狩人達と魔術師達の運命、それからあらゆる奇跡の出会い 作:Luly
?〈マスターが動かない以上、こちらはこちらで何とかします。お任せください。〉
正弓「…お母さんが動けなくなるというのは、色々な場所に被害が出ますね。」
?〈そうですね……基本的に私達はその世界に住みますが、マスターの場合は世界間を行き来していますから。〉
正弓「…ですね。」
「……ん」
周囲が徐々に明るくなって来た頃。私は自然と目を覚ました。
「う、う~ん……」
近くではルーパスちゃんが少し赤い顔で寝てる。本気でお酒に弱いみたいで、昨夜1、2杯飲まされるだけで呂律が回らなくなってた。逆にジュリィさんは結構強くて、10杯くらい飲んでも平常運転だった。リューネちゃんは飲んでなかったけど…っていうかリューネちゃんがいない。
「……フォータさん、いる?」
〈……ふぁい?よびましたか…?〉
あ……起こしちゃったみたい。
「ごめん、寝てたんだね…」
〈ふぁぁ……はやおきですね……まだ4じですよ…〉
4時かぁ…最後に時刻を聞いた時が23:30だったからそこまで寝れてないみたい。
〈……もうすこしねます……〉
「あ、うん。」
その言葉を最後にフォータさんの小さな寝息が指輪から聞こえ始めた。…接続切り忘れたのかな。3分くらい睡眠状態になってると自動的に切断されるらしいけど。
「にしても、目が覚めちゃったのどうしよう……」
確か、全員が目覚めたら作戦を説明して、そこから決戦開始なんだっけ。
「…そしてリューネちゃんはどこに行ったんだろ。」
カサッ
「……?」
不意に、森の方から音がした。それと同時に、ルーパスちゃんとジュリィさんの持つ籠、それとジュリィさんが置いてくれた籠から緑色の光が森の中に行こうとする。確か……
「……リューネちゃんの場所とかわかる?」
ルーパスちゃんに聞いた話だと、導蟲に何を追いたいか…何に導いてほしいかを伝えることでその対象の場所、もしくは痕跡に導いてくれるらしい。そしてその導蟲が示している方向は森の中だった。
「……行ってみようかな」
一応、私達がここに来る前にルーパスちゃん達が島中を探し回ってモンスターがいないことは確認済みらしい。だからって気を抜いちゃダメだとは思うから…まぁ、そこまで役には立たないと思うけれど、片手剣を装備していく。実際、私はまだ弱体マッカォすら倒せないから。あ、弱体っていうのはモンスターの強さの指標の事で、それぞれ弱い方から“超弱体”、“弱体”、“下位”、“上位”、“凄腕”、“G級”、“特殊”、“極特殊”…っていう感じで8段階に分けられてるの。古龍種が出ない段階だし、ルーパスちゃんとリューネちゃんは極特殊まで行けるし…ギルも凄腕くらいまでは行けるみたい。アスラージさんはG級、フゲンさんもG級だったかな?2人とも全盛期ならともかく、今はそれくらいまでしか行けないみたい。でもアスラージさん曰く、“G級よりさらに上にソロで行けるのがぶっ飛んでる”とかって。
「えっと……」
とりあえず、導蟲の籠を借りる事とリューネちゃんを探してくる事を紙に書いて予備の通信機と共に置いておく。
「これでよし…導蟲さん、私をリューネちゃんの場所まで導いて?」
私がそう言うと導蟲は一度帰ってきてから籠の中で一瞬強く光り、再度出てきて森の中をリューネちゃんがいる方向として示した。
「やっぱり森かぁ…よしっ。」
私は導蟲の籠を持って森の中に足を踏み入れた。
「……昨日も思ってたけどこの森って結構深い。」
1人でいるとよくわかる。この森は深くて広い───そんな中に温泉、というか源泉があったのもビックリだけど。島は小さめだけど、そのほとんどをこの森で覆い尽くしてる。
「……懐中電灯持ってきててよかった。」
アイテムポーチから懐中電灯を取り出して点灯させる。これで少しは視界がよくなる。
リィィン
「ん……?」
導蟲が突然別の痕跡に反応した。これは───
「───足跡?」
私とも、リューネちゃんとも違う…みたい。同じ方向には向かってるけど、リューネちゃんの足跡より少しだけ古い。
「……」
