狩人達と魔術師達の運命、それからあらゆる奇跡の出会い   作:Luly

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運命の選択 古書店の二階に在する魔本。対処は?

(2) 強制消滅させる
(2) 救済する


星見の観測者「運命は定まろうとしている。創り手───はいないのだったな。」

正弓「えぇ、はい。」

星見の観測者「…君はどことなく創り手を思い起こさせるが…さて。」

正弓「……消えた。」

裁「うわ……割れたね」

弓「割れおったな。」

裁「一応こういうときのための私達3人だけど……うん。」

弓「…ルーラー。正のアーチャー。早くせよ、我は決めたぞ。」

正弓「あ、はい………っと、これでよしです。」

裁「私も大丈夫…」

正弓「それでは開票です」


運命の選択 古書店の二階に在する魔本。対処は?

(2) 強制消滅させる
(5) 救済する


正弓「それでは、選択の結果を始めましょう。」


第178話 .───誰かの為の物語(アリス)主人(ありす)

くるくるくるくる回るドア。

 

巡り巡ってアナタを誘う。

 

ドアを開けたその向こう。

 

待っているのはステキな世界。

 

…それが、私。

 

保証期間は10年足らず。

 

いずれ消え行く甘い記憶。

 

───だけど。

 

10年経っても忘れないで。

 

私はずっとアナタのそばに。

 

アナタが再び手にとるその時を。

 

ずっとずっと待っている。

 

さぁ、今こそ逢いましょう。

 

もう一度始まりに立ち返るように。

 

もう一度、アナタを見つめ返すように。

 

アナタが私を見つめているとき。

 

私もアナタを見つめている。

 

私はアナタを私に引き込むでしょう。

 

けれどアナタは気づかない。

 

気づいたときには私はアナタを放してる。

 

それが、私の───

 

───いいえ。

 

 

()()の、本当の意味(ちから)なのだから。

 

私は───

 

 


 

「あれだ。」

 

アンデルセンさんの案内のまま辿り着いた2階。そこには見覚えのある本が浮かんでいた。

 

「……」

 

「あれが魔本と呼ばれているもの。このソーホーを深い眠りに落とさんとしているものだ。対処の方法はあるが面倒なもんでお前達が来てから任せようと思っていた。」

 

「ふむ。…攻撃してくるような様子はないな。」

 

「攻撃してみれば分かる。あの魔本がどういうものなのか。」

 

そう言われてギルが剣を投擲する───けれど、それは本を抵抗なく突き刺さって。本はそのまま浮かんでいる。

 

「…なるほど。サーヴァントとして成立していないか。」

 

「そういうことだ。俺が推察するに、こいつは本来マスターの精神を映し出すサーヴァントだ。だが、こいつは()()()───マスターがいない。だからこそ、ソーホーの人々を夢に落とした。こいつの耐久力が無限に等しいのは───」

 

〈固有結界だな。〉

 

通信の先からお兄ちゃんの声。

 

〈サーヴァントではあるが、その本質は固有結界…固有結界こそがそいつの本領。固有結界を自在に変えることで任意の効果を現す───今回で言えば、固有結界の範囲内にいる人間を眠らせ、魔力を得ようとしているんだな。そして、サーヴァントとしての実体を得る。まぁ、簡単に言えばマスター探しみたいなもんだろ。〉

 

「ほう?何に対しても適当そうな声の割に言っていることは的を射ているな。その通り、こいつはマスターとなる存在を探している。ソーホーの人間達を眠らせてな。通信の先の男、お前が言った通りこいつは固有結界を使って眠らせている。だが、ソーホーの人間達が目覚める保証はない。何故か?こいつは放っておけばソーホー全域を眠らせるだろう。眠らせ、マスターとなる存在がいなかったとき…はたまたサーヴァントとしての実体を得られなかったとき、こいつがどういう行動に移るかは分からん。…しかし、“固有結界を自在に変える”など良く考え付いたな?誰だ?お前は。」

 

〈三大童話作家の一角のお褒めに預かり光栄、ってか。俺はただの結界魔術師、んでただのそこのマスターの兄だが?〉

 

「……お前、兄がいたのか。」

 

アンデルセンさんの問いに素直に頷いておく。似てないな、って呟かれたのが聞こえたけど気にしないでおこう…

 

「さて、読者が永遠に眠ったままというのは作家にとってかなりの痛手であるし、眠りに時間を取られては我ら作者は商売あがったりだ。このソーホーは古書店も多いことであるしな。故に───さっさと倒すに限る。」

 

「で、でも…」

 

無限に近い耐久力。そんなの、どうやって……

 

「いくつか方法はあるぞ、マスター。」

 

方法?

