狩人達と魔術師達の運命、それからあらゆる奇跡の出会い 作:Luly
裁「でもRISE優先でしょ?」
そうだね……淵源と赫耀どうにかしないとね
「霊脈ターミナル、設置します」
マシュ殿が盾を置くと、そこを中心としてターミナルが開かれた。
「ん~…これは何かのまじないかい?」
「えっと…」
「この時代とリッカ殿の時代を繋ぎ、補助をより強固にするための儀式だとか。」
「…リューネちゃんに言われちゃった…とりあえず、この先でカルデアからの補助がもっと強く、もっとスムーズになるシステムの起点を作ってるの。」
「ふーん…未来に生きてるねぇ。」
「あはは…私達は未来から来てるから…リューネちゃん達は分からないけど。」
別世界というのが今の推測───だが、別世界だからといってここまで繋がりが強くなるだろうか。それ故に、僕とミラ殿、アスラージ殿は1つの仮説を立てた。すなわち───“僕達のいた世界がこの世界の過去だったのではないか”。事実、この世界に僕らの伝承がないが、遥か遠い過去の英霊として召喚されている可能性もある。その前例が、リッカ殿の持つ預言書だ。この世界に“預言書の伝承”はないらしい。だというのに、預言書は英霊としてそこに在る。レンポ殿の話では、この世界は何度か完全に滅びているらしい。完全に滅びる、とはその世界そのもの───宇宙から丸ごと消滅する、ということらしい。そして、その完全に滅びたのが一番最近起こったのが、リッカ殿の前の主の時だという。つまりリッカ殿は、この世界最初の預言書の主ということになる。本来、宇宙ごと滅びている関係上、当然歴史なども失われている。故に英霊として召喚できる可能性など無いに等しいのだ。しかし───何故、“精霊のしおり”がある?預言書の顕現と同時に現れたのかもしれない。だが…もしそうならば、預言書の元に現れればいいだろう。何故、森、氷、雷は各地に散っている?顕現時期も預言書が現れるより前だという。そしてもう1つ、カルデアでは
「リューネちゃん?」
いつの間にか、僕の顔を不思議そうな顔で見つめているリッカ殿が目の前にいた。
「……あぁ、すまない。少し考え事をしていた。どうしたかな、リッカ殿。」
「考え事…あまり悩みすぎないでね?えっと…ギルとアル知らない?」
「英雄王と無銘殿?」
周囲を見渡すが、確かにその姿はなかった。
「…いや、知らないな。」
「そういえば総督の姿と無銘の姿が見えないねぇ。どこにいったんだか…」
「いつもなんだけど…霊脈地点に着くとギルもアルも何処か行っちゃうんだよね…」
「男と女の二人っきりねぇ……なんか怪しいこととかやましいこととかしてるんじゃないかい?ほら、総督は男だし…無銘は女だろう?」
「無銘さんに関してはそれはないと思うけど…あの子その辺りも全く知識無いから」
「……例えそうだったとしても、私はギルとアルが好きだな…」
「先輩…!?」
「マシュは…好きな人とかいる?」
その問いにマシュ殿が困ったような表情をした。
「すみません…まだよく分からないんです。」
「……そっか。答えはゆっくり探していくといいよ。ミラちゃんは?」
「私?私は……どうだろう。私に自由に誰かを好きになる資格なんてあるのかな…」
ふむ……?ミラ殿は好きな人を作ることに少し否定的な気がするな。
「……何かあったの?幸い、ここには女の子しかいないから、まだ気は楽だと思うけど。…まぁ、女の子って噂好きな子が多かったりするからあまり話すのはいいとは言えないかもだけど。」
通信の方は切ってあるため、実質ここにいるのは女性ばかりだ。たまにはこういう話をするのもいいかもしれない。
「…うーん。どう話していいものかなぁ。ほら、私って元々王族だし…結婚する人って一応決まってるんだよね」
「あぁ……許婚かぁ」
「お父様もお母様も、そのお相手の人も私に本当に好きな人が出来たならばこの約束は解消してくれていい、って言ってくれてるし…そのお相手の人もいい人なんだよ。だけど…問題は、私自身の方。」
「技術顧問サマの?」
その問いにミラ殿が頷く。
「正確に言えば、私にかかる4つの呪い───1つ、“
「あんた……」
「あの時、ドレイクさんが私に反応したのは不老不変の呪いにだと思う。老いないし、変わらないんだから。…ごめん、なんか変な話して。」
「……いや、なんかすまないね。呪い、ってことは望んでそうなったことじゃないんだろう?そんなのにつっかかっちまって、すまないねぇ。」
「不老不変に関しては、偶然だったとしても望んでそうなったことだから。」
………?どういうことだろうか。
「私の話はこれで終わりかな…リューネさんは?」
「あ───僕かい?僕は───」
ない、といいかけて声が止まる。
「どうしたの?」
「あ、いや……」
僕の脳裏に浮かんだのは夫婦のようだという言葉をかけられる僕達。それを言われて少し困ったかのように笑うルーパスの表情。あれは、一体いつだったか───確か14歳の、バルバレに行ったときだっただろうか。バルバレに限らず、様々な場所に行く僕達は、所々で夫婦のようだと言われたのだ。そしてそう言われる度に、ルーパスは困ったように笑って言うのだ。“リューネも女の子なのにね。リューネも私と夫婦だと思われるのは困るんじゃない?…まぁ、だからと言って離れるつもりもないけど。”───僕は確か、いつも“気にはなるが別に困りはしない”と答えていた気がする。
『貴女は……私のことが……好き、なの?』
不意に、冬木でのルーパスの言葉が蘇った。あの時は唐突で噎せてしまい、曖昧になってしまったが…実際のところ、僕はどうなのだろう?僕は……ルーパスに対してどう思っているのだろう。僕は……ルーパスにどんな想いを向けているのだろう……
『…ま、いっか。今は。落ち着いたら、答えを聞かせてね。』
僕の答え……ルーパスは、僕の幼馴染みで、親友で……そして……大切な人、というのは分かるが。それ以外に…僕は彼女に何かを想っているのか?
「リューネちゃんっ!」
「はっ!?」
「反応しないからどうしたのかと…」
いけない、少し考え込みすぎていたようだ。
「何か考えていたの?」
「いや、何も…!断じてルーパスの事を考えていたわけではないぞ!?」
「「……暴露しちゃってるし。それ十中八九その人のこと考えてたパターンだから……」」
「……っ!はうぅぅぅ……」
自爆しちゃった……顔が熱い。
「顔真っ赤……」
うぅ……恥ずかしい……
───ォォォォォ……
「……?」
不意に、私の耳が何か妙な音を捉えた。
「…何か、聴こえなかった?」
「何も───っ!?」
ミラさんが顔色を変えて空を見上げた。
「……結界?どうして、いきなり……」
「結界───ミラさん、それは確かなのですか?」
「うん…一応、船に戻ろうか。英雄王と無銘さんの反応も船の方に向かってるし。」
私達は頷いて、船の方に戻ることになった。……答え…か。
ギリギリでした
裁「お疲れ様。」
淵源…
裁「頑張って」
オケアノス終了後に召喚するサーヴァントのクラスは?
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騎兵、槍兵、弓兵
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弓兵、弓兵、弓兵
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暗殺者、裁定者、剣士