ジュリィさんがくれたモンスター図鑑と照らし合わせても何とも該当しない。なんというか…人間、に近い気がする。
「リューネちゃんと同じ方向にいるならそのうち出会うかな?」
そう呟いて歩き出す。
「……あ。」
少し広い場所に出ると、小さくだけど音が聞こえてきた。これは───笛の音色かな。狩猟笛の事じゃなくてフルートとかリコーダーの横笛、縦笛のこと。
「なんだっけ、この曲…」
途切れ途切れだけど、この旋律はリューネちゃんが弾いてた覚えがある。えっと……
「…狩り人?」
「っ!?」
突然後ろから声をかけられる。何故か、その声が言っていることがわかるけど。ビックリして振り向くと、木の上に緑色の……ミノムシ?みたいなのを被っている何かがいた。
「いや…ちがうかな。でも珍しいね。ここに人間が来るなんて。」
「……」
「……君は、狩り人ではないね。時を翔けて、正しい時を戻そうとしているのかな。」
どうして…それを。
「でも、それは叶わない。愛の炎は強い。君の力を遥かに上回り、その炎はこの地を焼くだろう。さらに言えば、この愛の炎はただの序章に過ぎない。第二、第三の炎が焼き、この地は終焉を迎える。この地に“次”なんてない。」
「……」
「それが、この地の運命。それが、連鎖の終点。───これが、この人理の終焉。」
それは───
「違う、と思う。」
「……」
「叶わない、なんて事はない。力を合わせれば、諦めなければ───必ず光はある。どんなに相手が強大でも、しっかりと対策を立てて、準備して挑めば───いずれ必ず勝てる。それが、どんなに時間がかかっても。」
「……ふーむ。」
その人…人?は私の言葉に悩むような声を出した。
「……かつて、火の山を負う竜を追う狩り人達がいた。…君は、その狩り人達によく似ているね。」
火の山を負う竜……?
「…これ、あげる。」
そう言ってその人?は私に1枚の紙を渡してきた。
「…諦めなければ光は見える…か。久しぶりに聞いたよ。それは、かの狩り人達を思い出させてくれたお礼。また、逢うことがあれば。」
そう言ってその人?は森の奥に消えた。
「……あ。名前…」
消えたあとに気がついたけど、時既に遅し───とりあえず私は導蟲に従ってリューネちゃんのいる場所を目指す。
「……光?」
導蟲に従って進むと、やがて光が見えてくる。その方向から旋律と歌が聞こえる───
「───あ。」
森を抜けると、そこでリューネちゃんが歌いながら踊っていた。笛や琵琶、その他諸々は独りでに動いている…そっか。リューネちゃんの宝具───“
「───ん?」
不意にリューネちゃんが歌うのをやめて、私の方を見た。
「どうしたかな、リッカ殿。」
「あ…ごめん、邪魔しちゃった…?」
「いいや?一通り“禍群の息吹”は歌い終わったから“禍群の鳴神”に移ろうかと考えていたところだ。」
禍群の息吹……
「禍群の息吹って何の曲だっけ…」
「風神龍“イブシマキヒコ”の激動旋律だ。君達からすれば戦闘BGMと言った方が伝わりやすいだろうけれど。」
あー……そういえばそうだっけ…
「……さて。もう少しの間どうするか……何か聞きたい音楽はあるかい?」
「聞きたい曲かぁ…うーん……」
実は今はこれといってなかったりする。
「リューネちゃんに任せるよ。」
「……参ったな。僕もそこまで考えていなかったんだ。むむ……」
リューネちゃんは少し悩んだあと、私に目を向けた。
「……そうだ。」
「…?」
「あーっと……
……英語?あとリューネちゃん。貴女のそれは多分、というか本気で騎士とか執事とか……結構身分の高いお姫様とかを護るそれだと思う。女の子なのに低めの声で、そんなこと言われたら恋に落ちた女の子とかいたんじゃないかな?……って、返さないと。ええと……そうだ。
「
そう言って私は差し出されていた手を取る。それを見てリューネちゃんがふにゃりと笑い、それと同時に音楽が流れ始める。これは……確か
『“百竜ノ淵源”?』
『そうだけれど……』
『私、これ歌えるよ。』
『……竜人語でかな?』
『?うん。』
『……合わせてみるかい?』
ということで、即興で合わせることになった。……まぁ、結果は……うん。
