狩人達と魔術師達の運命、それからあらゆる奇跡の出会い 作:Luly
あと昨日(2021/01/28)少し触媒の話をしたところを変えました。ミラの触媒である指輪の説明と指輪の名前、間違ってたのです。
「…ん」
「よーし、君はずいぶん良い子でちゅねー。何あ食べる?木の実?それとも魚?」
声が聞こえる。目を開けるとそこには美女…美女、でいいのかな?がいた。
「んー…ネコなのかリスなのかいまいち不明だね。でもいっか、可愛いから!」
「フォーウ……ンキュ、キュウゥ……」
確かにフォウ君って何の生物なのかわからないよね…
「ん?おっと、本命の目が覚めたね。それでこそ主人公というやつだ。」
私は主人公なつもりはないけど…?
「おはよう、こんにちは、立香。意識ははっきりしているかい?」
「え…あ、はい…あの、貴女は…?」
「んー…まだ思考能力が戻ってないのか。こうして直接話をするのは初めてだね。」
「あの…目を覚ましたら美女がいてびっくりしたんですけど…」
「へぇ?目を覚ましたら絶世の美女がいて驚いたって?わかるわかる、でも慣れて。」
絶世、とまでは言ってない気がするけど。
「私はダ・ヴィンチちゃん。カルデアの協力者だ。というか、召喚英霊第三号、みたいな?」
ダ・ヴィンチ…?それって、確か有名な画家の…?
「とりあえず、話はあと。君を待っている人がいるんだから、管制室に行きなさい。」
「待ってる人…ですか?」
私を待っている人、って言って思いつくのはドクターとマシュ…それから……あっ
「…約束」
「うん?」
「すみません、失礼します!!」
私は部屋を飛び出して管制室の方へと向かった。しばらく話してたらここはカルデアで、管制室への道も思い出したから大丈夫。
「はぁ…はぁ…ここ、っ!」
息を切らしながら管制室に飛び込んだ。
「あ、先輩おはようございます。…大丈夫、ですか?」
「おはよう、マシュ…私は大丈夫。それより、ドクターは…?」
「あぁ、来てくれたのか。じゃあ───」
「ドクター、その前に。」
「…うん?」
「召喚って…どうするんですか」
あの場所を去る前にルーパスちゃんと約束したこと。それを先に、終わらせた方が良い気がする。
「…ブリーディング後じゃダメかい?」
「お願いします。サーヴァント…7体。それだけで、いいんです。」
「それ、結構多いの気が付いているかな?…まぁ、いいか。じゃあついてきてくれ。」
私達はドクターに連れられて、マシュの盾と同じものが置いてある場所にたどり着いた。
「ここは…」
「こちらは召喚室です。召喚用のものは…こちらに」
そう言ってマシュが見せてきたのは金色の札だった。
「これは?」
「所長が作っていた英霊召喚用の触媒となる札です。ちょうど、十四枚ほどありますが…」
「…それ以外の方法は、あるの?」
「あるといえばありますが…?」
オルガマリーが残してくれていたものなら、それはオルガマリーが戻ってきてから使ってあげた方が良い気もする。
「それは後の召喚に残そう?今は、それ以外の方法を使ってみたい。」
「…わかりました。ドクター、サークルを起動してください。」
「あぁ…ん、サモンプロクラム起動、サークル展開……行くよ、立香ちゃん。」
私の手元にはあの特異点でもらった矢、笛、指輪があった。
「出てくれるといいけど…」
〈霊基固定!召喚されます!これは…先程の未観測クラスです!?〉
「一発かい!?」
あれ?今の声、どこかで聞いたことのあるような…?そんなことを思ってたら、光の中から人の姿が出てきた。
「……うん?あぁ、ちゃんと召喚は成功したんだね。」
聞いたことのある声。女性だけど、その声は低くて男性だと間違えかける。
「…おや、僕が一番乗りなのか。ならば改めて自己紹介と行こうか。」
赤い鎧に身を包み、背中に背負っているのは…三味線。さっきとは別の姿だけど、本人だってわかる。
「“リューネ・メリス”。ハンター…狩人のサーヴァントとして現界した。これでも女なので気を付けてほしい。それなりに気にはしているのでね。先程ぶり、だね?立香殿、マシュ殿。それから、ロマン殿。」
リューネちゃんが、そこにいた。
「
「あぁ。特異点を出た後、僕らは“座”とかいうところに一時的に送られてね。そこで自分のクラスと宝具、スキルその他もろもろを知ったのさ。」
「さっきと姿が違うのはそのせい?」
「あぁ。詳しいことはまた後で話そうか。後がつかえているからね。」
そう言ってリューネちゃんは私の隣に来た。
「次を頼めるかい?」
「あ、あぁ…サークルを回してくれ!」
〈分かりました……霊基固定、クラスは…ハンター…なのでしょうか、この霊基は??〉
