狩人達と魔術師達の運命、それからあらゆる奇跡の出会い   作:Luly

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うー…

裁「……大丈夫なんですか、これ…」

月「大丈夫ですよ、多分」


第245話 天文台の裏側

「寿命65歳まで回復……星乃さんが起きてから凄まじい回復速度ね……」

 

〈既に……そこまで。凄いですね、星乃さんの力は……〉

 

「あはは、ありがと。…これでもリミッターかかってるから、遅い方だと思うんだけどね。」

 

そう言って私は軽く笑う。

 

「“寿命を操作できる”という時点で規格外なのですよ、それは…」

 

「寿命……ね。私のは“命を管理する”能力だから説明が難しいところなんだけどね…」

 

命を管理する力。それが、私の力。その力は、酷く曖昧な定義で成り立っている。曰く───“あらゆる命を視て、あらゆるモノに命を与え、あらゆる命を奪う───生と死の境界を定める力”。きちんと定義されているようで曖昧だ。

 

「それでもこの短期間でここまで延びたのは星乃さんの協力があってこそです。…その。今日はマシュにリッカ、七海さんとの模擬戦闘後に協力頂きありがとうございます。」

 

「うん?それ、私じゃないから。私は大丈夫だよ。…あ、でも……そっか、身体は1つだから無銘に負荷がかかるんだっけ。」

 

模擬戦は月がやっていたことだ。最後はもうそろそろ時間がなかったからスペルカード4枚しか使わなかったみたいだけど。……ラストワードも不完全なものだったみたいだけど…

 

「とりあえず……調子はどう、マシュ?」

 

〈…はい。比較的良好、です。…かつて伝えられていた、寿命18歳の頃よりは遥かに。先程の模擬戦でも思っていましたが、以前よりも動きやすい気がします。〉

 

「へぇ……さすがは英雄王、持ってるものは一級品…っていうか。」

 

……というかこんなのどこから持ってきたのか……

 

「……英雄王だし何してもおかしくないか。」

 

〈……否定しません〉

 

あ、否定されなかった……

 

「ともかく、マシュ。これより先もこの処置を受けてもらいます。…貴女には、もっと寿命を獲得してもらわないといけないもの。」

 

……一瞬、オルガマリーの表情が暗くなった気がする。気のせい、かな?

 

「いいわね?」

 

〈……はい。…あの、所長〉

 

「?」

 

〈……生きていてくれて、ありがとうございます。所長がいなければ、今のカルデアはなかったかもしれませんから。〉

 

「……」

 

〈所長と……友達になれて、本当に嬉しいです。…以前は…避けられてた気がしましたから。〉

 

「……えぇ、そうね。私は、マシュを避けていたようなものだったものね。…友達になれて嬉しいのは私もよ。」

 

〈……おやすみなさい、所長。また、明日。〉

 

「えぇ、また明日。」

 

そうしてマシュさんは睡眠状態に入った。

 

「……星乃さんは……いえ、“星の娘”さん達は」

 

「うん?」

 

「……カルデアが行ってきたこと、知っているのでしょうね。恐らくは。」

 

「……」

 

星の娘───それは、私達のこと。私達が、知っている…か。

 

「否定はしないよ」

 

「……」

 

「だからって、私達が罰することでもない。基本的に私達は細かいところまで干渉するつもりもないし。…望まれなければ、ね。」

 

そう言い残して私は七虹に割り当てられてる部屋に転移した。…とりあえず、七虹に代わって今日は寝よう…




すみません普通に時間なかったです

裁「あ、そうなの…?」

うん…
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