狩人達と魔術師達の運命、それからあらゆる奇跡の出会い 作:Luly
「ガァァァァ!!」
正剣「来るよ!!」
正弓「ギリギリまで引き付けて───パリィッ!!」
裁「───」
「ガァァァァ!?」
正弓「一斉ソードスキル!」
正剣「“エクスプロード・カタパルト”───!」
正槍「“エターナル・サイクロン”!」
正弓「“シャドウ・エクスプロージョン”!!」
───カシャンッ
正弓「───あ、終わったみたい。」
正剣「あ、ほんと…」
正槍「ちょっと時間かかったね~」
裁「…あの。聞いていいです?」
正剣・正弓「「はい?」」
正槍「ん?」
裁「燼滅刃ディノバルドと戦ってるのはいいんですけど。その尻尾をパリィしたのも…まぁ、いいとします。けど……正のアーチャーさんはアーチャー…弓兵のクラスで。正のセイバーさんはセイバー…剣士のクラスで。正のランサーさんはランサー…槍兵のクラスですよね?なんで…正のアーチャーさんは片手剣、正のセイバーさんは両手斧、正のランサーさんは短剣なんですか?」
正剣・正弓・正槍「「「……あぁ」」」
正弓「それですか。そもそもですが、私達のクラスって真名隠しのために割り振られただけなのですよ。」
裁「……え。」
正槍「元々私達、サーヴァントじゃないし。ゲームはともかく、実際の戦闘だとどんな武器種でも扱えるようになってるからね。」
正弓「それでも、私達のクラスはそれぞれの能力や性格の傾向から割り振られていますよ。」
裁「そうなんですか……」
「あれが敵の船ってかい!技術顧問サマ!」
「エスナ!」
「はいっ!」
「「撃てー!!」」
2人の掛け声と共に大砲が発射される。
〈おぉおぉ、豪快豪快。しかしいいのか?敵と決まったわけでもないだろうに。〉
「ヘクトールが逃げ込んだんだ、敵に決まってるだろう!で、どうだい!」
「あっちに防御が上手な人がいるみたい。防がれた。」
「そうかい……!」
「………!相手の反撃が来る!リューネちゃん!」
「任せてっ!」
私の言葉にリューネちゃんが持ったのはハンマー。大岩が迫るのを確認したまま鬼人の丸薬を食べる。
「───はぁぁぁぁぁっ!!」
それを大岩に向けて叩きつける───ホームラン。大岩は相手の方へと返っていった。
「あっはっは!あんたも無茶苦茶やるねぇ、リューネ!」
「ラージャンの気光ブレス真正面から受けて張り合うより怖くないもん!」
〈俺に言ってんのかそれ。〉
まぁ、アスラージさんに言ってるんだろうなぁ…
〈んで、敵の船ってのは───〉
〈〈───“アルゴノーツ”〉〉
〈……メディア?キルケー?〉
〈そんな……まさか……嘘よ〉
〈師匠!?しっかりしてください!〉
〈おいおい……冗談だろう?お前はそんなにバカだったっていうのかい……!?なぁ───“イアソン”ッッ!!〉
イアソン───!?それって確か───
「金羊毛の───!!!」
「あぁ、その通りだ───あれはアルゴノーツ!その旗艦“アルゴー号”!金羊の毛皮を求めて旅立った冒険者達の船───実質人類最古最強の海賊団と言っても過言じゃねぇ!」
〈撤退しなさい、皆!あれがアルゴー号、イアソンの乗る船だと言うのなら────アレがいるわ!!〉
そのメディアさんの叫びと共に───
「■■■■■■───!!!!」
「っ……!疑似咆哮!」
「ふん。やはりいたか。」
咆哮に似たそれと共に乗り込んでくる巨体───!
「大英雄───“ヘラクレス”!!」
「ははははは、はははははははは!!」
相手の船の方で笑う金髪の男の人。
「───っ。」
「先輩っ!?」
見た瞬間、吐き気がした。警鐘の強さ───
「アレがイアソンだ。ケジラミよりもマシって感じの人格を持つ男それがあいつだ───!」
「いあ……そん!」
「不敬な、ミノタウロス。私の名は畏怖と崇拝と共に呼称されるべきだ。だが───退治される醜い獣である君には特別に許してあげよう。さぁ、かかってくるがいい。」
「あぐぁっ………!!」
意識が飛びそうな腹痛───警告の激痛。これを私は知っている。これは───最大の警告だ。
「おい、大丈夫かよ!?」
『これは……?』
「レンポ、これは一体……!?」
「知るか───いや、まさか。フランスの時の───おい、聞こえてるかリッカ!」
ギリギリ聞こえる声に頷く。
「お前なら見えるはずだ!この先に待つ未来───お前達の行動で変えられる未来を!意識を保て!見た未来から解決策を導くんだ!」
見た未来から、解決策を導く───?
「忘れるな!お前は一人じゃない!力を合わせて次に繋げ───」
声を聞いている最中に私の視界が真っ白になった。
───ありが、とう!
───ますたぁ、も、なまえ、よんでくれた!みんな、かいぶつだと、きらわなかった!
───うまれて、はじめて!うまれて、はじめて、たのしかった……!
アステリオスさんの声が響く。───同じだ。フランスの、マリーさんの時と。
───ぼくは、うまれて、うれしかった!
───えうりゅあれを、よろし、く!ぜんぶ、えうりゅあれの、おかげ、で
───ぼくは、えうりゅあれが、だいすき、だ!
「だめ………だめ……!」
「先輩っ!しっかり!」
マシュの声で視界が戻る。激痛は、少しだけ収まった。
「■■■■■───!!!」
「うあぁぁぁぁぁぁ!!」
『アル!ミラちゃん!リューネちゃん!アステリオスさんの状態に常に気を配って!!』
『はぇ……!?』
『……何か、感じ取ったか?』
あ、リューネちゃんの声が戻ってる。
『このままだと───アステリオスさんが死ぬ───!』
『『『っ!了解!』』』
あとは───
『ルーパスちゃんっ!!お願い、届いて───アステリオスさんを守って!!』
今この場にはいないルーパスちゃんに。どうか、届けばいい。
side ルーパス
『ルーパスちゃんっ!!お願い、届いて───アステリオスさんを守って!!』
「っ!?」
リッカ達の船に近めの小島にいる私達。そんな念話が聞こえてきて、顔を上げた。
「どうしました?相棒。」
「リッカからの念話。探知はされてないのかもだけど念話は届くんだね。」
「隠れ身の装衣ってそう考えると良く分かりませんね。」
「分かる人には分かるからね、そこにいるっていうこと。」
「ふむ……リッカ、というのは君達のマスターだったかな?」
焚き火を挟んで向かいに座る男がそう聞いた。
「うん。まぁ、そろそろ私は動こうかな。英雄王との約束もあるし。」
「君一人でかい?」
「まぁね…大丈夫、ちゃんと帰ってくるからそんな顔しないで?」
「…絶対、帰ってきてくださいね。」
「ん。アークは頼んだよ。」
「任せてほしい。幸運を祈っているよ。」
「はいはい。」
私は隠れ身の装衣を被り直したあと、指笛を吹いた。
正弓「運命の選択……ですか。」
弓「大分久しぶりではないか?」
正弓「ですかね……どうなることでしょう。」
オケアノス終了後に召喚するサーヴァントのクラスは?
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騎兵、槍兵、弓兵
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弓兵、弓兵、弓兵
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暗殺者、裁定者、剣士