 

「まず1つ、我がエアで固有結界を完全に砕くことだ。だが、知っておろう?我のエアは───」

 

「世界を砕く。」

 

「そうだ。特異点も砕く可能性があるというのを考えなければそれが一番早い。」

 

「……」

 

「2つ。サーヴァントとして実体化させて霊核を砕くことだ。これが一番安全であろうよ。」

 

〈ま、一応カルデアとは繋がってるからカルデア所属のサーヴァントは喚べるけどな。〉

 

「3つ。実体化させた上で何らかの方法で退去させることだ。」

 

「退去……」

 

「このような大がかり、何かを求めているのであろうよ。マスターを、というのは簡単だ。だが、本来サーヴァントとはマスターがいなければ消滅するもの。何か触媒があるとはいえ、普通このようにマスターを探し回ったりなどせんだろう。貴様もそうであろう、童話作家。サーヴァントでありながらマスターがない。だが、こやつのようにマスターを探してはおらぬであろう?」

 

「……そうだな。俺は探し回るのも面倒だっただけだが、確かに現界可能な魔力が維持されている中で眠らせてでもマスターを探すこいつの行動は…なるほど、考えると不可解だ。英雄王、お前が言ったのはその未練を断ちきるということか?」

 

「さて、な。どうする、マスター。我らはサーヴァント。貴様の判断に従おう。」

 

……私は。

 

「…一度、実体化させる。」

 

「……よし。童話作家?」

 

「分かっている。そのためにここまで来たのだからな。」

 

そう言ってアンデルセンさんは本と向き合った。

 

「こいつが何故無限に等しい耐久力を持っているのか。こいつの存在そのものが固有結界だというのもあるが、もう1つ。()()()()()()()()()()()()()()()()()だ。探すことができなければ触れることができないだろう?そんな本を探すのはどうするか。…簡単だ。名前をつけてやればいい。」

 

名前……

 

「そら、喚べ。」

 

「…うん。お願い───」

 

「いいか!お前に名前を与えてやるぞ!魔本、いや───」

 

告げる。その名前を。

 

「───“誰かの為の物語(ナーサリー・ライム)”!」

「───“永遠に添う物語(ナーサリー・ライム)”!」

 

アンデルセンさんの声で定義され。私の声で彼女が召喚される。定義された本は形を得て、具現化する───

 

「……ナーサリー・ライム?いいえ。いいえ、違うわ。それは名前じゃない。名前は、アリス(あたし)。」

 

「…む?」

 

あたし(ありす)…どこ?ひとりぼっちのありす(あたし)はどこにいるの?…いないの?」

 

「……まさか、名前のない本をここまで愛した誰か(マスター)が本当にいて…本当にこいつは誰かを求めていたとは。残念だが、この時代にお前のマスターはいない───」

 

「───いいえ。あたし(ありす)はここにいるわ、あたし(アリス)。」

 

私の声に応じて顕現したのは───ナーサリー・ライムはナーサリー・ライムでも、もう1人のナーサリー・ライム。その姿は瓜二つ、けれどその服装は青と白のフリルのドレス───“ありす”さん。

 

「───ぁ。あぁ……ありす(あたし)。」

 

第三特異点が終わったあとの召喚、イアソンさんが召喚された次の日に、ナーちゃんと一緒に1回だけ召喚をしてみたら顕現したのがありすさんだった。真名はナーちゃんと同じ“ナーサリー・ライム”。メインクラスは…“マスター”。サブクラスとして“キャスター”。システムを動かしてくれたお兄ちゃんもちょっと困惑してたけど、ナーちゃんが嬉しそうならいっか、っていうことに落ち着いた。一応識別IDはマスターに与えられるものにしてるみたい。そういえば…ありすさん、“あたし(ありす)の宝具はあたし(アリス)とは違う。同じ名前なのはただの偽装。でも、真の姿はまだ秘密。”って言ってたけど。どういうことだろう?

