狩人達と魔術師達の運命、それからあらゆる奇跡の出会い 作:Luly
アヴェンジャーさんの黒い炎とナーちゃんの黄色い光を纏った大剣が天草さんに襲い掛かる。…うん、いつの間に大剣になってたんだろう。というかナーちゃんの筋力ってどのランクになってるんだろう。
「火!」
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ナーちゃんが一声叫ぶと光が赤に変わる。…あれ、五行だったんだ。振り抜くと火花が散った。
「っ、厄介そうですね…!」
「土!」
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黄色い光に戻ると同時に振り下ろし、地面に叩きつけたと同時に土の壁が形成され───それはやがてドームのようになって天草さんを閉じ込めた。
「…すごい」
「…あたしの力じゃなくて、ストリアの力よ。…あたし自身に、ここまでの力はないわ。」
私の呟きにナーちゃんが答えてくれた。
《
ストリアさん?
《
「…脳筋だって言いたいのかしら?」
《
あ、あはは…
《
「え?」
《
…ということは。
「ナーちゃんが制御が上手になればストリアさんなしでもさっきみたいなことができるようになるってこと?」
《
…どこまで、ナーちゃんは強くなるつもりなんだろう。そして…強くなった先、ナーちゃんの傍に…私はいるのかな。
「…心配そうな顔をしないでもいいわよ。あたしは、リッカさんの元を離れないから。」
そんな思考が顔に出ていたのか、ナーちゃんがそう言った。…それにしても。
「…ナーちゃん、ストリアさんが動き出してから更に魔法少女っぽくなったね」
「…あたしが一番思ってるわ、それ。」
あ、思ってたみたい。…そんな話をしていると、天草さんを閉じ込めていた土のドームが弾けとんだ。
「やれやれ…所詮キャスターだと侮っていたようです…まさか、ここまで脱出が難しいとは。」
「あたし、陣地作成スキルのランクAだもの。神殿級の舞台、嘗めてはいけないわ!」
「なるほど、陣地作成Aでしたか。道理で…」
「じゃあ───行くわよ!金!」
《
光が白になり、振るう毎に金属の槍のようなものが生成され、放たれる。
「さて、マスター。この罪を見て、どう思う?お前が欲しいものはなんだ?」
…強欲の罪。私が欲しいもの……?
「……分からない」
「…足りないか。…と、決着がつきそうだな。」
その声にナーちゃんの方を見ると、ナーちゃんが大剣をおおきく振りかぶっていた。
「これで───終わり!!」
「く───ぐふっ!」
振り下ろすと同時に土で出来た棘が、金属の棘が、火が、水が、木が───天草さんを貫いていた。
にゃー…
弓「しっかりせよ…」