狩人達と魔術師達の運命、それからあらゆる奇跡の出会い   作:Luly

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ふぃぁぁぁぁぁぁ!!?

裁「どうしたの、マスター!?」

弓「気は確かか、マスター!」

ちょっとギル、それどういうこと…?私が気が触れたって?

弓「む、すまぬ。で、どうした。」

あ、これ…

裁「───“モンスターハンターアドベンドトカレンダー2021”当選!?えぇっ!?くじ運ないマスターが!?」

ちょっとルーラーもどういうこと…?

裁「事実でしょ?」

はい、ごもっとも。

弓「ふむ…投稿日時は決まっているのか?」

まだかな…一応12月に入るまでに投稿するのは書いておくつもりだけど。

裁「こっちが遅れるってこと?」

いや…どうだろう。出来る限り時間があるときに書くつもりだけど。

弓「ふむ…恥ずかしくないように振舞うがいい。」

ごめん、寒さと恐怖で思いっきり震えてます

裁「…大丈夫かなぁ」

あ、それと。当作品UA40,000突破いたしました!私がこれ言うの久しぶりな気がしますが、皆様ありがとうございます!


第212話 無銘内部

見渡す限り果てしなく続く闇。

 

闇の中で瞬くいくつもの光。

 

緩やかに、しかし確かに流れ行く景色───天を覆い尽くす広大な夜天。

 

見下ろせばそこに広がるは蒼。

 

青の中に浮かぶ定型なき白。

 

緩やかに、しかし確かな速度で流れ行く景色───地を覆い尽くす広大な昼天。

 

天と地の境は昼と夜で構成され、足をつけるべき地が見えぬ世界。

 

昼と夜のみで構成された世界に存在する異物がある。

 

地に在る昼より高く屹立せし塔。

 

昼と夜の境に置かれた三日月状の机。

 

机の後ろに置かれた玉座のような椅子。

 

そして───夜天の影響ではっきりと視認できる、私と同じ白と青の髪を持つ少女。

 

「綺麗な景色……この場所は、心の扉……星の海を元にしたって聞いてるけれど。それはただの基礎であって、この場所がどう変わるかはこの場所を維持する存在次第だもの。……貴女がこの世界を創ったのよ。」

 

そう言って彼女は私に振り向いた。その顔は私と瓜二つ───容姿の違いと言えば星形の髪飾り。それがなければ見分けなどつかないであろう、まさに“鏡写し(ドッペルゲンガー)”と言えそうな少女。

 

「お母さん…」

 

「……ふふっ。貴女にお母さん、って言われるのもおかしい気がするけどね。そこの椅子に座っていていいよ。みんなが戻ってくるまで少し時間があるから…って、私が言うのもおかしいかな。ここは貴女の中…貴女の心情世界。固有結界で顕現する心情なんだから。」

 

言われるがまま三日月状の机の前に在る椅子に座ると、彼女も机に近づいてきて、机を挟んで対面側、それでも真正面とは言えない場所に座った。

 

「さて……何が聞きたい?今、私が答えられることなら答えるけど。」

 

「……いつから…目覚めて…?」

 

「目覚めたのはさっき。貴女にかけた保護が壊れたことで私が目覚め、保険として置いておいたメンテナンスプログラムが異常を検知し、他の人格達を強制起動した。先に目覚めた私は貴女の肉体から抜け出し、貴女の痕跡を辿って貴女が囚われた場所に辿り着いた。」

 

システムウインドウを開いて、ヤカンとコップを実体化させる彼女。何か飲む?と視線で聞いてくる彼女にココアを頼む。数分後、淹れてくれたココアが渡される。

 

「……美味しい」

 

「よかった。…他に何か聞きたいことはある?」

 

何か聞きたいこと…

 

「…あの。虹架さんは…」

 

「虹架さん…あぁ、仮想人格の彼女。彼女は今アサシン…貴女の第五人格が世界の外で修復作業をしてるから、運が良ければまた会えると思う。」

 

それを聞いて少しだけ安心した。問題は、運が良ければ…ということだけれども。

 