正弓「そういえばお母さんは歌詞が使えないときとか結構悩むそうですよ」
裁「あ、そうなんだ……」
正弓「特にJASRAC、及びNexToneに登録されていない楽曲はかなり悩むそうで。」
弓「例は何かあるのか?」
正弓「“決別の旅”───東方project関連の曲です。登録されていなければ当然使ってはダメなのですけどね…」
裁「……マスターって結構曲の引き出し多くない?」
正弓「お母さん、音楽好きですもの。楽器とか弾けませんけど。J-POPもですが、ゲームやアニメ、東方ボーカルにボーカロイド……かなり幅広い範囲で聞きますからね、お母さん。」
裁「そっか…そういえば100話記念とか作らないのかな……」
正弓「今のところ考えてないらしいですよ。正直、召喚するサーヴァントや召喚する他作品キャラクターのリクエストがないので、記念といっても何をすればいいか分からないのだとか。ルーパスさん達のマテリアルは第4特異点終了後に更新される予定らしいので、そこまで待ちましょう……っとそうだ」
裁「?」
正弓「以前お母さんが言ってたんですけど、この作品における“モンスターハンター”の世界は、ゲームそのものを基準として組み上げられているらしいです。本来ある世界観設定───例えば、アイテムポーチに入りきらない素材(例:角竜の角)は他の方法で運搬する設定。例えば、フレーム回避が存在しないという常識。例えば、1クエストにかかる時間は50分を遥かに越える───等々、公式設定として本来ある世界観設定を殆ど無視し、ゲームのシステムを主体に、少しずつ世界観設定を付け足す形で作り上げられています。実際そうじゃないと世界観その他諸々の資料を全く持たないお母さんにとって調べ上げるのが相当面倒だったとかなんとか。そもそも資料少ないし…なので結構矛盾点とか発生するとは思うのですけど、“そういう世界なんだ”と考えてもらいたいのです。実際この作品においてアイテムボックスとかアイテムポーチの立ち位置が魔法っぽい(現にアイテムボックスは宝具として存在させてる)ので“こんなのモンハンじゃない”とかって思う人もいるかと思われましたので、一応明記させていただきました。」
裁「う、うん……」
正弓「あともう1つ……いえ、2つ。まず1つ目、既に皆さんお気づきだとは思いますが、ルーパスさん達のモンスターハンター世界には、
裁「穿龍棍やマグネットスパイク…それと行方不明になったモンスター達の中にフロンティアのモンスターの名前出てきてたもんね。」
弓「先日は“ライダー”という単語があったな。」
正弓「えぇ、まぁ…その辺りの仕様……あらゆるモンスターが卵から生まれる仕様に関しては一応考えてあるらしいのでいいのですけど…とりあえず、この作品では全シリーズの拠点、モンスターがモンスターハンター世界に存在している設定になっていますとだけ。これが1つ目です。」
裁「…2つ目は?」
正弓「メゼポルタに関してです。フロンティアのサービス終了によりプレイヤーが立ち入れなくなったメゼポルタ───設定上では“今後この場所で驚異が起こる可能性は少ないと判断されたのでメゼポルタ広場を閉じる”として行けなくなっているらしいのですが。ルーパスさん達のモンスターハンター世界において、メゼポルタはまだ入ることができます。」
弓「……何?」
正弓「ただ、メゼポルタは確かに閉じています。ですが、その“閉じている”というのはサーバー停止、オフライン状態───つまりはゲームのプレイヤー……“異世界のハンター”の立ち入りを許可していないんです。」
弓「つまり?」
正弓「
弓「ふむ。」
正弓「以上、ちょっとしたお話でした。」
オケアノス終了後に召喚するサーヴァントのクラスは?
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騎兵、槍兵、弓兵
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弓兵、弓兵、弓兵
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暗殺者、裁定者、剣士