誰が出るんだろう、と思ってみていたら、そこに現れたのは犬だった。
「オォン」
「おや、ガルシア。君が先に来たか。」
「ガルシア…って確か、リューネさんのオトモガルクでしたよね?」
マシュがそう言うと、リューネちゃんはうなずいた。
「あぁ…ガルシア、おいで。」
「ォン」
一声鳴くとリューネちゃんの足元に駆け寄っていった。
「速めに終わらせよう、次々やってくれ!!」
ドクターの掛け声でサークルが回り出す。
〈霊基固定、召喚されます!!クラスは…キャスター…
「む…」
確か、キャスターはミラちゃんとジュリィさんの二人だけだったはず。だけどなんか霊基がおかしいみたい。そう思っていたら、サークルの中に人影が現れた。
「…キャスターのサーヴァント。真名“ミラ・ルーティア・シュレイド”。召喚に応じ、顕現いたしました。…遅くなりました、立香さん。」
「ミラちゃん…ありがとう、私達を守ってくれて。」
「いや、別に……感謝されるようなことしてない、よね?」
その言葉にドクター、私、マシュの三人が同時に首を横に振った。
「君のおかげでレイシフトが間に合ったんだ、礼を言わないと失礼だろう?」
「…そっか。さ、早く召喚したら?後の4騎も、召喚されるのを待ってるよ。」
私はうなずいて召喚サークルを回してもらった。
〈クラス、ハンター!来ます!〉
「…にゃ?あれ、私達の中では私が一番乗りですかにゃ。」
そこにいたのは猫。アイルーというモンスター。なんか、服がもこもこしてて可愛い。
「では自己紹介にゃ。サーヴァント・ハンター。真名は“スピリス”ですにゃ。これでもニャンターとして戦っていた時もあったのでそれなりにはお役に立てると思いますにゃ。どうぞ、よろしくですにゃ。」
ルーパスちゃんのオトモである、スピリスちゃんが来た。
「おや、まだルーパスは来ていないんだね。」
「旦那さんはまだみたいですにゃ。実際旦那さんの方が早いと思ってましたにゃ。」
「…ね、ねぇ、スピリスちゃん?」
「何ですにゃ、立香さん」
「もふっていい?」
「…まぁいいですにゃ。とりあえず次を回すにゃ。」
私はスピリスちゃんをもふりながらサークルを回してもらった。
「…にゃ。この感覚は」
〈クラス、ハンター!実体化します!〉
光が収まった時、そこにいたのはまたアイルーだった。こっちはメイドさんみたいな衣装。
「ハンターの霊基でけんg…何してるにゃスピリス。」
「もふられてるにゃ。」
「見ればわかるにゃ!!どうしてそうにゃってるにゃ!?」
ちょっと言い争いを始めてしまった。
「こらこら、ルル。名前を名乗りなよ。」
「にゃ…そうだったにゃ。真名、“ルル”ですにゃ。ルーパスさんはこの後来ますにゃよ。」
そう言ってルルちゃんはサークルからどいて、その後にサークルが回り始めた。
「これで6騎目か……触媒があるとはいえ、よくここまで出るな…」
〈来ます、ハンター!!〉
その声と共に現れたのは、銀髪を三つ編みにした女の子。あ、ちなみにリューネちゃんは白髪のショートなんだよね。
「…召喚に応じ顕現しました。クラス・ハンター。真名は“ルーパス・フェルト”です。……こんにちは、立香。」
「うん…これからよろしくね、ルーパスちゃん。」
「うん。よろしく、立香。…ところで」
「あ…スピリスちゃんもふらせてもらってるけど大丈夫?それとその装備、どうしたの?」
ルーパスちゃんの装備は緑色の…ドレス?っていうかなんていうか…なんて言っていいかわからないけど、女性っぽい感じ?ミニスカートだし。リューネちゃんの方は赤色の鎧みたいな感じだったんだけど。
「あ~…これは宝具の効果だね。まぁ、詳しいことはまた今度。後この装備はレイア一式っていうんだよ。リューネのはレウス一式ね。まぁ私のは新大陸版でリューネのは大陸版だけど。あとスピリスはそのままでいいよ。」
そう言ってルーパスちゃんは私の隣に来た。
「さ、これで最後だね。来てくれるといいけど。」
サークルが回り出す。これで来なかったらどうしよう、とか思ったけど、ミラちゃんが私の手を取ってくれてその不安が消えた。
〈クラス…キャスターです…んん!?キャスター…ハンター…いやこれどっちだ!?〉
「…ダブルクラスか?いや、四騎士を混ぜることは可能だがエクストラを混ぜることは…」
ドクターがそう言っているうちに、そのサーヴァントが召喚される。
「……クラス、キャスター。召喚に応じて参りました。真名は“ジュリィ・セルティアル・ソルドミネ”。長いのでジュリィとお呼びください。」
「…これで、全員だね。」
「…はい。また会えてうれしいです、立香さん、マシュさん!」
「ちょ、ボクは!?」
