狩人達と魔術師達の運命、それからあらゆる奇跡の出会い 作:Luly
裁「あ、やっと“奇しき赫耀のバルファルク”行けるようになったんだ。…大分遅い気がするけど」
現時点で4回挑んでクエスト失敗…身躱し矢切りに変えようかと思ったけどここまでほぼほぼチャージステップだったのに赫耀だけ身躱し矢切りにするのはなんか負けた気がするからいつも通り“剛射”、“チャージステップ”、“弓息法”の編成で行く…
裁「防具は今まで通り?」
メルホアS一式…色々装飾品詰めたからそれなりの防御力…拠点での防御力は321にはなってる…
裁(大体禍鎧・覇一式と同じくらいかぁ…)
ていうか私いつ防具強化したっけなぁ…したことなかったと思ったんだけど。
裁「淵源じゃない?」
……かもね
「……う」
意識が戻る。目を開けるとナーちゃんが私の顔を覗き込んでいた。
「…ナー、ちゃん…?」
「!気がついたのね!?」
「えっと…私…」
「待っててちょうだい、すぐにみんな来るわ。」
ナーちゃんがそう言って氷でできた鳥を飛ばした。
「何が起こったか、覚えてるかしら?」
「…ええと…私…コードを書き換えて……それで……」
それで……あぁ、そうだ。負荷に耐えきれなくて意識を手放したんだ。
「…ラーマさんは?」
「大丈夫よ、これから分かるわ。…ロマンさんからの診断は過重負荷による意識喪失。しばらく休んでいれば問題ないそうよ。」
「…そっか」
息を吐いて力を抜く。膝枕の上だからちょっと重いかな…?
「ナーちゃん…」
「うん?」
「重いよね?」
「大丈夫よ。気にしないでちょうだい。」
…なら、いいんだけど…
「……あれから、どれくらい経ったの?」
「…8時間くらい経っているわ。この町に来て、もう夜が明けているわよ。」
そんなに意識を失っていたの…?
「おぉ、目覚めたか!」
「ラーマさん…」
「そなたのお陰だ。クー・フーリンの呪いは外れ、余は全快したぞ!」
その言葉の通り、胸の大穴は塞がり、顔色もいい感じだった。
「それは…よかった……痛っ」
「無理するな。辛いのならば休んでおけ。」
「…大丈夫、だと思う。一時的な後遺症みたいなものだと思うし。」
「そうか…さて、余は英雄王を呼んでこよう。」
「あ…待って」
「む?」
「あの…女の子は…?」
ラーマさんの言っていた女の子。彼女は、一体どうなったのだろう。
「…あぁ、あの娘か。あの娘なら…月、といったか。その娘によって治療されていた。酷い大怪我だったのが嘘かのように全快している。」
その言葉を聞いて息を吐く。それを確認して、ラーマさんは退室していった。
「よかった…」
「…元々、彼女の事は気にしないでよかったみたいよ。」
え?
「ほら、月さんがついてきていたでしょう?元々、月さんは彼女を治療するつもりだったらしいの。リッカさんが気にする必要はなかったみたいよ。」
そうだったんだ……
「…月さんと女の子ってどんな関係なんだろう…」
「軽く聞いたところだと“親族”らしいわよ。4親等、って言ってたけれど。」
親族……かぁ。そんなことを考えてるとギルが顔を出した。
「…動けるか、マスター。」
「…うん、大丈夫。」
「…無理はするな、少しの間でも休んでいるといい。」
「…ありがと。これから何するの?」
「む…作戦指揮…いや、指示だな。マスターへの指示もあるが必ずしもマスターが参加する必要はない故、ここでじっとしているがいい。」
「でも…」
「……どうしても参加したいのなら、カルデアから通信を経由しよう。少しの間だけでも身体を休めよ、マスター。」
「……わかった。通信の方、お願い。」
「了解した。…マスターのこと、頼んだぞ七海。」
「任せて。」
ナーちゃんの言葉を聞いてギルは退室していった。
〈……よし、あっちと繋がった。これで見られるし発言できるよ、リッカちゃん。〉
「ありがと、ドクター。」
開いてくれた通信映像の先ではちょうどギルが全員の前に立ったところだった。
〈───聞け!集いし英雄、世界を臨みし者達よ!〉
その一声で私にも緊張が走る。映像の先の人達も緊張しているみたい。
〈ここに我らの戦力はほぼ揃った!これより始まるは総力戦!アメリカの存続をかけた、決戦である!〉
決戦───確かにそう言っても構わないだろう。
〈それに加え、我らは完全勝利への布石を打とう!後顧の憂いをなくし、我らの勝利を磐石なものとするための布石よ!そのために我は貴様等に命を下す!〉
ギルが一呼吸おいてからもう一度口を開く。
〈クー・フーリン!ケルトのサーヴァントと共にホワイトハウスへと赴き、宣戦布告を為せ!〉
〈いいねぇ。…だが、俺だけじゃねぇのな?そこになんか理由あんのか、金ぴか。〉
〈うむ!よいか、ケルトサーヴァント共!貴様らの役割は敵を開戦までの間その拠点に留めておくことだ!〉
〈開戦までの間、ねぇ。ってことはコンラ、ロイグ、スカサハだけじゃ物足りねぇかもな。〉
〈私が行きます。〉
そう言ったのはアル…じゃなくて月さん。