「お待たせ…ごめんなさい、星海(ほしみ)。しばらく任せてて。」

 

声がしたかと思うと、その場に5人の少女が現れた。彼女たちはそれぞれ、三日月型の机を挟んで私を見るように座る。

 

「…緊張しないでもらってもいいですか?ちょっと、こっちもやりにくいです。」

 

先ほどの声。私から向かって左、私を中心線として“ホシミ”と呼ばれた彼女と対称の位置に座る黒髪ツインテールの少女がそう言った。

 

「は、はい!」

 

「別に面接でもないし、緊張しない方がいいよ。いろいろと現状の確認をするだけだしさ。」

 

黒髪の少女の隣に座る白い髪の少女がそう言う。座り方的には、こんな感じになる。

 

    空

 

人 人 空 人 人

 ┌─────┐

人│  私  │人

 

 

少々伝わりにくい気がするものの、一応こんな感じ。そして、ここにいる全員───私は名前が分かる。

 

私から向かって右、私と瓜二つの少女──第二人格、“魂込(たまごめ) 星海(ほしみ)”。適合神格、“須佐之男命(すさのおのみこと)”。世界の繋がりを管理する“界の管理者”。私の構成要素に一番強い影響を与える母。クラス適性はランサー。

 

私から向かって左、黒い髪を持ち、月の髪飾りをつけた少女───第三人格、“創詠(つくよみ) (るな)”。適合神格、“月詠命(つくよみのみこと)”。空間を司る力を持つ月の巫女。私の第五宝具である空間を歪ませる宝具は彼女の力を用いて成立する。クラス適性はアーチャー。“星の娘”の中でもかなり高位の能力を持つ“原初の2人”の片割れ。

 

星海さんの隣、白い髪を持ち、太陽の髪飾りをつけた少女───第四人格、“雨照(あまてらす) 陽詩(ひなた)”。適合神格、“天照大御神(あまてらすおおみかみ)”。時間を司る力を持つ太陽の巫女。私の第六宝具である時間を歪ませる宝具は彼女の力を用いて成立する。クラス適性はセイバー。“星の娘”の中でもかなり高位の能力を持つ“原初の2人”の片割れ。

 

月さんの隣、白い髪を持ち、星の髪飾りをつけた少女───第五人格、“魂込(たまごめ) 星乃(ほしの)”。適合神格、“天津甕星(あまつみかぼし)”。命の情報を管理する“命の管理者”。クラス適性はアサシン。

 

陽詩さんの隣、赤い髪を持ち、花と月の髪飾りをつけた少女───第六人格、“亡月(なきつき) 美雪(みゆき)”。適合神格、“禍津日神(まがつひのかみ)”。怒りに我を忘れたことのある亡霊。クラス適性はバーサーカー、及びアヴェンジャー。

 

星乃さんの隣、白い髪を持ち、緑色の神を持つ少女───第七人格、“夢月(ゆめつき) 璃々(りり)”。適合神格、“佐保姫(さほひめ)”、及び“布刀玉命(ふとだま)”。夢と幻を司る夢幻の巫女。クラス適性はライダー。

 

そして───私は。第一人格、“魂込 星海”。第二人格の元・同一存在───元々は()()()()()()()()()()()()()()()宿()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()。それが()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()n()u()l()l()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()。それが、(無銘)という存在。クラス適性はアルターエゴ。

 

七騎士はキャスター以外揃う人格たち。ならばキャスターはどこにいるか───それは、あの玉座に座るはずの存在。あれが、キャスターのクラス適性を持つらしい。…今は、いないものの。

 

「え…っと。久しぶり…ううん、貴女からは初めましてになるのかな。記憶は、ないでしょう?」

 

月さんにそう言われて頷く。名前は分かったものの、私が第二人格と同一の存在であった時の記憶は未だない。

 

「…そっか。すでに閲覧規制は外してるし…私達の名前は分かるはず。」

 

「はい、月さん。」

 

「さて…どこから話せばいいかな」

 

「月って説明苦手だよね」

 

「う…一応今ここにいる中で一番長く生きてるの私なんだけどなぁ…やっぱり苦手なんだよね。とりあえず、知っているだろうけど軽く自己紹介。」

 

