狩人達と魔術師達の運命、それからあらゆる奇跡の出会い 作:Luly
またやってるのかぁ……ていうかほんと遅れてすみません……
裁「評価バー色ついてたよ~…」
……え?嘘っ!?確認してくる!
電力不足会議から2日。私たちは召喚室に集まっていた。
「うし、全員集まったな。一応召喚関係は安定した。召喚の続きをやるぞ。」
お兄ちゃんがそう言って管制室のコンソールを動かしてサークルを起動した。
〈ほれ、いつもの通り呼符。〉
「残り呼符は6枚ね…何が出るかしら。」
「何が出てもそれも縁、じゃないかな。」
「……そうね。」
そんな会話をしながら私はサークルの上に呼符を置く。
〈サークル展開───電力供給パス、魔力供給パス正常。アカシックレコード接続確認。召喚開始します〉
アドミスさんのアナウンスが入ってサークルが回り始める。
〈召喚システム、状態良好。霊基顕現反応───確認。該当霊基、セイバー。顕現します〉
その言葉と共にサーヴァントが召喚される──
「───我が名は“アルテラ”───フンヌの裔たる軍神の戦士。───来たぞ、英雄王。そして名を喪いし者。」
「ふん、声には出さずとも聞こえていたか。まぁいい、破壊の大王であろうが歓迎するとしよう。」
「あぁ。お前も、よろしく頼む。」
「アッティラさん…」
そう言うと少し不機嫌そうな顔をした。
「アルテラだ。アッティラとは……呼ばないでほしい。あまり…好きな名前ではない。可愛い響きでは……ない、から……」
「…綺麗な響きだと思うけど……わかった。よろしく、アルテラさん」
「……あぁ。」
そう言ってアルテラさんは召喚室を去っていった。
〈…さ、次々。さっさと行くぞ~〉
お兄ちゃんがそう言うと同時に、サークルが展開する。呼符はギルとアルテラさんが話してたときに置いておいた。
〈サークル正常、召喚経路正常───該当クラス特定。セイバー───顕現反応。〉
その声と共にサーヴァントが召喚される───
「───セイバー……セイバー?この私がセイバーとは、どういう理由だ…?」
えっと……確か
「“ガイウス・ユリウス・カエサル”さん…?」
「ふむ。私を知っているか。まぁいい、私を兵として運用するなど、最適な運用とは呼べぬ。どう扱うかは貴様に任せるがな。」
「えと……はい。」
そう言ってカエサルさんは去っていった。…なんか面倒くさがってる気がする。
〈サクサク行くぞ~〉
「あ、うん…」
私が呼符を置くと、サークルが展開される。
〈展開状態未だ変化無し。…大丈夫でしょうか、マスター。〉
〈さてな。とりあえず気は抜くな。いつ何が起こるか分からねぇ。〉
〈はい、マスター。〉
そんな話をしているところに、足音が聞こえた。そっちを向くと、お菓子が入ったお皿を乗せたお盆を持ったメディアさんがいた。
「召喚中だけれど失礼するわ。ジャンヌ・オルタに言われてお菓子を持ってきたのだけれど…」
「ジャルタさんが?そういえば、なんでお菓子を作り始めたんだろ……」
「“白い私が辛い料理を作るのなら、私は甘いスイーツで対抗してやるわよ!見てなさい、白い私に金ぴかぁ!”…とかなんとか。」
「…対抗心、かぁ…」
「そうみたいね。見ていて微笑ましかったというかなんというか。これらは今の段階で良くできたレベルのお菓子らしいわよ。」
〈───霊基該当、キャスター!顕現します!!〉
そんな話をしていたらいつの間にか召喚が行われた。
「ふふっ、君をもう寂しくはさせないよ。ええっと…“オケアノスのキャスター”だ。よろしく頼む───」
「キ、“キルケー”様……!?」