 

「…いらっしゃい、あたし(アリス)あたし(ありす)は確かにここにいるわ。」

 

「ぁ……あたし(ありす)あたし(ありす)───!」

 

本を落とし、そのまま駆け寄るナーサリーさん。ありすさんはそれを緩やかに抱き締める。

 

「お久しぶり、もう一人のあたし(アリス)。」

 

「会いたかった……会いたかったのよ、あたし(ありす)あたし(アリス)の中にあたし(ありす)は残って、だけどあたし(ありす)はどこにもいなくて……ずっとずっと探していたの……隠れているなんていじわるだわ!」

 

「…えぇ、そうかもしれない。だけれど、あたし(ありす)あたし(アリス)が見つけた時点であたし(アリス)の勝ち。」

 

「もう離さないわ…ずっと一緒よ、あたし(ありす)!」

 

「えぇ。これからはずっと一緒。…だけど。」

 

「だけど……?」

 

「みんなを眠らせるのはいけないことよ、あたし(アリス)。それに…この時代、あたし(ありす)はまだいないの。」

 

ありすさんが亡くなったのは1940年代って本人から聞いた。このロンドンは1888年。まだ、先の話。

 

「そう…だったわ。あたし(アリス)はなんてことを……」

 

「みんなを夢から醒ましましょう?皆眠ってしまったら、誰があたし(アリス)を読んでくれるの?」

 

「あ───」

 

「みんなに夢を届けましょう?だってあなたは───」

 

ナーサリーさんに与えられた名前。それは───

 

「“誰かの為の物語”!みんなに夢を振り撒く、みんなに愛される英雄(アリス)なんだから!」

 

「───うんっ!」

 

「一緒に行きましょう、あたし(アリス)。ずっと、一緒に。」

 

「えぇ…えぇ!」

 

ありすさんはナーサリーさんに抱きついた。

 

「───告げる。それは物語の終演を告げる一句。全てを終わらせてしまうラストワード。しかし終演とは断絶にあらず、終演は次の開演を導く。」

 

それは、ありすさんの宝具。ありすさんの持つ一手。ありすさんは確か───対概念特効宝具、って言ってたはず。

 

「物語の終わりには幸せを。この終わりは、幸せを告げるものである───行くわよ、アリス。」

 

「えぇ、ありす…!」

 

宝具が発動する。それは本にとって、読み手にとって、最高を示す終わり方。

 

「───“終焉宣告・それは幸福な終わり方(エンドロール・トゥルーエンド)”」

 

告げた、瞬間───ありすさんが()()()()感覚がした。…違う。ありすさんだけじゃない。ナーサリーさんもろとも霊基が、魔力の結合がほどけて、形を失っていく。その姿はまだあるけれど。

 

「……ありがとう」

 

ありすさんが私の方を向いて言った。

 

「ありがとう、あたし(アリス)あたし(ありす)を会わせてくれて。あたし(アリス)を救いたいと願ってくれて。」

 

「……ううん。あなたがいたからできたことだよ。」

 

そう言うとありすさんは柔らかく微笑んだ。

 

「……別れの時だ、幻霊よ。」

 

ギルがそう呟く。

 

「その掴んだ手、二度と離すでないぞ。我が知りうる限りでも2度は割かれているのだ。此度は奇跡が重なって出会えたが、次出会えるかは我も知らんぞ。」

 

「……うん。ありがとう、素敵な王様。あたし(ありす)あたし(アリス)の手を離さない。あたし(ありす)あたし(アリス)はいつも一緒。そう、だものね。」

 

ありすさんとナーサリーさんが薄くなる。声が消え、心に直接語りかけてくるような声に変わる。

 

『……ありがとう、素敵な王様。ありがとう、素敵なお姉ちゃん。…ありがとう、素敵な作家さん。』

 