月さんは姿勢を整えて私の方を見つめた。

 

「私は“創詠 月”。貴女の第三人格で、実数空間を司る“神月の力”を持つ“神月の巫女”です。月を司る神々が私に力を貸してくれます。主に力を貸してくれるのは月詠様だけど。…まぁ、本来ツクヨミ様は“詠”って書くんじゃなくて“読”って書くんだけど。それはもう面倒だから気にしない方がいい。さっきの“八尺瓊勾玉”は私の第五宝具だね。」

 

八尺瓊勾玉…日本の三種の神器の一つ。月になぞらえられる勾玉を宝具として成立させた───ということだろうか。

 

「次、私…“雨照 陽詩”。第四人格で、実数時間を司る“神陽の力”を持つ“神陽の巫女”。太陽を司る神々が私に力を貸してくれるね。主に力を貸してくれるのは天照様。私と月は双子なんだけど…あまり似てない。姓も違うし。さっきは誰かの鏡を使ったけど、“八咫鏡”は私の第五宝具として成立してる。」

 

ロンドンで出会った狐耳のキャスター、玉藻の前さんが持っていた玉藻鎮石。それが、何故か飛んできてそれを使って八咫鏡として動かした。

 

「じゃあ、先に私行くよ。私は“魂込 星乃”。第五人格で、命を司る“魂命の力”を持つ“命の管理者”。別に私は神様が力を貸してくれるとかはなくて、世界の中で生きる生命達の生死を管理してる。ええっと…簡単に言えば。魂たちの転生を管理してるっていえばわかりやすい?大体そんな感じなんだけど。まぁ、あまり理不尽には力を振るわないけど。あ、えっと…虹架さん、だっけ。魂が崩壊しかけてる彼女は一応修復作業してるからまた会えるかはかなり運任せになるけど…まぁ、会えたらいいね?」

 

絶対の殺戮者。それが、彼女だ。不死であろうと、例え既に死んでいようと。無生物であろうと。彼女がその力を振るえばたちまち無に還る。適当そうな言動ではあるが、その実かなり真面目な彼女である。

 

「…第六人格、“亡月 美雪”…です。えっと、私は特に力はなくて…それどころか、主の持つ月の力に適合しなくて異常を起こしてしまうので…ごめんなさい、あまり力になれないかもしれません…」

 

ステラカード、亡霊(THE PHANTOM)。彼の言う主とは、月さんのことだ。その在り方は不安定な亡霊にして災厄を起こす怨霊。怒りによって暴走し、それを制御できるようになって今に至る。

 

「第七人格、“夢月 璃々”です!夢と幻を司る“神夢の力”を持つ“夢幻の巫女”です!ええっと…私そのものは、とある方の代わりなんですが…それでも頑張ります!」

 

夢幻の巫女。必要に応じて在り方を変える。適合する神格が2つなのはその在り方が影響する。そして───彼女の力は、“眠り”を与える。あらゆるものを眠らせる、夢見の力。

 

「…あと一人はまだいないし、最後は私。私は“魂込 星海”。第二人格で、世界を司る“魂界の力”を持つ“界の管理者”。海を司る神々が私に力を貸してくれてる。主に力を貸してくれるのは須佐之男様。何も関係ないと思ってたんだけれど、私の名前の“海”と私自身の持つ“水の神器”に反応したみたい。さっきの“天叢雲剣”は私の第五宝具かな。」

 

天叢雲剣は須佐之男命が発見したといわれる神器。そして、星海さんが言った“水の神器”とは彼女自身の持つ最高レベルの武器。流石に、天叢雲剣には劣ると思われるが。

 

「さて、コピー001…もうこの名称はだめだね。貴女はもう“魂込 星海()”ではないのだし。えっと…とりあえず、無銘。」

 

「は、はい。」

 

「ここまでお疲れさま。そして、ごめんなさい。私達が無理をしたせいで、貴女は記憶を失った。そのことを、深く謝罪します。」

 

そう言われ、一斉に頭を下げられる。

 

