狩人達と魔術師達の運命、それからあらゆる奇跡の出会い   作:Luly

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「そこの黒髭。この場より去れ。」

またやってるのかぁ……ていうかほんと遅れてすみません……

裁「評価バー色ついてたよ~…」

……え?嘘っ!?確認してくる!


第112話 お待たせしました召喚再開

電力不足会議から2日。私たちは召喚室に集まっていた。

 

「うし、全員集まったな。一応召喚関係は安定した。召喚の続きをやるぞ。」

 

お兄ちゃんがそう言って管制室のコンソールを動かしてサークルを起動した。

 

〈ほれ、いつもの通り呼符。〉

 

「残り呼符は6枚ね…何が出るかしら。」

 

「何が出てもそれも縁、じゃないかな。」

 

「……そうね。」

 

そんな会話をしながら私はサークルの上に呼符を置く。

 

〈サークル展開───電力供給パス、魔力供給パス正常。アカシックレコード接続確認。召喚開始します〉

 

アドミスさんのアナウンスが入ってサークルが回り始める。

 

〈召喚システム、状態良好。霊基顕現反応───確認。該当霊基、セイバー。顕現します〉

 

その言葉と共にサーヴァントが召喚される──

 

「───我が名は“アルテラ”───フンヌの裔たる軍神の戦士。───来たぞ、英雄王。そして名を喪いし者。」

 

「ふん、声には出さずとも聞こえていたか。まぁいい、破壊の大王であろうが歓迎するとしよう。」

 

「あぁ。お前も、よろしく頼む。」

 

「アッティラさん…」

 

そう言うと少し不機嫌そうな顔をした。

 

「アルテラだ。アッティラとは……呼ばないでほしい。あまり…好きな名前ではない。可愛い響きでは……ない、から……」

 

「…綺麗な響きだと思うけど……わかった。よろしく、アルテラさん」

 

「……あぁ。」

 

そう言ってアルテラさんは召喚室を去っていった。

 

〈…さ、次々。さっさと行くぞ~〉

 

お兄ちゃんがそう言うと同時に、サークルが展開する。呼符はギルとアルテラさんが話してたときに置いておいた。

 

〈サークル正常、召喚経路正常───該当クラス特定。セイバー───顕現反応。〉

 

その声と共にサーヴァントが召喚される───

 

「───セイバー……セイバー?この私がセイバーとは、どういう理由だ…?」

 

えっと……確か

 

「“ガイウス・ユリウス・カエサル”さん…?」

 

「ふむ。私を知っているか。まぁいい、私を兵として運用するなど、最適な運用とは呼べぬ。どう扱うかは貴様に任せるがな。」

 

「えと……はい。」

 

そう言ってカエサルさんは去っていった。…なんか面倒くさがってる気がする。

 

〈サクサク行くぞ~〉

 

「あ、うん…」

 

私が呼符を置くと、サークルが展開される。

 

〈展開状態未だ変化無し。…大丈夫でしょうか、マスター。〉

 

〈さてな。とりあえず気は抜くな。いつ何が起こるか分からねぇ。〉

 

〈はい、マスター。〉

 

そんな話をしているところに、足音が聞こえた。そっちを向くと、お菓子が入ったお皿を乗せたお盆を持ったメディアさんがいた。

 

「召喚中だけれど失礼するわ。ジャンヌ・オルタに言われてお菓子を持ってきたのだけれど…」

 

「ジャルタさんが?そういえば、なんでお菓子を作り始めたんだろ……」

 

「“白い私が辛い料理を作るのなら、私は甘いスイーツで対抗してやるわよ!見てなさい、白い私に金ぴかぁ!”…とかなんとか。」

 

「…対抗心、かぁ…」

 

「そうみたいね。見ていて微笑ましかったというかなんというか。これらは今の段階で良くできたレベルのお菓子らしいわよ。」

 

〈───霊基該当、キャスター!顕現します!!〉

 

そんな話をしていたらいつの間にか召喚が行われた。

 

「ふふっ、君をもう寂しくはさせないよ。ええっと…“オケアノスのキャスター”だ。よろしく頼む───」

 

「キ、“キルケー”様……!?」

 

「げっふぉっ!!ゲホッ、ゲホッ……誰だ!せっかく真名を隠したというのに一瞬で看破したの…は……」

 

