狩人達と魔術師達の運命、それからあらゆる奇跡の出会い 作:Luly
「そこの黒ひげ。貴様は呼ばれていない。早急に立ち去れ。」
「なんとぉぉぉぉぉぉぉ!」
……なんだかなぁ…挿絵の件もだし。
裁「挿絵?」
あ、うん。この作品を見てイラスト描いてくれた人がいるの。ただ、他作者さんの画像って使ったことなくて…一応利用申請は出したんだけど、承認されてない状態。本人からはメッセージで許可貰ってるんだけどね。
裁「ハーメルンのシステムに関係する話かぁ…」
私には分からない。
「さぁ、見せてみろ。お前の意思を───」
「───レンポ、ミエリ、ネアキ、ウル───お願い、力を貸して。」
これは───夢?
「あぁ、構わねぇよ。……■■■は、いいのか?」
「……■■■。一緒に、お願いできる?」
そこにあるのは真っ白な地表───橙色の髪の少女と、黒い龍───ミラちゃんの召喚する黒龍ミラボレアスに似てるけど何かが違う……?
「起動せよ、預言書。いまここにその主が声に応えよ。終焉を告げる鐘は我が手に、総ての運命は我が前に。我が存在は世界を創る鍵───」
声が私と全く同じ───あれって、もしかして私───なの?
「宝具、稼働───“ロード・ラストサーヴァント”───」
その言葉が発せられた時、彼女が強い魔力を纏ったのが分かった。流れるように本の中から取り出した剣───あれは。
「…証明してみせる。私の選択が正しいと───私が預言書の運命を終わらせると!私は───絶対に負けない!」
「ならば証明してみせよ。お前の創る世界が本当に正しいものなのか、私が見定めよう───かつて、何度も運命は繰り返されてきた。今こそ最後の選択の時だ───来るがいい、当の預言書の主───藤丸リッカよ。」
藤丸リッカ───私と同じ名前。もしかしたら、私とは別人なのかもしれない。だけど───どうして、龍と対峙しているの?
「サーヴァント、ルーラー───真名、藤丸リッカ!」
「サーヴァント、ルーラー───真名、ミラボレアス。」
「この先に続く未来のために───預言書の主、新世界を定める者として!」
「預言書の主を見定めるため───最後の試練、終末の審判として。」
「「我が総てを懸けて───いざ、勝負!!」」
私らしき少女と黒龍が、その白い世界の中で激突した───直後、私の意識は落ちた。
そのあと、私の意識が覚めたときにいたのは、さっきとは全く違う、真っ黒な世界だった。
「……ここは」
声は、出る。魔力も───通る。何かが起きてもいいように、魔術礼装に魔力は通しておく。
キィ…
突然鳴ったその音。その音の方向を見ると、その方向から光が漏れていた。真っ暗な空間だけど、密閉されてるわけじゃなくて扉があったみたい。
「…誰?」
そう呟くと、扉が開くのが止まった。
「…中に、誰かいる?」
「まさか。今までこの場所に鍵かかってたのに?」
声からして女性2名。
「……開けるよ。もしも敵だった場合戦うことになりそうだけど。」
「準備は出来てるよ。」
その声のあと、扉が再び開き始めた。
「……」
はっきり言えば、私にそこまで戦闘能力はない。預言書も手元にない。だから結構危ない状況……そんなことを考えているうちに、扉が開ききる。
「……え?」
「……あー……」
その、前にいた女性は───
───アルに似ていた。
「迷い込んじゃったのかな……困ったね。」
「そうだね……経路は夢かな。」
アルに似てる女性と、ミラちゃんみたいな真っ白な髪の女性が何か話してる。
「とりあえず、お母さんに連絡。彼女は……私がもとの世界に戻しておくよ。」
「はぁい…」
「あの…」
私はアルに似てる女性に声をかけた。
「?どうしました?」
「えっと……アル、じゃなくて…無銘のアルターエゴに心当たりはありませんか?あなたに似ている気がするんです。」
「……そうですか。心当たり…それに関しては黙秘しましょう。いずれ分かることですし。」
いずれ分かる……?
「さぁ、元の世界にお戻りください。あなたは今ここにいてはいけないのです。」
「待っ───」
「───またいつか、お会いしましょう。藤丸リッカさん。」
その言葉を聞き取ったのを最後に、私の意識は落ちた。
三度、意識が覚醒する───だけど、今度は私の部屋だった。
「───身体は、動く。」
私はそのまま身体を起こした。間違いなく、カルデアの私の部屋。時刻は15:30。
「───なんだったんだろう。」
私はベッドから立ち上がり、管制室の方に向かった。
?「お母さん~」
ん~?
?「リッカさんがこっちに迷い込んでたよ~」
あー……結界弱くなってるかなぁ…一応手は打ってみて。
?「はーい」