狩人達と魔術師達の運命、それからあらゆる奇跡の出会い 作:Luly
第1話 運命の始まりと???
おかしい。
「システム レイシフト最終段階に移行します。座標 西暦2004年 1月 30日 日本 冬木。ラプラスによる転移保護 成立。特異点への因子追加枠 確保。アンサモンプログラム セット。マスターは最終調整に入ってください。」
ここの様子はおかしい。来たばかりの私でも、そう思う。だって、さっきまではこんな状態じゃなかったんだから。
「…探さないと」
私は彼女を探しに来て、今ここにいる。早く彼女を見つけて、脱出しないと……
「…ぁっ!」
「……………、あ。」
いた。傷は、深いけど。でも。
「しっかり……今助けるから!!」
「……いい、です。助かりません、から。それより、早く、にげないと…」
「諦めちゃ……」
ダメ。そう言いかけた時、Dr.ロマンと呼ばれている人の言っていた“カルデアス”というものの色が真っ赤になった。
「!?」
「あ……」
「観測スタッフに警告。カルデアスの状態が変化しました。シバによる近未来観測データを書き換えます。」
シバ。彼の話ではシバは望遠鏡と言っていたけど……
「近未来百年までの地球において 人類の痕跡は 発見 できません」
「え……」
「人類の生存は 確認 できません。人類の未来は 保証 できません。」
「カルデアスが……真っ赤に、なっちゃいました……いえ、そんな、コト、より……」
「中央隔壁 封鎖します。 館内洗浄開始まで あと 180秒です」
「…隔壁、閉まっちゃいました。……もう、外に、は。」
彼女は自身の身体がかなりの傷を負っているというのに私のことを心配してきた。
「……うん、そうだね…一緒だね?」
「………」
「コフィン内マスターのバイタル 基準値に 達していません。」
今思うことじゃないけれど、コフィンって確か棺桶の意味じゃなかったっけ…
「レイシフト 定員に 達していません。該当マスターを検索中……発見しました。適応番号48 藤丸立香 を マスターとして 再設定 します。」
アナウンスがよく分からないこと言ってるけど無視。今は…
「アンサモンプログラム スタート。霊子変換を開始 します。」
「……あの………せん、ぱい。」
「うん?」
「手を……握ってもらって、いいですか?」
「…うん、それくらいなら。」
私は彼女の手を握った。
「レイシフト開始まで あと3 2 1」
(…ごめんなさい、お兄ちゃん)
私は心の中で自分の兄に謝った。
「全行程
その言葉が聞こえた瞬間。
私の視界を、光の輪が襲った。
───ある場所に少女達がいた。
彼女達は竜と龍と獣と魚と虫。そして人が交わる世界にいた。
一人の少女は母と父に憧れて狩人となった。
もう一人の少女は育ちの地で狩人に憧れて狩人となった。
彼女達は共に道を歩んだ。
彼女達は願った。
どうか、世が平和でありますようにと。
平和でなければ、私達がその平和を乱すものを追い払うと。
爪を用いる少女。
空を翔ける蟲を用いる少女。
彼女たちの願いは、運命に干渉し。
世界を越えて、その姿が“英雄”と刻印された。
その
───またある場所に、一人の少女がいた。
彼女は人が竜達と信頼関係を築き、使役する世界にいた。
彼女は竜達に好かれやすかった。
彼女は龍と仲が良かった。
彼女と竜達は、共に世界を飛び回った。
彼女は願った。
どうか、この世界に災いが降りかかりませんようにと。
永遠にこの世界が続くようにと。
もしも災いが降りかかれば、その災いの根源を私が潰すと。
龍に愛されし少女。
彼女の願いは、運命に干渉し。
存在するはずの無かった彼女が、世界を越えて“英雄”と。
“世界の守護者”と、刻まれた。
その
「相棒!こっちに何かありそうですよ!」
「嬢、あまり先に行かないで?私心配になるから…」
「大丈夫です、かの黒龍を退けた相棒なら絶対に!!」
「それ信頼されているって思っていいの?」
「当然です!…そういえば、相棒はあちらにいた時はどんな狩猟をしていたんですか?」
「え?」
「オトモさんもあちらの時からの付き合いなんですよね?でしたら、あちらでも狩猟していたはずですよね?」
「あ~…うん。」
「もしよかったら教えてくれませんか?相棒の話、聞いてみたいです!!」
「そこまで話せることないと思いますにゃよ?」
「それでもです!!」
「…旦那さん、どうします?」
「…うん、今度機会があったら教えてあげるよ。でも今は…」
「…穴、ですね。大団長が教えてくれた謎の穴。私達に調査して来いと。」
「信頼してくれてるみたいだからいいんだけどさ…ま、いっか。ちゃんと捕まっててね」
「なんか嫌な予感にゃ~……」
「…う、わっ!?」
「あ、相棒!?ひ、引きずり込まれる…!?」
「ちょ、ちゃんと捕まっててよ!!?」
「わ、分かったにゃ~!!」
「は、はいぃぃぃ!!」
「……よし。一狩り行こうか。」
「にゃ~」
「分かった、連れてくから待ってくれ」
「…あまり無理するでないぞ、龍歴院のハンター殿。」
「大丈夫、これでも10年以上やってるから。」
「ならばよいのだが……」
「それより、彼女からの連絡とか…あった?」
「む…まだ無いな。新大陸と大陸が繋がったからと言って、交易船を使って文通とはな…」
「あはは…まぁ、少しの間連絡できなかったからね」
「彼女もこちらに戻ってくればよいというのに。そうすればお主も嬉しいであろう?」
「まぁ、ね。でも、彼女は推薦されてあっちに行ってるんだしなぁ。」
「推薦されていたのはお主もであろう…」
「それは言わない。もう決めたことだったし。…行くよ、二匹とも。」
「はいですにゃ♪」
「アオン」
「気を付けて行け。必ず戻ってくるのだぞ。」
「任せ……てっ!?」
「ふにゃ!?」
「オウン!?」
「は、ハンター殿っ!?は、早く手を!!」
「この穴っ……来るな!!村長は僕が戻らかなった時のために龍歴院に連絡しろ!!」
「しかし!」
「はやく!!心配するな、必ず戻ってくる!!」
「……信じるぞ、ハンター殿!!」
「……しっかりつかまれっ!!」
「旦那さん、衝撃に注意するにゃ!!」
「分かってる!僕から振り落とされるなよ!?」
「ア゛オ゛ン゛っ!!」
「ここは……どこ?あの本はあるけど、何があるかもわからないうちは何もできないかな…」
「オォォォォォ…」
「ネルル、周辺の警戒お願いできる?」
「オォォォォォ」
「ありがとう」
「…Gaaaaaaa」
「…戦闘になりそうだね……ネルル。お願いしていい?」
「オォ」
「うん。行くよ、ネルル!!汝我が声に応え、その真の姿を開放せよ!!」
「オォ……ゴォォォォォォ!!!」
「それと……あなたに決めた!お願い、ゼルル!!」
「……ギョァァァァァァッ!!」
「「「「Gaaaaa!!!!」」」」
「私をただの女の子だと思わないでよね!!これでも天才って言われてるんだから!!ネルルは近接、ゼルルは遠隔系でネルルを補助!!」
「ゴォ!」/「ギョァ!」
気がついたと思いますけど今作のFate/Grand Orderマスターは女性です。ただ言葉で分かったと思いますけどお兄さんがいます。その辺に関してはまた後程。
それとこのフォントの文字はモンスターハンターの言語だと覚えておいてください
ちなみにこれはモンスターの鳴き声、こっちはモンスターの咆哮です