狩人達と魔術師達の運命、それからあらゆる奇跡の出会い 作:Luly
?「ん?どうした?」
裁「あ…えっと。」
彼方「彼方だ。この書庫の管理をしてる。」
裁「真…名…?」
彼方「なんか変か…って、そうか。姉さんとかは今クラス名だったな。…俺にはクラス割り振りなんてされてねぇからな。真名で構わん。」
裁「あ、はい…」
彼方「んで、どうした?」
裁「…これ」
彼方「あん?…“サーヴァントマテリアル集”…?…ロックは…かかってねぇな。ロックがかかってねぇってことは公開して大丈夫な奴だな。」
裁「……見ても?」
彼方「構わん。…っと?UAが39,000を超えたのか。…ったく、嬉しい限りだよな…」
裁「…ん。」
魔神が消滅し、固有結界も消える。アルトリアさんは槍を引いて安堵のため息をつき、エミヤさんも同じように安堵のため息をついた。
「ありがとうございます、シロウ。」
「いや、オレだけの力じゃないさ。アルトリアが“
「シロウ……」
「……ごほん。いい雰囲気になりそうなところすまぬのだが、よいか?不満ならあとで我をいくらでも蹴るがいい。“人の恋路を邪魔する者は馬に蹴られて死んじまえ”とも言うのでな。」
ギルの言葉でアルトリアさんとエミヤさんが見つめ合うのをやめた。
「さて、状態は最悪の方向に向かってそうだな。聖杯を破壊して大惨事…などにはなってなさそうだが、霧があの機械に集束してるぞ。」
「……いつからいた、童話作家。」
「最初からいたよ?」
「最初からいたね。」
私とリューネちゃんがそういうと、ギルは小さく何かを呟いた。
「おい、早くルーパスを起こした方がいいんじゃないか?見ていた限り、霧を抑えていたのはルーパスの指輪だ。気絶している今、その抑制は効いていないぞ?」
アンデルセンさんにそう言われて気がついた。確かに指輪が瘴気の塊を放出したあと、その瘴気、もしくは霧を吸収する動きは見せていない。
「起きるにゃ、旦那さん!」
そこにスピリスさんがルーパスちゃんを叩いて吹き飛ばす。
「あう……あ…ごめん、気絶してた…?」
「頭打っていたんだ、気にするな。馬鹿にはなっていないか?」
「酷くない…?…いや、アンデルセンってずっとこんな感じだっけ。」
「そら、指輪を起動すればいいだろう。時間はないぞ?」
「……指輪の起動の仕方なんて知らないんだけど。」
ルーパスちゃんって狩人であって魔術師じゃないもんね…狩猟笛の影響でキャスターの適性あるといってもミラちゃんみたいに魔術を使ってるわけじゃなくて物理武器で戦ってるんだもんね…いや一部魔術っぽい武器とか機構あるけど。狩猟笛とかチャージアックスとか…アイテムボックスとかアイテムポーチとか。
「ち───来るぞ!恐らく奴の言った“星の開拓者”とやらだろうさ!」
アンデルセンさんの言葉通り、霧の集束地点に電気が現れ始めていた。
〈サーヴァントがそこに出現するぞ!衝撃に気を付けて───〉
「結界張ってあるから大丈夫。恐らく雷属性だから雷耐性で張った。」
〈早いな!?〉
「私を、呼んだか。雷電たる私を。天才たるこの私を呼び寄せたのは何だ?」
「っ!?」
その声と相手の現界と共にミラちゃんの結界を揺るわせる衝撃。雷耐性の結界だから打ち消しあうはず───なのに、衝撃を感じた。これは、相手の雷属性とこちらの雷耐性が拮抗していることを示す…って言ってた。
「───ほう。私の雷を耐えるか。面白い。人の身でありながら、それほどの雷を扱うとは。それほどの人間がいるこの世界を消すのは実に惜しい───が。この私に刻まれた意思がこの世界を破壊せよと告げる。」
「風よ!」
ミラちゃんの声で周囲にあった土煙が消え去る。そこにいたのは───黒髪、一部青色の髪で。片方の手が機械みたいな感じになってる人。
「───君たちに、問おう。神とは何か。」
神とは…?
「汚物。」←ギル
「「「「「「古龍?」」」」」」←ハンター&サマナー
「編集担当。」←アンデルセンさん
「知らね。」←モードレッドさん
「世界の裏側の引きこもり、でしょうか?」←アルトリアさん
「世界各地に伝承が存在する概念だ。」←エミヤさん
「神代に存在したといわれる存在です。」←マシュ
「「人より生まれし概念…?」」←私&アル
うん、見事にバラバラ。
「全て、否だ。神とは───雷。すなわち、私だ。」
「……はえ?」
雷…あぁ……神鳴?確かにギリシャ神話のゼウスさんとか使うの雷だった気がする。
「インドラを越え、ゼウスすらも超越したこの“ニコラ・テスラ”を。碩学たちが揃いも揃って呼ぶか。ふっ…フハハハハハハハ!!我が哄笑をもたらしたぞ、碩学ども!お前たちの願いのままに!私はこのまま地上へ赴こうではないか!───と、その前にだ。」
テスラさんの視線がミラちゃんに向いた。
「───ふむ。人、と思ったが違うか。君は、“天の英霊”だな?見たところ、君も雷を操るようだ。」
「…」
「ふっ…面白い。天の英霊は打ち砕く対象ではあるが…その雷、この新たなる雷神である私にどこまで通じるか。激突する時が楽しみだ。さて───この世界の未来を守らんとする希望の勇者たちよ!私はこれより魔霧の集積地域、おおよそバッキンガム宮殿の上空に赴く!人類史の終焉を止めたければ君たちも来るがいい!私が人類史を終わらせるが早いか、君たちが阻止するが早いか───フッ、フハハハハハハハハハ!!」
そう言ってテスラさんは去っていった。…あの人、悪い人じゃない。強く…そう感じる。…それにしても、話し方がギルに似てたような…気のせいかな?
