狩人達と魔術師達の運命、それからあらゆる奇跡の出会い 作:Luly
裁「なお、このお話はまだまだ続きます」
正弓「今回は短めらしいですけどね。」
「……ん」
あれからしばらく進んで。ミラちゃんが何かに反応した。
「霧とは違う魔力反応。」
〈相変わらずこっちより速い……最新式なのに凹むなぁ…〉
機器の問題っていうかスキルの問題っていうか…経験の問題じゃないのかな、これ。
「強ぇサーヴァントが出てくりゃいいんだがな。…あ、いや。敵だとは限らないのか。」
〈そうだね。同じ霧から現れたサーヴァントでも、ナーサリー・ライムは敵として。アンデルセンは味方として現れた。味方の可能性だってあるだろう。〉
「まぁいいか。強いやつ、来い!」
「魔力反応はこっちから。……あ。あれじゃない?」
ミラちゃんが見た方向には───
「ふーむ……吾輩を召喚せしめたのはどなたか?キャスター・シェイクスピア、霧の都まで馳せ参じましたぞ!」
「……帰りたいのです」
「……」
「……ですが、これはどうやら聖杯戦争の召喚ではない模様。そこの彼女との意志疎通はできず。これは困ってしまいました。神よ、吾輩の傍観すべき物語は一体どこにありや?」
「……誰か助けてくださいませんか」
「あぁ、答えはない。彼女は私に何かを伝えたいのかもしれないが私には分からない。神は私を見放し───」
「いい加減黙ることだ。いつまで文字数を使うつもりだ?」
「つーかこいつらハズレだろ。さっさと斬って次行こうぜ…」
「なんと。なんと辛辣な物言いか。しかし、この異様な霧の中で今度こそ貴方とこうしてお目にかかれようとは。」
「……」
モードレッドさんが面倒臭そうな表情してる……それと、一緒にいた女の子…竜人語を話す女の子も少し疲れたような表情をしてる。
「お知り合いですか?モードレッドさん。」
「知らん。こいつらはハズレだ。さっさと次に行くぞ。」
「ふーむ。確かに吾輩は作家ですから、その能力はかなり低いでしょう。ですが、そこの彼女は分かりませんぞ?吾輩共々マスターがいないサーヴァントではありますが、かなりの力を持つご様子。変な…機械、でしたかな。あれを粉砕いたしましたので。」
「……へぇ?おい、お前。」
「魔力を回復したいです……流石に疲れました……」
「おい?」
その女の子は、心ここに在らず、っていう感じでボーッとしてた。
「やっぱこいつ役立たずじゃねぇの?」
「むむむ…戦闘は全てお任せしてしまいましたからな。やはりそれが原因でしょうか。」
「それが原因だよな!?…ったく。」
「……こんにちは」
モードレッドさんがため息をついたのを見て私が彼女に声をかける。
「こんにちは、エスナさん。数日ぶりですね。」
「……?私の名前……それにその声は……リッカ様?」
やっと気がついたのか、彼女───エスナさんが私達の方を見る。
「エスナ。どうしてここに?」
「ミル姉様も……いつの間にこちらへいらしていたのでしょう?」
「ふむ。お知り合いですかな?」
「知り合いか?リッカ。」
そう聞いてくるシェイクスピアさんとモードレッドさんにミラちゃんとエスナさんの関係について軽く説明する。
「ほうほう、美人姉妹と。それはそれは……」
「んで、言葉が通じないのは世界が違ったから、か。なるほどな。」
「ご迷惑をおかけし、申し訳ありません。」
「構いませんな。」
そのあと、二人と仮契約を結んでとりあえずエスナさんの魔力回復を優先的にした。
「…時に。あちらにいるはほぼ確実に招かれざる来賓の方だと考えますが、如何でしょう?」
そのシェイクスピアさんの言葉に指し示している方向を見ると───
「───ほう?ずいぶんとみすぼらしい身なりになったものよ。」
「───お恥ずかしい限りです。それと…お早い再開でしたね、正義の皆様。」
白衣のサーヴァント、ヴァン・ホーエンハイム・パラケルスス。
「……魔力の結合が安定してない。いや、これは───霊核、霊基が消えかけてる?」
既にぼろぼろの、パラケルススさんだった。
正弓「さて……体力が尽きましたね」
裁「…正のアーチャーさんってあまり体力ないよね…」
正弓「まぁ……大体、私達ってお母さんの望む形、望む姿ですから。」
ロンドン修正後に召喚するサーヴァントは?
-
魔術師、弓兵、暗殺者
-
魔術師、魔術師、魔術師
-
剣士、弓兵、狂戦士