〈…ほとんど私が元凶であるとはいえ、エメル達を傷つけられて黙ってられる人間じゃないので、私は。〉
…元凶?どういうことだろう。
〈うむ、それでは月が行くということでいいな。期間は……六花〉
〈リッカが普通に動けるようになるまでおおよそ2日、完治まで1週間ってとこか。…どうする?〉
〈時間が惜しいな…3日だ。3日後、開戦と伝えよ。〉
〈わかった。〉
〈さて、次だな。ジェロニモ達レジスタンスは各地の兵士達を結集し、指揮系統を構築せよ!〉
〈承った。…差し支えなければ、アカかミドリのどちらかが着いてきてくれると助かるのだが…〉
〈では、私が行きましょう。〉
そう言ったのはアカさん。…表情が明るくなった気がする。
〈ふむ…まぁ、構わんが理由を聞かせよ。〉
〈アカとミドリは兵士だけでなく一般人をもケルトに殺されぬように戦い続けた。それは兵士達の間でも話題になっていてね。ミドリは少しの間戦線から離脱したものの、その力は高く評価されている。彼女達のどちらかが筆頭になれば士気も大きく上がるだろう。〉
〈ふ、そういうことか。よかろう、無事務めを果たせ!〉
そう言ったあとギルは私の方を見た。
〈マスター、マシュ、ナイチンゲールにありすと七海!貴様等はプレジデントハウスへと赴き、大統王を名乗る者の治療、及び西軍を我らの傘下とするのだ!〉
「うん、多分そろそろ頃合いだもんね。」
ありすさんの言葉はよく効いてるだろうし…その場にありすさんを連れていくのもいい判断かな?
〈あたしの方の準備は大丈夫よ。召喚はいつでも。〉
〈ドクター・リッカ、並びにドクター・ありすの投薬はよく効いているでしょう。…完治は近い、長引かせずに早急に、そして的確に完治までもっていきましょう。〉
〈任せたぞ。戦いの明暗を分ける交渉だ。〉
「任せて、ギル。」
それで…
「ギルとラーマさんは?それにミラちゃんとジュリィさん、それから…ええと」
私の声に緑髪の女の子が納得したように頷く。
〈今は“ミドリ”、と呼んでください。〉
「ミドリさん、か…この5人は?」
〈私はレジスタンスの方々と一緒に。〉
ジュリィさんはレジスタンス…っと。
〈我は───我とラーマはアルカトラズへと渡り、ラーマの妻、シータを奪還する!〉
…!
〈マスター、リッカの活躍により離別の呪いは確かに解呪された!ならば巡り逢うことも可能ということだ!ここでこやつの憂いを断ち、勝利をこの手に掴み取るのだ!〉
〈余の我儘に付き合わせて申し訳ない!だが───頼む!余はシータも世界も救いたいのだ!!〉
そう言って頭を下げるラーマさん。
〈───私も行く〉
そのミラちゃんの言葉に全員がミラちゃんの方を向く。
〈……愛している存在に逢えないっていう事の辛さは…私にも、痛いほど分かるから。〉
〈……ほう?何故だ?〉
〈…私と一緒になった龍が、ね…〉
〈……この機会だ少しでいいから話せ。秘密ばかりでは分からん。〉
〈……かつて。雌の龍と雄の龍がいた。その龍達は共に愛し合い、永い時を共に過ごした。…しかし。終焉の炎包みしとき、その龍達は引き裂かれ、雌の龍は雄の龍を探し彷徨っているという。〉
…なんだろう。ズキリと、胸の奥が痛くなった気がした。
〈…この雌の龍が、私と一緒になった龍なんだと思う。ミラルーツって名乗ってたけど、多分…違うんだろうなって。〉
〈…そうか。ミドリはどうする?〉
〈ラーマさんと共に。…シータさんとの約束ですから。〉
〈……そなた、あの時言った“約束”とはもしやシータとの…?〉
その言葉にミドリさんが頷いた。
〈…さて、これで終わりか。…しかし、マスター達の移動手段は…〉
〈あたしが何とかするわ。…英霊本来の力で以てちゃんと送り届けるわよ。〉
ありすさんの言葉にギルが頷いた。
〈決まりだな。…さて、あとは……〉
ギルが少し悩んでから顔を上げた。
〈……そうだ、皆に伝えるべきだな。…皆、アルジュナに注意せよ。〉
アルジュナさん?
〈先程、リューネより文が届いていた。内容は───“破壊神の手毅による破壊痕跡あり、アルカトラズ島にて救援求む”。何故アルカトラズにいるかは知らんが、何かあったのであろうよ。〉
その言葉に、少し不安げな表情になったのが数名。
〈以上だ!これら全ての成否がこの戦争の、この人理の命運を分けると思え!!〉
その言葉に私達は強く頷いた。
クラスやっと決まりました……
弓「そら、モカを淹れたぞ。」
ん、ありがと……遅くなるのどうにかしなきゃね…
イ・プルーリバス・ウナム修正後に召喚するサーヴァントは?
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槍兵、魔術師、剣士
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剣士、剣士、魔術師
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魔術師、槍兵、槍兵