「げっふぉっ!!ゲホッ、ゲホッ……誰だ!せっかく真名を隠したというのに一瞬で看破したの…は……」
その人……オケアノスのキャスターさんの視線がメディアさんに注がれた。
「……なんだ、メディアか…まぁそりゃ知ってるよね。生前からの付き合いだしさ…」
「えっと…キルケーさん?オケアノスのキャスターさん?……どっちで呼べばいいのかな…」
「キルケーで構わないよ。メディアがいる以上、真名隠しも意味を為さない。はぁ……」
「あ、あの!」
「ん?」
「“かしこまっ!”って言ってみてもらえます?」
「ん~…?かしこまっ!」
「完全に“らぁら”ちゃんだぁぁぁぁぁ!!?」
私絶叫。
「………???」
〈あー……リッカ、落ち着け。プリティーシリーズ好きなのは俺も分かるから落ち着け。〉
「あ、ごめん…」
「……良く分からないけど、ちょっと失礼するよ……真名一瞬でバラされたのが辛い……」
あ、とぼとぼと行っちゃった……
〈ほら次々行くぜ~…〉
「あ、うん。」
私は切り替えて呼符をサークルに置いた。
〈つーかな。気づいてただろ?ルーパス達の声もプリティーシリーズキャラクターの声と似てるって。〉
「え……」
〈気づいてなかったのか?良く思い出してみろ。〉
お兄ちゃんに言われた通り思い出してみる。……あ。
「ほんとだ……」
〈ただの偶然だろうがな……っと、霊基固定、クラスは…ランサーか。〉
お兄ちゃんがそういった直後、召喚が完了する。
「───
「神祖ロムルス…」
「世界、即ちローマ。
そう言って召喚室を去っていった。
〈次、サクッと行くぜ〉
私が呼符を置くとサークルが展開される。
〈これで今日5騎目か。霊基は……バーサーカー。〉
バーサーカー……
「バーサーカー、“スパルタクス”。再びあいまみえたぞ、起源なる圧制者と黄金の圧制者。」
「……どうも。」
「ふん。」
「世界への圧制に牙を向き、私は圧制者のマスターの力となろう。」
「あ、ありがとうございます……?」
すごい笑顔で去ってった……
〈さてあと1騎。この後は…どうする?〉
「ふむ…特異点は既に見つかっておるのだったな。」
〈あぁ。即座に特異点攻略に移ることも可能だが…〉
「戯け。貴様この5日間全く休んでおらぬではないか。せめて2日でも休め。」
〈…俺よりアドミス達を休ませてやってくれよ。適度に休憩は取らせているが基本的に働き詰めなんだよ。いくらAIだと言っても俺にとっては大事な娘だ。休めてない状況下で俺だけ休むのも辛いものがある。〉
「…オルガマリー。」
「は、はい!」
「こやつらの担当する業務、6日間の間我に全て回せ。」
ギル!?
「全て我がやってやる。六花、アドミニストレータ、フォーマッタは全業務を停止し6日間の間休息するがいい。」
〈……いいのかよ。〉
「ふ、貴様に出来て我に出来ぬ道理などない。これでもある程度の知識はあるのでな。」
〈……分かった。すまねぇな、ギル。〉
「よい。必要なときに動けないようでは困るからな。」
〈そうか。…クラスアーチャー、顕現するぜ。〉
お兄ちゃんの言葉通り、褐色肌の人が召喚されていた。
「サーヴァント、アーチャー。“アルジュナ”と申します。マスター、私を存分にお使い下さい。」
アルジュナ……確か、授かりの英雄───
「ほう。また面白いものを引いたな。さて、貴様で今回は最後だ。これが貴様の部屋の鍵。部屋にて待つがよい。」
アルジュナさんは鍵を受け取って召喚室を去っていった。
「さて…長引いたがこれにて第二の特異点を完全に終了したものとする!!」
ギルの号令で私達も解散した。
わぁ───
弓「……マスターめはどうしたのだ。」
裁「さぁ?」