「…顔を、上げてください。私には…記憶がありませんから。何をしたのか、理解していません。」

 

「…そこ、ですか。どこから話したものでしょう。」

 

星海さんが顔を上げ、月さんを見ると、月さんは悩んでから口を開いた。

 

「まず、貴女は元々“星の娘”である星海の複製(コピー)です。“星の娘”は世界を安定させる楔。不安定な状態となっていたこの世界を安定させるために、この世界に送り込まれた存在です。不安定の程度がかなり酷かったため、大抵のことが起こっても大丈夫なように、複製である貴女に私達7人の魂を入れました。1人の肉体に8つの魂とはいえ、貴女の許容容量であれば問題なく動きました。…はい。動いたんです。貴女を管制人格と設定し、星海の記憶を持ったまま、私達7人の魂が入っていたとしても、問題なく動いていたんです。…ですが」

 

月さんが机を叩くと、スクリーンが現れた。1つの肉体に7つの魂を入れこむような図。1つの肉体の中に8つの魂が入っている図。

 

「問題が起こったのはこの世界に送り込んだ時です。この世界に送り込んだ時、私達は何かでスキャンされたような感覚を覚えました。思えば、あれは世界の意志からの干渉だったのでしょう。世界の意志が私達をスキャンしたとき、その対応がなされました。された対応は、貴女と今ここにはいない魂の凍結休眠。貴女の人格、及び記憶の抹消。それから、全宝具の封印。」

 

人格と記憶の抹消…

 

「今ここにいない魂は力が弱く、凍結休眠には至らなかったのですが…この世界に来た直後、最後の力を振り絞って術を行使した影響で深い眠りについています。」

 

「…そう、ですか…」

 

「だから、ごめんなさい。私達のせいで貴女は記憶を失ってしまった。貴女が望むなら、私達が消滅することも可能です。…どうしますか?管制人格である貴女に決定権はあります。私達別人格の宝具は、私達が消滅すれば貴女に譲渡されるでしょう。」

 

…私は…

 

「…皆さんを消滅させることはしません。」

 

「…」

 

「私の記憶が消えたとしても、今の私があるのは皆さんのおかげですから。消えたからこそ、今の私がある。…大体、それは皆さんのせいではないはずです。世界の意志が干渉しなければ、私は今でも記憶を失わなかったのでしょう。皆さんは、私の記憶が失われた直接的な原因ではないのですから。」

 

「…許してくれるの?」

 

星乃さんが不思議そうな表情で聞いてくる。

 

「えぇ。…正直な話、私一人では皆さんの宝具は扱いきれませんし。虹架さんもいない以上、同時起動は辛いものがありますから。」

 

これは本当だ。疑似宝具となっている第五宝具、及び第六宝具を同時に起動するだけでも未だに辛い。

 

「ですから。…これからも、よろしくお願いします。」

 

私がそういうと、6人の人格たちは顔を見合わせてから小さく笑った。

 

「…追い出されるものと思ってたんだけどね。よろしく、無銘さん…ん?」

 

星乃さんが首を傾げた。

 

「…管制人格なのに、“無銘”はちょっと…うん。名前、付けた方がいいよね。」

 

「え…え??」

 

「そういえばずっと無銘でしたね。う~ん…何かあります?」

 

「…星海さんが決めた方がいいと思います」

 

「わ、私!?」

 

「あ、そうだね。星海が決めた方がいい。だって、貴女は直系の母なんだから。」

 

「る、月まで…!」

 

「ま、待ってください!?別に、私は今のままで…!!」

 

「「「「「呼びづらい。」」」」」

 

一言で一蹴。酷い。

 

「あーうー……ううん。いい、のかな?私が…名前を付けても?」

 

「…は、はい…」

 

星海さんが少し悩んだ表情をしてから、私の方を向いた。

 

「…“虹を架け、七つの虹をつなぐ者”という願いを込めて───“虹架(にじかけ) 七虹(ななこ)”。…で、どう…かな?貴女の第四宝具と貴女の在り方をもとに考えたんだけど…」

 

虹架(にじかけ)七虹(ななこ)───でも、それは。

 