『…ごめんなさい。迷惑、かけてしまって。でも、あたし(ありす)と会わせてくれてありがとう。』

 

『……素敵なお姉ちゃん。1つ、お願い』

 

「私…?」

 

あたし(ありす)をここに呼んでくれたあの子に。あたし(ありす)に名前を貸してくれたあの子に。ありがとう、って。つたえてほしい。』

 

その言葉に、深くうなずく。

 

『…いこう、アリス。』

 

『うん。ありす───』

 

その言葉を最後に、ソーホーを眠らせていたナーサリーさんは消えた。あとに残るのは、私とギルと、アンデルセンさん。

 

〈反応の消滅を確認しました。お疲れ様です、リッカさん。〉

 

「……ん。」

 

「…物語に聞かせる物語、か。変なものを思い付くものだ。」

 

「マスターめが偶然、召喚に成功した故な。…しかし」

 

ギルが私の方を見た…正確には、私の指輪を。

 

「前々から思っていたが、六花の技術は月に匹敵するのではないか?自我を持つAIなど、現代ではまず考えられんだろうに。」

 

〈月…ですか?〉

 

「ふむ。英雄王、お前が言うのはムーンセルの上級AI共のことだな?」

 

「然り。…まぁ、偶然か何かであろうよ。そこまで気にすることでもなかろうさ。」

 

「えっと…月がどうかしたの?」

 

私が聞くと、ギルは苦笑して私の頭を撫でた。

 

「なに、今は気にすることではなかろうよ。恐らくマスターめは月と関わることになるであろうからな。それがどういう形でかは知らぬがな。」

 

……???

 

「しかしそこのマスター、よくナーサリー・ライムにマスターを当てるというのを思い付いたものだ。女子力がないというのは訂正するべきか?」

 

「お兄ちゃんより女子力低いのは分かってるから…それと、ナーサリーさんにありすさんを会わせるっていうのは、ありすさんとナーちゃんから話を聞いてたからできたことだよ。」

 

「……そうか。」

 

「…いずれにしても」

 

ギルがナーサリーさんの消えた場所を見つめる。

 

「今後、あのナーサリーが顕現することはなかろうよ。カルデアのナーサリーは例外としてな。…そうであろう?ありす。」

 

〈……えぇ。そうね。〉

 

通信の先で答えるのはありすさん。さっき消えたありすさんはナーちゃんの本の中に残っていたありすさんの存在の欠片。ありすさんはその欠片に共鳴───つまりそれを触媒として召喚が成された。そしてその欠片を取り出し、ありすさんの魔術で具現化、肉体を得たのがさっきのありすさん。同一人物ではあるもののサーヴァントにあらず。それでも宝具を持っていたのはありすさんが同じ魂であるというのを利用して貸し与えたから。さっき消えたありすさんが放ったのは一種の自滅宝具。さっき消えたありすさんは、必ず消える運命だった。その存在自体が不安定であったが故に。

 

〈……マスター。〉

 

「ありすさん?」

 

〈欠片のあたし(ありす)も言ったけれど……あたし(ありす)からも言わせて。……あたし(アリス)を救いたいと願ってくれて、ありがとう。〉

 

その言葉に小さく笑って口を開いた。

 

「ありすさんがいたからできたことだよ。…ありすさんがいなければ、消滅させるしかなかった。」

 

〈……そう。〉

 

「……しかし。戦闘にならなかったとはいえ、不思議の国の再現くらいは期待していたんだがな。高望みしすぎたか?」

 

〈それくらいならできるわ?〉

 

「何?」

 

〈……アリス。手伝ってくれる?〉

 

〈分かったわ。〉

 

〈〈繰り返すページのさざ波、押し返す草のしおり───〉〉

 

宝具の詠唱。

 

〈流れ行く音の調べ、クルリ回る時の歯車。〉

 

〈全ての童話はお友達。〉

 

〈あらゆる話はお友達。〉

 

〈〈さぁ、夢を見させましょう。今より見せるは物語の地。此に在るはふしぎなせかい(ワンダーランド)。〉〉

 

空間が震える。通信を介し、ナーちゃん達の魔力が世界を書き換えていく。

 

〈───そして。今こそあなたに告げましょう。私の真名を尊き貴女(マスター)に告げましょう───“永遠に添う物語(ナーサリー・ライム)”は仮の姿。私の真の姿は大きな記録。あらゆる記録を記す書庫の具現。〉

 

真の姿……?

