狩人達と魔術師達の運命、それからあらゆる奇跡の出会い 作:Luly
手紙「“
───ボッ
正弓「……その程度で一々手紙送ってこないでください、ご本人。」
「───はっ、はっ───」
少しずつ息を整えながら走る。リューネちゃんが装備スキルで色々してくれたとはいえ、油断は厳禁。
「───左」
ステップで後ろから迫っていた攻撃を避ける。
「右───全体!?」
右から迫っていた攻撃を避けた後、後ろを振り返る。無数の、矢。逃げ場は───ない。
「落ち着いて───フレーム回避!!」
回避性能Lv.5で回避フレーム9F。リューネちゃんはそう言ってた。fpsが分からないからなんとも言えないけど、リューネちゃんとルーパスちゃんの鍛練見ていた限りで推測するに恐らく9Fは約297ms───1Fあたり約33msの30fps。完全にゲームレベルな気がするけど、もう気にしたらダメだと思うことにする。少しだけ後方にステップした私達の身体を矢がすり抜け、前方へと飛んでいく。
「「……!」」
───怖い。少しでも遅れたら、少しでも早ければ、死に至る可能性が高い回避技術。
「───はぁ…っ!……はぁっ、はぁっ……っ……」
───こんなのを、リューネちゃんは
「■■■■■────!!!」
「…っ!ネアキちゃん!」
『分かってる…』
ネアキちゃんの魔力が練り上がる。ネアキちゃんの精霊魔法───預言書の宝具の1つ。
『“
私の背後に冷気が立ち込める───思えばネアキちゃんの精霊魔法を使ったの初めてな気がする。…アヴァロンコードのリメイクとかないかなぁ……預言書システムとかあるからDS系列がいいんだろうけど…
〈リッカちゃん!そろそろラストチェックポイントだ!強走薬の補充を忘れずにね!〉
私はドクターの言葉に小さく頷く。
〈そら、チェックポイントだ。…本当はバイクとか用意してやりたかったんだけどよ。すまねぇな。〉
チェックポイントに入った瞬間、私はふらりと倒れる。エウリュアレさんはちゃんと無事。私がチェックポイントに入ったのを確認してホロロホルルに乗るリューネちゃんとバゼルギウスに乗るルーパスちゃんがチェックポイントを飛び出し、ヘラクレスさんと対峙する。
「……お兄ちゃん、私原動機付自転車運転免許証持ってない。」
〈そして六花よ、貴様のソレは原付で乗れるものではないであろう。〉
〈なんでそこ詳しいんだよ……確かに大型自動二輪免許必要だけどよ。〉
そういえばお兄ちゃんって大型二輪免許証と普通自動車免許証持ってたっけ……
〈……3分経つわ。行きなさい、リッカ!〉
「うん……!」
マリーの言葉に私はもう一度走り出す。
『突破されたぞ!僕らもすぐに追う!』
そのリューネちゃんの念話に自分の足へと力を込める。強走薬は飲み直したから残り3分───
「い…け……っ!」
「■■■■───!」
後ろから迫る咆哮。恐怖はあるけど、大丈夫。私はまだ───!!
「無茶、しちゃって。怖くないの?」
「ないわけ……ない!お願い、私にしっかり捕まって!落ちるよ!」
「えっ?───きゃぁっ!?」
私はエウリュアレさんをお姫様抱っこのような状態にし、さらに足に力を込める。今なら───行けるはず───!!!
