、ここは、アルテミス達のいた世界か。」

 

ええええええ……?

 

「なに呆けてやがる。…まぁ、いいか。」

 

「大団長、自己紹介……って、私も大団長の名前知らない…」

 

「あっ、私もです。」

 

「お前らな……まぁいいか、お前さんらも適当に大団長とでも呼べ。」

 

「はっ、はい!」

 

「いい返事だ。」

 

……よく分からないけど、いい人そう?

 

「…ふむ。今回はこのあたりにするか。次からは通常の召喚に戻るぞ!」

 

〈じゃ、一旦休憩だな。〉

 

お兄ちゃんの言葉で休憩時間になった。




ということでフゲンさんと大団長が召喚されちゃいました。

裁「大団長に名前はないの?」

ずっと“ラージャン”っていう名前しか出てこなかった……

裁「こらこら…」

実際自分の所属している組織の上司とかの名前知らないの不味いと思うんだよね…

裁「……校長先生」

………すみませんでした
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