ドクターはスルーされた。
「がーん…」
「…ふふっ」
ミラちゃんが笑ってた。それを見てルーパスちゃん達も微笑みを浮かべてたけど、ジュリィさんが本を開いた。
「では、オルガマリーさんをここに呼び戻します。」
その言葉を聞いてジュリィさんの方に注目が集まった。
「…聞いてもいいかな。本当に、所長は生きているのかい?」
「えぇ。私の力だけでは完全に肉体を持たせることはできませんが、何か…杭、というか世界と存在をつなぎとめる楔になるようなものがあれば肉体を持たせられるのですが…」
「楔、か…」
「…ともかく、出しましょう。仮の肉体はあるので。」
そう言ってジュリィさんは目を瞑り、深呼吸をした。
「…開け扉よ。ここに示すは知識を伝える本の扉。編纂せし情報を顕現する伝達のページ。先に飲み込みし少女の魂をここに。」
「詠唱…?いや、魔力が上がっている!?」
「紡ぎ、繋ぎ、是なるは情報の出口!体無くせし少女の魂よ、我が声に応え書の中より出でよ!!」
「立香。」
「ルーパスちゃん?」
「耳、ふさいでおいた方がいいよ」
私は言われたとおりにした。
「宝具解放!“
ジュリィさんの宝具が解放された途端、周囲を強い光と強い風が襲った。
「なんだ…!?本から出てきた紙が人の形を…!?」
ドクターの言葉にジュリィさんの方を向くと、確かに大量の紙が本の中から生み出され、その紙が徐々に人の形を形取っていった。
「一体…これは?」
「…くるよ」
何を、って言おうとしたけど、それはすぐにわかった。
「ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
悲鳴を上げる女性の姿。私は、それに見覚えがある。
「ミラさん、眠らせられますか!!」
「分かった!!“スリープ”!!」
ミラちゃんの杖の先から青い光弾が放たれたかと思うと、その女性は意識を失ったかのように声を消して落ちてきた。
「おっと」
その女性をリューネちゃんがお姫様抱っこで抱え、床に寝かせた。
「……なっ、
マシュの言う通り。そこにいたのは、魂だけの存在になり、こちらへの帰還はできないと言われていたオルガマリーだった。
「…どういうことだい?それにあの叫び声は…まるで、さっきの続きのような。」
「…この本の中は、
…とりあえず、ドクターに調べてもらって無事らしいことは分かったから、オルガマリーが起きるまで待つことになった。
ということでオルガマリーさんは生存。どこで傍点入れようと考えてたとか忘れてて困ります。
所でジュリィさんの使った宝具ですが、あれは記録と解放で対になってます。
書の中に情報を記すことを“記録”。
その書を誰かが読むことを“解放”。
“記録された情報が誰かの内に知識として解放される”。これがジュリィさんの一対宝具の大本になってます。前々話でも書きましたが、編纂とは、多くの文献をあつめ、それに基づいて、新しく記述した書物に関して用いる用語であり、著作者の年譜や著作目録の作成などに用いる言葉である。それを行う編纂者は、まさに情報統括のエキスパートなわけです。その情報は、誰かしら読むことはあると思います。えっと…簡単に言えば。作者である私が“記録”の元、読者である皆さんが“解放”の先。こう言って通じたら…いいんですけどね。
…あ、そうそう。作中のキャラクター達とかに何かしてほしいこととかあったら遠慮なくどうぞ。…召喚するサーヴァント何にしましょうか。
…ところでこの話を読んでくださっている皆さんって誰が召喚されると思います、もしくは誰が召喚されてほしいですか?既にほとんど決まってはいますけど、皆さんの予測が私は知りたいです。ちなみに召喚されるのは本編に出てきた金色の札の枚数と同じ数です(つまり14騎)。うち1騎はオリジナルですので実際のところ13騎の予測が聞きたいのです。メッセージでもよし、感想でもよしですよ。…ただ、感想に関しては運営対処されないようにだけ気を付けてください。いや真面目に。ちょうど今日は金曜日。明日明後日は小説投稿がないのでじっくり考えてもいいかもしれません。(バーサーカークラスで大団長とか言われたら少し笑います。馬鹿にしてるわけじゃないですけど。)…とまぁ、これを言っても基本的には誰も話してくれないのですけど。
それでは長文失礼いたしました。
今回のルーパスの装備…下位レイア防具一式(新大陸版) ゼノ・メートラ
今回のスピリスの装備…上位カガチネコ装備一式(新大陸版)
今回のリューネの装備…下位レウス防具一式(現大陸版) シャミセン【鳥】 Lv.1
今回のルルの装備…下位ギルドネコ防具一式 ギルドネコレイピア