狩人達と魔術師達の運命、それからあらゆる奇跡の出会い   作:Luly

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まぁ、タイトル通りかと。

裁「…眠い」

寝なさいな


第264話 姫少女の奪還、赫耀の復活

アルカトラズ島───

 

「ここだね。…なんであいつらが」

 

「そういえばミラはワイバーンを嫌っていたな。」

 

「まぁ…なんか嫌だし。」

 

私達の下を飛んでいる大量のワイバーンを見てため息をつく。

 

「すまぬな、余のために…」

 

「…ラーマさんのせいじゃないでしょ。それから、少し奥まったところに古龍の反応が3()()。流石に見過ごせないからね。シータさんの救出は3人に任せる。」

 

「承った。」

 

「……じゃあ、行こっか。」

 

そう言って私達の乗る龍に立つ。

 

「───アルハ、合図が出るまでここで待機!」

 

「ギャァァァン!」

 

「合図出したらエスカトンジャッジメントお願い!行くよ、英雄王、ラーマさん、ミドリさん!」

 

そう告げてからアルハ───アルバトリオンの背から飛び降りる。準備しておいた魔法───全属性砲門展開を起動する。

 

一斉掃射開始!!

「“王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)”!悉く失せよ、雑竜共───!!!」

「穿ち貫け!“鎧貫く投槍(シューラヴァタ)”!」

 

私からは様々な属性の弾幕が、英雄王からは様々な武具…それも全て竜殺し系が、ラーマさんからは細身の槍が放たれる。ミドリさんは───

 

「喪符“ハートレスドロップ”!」

 

スペルカード。青色のハート型弾幕が2つに裂け、その弾幕が青色のハート型弾幕を放ち、2つに裂けて青色のハート型弾幕を放つ…を繰り返す。ハートレス…っていうことは失恋系かな?

 

「反転“タイプリバース”!!」

 

続けた宣言が効いたのか、弾幕の色がピンク色に変わり、弾幕の動きも反転した。

 

『ごめんなさい、失恋系のスペルで…恋符“ティアハートドロップ”はちょうど切らしてて…』

 

あぁ…なるほど。…ん、頃合いかな?

 

信号砲門、撃て!

 

属性砲門の中に紛れ込ませていた信号砲門で信号弾を放つ。それと同時に強い属性エネルギーが私達の前に降りてくる───アルハだ。既にエスカトンジャッジメントの体勢に入ってる。

 

「全員アルハに掴まって!」

 

「承った!」

 

英雄王が鎖でラーマさんを縛り、アルハに近づく。ミドリさんは恐る恐るといった風にしがみつく。

 

「ミ、ミラさん!これ、大丈夫なんですよね!?」

 

「大丈夫、私が保証する!」

 

「信じますよ…!」

 

ありがたい。そして、アルハの属性エネルギーが臨界まで達して───

 

「───ギィィィィィン!!」

 

氷属性解放───探知可能な場所にいるワイバーンは全て殲滅され、アルハは龍活性状態から氷活性状態になった。

 

「…ふぅ。アルハ、みんなを地面に降ろして。」

 

結構な高所から飛び降りて少し落下速度遅くしていたとはいえ、地上に着かないとは思わなかった。そして、静かに着地してくれる。私はアルハから降りてアルハと向き合う。

 

『ありがと、アルハ。どうする?少し帰って休む?』

 

『いえ、問題ありませんわお嬢様。あなたの指示に従います。』

 

…なんでか知らないけどアルハは私のこと“お嬢様”って呼ぶんだよね。聞いてみても答えてくれないし…

 

『ん~…じゃあ、しばらくついてきてくれる?古龍の反応があるところ見に行くから。』

 

『承知いたしました。』

 

念話を切って英雄王達の方を向く。

 

「じゃあ、またあとで。終わったら念話入れてくれる?」

 

「承知した。…気を付けていくのだぞ、ミラ。」

 

「そっちこそ。」

 

そう言って私達は別れ、私は森の奥を、英雄王達は監獄を目指して進む。

 

……アルハ、気づいてる?

 

『…水気が多いですわ、お嬢様。』

 

アルハの言葉に頷く。…水気が多い。なんというか…この辺りだけ雨が降ったかのように感じる。だけど、木々は一部を除いて倒れてないし濡れてるのも主に地面。この濡れ方は…まるで、“突然水が発生した”、かのような。そしてこんなことができる古龍種といえば───

 

…ネロミェールくらいかな

 

溟龍“ネロミェール”。雨を介さずに水を操るとしたらネロミェールくらいしかいなかったと思う。

 

『……お嬢様』

 

うん?

 

『あれは…』

 

アルハが指し示した先に───ふわふわ浮かぶその緑色の存在。

 

……何やってんの“ヤマツカミ”

 

浮岳龍“ヤマツカミ”───あまり現れない古龍なんだけど。なんでこんなところにいるんだろ。

 

「……」

 

ヤマツカミが森の一方向を指し示した。…なんだろう。お前の求めているものはあっちだ、って言ってるような。そんな気がする。ヤマツカミはなんというか…基本的に意志が弱いっていうか、ふわふわしてるっていうか…うん。なんかわかりにくいんだよね。

 

…行こう、アルハ。

 

『承知いたしました。』

 

その方向へと向かうと、大きめの穴があった。…これ、かなり大きい…

 

『…お嬢様。これは…龍気、でしょうか。』

 

…ほんとだ。龍気…それも赫耀の…

 

アルハが見つけた痕跡からして恐らくここには“奇しき赫耀のバルファルク”がいるんだろうけど…

 

…なんだろうね、違和感がある。

 

『というと?』

 

…見つけないと分からない…ただ

 

さっきから、気になってたもの。

 

…この2種類の足跡って…

 

『人間のものですね。…どこかで、見覚えのあるような』

 

…行ってみよう

 

『承りました。』

 

そうしてしばらく足跡をたどると───

 

…む。来たようだ、ルーパス。

 

ほんと?誰が来たか分かる?

