狩人達と魔術師達の運命、それからあらゆる奇跡の出会い   作:Luly

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サブタイトル最近思い付かない……

裁「観測とサブタイトル命名は別物だもんね…」


第251話 一掃攻撃

眼前に落ちた青白い鱗に群がる原始的な装備の兵士達。

 

「こんにちは。」

 

「───!?」

 

隠れ身の装衣を脱ぎ、姿を現す。

 

「そして、さようなら。」

 

私がそう言うと同時に青白い鱗が膨張、爆発する。

 

「英雄王!」

 

英雄王を呼び、私は上空から降りてきた紅蓮滾るバゼルギウス───バゼリアに乗って空に上がる。

 

「纏めて吹き飛ぶがいい!“王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)”!!ふはははは、風で吹き飛ばすも気分がいいな!」

 

「言ってる場合かなぁ……」

 

私とバゼリアは英雄王を見ながらも高度を上げていく。

 

「あと……1200くらいか。ん、この辺りで止まってくれる?」

 

私がそう言うとバゼリアが滞空してくれる。

 

「じゃ───行ってくる」

 

そう告げて、装備を変えてからバゼリアの背中から飛び降りる。

 

「───告げる。其は生態の謎、この世に在る龍が一。」

 

奥義を使うべきなんだろうけれど……こっちの方が範囲広いかも。

 

「火よ、水よ、氷よ、雷よ───そして龍よ。5つの属性(チカラ)を操る幽冥の星よ。我が声に応えし鎧に眠る者よ。汝が力をここに示せ!」

 

私の身体から火が溢れ、周囲を火で包んでいく。

 

「神威顕現!“崇めよ、此処に示すは(エスカトン)───」

 

龍雷も私から放出され始める。もうほぼほぼ発動できるけど───まだ溜められる。

 

「───逆鱗の裁き(ジャッジメント)”!!」

 

私が着地すると同時に臨界点に達した火属性が放出、衝撃波として放たれたそれに呼応してか周囲が爆発する───これこそ煌黒龍“アルバトリオン”の大技、“エスカトンジャッジメント”。王の雫と並び、私が持つ古龍宝具の1つ。

 

「「「「「!?!?!?」」」」」

 

そして、その効果はきちんと発揮して───原始的な兵士達を焼いた。

 

「……ふう」

 

立ち上がった時には、既に原始的な兵士達の姿はなかった。

 

「……ハンターとしてこれっていいのかなぁ…」

 

基本的に人間じゃない存在にしか振るってないけど、たまに不安になる。

 

「見事であったぞ、ルーパス。」

 

「ありがと、英雄王。」

 

さて───こっちは終わった。あっちはどうなったかな。

 

 

 

side リッカ

 

 

 

作戦を伝えた直後。私はアルに抱えられてサーヴァント2騎の元へと向かっていた。

 

「……アル……この速さ、どうして…?」

 

「…月さんの能力です。能力名“飛来”───最高速度は教わっていませんが、かなりの速度が出るそうです。」

 

飛来……だから浮いてたんだ。

 

「止まるぜ、無銘」

 

クーが止まったのと同時にアルも止まる。アルに降ろしてもらってサーヴァントを見る。

 

「よう、マックールの小僧。んで……そっちは確か麗しの若武者か。」

 

「光の、御子───」

 

ええっと……マックール、マックール……

 

「……“フィン・マックール”?それとその黒子は…“ディルムッド・オディナ”?」

 

「…私は、黒子で判別されるのですか……」

 

だって有名だし、女性を落とす泣き黒子。なんか私の虚無が弾いたっぽいけど…

 

「とりあえずだ。名を名乗れ、テメェら。それが縁になるだろうよ。」

 

「私はフィオナ騎士団が一番槍、“ディルムッド・オディナ”。」

 

「…同じく、フィオナ騎士団が首魁、“フィン・マックール”。」

 

「そうかい。俺は…まぁ、名乗る必要もねぇだろうが。アルスターのクー・フーリン。」

 

「…私は無銘のアルターエゴです。」

 

アルが名乗るとクーが槍を構え直す。

 

「んじゃ、早速だが───マスターの前だ、その徴…獲らせてもらうぜ。」

 

「「っ……」」

 

「無銘、テメェはリッカを守っとけ。」

 

「分かりました。」

 

「……頑張って、クー。」

 

「……おう」

 

私が言葉を発したと同時に令呪が一画消失する。

 

「あぁ、ほんと───惜しいぜ」

 

「?」

 

「…気にすんな。んじゃ、獲ってくらぁ。」

 

そう言ってクーは跳んだ。

 

「……我が主」

 

「…なにかなディルムッド?」

 

「刹那のごとき一時の間ではありましたが───このディルムッド、貴方と肩を並べて戦えたこと、光栄に思います。」

 

「……あぁ、私もだとも───」

 

ドスン、と一突き。

 

「少しばかりは待ってやったが、そもそも末期の別れぐらい自分の陣地で済ましとけ、間抜け。」

 

「く───ふっ……」

 

「───“貫き穿つ死通の槍(ゲイ・ボルク)”」

 

いつの間に背後にいたクーが、そのフィン・マックールの心臓を貫いていた。

 

「じゃあな、マックールの小僧。次の縁でまた逢おうや。」

 

クーが何をしたのか───私にも分からないけど、あれは速度じゃない。以前までの心臓を貫いて肉体を破壊するだけのものじゃなく、心臓周囲一帯を爆発させたかのように大穴を開けてる。何て言ったらいいか分からないけど、“空間を抉った”ような───

 

「王───!」

 

「喚くんじゃねぇ、次はテメェだ。」

 

一瞬で間合いに踏み込まれるディルムッド───

 

「“破魔の(ゲイ)───」

 

「遅ぇ。“縫い継ぐ不壊の槍(ドゥ・バッハ)”」

 

ディルムッドの宝具よりも前に、クーの槍がディルムッドの身体を貫いた。

 

「か───」

 

「…その心臓、もらい受けた。…次は味方で出会いたいもんだ。」

 

既にディルムッドの姿はなく、クーは槍を降ろした。

 

「……んじゃ、帰るか。」

 

「うん。…どうなったかな、キャンプの方は。」

 

「あー…確かお前さんが元になったAIを置いてきたんだったか。」

 

「声だけね。性格は私じゃなくてリツ本人のものだよ。」

 

無理させるのはダメだと思うけど、少しでも楽になればいいなって思ってリツをキャンプに置いてきた。リツは快諾してくれたけど…さてと、どうなってるんだろう。




……

弓「…リカよ。マスターが放心状態なのだが。」

裁「あぁ…なんか土曜日にピックアップ2引いたら諸葛孔明引いたらしいよ。」

弓「諸葛…」

裁「エルメロイII世。」

弓「あぁ、あの忠臣か。そういえばあやつは疑似サーヴァントとしてはそんな真名であったな。」

裁「そそ。再臨とスキル上げ、絆レベル上げが辛いって絶望してるの。ただでさえ“術の輝石”が足りないのに、って。」

弓「ふーむ……」

イ・プルーリバス・ウナム修正後に召喚するサーヴァントは?

  • 槍兵、魔術師、剣士
  • 剣士、剣士、魔術師
  • 魔術師、槍兵、槍兵
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