 

〈真名───“あなたと寄り添う物語(ストーリーズ・ライブラリ)”。全ての物語は私のもとに。私は全ての物語に変わる。それは、ナーサリー・ライムも例外ではない。私はあなたと寄り添いましょう。〉

 

私と寄り添う書庫……

 

〈〈さぁ、開きましょう。皆様を一時の夢の国へご招待───おいでませ、夢の国(ウェルカム・トゥ・ワンダーランド)〉〉

 

その、宣言が終わると───私達の周囲は言葉通り夢の国、童話の国というような姿になった。

 

「ほう!本当にできるとはな───言ってみるものか。」

 

〈固有結界だからあまり長くは保てないけれど。……どう?〉

 

「綺麗…」

 

そう呟くと、ありすさんが小さく笑った。

 


 

ナーサリー・ライムはわらべ歌。

 

マザー・グースの最初の形。

 

ビオグラフィーは伝記。

 

古来からの記録の綴り。

 

フィクションは小説。

 

散文で構成された虚構の物語。

 

フェアリー・テイルはお伽噺。

 

ナーサリー・ライムと似る子供の夢。

 

ミュージカルは演劇の1つ。

 

様々なものが一体となった演劇のこと。

 

これら全てが、私の形。

 

もともと私に形はないの。

 

けれど今はありすの形。

 

ありすは私の1つの形。

 

アリスも私の1つの形。

 

全ての誰もは私の形。

 

私の形は自由自在。

 

あらゆる全ては私に変わる。

 

さぁ、皆様お立ち会い!

 

喜劇、悲劇もなんでもあるわ!

 

アナタの望む姿はなにかしら?

 

アナタに夢を見させましょう。

 

アナタに夢を贈りましょう!

 

永遠に私と遊びましょう?

 

アナタの名前を聞かせてくれる?

 

……私?

 

私は……いいえ。あたしは、ありす。

 

いいえ、いいえ。それは、私じゃない。

 

ありすは私の1つの姿。

 

誰かと言葉を交わす1つの側面。

 

けれど、私の中で一番強い。

 

だから、私はありすの姿。

 

私はありすの姿でいたいと願ったから。

 

ありすの未練が私を呼んだから。

 

ナーサリー・ライムが、そう望んだから。

 

もう一度、アリスと遊びたい。

 

もっと、お姉ちゃんと遊びたかった。

 

そんな思いが、私を惹き付けた。

 

…あたしは、ありす。

 

夢の世界をもう一度。

 

…いいえ、夢の世界をまた開く。

 

アリスとありすと、他にもたくさん。

 

一緒に夢を見てみたい。

 

そして、一緒にしあわせになれたなら。

 

それが、私の望んだ形。

 

もう一度あの小さなしあわせを。

 

もう一度お姉ちゃんと、アリスと、ありすと───

 

それから。あの、お兄さんと。

 

今度はしあわせを手放さないように。

 

………

 

ナーサリー・ライム。

 

ビオグラフィー。

 

フィクション。

 

フェアリー・テイル。

 

ミュージカル。

 

これは全て私の側面。

 

だけどこれが側面の全部かは分からない。

 

繰り返すページのさざなみ。

 

押し返す草のしおり。

 

流れ行く音の調べ。

 

早く回る時の歯車。

 

私はきっと、アナタの心を掴む!

 

だって、私は───

 

 

───あなたと寄り添う物語(ストーリーズ・ライブラリ)




正弓「…なんというか……今回、明確に選択の解答が分かる回でしたね。」

裁「そうだね……」

正弓「そうそう、前書き・後書きと本文の見分け方ですが、前書き後書き部分では大体台本形式の書き方になります。台本形式か否か、だけでも分かるかもれませんね。」

ロンドン修正後に召喚するサーヴァントは?

  • 魔術師、弓兵、暗殺者
  • 魔術師、魔術師、魔術師
  • 剣士、弓兵、狂戦士
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