狩人達と魔術師達の運命、それからあらゆる奇跡の出会い 作:Luly
ダ・ヴィンチ工房:ウェルバー ルーナ 蒼空 ミノト 殺せんせー
シミュレーションルーム:ありす
食堂:タマモキャット エミヤ ジャンヌ・オルタ
各マイルーム:その他サーヴァント・別世界存在
今現在カルデアはこんな感じになっている模様……
裁「あ、そうだったんだ…」
「…しかし、何故貴様が白人を守護するために動いている?」
ヴィマーナ内。私達はジェロニモさんに話を聞いていた。ざっくり纏めると、“正しきアメリカを手にするために力を貸してほしい”と。その発言に疑問を持ったギルが放ったのが、今の言葉。
「全てを塵へと変えるなら分かるが、守護だと?血濡れの悪魔とすら言われた貴様が白人のために戦うなど、道理が見えんわ。」
「ははは。英雄王の言うことも尤もだな。いやなに、白人に恩を売っておくのもいいと思ったのさ。例えそれが、本当の歴史には残らない奮闘だとしても。」
「ふむ。過去をやり直そうとはせぬのか?」
ギルの言葉にゆっくりと首を横に振るジェロニモさん。
「思わない。それは我々の戦いを無意味にすること。何かをなかったことにするのは簡単だ、ましてそれが自分の不利益になることならば。帳消しにするのは小狡いコヨーテだ。」
「……だ、そうだが?貴様はコヨーテらしいぞ、アルトリア。」
〈放っておいてください。〉
「…それで……ジェロニモさんの頼みって?」
「あぁ…今、私達が向かってもらっているのは西側の小さな町だ。…そこで、彼女の力を借りたい。」
そう言ってジェロニモさんが視線を向けたのはナイチンゲール。
「私…ですか。」
「あぁ。…少し話した通り、今の我々はサーヴァントが足りない。私と戦うサーヴァントは君達を含めずに5…いや、3騎存在する。うち2騎は今も別の場所で戦っているが、1騎は恐らく今から行く町にいるだろう。…そして、その町に2騎のサーヴァントと1匹の魔獣を匿っている。」
2騎と1匹……
「2騎、1匹とも酷い傷を負っていてね。是非その力を貸してもらえると助かる。」
「ドクター、聞きましたか。怪我人、負傷者がいるのなら赴くべきでしょう。」
「私は異議なし。獣魔の治療なら私に任せて。」
「うん、異議なし…ちょっと気になることもあるし。…ジェロニモさん」
「何かな。」
「その2騎のサーヴァントって……“赤い髪の男の子”と“白を基調とした服の女の子”じゃない?」
私がそう言うと、ジェロニモさんは驚いたような表情をした。
「…よく分かったな。その通り、赤い髪の少年と白を基調とした服を着た少女だ。」
「やっぱり……夢と、一緒?」
「夢?」
聞き返しに対して首を横に振ることで答える。
「今は、まだ。色々と不安定な状態にしたくないから。」
「……そうか。」
「……」
少し考えてからギルとクーの方を向く。
「ギルとクー、それからルーパスちゃん達もどうする?治療終わるまでの間暇じゃない?」
「ふむ……どうするか。」
「特にやりたいってこともねぇからなぁ。」
「別行動しててもいいけど…気をつけてね?」
「誰に言っておるのだ、誰に。…ふむ。」
「……あの。」
アルが手を上げた。
「なんだ。」
「月さんがリッカさんの近くに残りたいみたいなので私は別行動できなさそうなんですけど…いいですか?」
「…ふむ?珍しいか、それは。関係が紡がれはじめて少しの間だけではあるが、月は意味もなく我儘を言うような者でもなかろう?理由は聞いたのか、無銘。」
「それが……“じきに分かる”の一点張りで……」
「……まぁ、よい。ならば無銘はマスターと一緒でよかろう。」
「…それと。多分、ここにはまだはぐれサーヴァントといえる存在がいるはずです。今、マスターが持っている資料と今まで分かっている英霊を照らし合わせて不明なのは9騎ほど……ケルト陣営に倒される、もしくはアメリカ陣営に与する前に戦力に加えるべきでは…?」
「フォーウ…」
「なるほど。それができるのなら確かに助かる。」
「それからもう1つ、レジスタンスのメンバーとして2騎いる、というのは先程聞いたとおり。倒される可能性もありますから早々に回収するべきでは……」
「ふむ、理に適っているな…」
ギルが全員を見渡す。
「…よし、クー・フーリン、コンラ。」
「あ?」
「はい。」
「我は新たな戦力の確保に動く。貴様らはレジスタンスの者らの援軍に向かえ。ルーパスとリューネは…」
「私は英雄王に同行しようかな。ちょっと遠くに龍気が見えるし。」
「僕も同行するか。クー・フーリン達には追い付くことができないだろうし、そちらはそちらで任せた方が早いだろう。」
「決まりだな。」
「いいけどよ…お前、スカウトなんざできんのか?」
「ふん、舐めるでないわ。さぁ───」
「───待ってください」
行く、といいかけたギルをアルが止めた───ううん、アルじゃなくて月さんだ。
「……なんだ?話す気になったか?」
「それは……まだ」
「…何を抱えているか知らんが、あまり抱え込みすぎるなよ。」
「……はい。」
そう言う月さんの表情はかなり暗かった。それでも、ウインドウを開いていくつかの操作をしていた。
「……ギルガメッシュ様。これを、持っていってください。」
そう言って月さんが差し出したのは巻物。
「これは?」
「“周波防御術式”。周波による攻撃を軽減、または防御する術式です。…なぜか、渡した方がいい気がしましたので。」
「……一気に先が不安になったが……まぁ、よい。受けとれというなら受け取っておこう。」
ギルが受け取ったあと、私達治療組はミラちゃんの召喚した獣魔に乗り、ギル達回収組はヴィマーナに乗り、クー達援軍組はその足で別行動を開始した。
治療組:リッカ マシュ 七海 無銘 ミラ ナイチンゲール ジェロニモ
回収組:ギルガメッシュ ルーパス スピリス リューネ ルル ガルシア
援軍組:クー・フーリン コンラ ロイグ
特異点はこんな感じ……
裁「懐かしいなぁ…」
イ・プルーリバス・ウナム修正後に召喚するサーヴァントは?
-
槍兵、魔術師、剣士
-
剣士、剣士、魔術師
-
魔術師、槍兵、槍兵