狩人達と魔術師達の運命、それからあらゆる奇跡の出会い   作:Luly

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正弓「花の魔術師は関係ありません。」

弓「どうしたのだ、急に…」

正弓「いえ…それはそうと、今回の召喚されるサーヴァントのアンケート結果はこちらです。」


オケアノス終了後に召喚するサーヴァントのクラスは?

(0) 騎兵、槍兵、弓兵
(2) 弓兵、弓兵、弓兵
(4) 暗殺者、裁定者、剣士


第163話 さて。召喚の話をしようじゃないか。

「さて…続けるか。」

 

「うむ。長くなったが今回はあと3騎でよかろう。」

 

「だ、そうだ。頼めるか、アドミス。」

 

〈はい、お任せください!〉

 

「…と、その前に各施設の利用状況出せるか?」

 

〈利用状況は……こちらです!〉

 

お兄ちゃんの前に数枚のホロウインドウが開かれる。…流石に細かくて読めない。

 

「おけ、問題なし。んじゃ、始めるか。」

 

〈サークル起動、メインシステム正常───アカシックレコードとの接続も確立しました!〉

 

「…たまに思うけれど、アカシックレコードって根源のことよね?」

 

「ん?あぁ、まぁ。召喚システム的に接続してるってのもあるが。あまり気にしちゃだめだぞ?俺でも完全に理解できることじゃねぇし、面倒だしな。」

 

〈面倒で終わらせるのはだめだと思います、マスター。〉

 

「すまんすまん。さ、リッカ。」

 

お兄ちゃんの言葉にうなずいて、私は召喚サークルに呼符を置いた。…いつも置いてるけど。

 

〈呼符確認、サークル正常展開。回転開始、霊基検索開始───〉

 

残り3騎くらいになるといつも緊張する。

 

「あまり気張るなよ。」

 

「…うん。」

 

「…失礼する。休憩が終わった直後だがお茶などはいかがかな。」

 

「ふむ、紅茶か?」

 

「……」

 

「どうした、贋作者。」

 

「…ああいや、何でもない。一瞬私のことを言われたのかと思ってしまっただけだ。」

 

「まぁ、貴様は赤であるからな。」

 

「あまり気にしないでほしい、マスター。」

 

「あ…気にしないから大丈夫…」

 

〈───顕現します!クラス、アサシン!〉

 

その声と同時に召喚が完了する。

 

「…また、汚れ仕事か。」

 

「───む。」

 

「まぁいい…いつものことだ。それで、君がマスターか?」

 

「あ…はい。」

 

「先に言っておこう。君の事情なんて知ったことじゃないし、聞きたくもない。ともかく、サーヴァントとしての務めだけは果たす、それでいいな?」

 

「───」

 

これは───拒絶?

 

「僕とマスターの関係はそれでいい。…それで、いいんだ。」

 

「あ、はい…よろしくお願いします。」

 

「それじゃあ、用があれば使ってくれ。」

 

「待て。」

 

エミヤさん…?

 

「───貴様は」

 

「……」

 

「いや…何でもない。恐らくは他人の空似だろう。よろしく頼む。」

 

「あぁ」

 

そう言ってアサシンさんは去っていった。

 

「どうしたの…?」

 

「特には何もない。気にしないでいいさ、マスター。」

 

「ふん。同郷ゆえの何かを感じ取ったか?哀れなものよ、抑止の使い走りとは。」

 

抑止…?

 

「英雄王。余計なことを言ってマスターを困惑させるのはやめたまえ。」

 

「それもそうよな。」

 

「…しかし、いずれ抑止力に関しても教えなければダメか。そのあたりは先生に相談してみるとするか…」

 

〈次、行きますよ~。サークル展開、回転開始───そういえばマスター。〉

 

「あ?」

 

〈抑止力の話が出たので思いましたけど、私達って根源に触れていても抑止力が機能したことがありませんよね。〉

 

「あ~…」

 

「恐らくは完成まで至っていないからじゃないか?」

 

エミヤさんがそう言う。“完成”?

 

「どういうことだ?」

 

「完成に至っていない…というか、“無”に至っていないといった方が正しいか。生きる意味をなくしていないからこそ抑止力に排斥されていないのだろうよ。」

 

「そういうものかねぇ。」

 

「というか君はすでに“魔法使い”なんだよな…魔術師、魔術使いの域じゃない。君はいったいどこを目指しているんだ?」

 

「さぁな。」

 

〈顕現します!サーヴァント、ルーラー…!〉

 

光が収まって召喚されたのは───え?

 

「サーヴァント、ルーラー。“天草四郎時貞”。誰かに似ています?それは、他人の空似というやつですよ。」

 

他人の空似───にしてはエミヤさんと似すぎな気が。

 

「贋作者擬きだな。」

 

「そうなのか?」

 

「うむ。贋作者擬きだ。」

 

「えぇ、他人の空似ですよ。自分と似ている人は世界に3人いると言うでしょう?」

 

「ふ、アルトリアに至っては3人どころか5人10人と超えるがな。サーヴァントであるのだから1人であるには変わりないが、それでも多すぎであろう。」

 

「的を射ていますね。…」

 

その天草さんがマリーとミラちゃんを交互に見つめた。

 

「な、何かしら…」

「…何?」

 

「…いえ、特に何も。よろしくお願いします。」

 

「あ、よろしくお願いします…」

 

「…そろそろ私も失礼しよう。」

 

「贋作者、ついでだ。その贋作者擬きを部屋に案内せよ。」

 

「…了解した。」

 

そんな会話があって2人は管制室から去っていった。

 

「よし、最後よ!回せ、休息はすぐそこよ!」

 

〈サークル展開、霊基検索───該当!〉

 

「はえぇっ!」

 

確かに早い。

 

〈クラスセイバー、顕現します!〉

 

セイバー…誰かいたかな?ってこの人は…

 

「セイバー、“イアソン”。召喚に応じて参上してやった!私は勇者であるがその前に船長だ。いいか。くれぐれも前線には出すなよ?絶対に出すなよ!?」

 

「それフラグですよ?」

 

「うっさい!とにかく前線には出すな、分かったな!?マスター!」

 

あ、マスターとして認めてはくれるんだ…うん、このイアソンさんは大丈夫そう。吐き気とかないし。……っていうかセイバー!?船長や黒髭さんみたいにライダーじゃなくてセイバーなの!?って、それはとりあえず置いておいて…

 

「よろしくお願いします。」

 

「…おう。」

 

「ふ、落ち着いたものよな。さて、今回はこれで終わるとするか。」

 

やっと、終わったぁ…




正弓「ロンドン開始も近いですね…」

裁「あ、そうなんだっけ…?」

正弓「ですねぇ…出番も近くなってくるのでしょう」

裁「…あぁ、そっか。」
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