 

ミラ殿だな。この距離なら間違えようがない。

 

そっか。

 

その言葉にため息をついて姿を見せる。

 

こんにちは。…ここで一体?

 

龍気を追ってここまで来たの。…ねぇ、ミラ。

 

うん?

 

…この子の事、治してくれる?私達じゃ、応急処置だけしかできなくて。

 

…ちょっと診せて。

 

私がそう言うとルーパスさんはその場所を退く。…そこにいたのは、奇しき赫耀のバルファルク。…瀕死。

 

…どうしてこんなことになってるの?

 

恐らくは“破壊神の手毅(パーシュパタ)”だと思われる。僕らは一切この子に危害を加えていないよ。

 

破壊神の手毅(パーシュパタ)”…なるほど、朝のリューネさんの連絡はそれのことか…

 

アルハ。

 

『嘘はついておりませんよ。』

 

了解。…大丈夫、ちゃんと治るからね…

 

そう呟いてから治癒術式を起動する。

 

「ヒュルォォォ…」

 

…ネロミェールもいたのか。…まぁ、いいけど。…これで、3体。

 

───完了した。動いてみて、バルファルク。

 

私がそう言うとバルファルクが動き始める。

 

「───フィィィィ…」

 

…どう?

 

奇しき赫耀のバルファルクは身体を動かし、状態を確かめる。…そして、ひとしきり確かめた後私の方を向いて頷いた。

 

『英雄王に伝達。ルーパスさんとリューネさんの救援成功。』

 

『承知した。…すまぬ、こちらはもう少しかかりそうだ。』

 

『…分かった、行けるようなら行く』

 

…さてと、二人に説明して行かないとね。

 

 

 

side ミドリ

 

 

 

「なんか数多いですね…!」

 

「同感だ!」

 

「だが───この程度、容易いものよ!」

 

ラーマさんの言葉には全面的に賛成…なんだけど。これは流石に多すぎじゃないかな!?

 

『仕方ない───闇!』

 

『えぇ、任せなさい!』

 

私の内にいるもう一つの人格と肉体の挙動を交代する。記憶が確かなら彼女の方が動きは早いと思ったから。

 

「神華“巫剣桜川流(みつるぎさくらかわながれ)”」

 

そう言葉を発したかと思うと、周囲の敵すべてに対して切断性を持った桜の花びらが放たれる。魔力があってこそできる芸当ではあるけれど───

 

「───周辺の一掃完了!」

 

「よし、進むか!」

 

「その前に───ラーマさん!」

 

「な、なんだ!」

 

ラーマさんの口元に手を当て、言葉(詠唱)を紡ぐ。

 

「───これでよし。声を使っていいのなら、大声で叫んでください!」

 

「───は?」

 

「それを攻撃に変換します!」

 

「う、うむ!では行くぞ!」

 

音利用術式管制、物質非破壊設定、敵味方判別───

 

 

「───シータァァァァァァ!!!」

 

 

その声は、敵と判別できたものを問答無用で叩き潰していった。

 

「わぁ…凄いね、これ」

 

そんな声と共にミラさんと…別の人達が赤い光を放つ存在に乗って戻ってきた。…あれって確か…バルファルク、だっけ?私、モンスターハンターシリーズよく知らないけど。

 

「英雄王、あっちの方にサーヴァントが2騎だ。1騎は地下、1騎は地上。地下の方が話に聞いたシータ殿だろう。…さて、地上の方はどうする?」

 

「ふむ…そうだな。リューネ、少し降りてこい。」

 

ギルガメッシュさんはリューネと呼んだ男装の女性に降りてくるように指示した後、その女性に耳打ちした。

 

「…了解した。奇しき赫耀のバルファルク、あそこの監獄に向けて“彗星”を頼めるかい?」

 

彗星…?でも、そのバルファルクは頷いた。

 

「ラーマ殿。バルファルクの背に乗ってくれ。…あぁ、僕にしっかり掴まっておいてくれよ?」

 

「う、うむ…」

 

恐る恐るバルファルクの背に乗るラーマさん。

 

「何をするんですか?」

 

「む?…いや何。人の恋路を邪魔する奴は、赤い彗星にぶつかって死んじまえ、とな。」

 

「……うわぁ。」

 

ミラさんが顔を引きつらせて言った後、バルファルクは飛び立った。

 

…結果は想像にお任せします




あ~う~…今回はこれで限界です…

弓「乙」

…ギル、たまに暴走しかけてない?

弓「さてな。」

イ・プルーリバス・ウナム修正後に召喚するサーヴァントは?

  • 槍兵、魔術師、剣士
  • 剣士、剣士、魔術師
  • 魔術師、槍兵、槍兵
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