狩人達と魔術師達の運命、それからあらゆる奇跡の出会い   作:Luly

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正弓「UA38,000突破ありがとうございます。」

裁「言ってる場合なのかなぁ……」


第198話 危険な大鎌と封印の方法

「……」

 

「クソッ、やりずれぇ…!」

 

六花さんが去ってから8分が経過しました。モードレッドさんは先輩の鎌を時に受け、時に躱して時間を稼いでいます。

 

「……先輩…」

 

「■■■■───!!」

 

咆哮。それでも耳栓Lv.5で防げるのは、最初のものよりも弱いということでしょう。

 

「……なぁっ!?」

 

モードレッドさんが先輩をみて驚愕の表情をしていました。見ると、先輩が左手の手元にもう1本の大鎌を出現させていました。

 

〈あれは───危険です!モードレッドさん、左手の鎌には絶対に当たらないでください!!〉

 

「ちっ、わぁったよ!!」

 

その警告に、疑問を覚えました。

 

「あの、フォータさん。」

 

〈はい。〉

 

「今の警告は───何故?」

 

〈…今リッカさんが右手に持っている大鎌は、“ギルティリーパー”という名前の大鎌です。直訳して“有罪の狩り手”、というところでしょうか。あれは、ただ重く破壊力が高いだけでそこまでの問題はありません。〉

 

ギルティ、リーパー…

 

〈ただ───あの大鎌、左手の大鎌は違います!他の武器とは全く異なるコンセプトの大鎌です!あれは()()()()()()()!メディアさん、ダ・ヴィンチさん、メドゥーサさん、ヘラクレスさん、エミヤさん、ギルガメッシュさん、ミラさん───その他大勢の協力のもとマスターが作り上げた()()()()()()()!ギルティリーパーを越える重さもさることながら、あんな神秘殺しの塊で斬られては神秘の塊であるサーヴァントはひとたまりもありません!!〉

 

神秘殺しの、大鎌───?

 

「何故そんなものを持たせている!?」

 

〈護身用ですよ!あの大鎌は本来なら持ち上がらないほどの重さの大鎌なんです!重くて持てずとも、ただ落とすだけでもその神秘殺しは力を発揮します!というかそれが本来の使い方として作られた大鎌なんです、あの大鎌───“ミステルリーパー”は!!それが暴走したことで能力のリミッターが外れたリッカさんには扱えてしまっているんです!!〉

 

そんな。それでは、サーヴァントとの相性は───

 

〈はっきり言ってサーヴァントとの相性は“最悪”の一言に尽きます!ですので戦うならばあの鎌に触れないようにしてください!!〉

 

〈すまねぇ、今戻った!〉

 

フォータさんの説明が終わってちょうど、六花さんが戻ってきたみたいです。

 

〈お父さん!リッカさんが、ミステルリーパーを!〉

 

〈ちぃっ、やっぱりか…!あいつは暴走中、敵を倒すための最適な行動を取り続ける!恐らくは勘の影響だろうがな…!マシュ、いるな!〉

 

「は、はい!」

 

〈今から転送するものを使って暴走を封印しろ!封印なんざただの気休めでしかねぇだろうがないよりはマシだ!〉

 

「で、ですが…私は封印魔術なんて使えませんよ!?」

 

封印しろと言われましたが、私は封印する魔術なんて使えません。それでは、封印などできないはずです。

 

〈大丈夫だ、封印術式自体は今から送るやつに刻まれてる!〉

 

その言葉のあとに送られてきたのは、数珠のように紐で繋がれたものでした。

 

〈そいつをリッカの首に巻き付けて縛り上げろ!!〉

 

「「「……えっ?」」」

 

今……なんと?

 

〈聞こえなかったか?その呪具をリッカの首に巻き付けて縛り上げろ!正直その紐はただの見た目だから首が絞められるとかはねぇ!〉

 

「え、えぇ……」

 

〈それとマシュ、1つ言っておく!絶対にリッカの攻撃を食らうな!ギルティリーパー、ミステルリーパー、素手、その他諸々全てだ!〉

 

「え……どういうことですか…?」

 

先輩と対峙するのに先輩の攻撃を食らうな……?

 

〈暴走中のリッカが何を敵として定義してるかは話したよな?〉

 

「はい。確か…今回であれば私を直接的、もしくは間接的に傷付けた者、ですよね。」

 

〈そうだ。そして、それは直接的に傷付けた者を優先的に狙う!これは俺の予測でしかないが───自らがスイッチとなった者を直接傷付けた場合、自傷───つまり、自殺に走る可能性がある!!〉

 

「……!どういうことですか!」

 

〈本来味方であるはずのモードレッドを襲っていることからも分かる通り、あいつは今正常な判断ができてねぇ!暴走状態のあいつの行動原理は“敵を滅する”ただそれのみ!自らを敵と認識したなら、躊躇なくその敵───自らを滅するだろう!〉

 

「…っ」

 

〈だからマシュに下すオーダーはこれだ!“リッカの攻撃に当たらずにリッカの首に封印呪具を巻き付けろ”!誰かに補助を頼むのは別に構わん!〉

 

「───わかりました!」

 

「───モードレッドさん!スイッチを!」

 

「っ!」

 

無銘さんがモードレッドさんと先輩の間に入りました───って、いつの間に!?

 

『マシュさん!時間は稼ぎます、その間に封印を、お願いします!』

 

念話。その後に無銘さんが手元に出現させたのは───2本の大鎌。片手に1本ずつ持つ、今の先輩と同じ構え方。モードレッドさんに攻撃をしようとする先輩を、無銘さんが鎌で阻止します。そこから弾き、先輩をノックバックさせました。

 

「■■■■───!!」

 

邪魔をするな、というように咆哮する先輩を見据え、無銘さんが大鎌を構えます。

 

「■■■■───!!」

 

「───ッ!!」

 

先輩の鎌と、無銘さんの鎌が───強い力で衝突しました。




正弓「うーん…戦闘描写の書き起こしが苦手なのか話数を重ねやすいですねぇ…」

弓「それは我も感じてはいたが……ふむ。ところで、リッカめの鎌がサーヴァントとの相性が最悪とのことだが無銘が挑んだのはどういう理由だ?」

正弓「あぁ、それは無銘さんも人間だからですよ。対神秘…というか魔術・魔法・英霊・神霊などの実体を持たないものに対しての特攻を持つのが“ミステルリーパー”なんです。人間に対しては特攻を持ちません。」

弓「……詳しいな、貴様。」

ロンドン修正後に召喚するサーヴァントは?

  • 魔術師、弓兵、暗殺者
  • 魔術師、魔術師、魔術師
  • 剣士、弓兵、狂戦士
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