「マスターの呼んでくれている名前が…」

 

「…そっか。う~ん…ん?」

 

星海さんが玉座を見た。

 

「……そっか。」

 

「?」

 

「今は眠っている彼女が、貴女に名前をあげたいみたい。彼女が目覚めるその時まで、待っててくれるかな?私の言った名前は魂そのものに。貴女のサーヴァントとしての名前…名乗るための名前は、彼女から。…で、どうかな?」

 

「…」

 

「彼女には“アル”という名前を使うように伝えておくから。もし使わなかったら…まぁ、貴女に処分は任せる。」

 

「…わかり、ました。虹架 七虹…その名前、魂の銘として拝命します。」

 

私がそう言うと、星海さんはホッとしたような表情になった。

 

「じゃあ───こっちに。」

 

星海さんが私の正面になる場所の椅子を引いた。…あれが、私の席だ。本来私が座るべき場所。玉座は、私がまだ見ぬ人格の座る場所。私は今いる椅子から立ち上がり、星海さんの後ろを通ってその場所に座る。

 

「…これからよろしくね、七虹」

 

「───はい!」

 

私の情報が更新される。

 

 

───真相真名受諾。“虹架 七虹”

 

───第一人格第三宝具使用許可。

 

───第一人格第四宝具疑似真名解放。

 

───第一人格第五宝具真名解放。

 

───第一人格第六宝具真名解放。

 

───人格変更許可。肉体稼働人格制御眼、正常稼働。

 

───メインクラス:接続者(リンカー)

 

───真名“無銘”。

 

───霊基再臨完了

 

 

心理空間、離脱。私の意識は、その昼と夜で構成された世界から浮上していく───

 

 

 

「…ん」

 

気がつくと私はどこかの部屋にいた。どこか、というか…ジキルさんのアパルトメント、その一室。横になっていた身体を起こす。

 

『無銘!君も目覚めたんだね!』

 

「…フォウ」

 

『───って、その眼!一体何だい!?』

 

そう言われて、私は鏡に目を向ける。右眼だけが赤く、その赤い眼の中に“一”の文字がある。肉体稼働人格制御眼───現稼働人格は第一人格“虹架 七虹”であるという証。

 

『…問題は、ないのかい?』

 

「…うん。」

 

肉体の記憶を思い出す。ゲーティアが消えた後、私は先程の精神世界に行ったものの、肉体はマシュさんがここまで連れてきてくれたらしい。

 

「…ミラさんは?」

 

あの場にはミラさんもいた。彼女も恐らく私と同じように眠っているのではないか。そう思った。

 

『もう既に目覚めている。君より眠りは深くなかったみたいだけど。』

 

「…そっか」

 

左手を床に置くと、手に何かが当たった。不思議に思ってそこを見ると、七色の魔力が満たされている白色の杯がそこにあった。

 

『あれ…それ、どうしたの?英雄王が用意したものでもないけどさ。』

 

「…なんだろう。」

 

それでも、保管しておいた方がいい。そう思って、アイテムストレージに格納した。

 

「…行こうか、フォウ。名前…お母さんにもらったから、あとで教えてあげるね。それと、助けに来てくれてありがとう。お礼にはならないかもだけど、私ができるものならなんでも作ってあげる。」

 

『本当かい!?じゃあ、ホットケーキが食べたい!ボク、あれ大好きなんだ!』

 

「わかった。カルデアに帰ったら作ってあげるね。」

 

『わーい!!』

 

フォウを肩に乗せて、私は部屋を出た。




正弓「ただいま…」

あ、おかえり。

正弓「───」

どうしたの、月?

正弓「───おかあ、さん…?私の…真名」

いや、本編に出た以上もう隠す必要ないし…ていうか私も真名呼べなかったの辛かったし。

正弓(真名:月)「───ふぇぇぇ…」

…お疲れさま。頑張ったね…なんて、私が言えることじゃない気もするけど。

ロンドン修正後に召喚するサーヴァントは?

  • 魔術師、弓兵、暗殺者
  • 魔術師、魔術師、魔術師
  • 剣士、弓兵、狂戦士
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