その人……オケアノスのキャスターさんの視線がメディアさんに注がれた。

 

「……なんだ、メディアか…まぁそりゃ知ってるよね。生前からの付き合いだしさ…」

 

「えっと…キルケーさん?オケアノスのキャスターさん?……どっちで呼べばいいのかな…」

 

「キルケーで構わないよ。メディアがいる以上、真名隠しも意味を為さない。はぁ……」

 

「あ、あの!」

 

「ん?」

 

「“かしこまっ!”って言ってみてもらえます?」

 

「ん~…?かしこまっ!」

 

「完全に“らぁら”ちゃんだぁぁぁぁぁ!!?」

 

私絶叫。

 

「………???」

 

〈あー……リッカ、落ち着け。プリティーシリーズ好きなのは俺も分かるから落ち着け。〉

 

「あ、ごめん…」

 

「……良く分からないけど、ちょっと失礼するよ……真名一瞬でバラされたのが辛い……」

 

あ、とぼとぼと行っちゃった……

 

〈ほら次々行くぜ~…〉

 

「あ、うん。」

 

私は切り替えて呼符をサークルに置いた。

 

〈つーかな。気づいてただろ?ルーパス達の声もプリティーシリーズキャラクターの声と似てるって。〉

 

「え……」

 

〈気づいてなかったのか?良く思い出してみろ。〉

 

お兄ちゃんに言われた通り思い出してみる。……あ。

 

「ほんとだ……」

 

〈ただの偶然だろうがな……っと、霊基固定、クラスは…ランサーか。〉

 

お兄ちゃんがそういった直後、召喚が完了する。

 

「───(ローマ)が、ローマだ。」

 

「神祖ロムルス…」

 

「世界、即ちローマ。世界(ローマ)を守る道は遠い。精進せよ、ローマの子らよ。」

 

そう言って召喚室を去っていった。

 

〈次、サクッと行くぜ〉

 

私が呼符を置くとサークルが展開される。

 

〈これで今日5騎目か。霊基は……バーサーカー。〉

 

バーサーカー……

 

「バーサーカー、“スパルタクス”。再びあいまみえたぞ、起源なる圧制者と黄金の圧制者。」

 

「……どうも。」

 

「ふん。」

 

「世界への圧制に牙を向き、私は圧制者のマスターの力となろう。」

 

「あ、ありがとうございます……?」

 

すごい笑顔で去ってった……

 

〈さてあと1騎。この後は…どうする?〉

 

「ふむ…特異点は既に見つかっておるのだったな。」

 

〈あぁ。即座に特異点攻略に移ることも可能だが…〉

 

「戯け。貴様この5日間全く休んでおらぬではないか。せめて2日でも休め。」

 

〈…俺よりアドミス達を休ませてやってくれよ。適度に休憩は取らせているが基本的に働き詰めなんだよ。いくらAIだと言っても俺にとっては大事な娘だ。休めてない状況下で俺だけ休むのも辛いものがある。〉

 

「…オルガマリー。」

 

「は、はい!」

 

「こやつらの担当する業務、6日間の間我に全て回せ。」

 

ギル!?

 

「全て我がやってやる。六花、アドミニストレータ、フォーマッタは全業務を停止し6日間の間休息するがいい。」

 

〈……いいのかよ。〉

 

「ふ、貴様に出来て我に出来ぬ道理などない。これでもある程度の知識はあるのでな。」

 

〈……分かった。すまねぇな、ギル。〉

 

「よい。必要なときに動けないようでは困るからな。」

 

〈そうか。…クラスアーチャー、顕現するぜ。〉

 

お兄ちゃんの言葉通り、褐色肌の人が召喚されていた。

 

「サーヴァント、アーチャー。“アルジュナ”と申します。マスター、私を存分にお使い下さい。」

 

アルジュナ……確か、授かりの英雄───

 

「ほう。また面白いものを引いたな。さて、貴様で今回は最後だ。これが貴様の部屋の鍵。部屋にて待つがよい。」

 

アルジュナさんは鍵を受け取って召喚室を去っていった。

 

「さて…長引いたがこれにて第二の特異点を完全に終了したものとする!!」

 

ギルの号令で私達も解散した。




わぁ───

弓「……マスターめはどうしたのだ。」

裁「さぁ?」
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