〈二コラ・テスラ…仮に現代を電機を中心とした機械文明ととらえれば彼はその礎となった人物といっていいでしょう。霊基パターンはアーチャー、アンデルセンさんや先ほどのマキリ・ゾォルケンが言っていたように“星の開拓者”と言っても間違いはないはずです。〉
「ふん…ドレイクめと同じ存在か。星を開拓せし存在が星を焼くとは、なんという皮肉よ。…さて、マスター?」
「…うん。…行こう、止めに。」
その私の言葉に、全員が頷いてくれた。
side 三人称
ロンドン地上───そこに、一人の男が現れていた。男の名は───ニコラ・テスラ。
「ロンドン、か。久しいな。英国紳士足らんとした私が、よもや世界を破壊する役を演じさせられるとは。…まぁいい。我が進む道を作れ、“
その言葉に呼応して───電気で構成された階段が出来上がる。
「ははははははは!許す!私をどこへなりとも運ぶがいい!急げ勇者たちよ!破滅の時は近いぞ!」
そう、高らかに言った時───
「ひゃぁっ!」
「あらっ…あらあら、まぁまぁ。大丈夫です?可愛らしいお嬢さん。」
「へ…あ、はい。」
「…む?」
ニコラ・テスラが振り向くと、刀を持った女性と槍…のようなものを持った尻餅をついている少女がいた。
「…ほう?雷を伴った連鎖召喚か?まさか、雷雲が新たなる雷の英霊を呼び寄せたか!」
「えぇ、我が子が何かをしでかすと思いましたので。この
「え、えっと…??」
状況を理解できていない少女と頼光と名乗った女性。
「おぉ…天の英霊と人の英霊。だが───失礼ですが可憐なるレディと雷の名を冠するレディ。お名前を伺っても?」
「えぇ───真名、“
「ゆ、“
(金時さんと一緒にロンドンへ来たらなんかとんでもねぇ奴いるんですけど───!?ていうかあの女の子の武器から感じるあの神秘の量!!何ですかあれ!?)
「ほほう…」
「よ、頼光の大将っ!?なんでここに!?」
あとから来た金髪の男が驚愕の声を上げると頼光が振り向く。
「まぁ、金時。そうですね…あなたがこの世界を守ろうとするマスターに失礼のないように、でしょうか。」
「そんなにオレっち信用無いかねぇ…」
「……ほほう。さらなる顕現。…こちらも人と天。君たちは?」
「…名乗りたくはねぇが大将の前だ。名乗らせてもらうぜ───英霊・“
「みこっ?私ですか?あぁ…ご主人様以外に名乗りたくはありませんが、そもそもこの世界のご主人様に値する方は女性な模様。いえ、百合というのも別に構いませんが…ですが、出会う前にフラれてしまったようなこの感情は何と言いましょう。というか…」
狐耳の女性がテスラを見つめる。
「アナタ、イケ魂ではありますが…心がイケてないような気配が。狂化スキルでもくっついてます?つーかマジでこのヤバい空気から抜け出したくてたまらないんですけど…ダメ、ですよね?…はぁ。」
「なんと…美しくありながらも聡明と。些か異なりますがその通りではあるのです、レディ。」
「…すっげぇ逃げ出したい…というかそこの…娘さん?構えないでよいのです?」
「はぇ?」
「あちらさん、やる気みたいですよ?私一刻も早く逃げ出したいですが覚悟を決めて立ち向かうと致します。あなたはどうするのです?」
「……」
朔那、と名乗った少女はテスラを見つめた。
「連鎖召喚で召喚されたということは君も雷が関係する英霊だろう?さぁ、君の雷を見せてくれたまえ。」
その言葉に朔那は自らの槍…に近い何かを見つめ、立ち上がった。
「…やりましょう。相手は人間、だけど…何かが違う。多分、行けるよね───」
朔那は武器を構え、テスラを強く見据えた。
正弓「…おや、鍵のルーラーさん。記憶書庫に?」
裁「…ん。」
正弓「何かありましたか?」
裁「面白そうなマテリアルがあった。」
正弓「…そうですか。」
裁「…?その手紙は…」
正弓「ご本人からですよ。観測中、“神とは”っていう問いあったじゃないですか。」
裁「ん。」
正弓「そこのハンター達の言葉…“辻
裁「……あぁ。確かに生みの親だし、神ともいえる気はするけど……」
ロンドン修正後に召喚するサーヴァントは?
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魔術師、弓兵、暗殺者
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魔術師、魔術師、魔術師
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剣士、弓兵、狂戦士