狩人達と魔術師達の運命、それからあらゆる奇跡の出会い   作:Luly

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正弓「眠りが遅くなる原因だったそうです。」

裁「…」

星見の観測者「さて、選択の結果を始めるがいい。」



運命の選択 聖杯からの干渉で暴走したチャールズ・バベッジ。

(6) 聖杯からの干渉を断って暴走を止める
(1) 霊基の消滅によって暴走を止める


第203話 フランの雷霆

「分かった。」

 

私はそう呟いていた。

 

「聖杯の干渉を断つ。」

 

「……分かった。すまねぇ、お前ら。少し時間と……リッカの合図のあとに隙を作ってくれ。」

 

「フランさんは攻撃の準備に回って。」

 

「え……」

 

私の言葉にフランさんが驚きの表情をする。

 

「最後の一撃はフランさんに。お願いしてもいい?フランさんの攻撃が聖杯遮断のスイッチになるようになんとか調整するから。」

 

「リッカ、それは───」

 

「……できる、よね?」

 

私の勘が出来ると告げていた。そのままレンポ君を見つめていると、折れたようにため息をついた。

 

「……お前もお前で頑固だな。…あぁ、確かにやろうとすりゃできる。だが、預言書が不調な以上、細かい調整は手間がかかる。それでもいいか?」

 

「…私は大丈夫。皆は…」

 

皆の方を見ると、一斉に頷いてくれた。

 

「よし、決まりだな。フラン、だったな。お前もこっちにこい。」

 

「マスター……いいの?」

 

フランさんの言葉に静かに頷く。…本当なら、私が手出しをしてはいけないのだと思う。だけど…もし、聖杯の干渉を断って暴走を止めて…短い間でもフランさんと一緒にいられるのなら。私は───

 

「時間は限られてんだからな!ボサッとしてんじゃねぇぞ、リッカ!!」

 

───そうだった。時間は限られてる。今は預言書の作業に移らないと。

 

 

side ルーパス

 

 

チャールズ・バベッジ。私達は知らない人。…だけど、蒸気機関なら分かる。撃龍槍の動力。そしてセリエナに作られた蒸気機関管理所で管理されているセリエナの主動力。それで人の未来を切り開こうとした…か。もしかしたら私達の世界だと理想の世界を作れたのかもしれないけど。

 

「グォォォォ!!!」

 

「───ガードポイント」

 

チャールズ・バベッジの攻撃にガードポイント───チャージアックスの変形斬りに存在する防御効果を利用して機構を開く。

 

「高出力!」

 

そのまま高出力を放ち、終わり際にステップ。チャールズ・バベッジの周囲に濃く漂う蒸気…というか瘴気と化しているそれは私がつけている護石が私の身を守ってくれている。瘴気はそれに任せて斧強化。ビンは4本、チャージレベル溜めすぎ(オーバー)、痛撃色は赤───問題ない。元より目的は“斬る”ことじゃない……!

 

「オーバーリミットII、変形GP守勢超出力!!」

 

ただ、響かせる。本来斬撃武器であるチャージアックスを、ただの鈍器として運用する。“ジャグラスアームズI”の榴弾ビンを放出する──これの繰り返し。

 

「ルーパスちゃん!」

 

「…!もういいの!?」

 

「うんっ!」

 

チャージ、ビン9本、エネルギーブレイドを放ち、リッカと交代。…あとは、任せよう。私達の───マスターに。

 

 

 

side リッカ

 

 

 

なんとか、短時間で構築できた。基礎となるものは既にあったから、それを大本にしてフランさんの攻撃がスイッチになるように調整しただけ。

 

「───ふー…」

 

呼吸を整える。それと同時に放つ場所を正確に把握する。あの、彼の動力となるものを生み出す中心。人間で言えば心臓に当たる部分。あの場所に、()()。相手はルーパスちゃんの榴弾ビンもあってスタンしてる。

 

「───一歩、音超え」

 

1つ。音を置き去りする。

 

「───二歩、夢幻」

 

2つ。それは、夢や幻を見るかのように───

 

「───三歩、剛拳」

 

3つ、我が剛拳をもって───

 

「“無明───五段穿ち”!!」

 

放たれるは、高速の五撃───!!!

 

「…!」

 

マスターとの接続───マスターを聖杯から藤丸リッカへと強制委譲。

聖杯からの干渉───カット。干渉を停止し、行動支配を解除。

蒸気機関、及び固有結界の暴走───停止。急停止ではなく緩やかに停止すること。

電気への耐性───影響を破損から吸収へと変更。吸収された電気は魔力に変換。

以上四件、英霊“フランケンシュタイン”が放った電撃を施行条件と指定し、管理者の処置とする。

 

「フランさん!」

 

五撃中に書き換えるべきものを書き換え、フランさんの名前を呼ぶ。

 

「えぇ!受け止めて、先生!」

 

「ォ、ォォ───」

 

「全力全開!一点集中でぶっ壊す!!気に入らないなら引き裂いちゃえ!プラズマスタンバイ───ブーストアップ!“串刺の雷刃(スキュアド・プラズマブレイド)”────!!!」

 

叫びと共に強力な電撃が放たれる。それは───先ほどの書き換えを実行するには十分な出力。

 

「ァァァァァァァァァァァ!!」

 

「ォ、ォォ───ヴィクターの、娘───」

 

「…!」

 

預言書とバベッジさんの接続を復活させる。まだ、少しだけ時間は残っていた。最後に、1つ───“チャールズ・バベッジの人格を保存せよ”

 

「ォォォォォォォ──!!!!!」

 

そして───電撃の強さがかなりのものになった時。私達の視界を閃光が襲った。




正弓「ちなみに原型はこれでした。」


運命の選択 聖杯からの干渉で暴走したチャールズ・バベッジ。

(3) 聖杯からの干渉を断って暴走を止める
(1) 霊基の消滅によって暴走を止める


正弓「ご本人、疲れてるんですかねぇ……」

裁「さぁ…」

ロンドン修正後に召喚するサーヴァントは?

  • 魔術師、弓兵、暗殺者
  • 魔術師、魔術師、魔術師
  • 剣士、弓兵、狂戦士
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