「ちょっ!?壁に走るなんてなにして───!!」
「“グリーブスパイク”!」
私の言葉に呼応して、ヤツカダグリーブの足面、そこを一層覆った板から棘が飛び出す。その足を壁にかけて───
「■■■■────!?」
「な───!?」
墓地の壁を走る。重力の制御なんてしてない、横向きに重力がかかる。
「行け………!!」
「あなた……」
「すまない、やっと追い付いた……!頼めるか、幻夜!」
私に追い付くリューネちゃんとホロロホルル。リューネちゃん、いつの間にか幻夜っていう名前つけてたんだよね。
「絆全開───行くぞ!」
左手首に付けられた石が展開する。それと同時にホロロホルルが大きく翼を広げた。
「魔術師の術に惑い狂うがいい───“ウェルターインパクト”!!」
「■■■■────!?」
黄色い鱗粉を直で食らったヘラクレスさんは、すごくふらふらしてる。あ、なんで分かるかって?声が聞こえるのと……少しだけなら振り向く余裕があるから。
「ルーパス!」
「絆全開───行くよ、バゼル!」
「ォォォォォン!」
咆哮と共に紅蓮滾るバゼルギウスが飛翔する。
「滾る爆麟に抱かれて消えろ───“フレアナパームエクスプロード”!!」
ヘラクレスさんを中心に大爆発が起こった。
「■■■■──!!!」
「この感じ───やっぱり……!」
「離脱するぞ、ルーパス!」
リューネちゃんの言葉の直後、ルーパスちゃんとリューネちゃんが私と並走の状態で移動する。
『英雄王!報告!』
『どうした、なにがあった!』
『その前に1つ質問、あの時ヘラクレスの命は確実に残り1つまで減らしたんだよね!?』
『うむ、間違いはない!それがどうかしたか!』
『なら───
『真か!?おのれ、よりにもよって
『言ってること分かんないから分かりやすく言って!?』
『理解せずともよい!よいか、マスター!ただ“
『分かった……!』
ギルの言葉に従い、ただ走り抜ける。
「……ねぇ、どうしてそこまで頑張るの?いえ、頑張ってもらわなくちゃ困るのだけれど。弱い人間の癖に、どうしてそこまで?」
「どう、して……?」
「さっきも聞いたけれど───怖くないの?」
「───怖いよ。それでも、譲れないものはある。だから頑張れるの。」
「譲れないもの……」
「ここが最後───ここが踏ん張り処なの!だから私は闘える───だから私は頑張れる───!己の魂を磨くか腐らせるか───!それは全て己次第!!」
「…!!」
「心細さ隠して とびきり笑ってみせて」
この歌は───歌声は───
「大きく手を振って ありがとうって叫ぶんだ」
「マスター……?」
「君がひとつ羽ばたく」
「その度何処かで」
「……!飛び越えなさい!」
「うんっ!」
足に跳躍の力を込めると同時に次のフレーズを紡ぐ。
「風が吹いて 未来を動かす 力になるよ」
「風が吹いて 未来を動かす 力になるよ」
「───マスターッ!」
「下姉様…っ!」
「ナーちゃんっ!」
「しっかり受け止めなさい、駄メドゥーサ!」
ナーちゃんとメドゥーサさんが私達を受け止める。
「あぁ、無事なのだわ!よかったのだわ!」
「……ありがとう、ナーちゃん。私と一緒に歌ってくれて。」
「別に、大したことではないの。これはマスターが招いた結果。私は物語なんだもの。」
「流石は駄メドゥーサ。私を受け止めるなんて簡単なことよね。」
「…マスターや姉様を助けるためでしたら。ですが、やはり大きいのはマスターと英雄王の采配です。」
「そんなのどうでもいいのよ…さて。理解できたようね、ヘラクレス。」
「……!」
警戒し、硬直するヘラクレスさん。そこに───
「でも、遅かったようね。やりなさい、アステリオス、クリア!」
「うぉぉぉぉぉぉ!」
「■■■───!?」
「───はい。英雄王。」
「む?」
「今こそ、身隠しをお返しします───」
そう言ってクリアさんは鎌を構えフードを取った。
「疑似真名解除。魔眼励起───行きます。」
水色だった髪は紫に。服装は私に似たものから少し露出のあるアーマー姿に。
「……え?」
「アステリオス、あなたは巻き込みません───その指は鉄、その髪は檻、その囁きは甘き毒!」
詠唱が始まる。宝具の起動───
「───これが私!“
「■■■■■────!!!」
〈メドゥーサの魔眼───石化の魔眼!?嘘でしょう!?〉
〈そこにいる彼女は神霊───つまり女神そのものだ!まさか───怪物メドゥーサが、女神とされていた頃の姿で顕現したっていうのかい!?〉
クリアさんは宝具を放ち、ヘラクレスさんが契約の箱に触れたのを確認したあと、こちらを振り向いた。
「お怪我はありませんか?姉様、マスター───そして、未来の私。」
「メドゥーサ───なの?」
「───クラス、ランサー…真名、“メドゥーサ”。何の因果か、このような姿で現界しました。……虚偽、申し訳ありません。」
その人───ランサーのメドゥーサさんはそう言って頭を下げた。
正弓「ちなみにご本人は
裁「ブーストジャンプ……“TURBO BOOST”……?」
弓「あれか……生身で耐えられるのか?」
正弓「普通はまず耐えられないかと。ただまぁ、対衝撃用の結界とか彼女のお兄さんが作っているでしょうし……」
裁「……あぁ。」
弓「しかしどう動かすつもりだったのだろうな。」
正弓「今後出てきますかね……?ちなみにホロロホルルの絆技は訳すと“混乱衝撃”。紅蓮滾るバゼルギウスの絆技は訳すと“激発油脂焼夷弾爆発”みたいな感じになります。」
裁「なんて技名思い付いてんのマスター……」
正弓「通常バゼルギウスがボム、ノヴァなのでそれより強いとなるとナパーム、フレアくらいしか思い付かなかったのだとか。」
裁「……」
オケアノス終了後に召喚するサーヴァントのクラスは?
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騎兵、槍兵、弓兵
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弓兵、弓兵、弓兵
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暗殺者、裁定者、剣士